やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

通級の先生との最後の懇談

2018年03月25日 | 日記(息子・小6)

20日に、小学校の通級の先生との懇談がありました。

 

息子は、16日にすでに小学校を卒業していますが、

「中学の先生方に引継ぎを行うときに、何か話しておくべきことがあれば教えてください。」

と、聞かれました。

 

「卒業式の1週間ぐらい前から〇〇の不安が強くなってしまい、12日は3時間目から登校することになってしまいました。

中学校のサッカー部でやっていけるか、今から不安で落ち着かなくなっているようです。

5年生の時にFC(サッカークラブ)に入ってうまくいかず、うつ状態のようになったときのことがフラッシュバックしてしまったのかもしれません。

泣き出したり、不安がってしがみついてきたり、サッカースクールでも『サッカーに向いてないかもしれない』『早くスクールが終わってほしい』と、集中できなかったみたいです。

今、こういう状態であることをお伝えいただけたらと思います。」

 

先日、中学校の通級の先生とお話する機会をいただいて、サポートブックをお渡しし、こういうサポートをしていただければというお願いはしてきました。

息子が不安の強い子であることは伝えましたが、そのときは息子の調子も良かったし、「学校へ通う中でしんどいことがあるかもしれない」というぐらいに私自身も思っていました。

 

卒業式前にこんな風に調子が悪くなるなんて・・・。

 

でも、卒業式前に調子が悪くなったからこそ、中学校の先生に「こういうことがある」と伝えてもらうことが出来ました。

息子は、調子が悪くてやっとのことで学校へ行ったときでも、担任の先生に学校での様子を聞くと、

「問題なく過ごしていました。」

「楽しそうにしていましたよ。」

という返事が返ってきていました。

 

学校では気を張って過ごしていて、その分、家での不調が大きくなるのかもしれません。

先生が気付くぐらいにまでなると、息子の不調はとんでもなく大きくなっているということです。

あらかじめ、「こういうことがある」とお伝えすることは、中学の先生方が注意深く見守ってくださるきっかけになるかもしれません。

 

それから、もう一つ聞かれたのは、

「クラス分けのときに、どうしても離してほしい子はいますか?」

と、いうことでした。

 

「私から見て一緒にいるのがしんどそうに思えても、〇〇は、『一緒に話していて楽しい』と言ったりもするので、一概には言えません。

その子らと遊んで帰ってきた後は明らかに調子が悪くなって、寝込んだりすることもあるのですが、そういう付き合いも大人になるためには必要なのかな、と、思っています。」

 

「もちろん、そうだと思います。

では、こちらからは要求しませんね。」

 

「はい。誰が一緒のクラスになっても、『縁』だと思っています。」

 

通級の先生とは、1時間ぐらい色々なお話をすることが出来ました。

その中で、先生はこうおっしゃってくださいました。

 

「お母さんも、成長されましたね。

1年生の時に、通級教室でその席に座って、〇〇君からずっと目を離さず見守っていたお母さんのことを思い出します。

あの頃は、〇〇君は何も喋れず、お母さんの顔ばかり見ていましたね。」

 

「お母さんなら、だいじょうぶです。

中学校でも大変なことはあるかもしれませんが、何でも先生方に相談しながら乗り越えていってください。

特性のある子は、私の息子もそうですが、いくつになっても大変なことが多いです。

息子はとっくに成人しましたが、未だに心配は尽きませんし、それが親の務めだとも思っています。

お互いに頑張りましょう!」

 

「お母さんなら、だいじょうぶです。」

先生の一言に、なんだか本当にやっていけそうな気がしてきて、勇気をもらいました。

 

6年もの間、息子や私に寄り添い続けてくださった先生に感謝の思いでいっぱいです。

お会いするのは、これで最後になるかもしれません。

最後に私の思いを綴った手紙をお渡しして、先生とお別れしました。 

 


卒業式

2018年03月16日 | 日記(息子・小6)

いよいよ卒業の日がやってきました。

 

この1週間、息子は不安が強く、落ち着かない日々を過ごしていました。

それでも、授業を休んだのは月曜日だけで、火、水、木と始業時間までに登校することが出来ました。

そして今日、いつもの通り玄関でハイタッチし、不安な時のハグをぎゅっとしてから、

「行ってらっしゃい!」

学校へと送り出すその瞬間でした。

 

息子がぼそっと、

「ありがとう。」

と。。。

 

小学校へと送り出す最後の日に、息子からの一言。

玄関のドアが閉まるや否や、私は号泣です。

急いで卒業式に行く支度をしなければならないのに、涙が止まりません。

泣いて、泣いて、泣いて、受付の時間ぎりぎりに学校へと向かいました。

 

昨日までの春の陽気が嘘のような土砂降りの雨、そして、寒の戻り・・・。

傘を差し、学校へ向かう途中もうるうると涙が溢れてくる私は、この大雨のお陰で誰にも不審に思われずにすみました。

 

卒業式が始まる前に15分程、息子達が1年生のときからの行事の写真が映像で流されました。

そんなのを見せられたら、もう涙が止まらなくなるじゃないですか!

一つ一つの行事に、心配して、悩んで、乗り越えて・・・。

その繰り返しの中で、息子はここまで大きく成長しました。

 

よく頑張った!!

 

学校に通うことがしんどい時もあったけれど、息子が温かく育まれてきたこの6年間、先生方や友達に感謝せずにはいられません。

6年生の全ての行事には、100人の児童全員が参加。

その中の一人として、息子の姿もたくさん映されていました。

 

卒業証書授与や校長先生、来賓の方々のあいさつの後、「よろこびの言葉」というプログラムがあり、卒業生と在校生代表の5年生とで音楽劇さながらの言葉と歌の掛け合いが35分にわたって繰り広げられました。

旅立ちの歌、それを見送る歌、想い出の歌、誓いの歌、そして校歌。

それは、小学校最高学年の誇りと責任の継承の儀式のようでもありました。

 

卒業式と最後の学級活動が終わると、大雨のため、校門までの花道の代わりに階段から体育館までの廊下に花道を作り、卒業生を送り出しました。

その後、体育館で、色紙で作られた大きな桜の木をバックに、友達や先生と並んだ息子の写真を撮りました。

 

そこかしこに笑顔が溢れています。

「中学校でもよろしくね~!」

たくさんのママさん達とも言葉を交わし、小学校を後にしました。

 


頑張れ!

2018年03月13日 | 日記(息子・小6)

ようやく風邪が治ってきました。

咳は治まったものの、腹痛、頭痛に、体のだるさと相変わらず体のどこかに不調が続きますが、そんなことも言ってられません。

 

先週、息子が下校途中に友達とトラブルがあり、その翌日にはそのことで学校で話し合いがありました。

先週のうちに解決して、お互いに謝り、仲直りも出来たのですが、昨日、息子は通常通りに登校することが出来ませんでした。

 

これまで何度も繰り返してきた朝の状景ですが、

「落ち着かへん。」

と、学校へ行く準備はすでに出来ているのに、気持ちがざわざわして、息子は登校することが出来ないのです。

息子の気持ちが落ち着くのを待って、3時間目にやっと学校へと送って行きました。

 

私が咳が激しくなって声も出せなくなってしまったために、通級の先生との最後の懇談が延期になったままです。

3日後には卒業式なのでこのまま中止になってしまうかもしれません。

そう思って、通級の先生と担任の先生宛に手紙を書いています。

 

先生方が息子を温かく見守りご指導してくださったお陰で、不安の強い息子でしたが学校へと通い続け、無事卒業し、自信を持って中学校に進むことができます。

本当にありがとうございました。

そんな感謝のお手紙で、懇談のときか卒業式の日にお渡ししようと思っていました。

 

それなのに、卒業間際にまさかまさか・・・。

 

頑張れ、〇〇!

これまで何度も不安に打ち勝ってきたよね。

笑顔で、胸を張って、卒業しよう!

 


初めての散髪屋

2018年02月21日 | 日記(息子・小6)

先日、息子が初めて散髪屋に行きました。

しかも、なんと一人で

 

息子は、今までずっと私が通っている美容室で散髪してもらっていました。

小さい頃は、じっとしていられない、怖がる、髪や首筋を触られるのが嫌、などなど本当に大変で、私が抱っこしたり、ビデオを見せたり、ご褒美作戦など、あれやこれやと試みながら散髪してもらっていました。

 

3年生ぐらいで落ち着いて散髪してもらえるようになったのですが、私も息子も他の所で散髪してもらうのが不安で、そのまま美容室に通わせ続けていました。

 

ところが、この日曜日、いつもの美容室の予約がいっぱいで2時以降しか予約が取れない状態なのに、息子は、

「10時!」

と、時間にこだわり、譲りません。

先週も時間にこだわり延期にした上、来週はサッカーを観に行く予定で、息子は一日に2つ予定を入れることは出来ません。

前もって予約が出来ればいいのですが、その日の調子で散髪をキャンセルするときもあって難しいところがあります。

 

ぐたぐた言う息子に、

「そんなに10時にこだわるんやったら、そこの散髪屋に行ってき~!

予約ちゃうから、空いてたらすぐしてくれるわ!!」

と、半分怒り任せに言うと、

「分かった! 行ってくる!!」

って、言うじゃありませんか!

 

「ほんまにだいじょうぶ~?

自分でどれぐらい切ってもらうか言うんやで。

ママ、付いて行けへんからな~!

それに、頭洗ったり、顔剃ったりするもするんやで~。」

 

今度は脅しにかかるも、反抗期に入った息子は、

「行ける! 一人で行ってくる!!」

と。

 

そうなると、心配で心配で仕方がない私は、

「座ったまま、鏡の下がぱかっと開いて、頭を前に下げて髪を洗ってもらうからな。」

とか、散髪屋で考えられるシーンをあれこれレクチャー。

「あんまり人待ってたり、嫌やったら帰っておいでや~。」

と言って、送り出しました。

 

目的の散髪屋はすぐ近くなので、30分と経たないうちに息子は帰ってきました。

すっきりと、男前になって!

 

「自分で、『前髪もうちょっと切って』って、言ったで~。」

「『中学生? 高校生?』って聞かれて、『小学生』って言ったらびっくりしてたわ。

『もうすぐ卒業』って、言った。」

「ポイントカードももらったで!」

一言一言が、「どうだ」と言わんばかりです。

 

でも、本当にすごいよ~。

美容室でも洗髪してもらったことがなかったのに、しっかり洗ってもらったそうです。

うぶ毛も生まれて初めて剃ってもらいました。

 

なんともあっけなくハードルを乗り越えた感じですが、いったいどれぐらいドキドキしながら過ごしたのでしょう。

傍に親がいない方が、子は育つのかもしれませんね。

 

洗髪、顔剃りこみこみで、1188円。

美容室カットの約半分のお値段です。


100人揃った音楽発表会

2018年02月10日 | 日記(息子・小6)

昨日は、息子達6年生の音楽発表会でした。

 

 

毎年この時期に、保護者の他、登下校の見守りをしてくださっている地域のボランティアの方々を招待して、6年生の音楽発表会と感謝の集いが行われることになっています。

 

インフルエンザが蔓延し、他の学年のクラスが次々と学級閉鎖に追い込まれる中で、6年生はなんとか持ちこたえました。

それでも、何人も欠席者が出て、息子も先週1週間は学校を休んでいました。

なので、今年に入って全員揃って練習が出来ることはほとんどなく、この日、久々に100人みんなが集まったのだそうです。

 

息子達6年生は、3クラスでちょうど100人ということもあり、「100人が演じる」「「100人で行く」など、組体操や修学旅行などのキャッチフレーズにも使われ、「誰が一人かけても100人にはならない」「100人一人一人が大切な存在だ」ということ常々聞かされ、子ども達も意識していたようです。

 

音楽発表会の演目は、

1、学年全員で歌う「野に咲く花のように」

2、学年全員でのリコーダー合奏「ひまわりの約束」

3、1組の合奏「OLA!!」

4、2組の合奏「前前前世」

5、3組の合奏「キセキ」

6、学年全員での合唱「手のひらをかざして」

 

あっという間の40分間。

一生懸命練習してきたことが伝わる子ども達の合唱や合奏に感動するのはもちろんのこと、奇跡のように100人が揃って奏でるハーモニーに胸が熱くなり、その中の一人である息子の成長を誇らしく思いました。

 

この日の発表会のために、子ども達は手作りの招待状を作ります。

息子はインフルエンザで学校を休んでいたため、授業中に招待状を作ることが出来ませんでした。

今週、登校するようになってから、休み時間に少しずつ作ってくれたようです。

前日、やっと完成したのに持って帰ってくるのを忘れてしまい、泣いて悔しがって、学校まで取りに行ってくれました。

 

 

 

本当にありがとう。

6年生みんなの思いがたくさん詰まった音楽発表会でした。


無事、学校へ

2018年02月05日 | 日記(息子・小6)

インフルエンザにかかってしまい、先週1週間学校を休むことになってしまった息子でしたが、今日から学校に登校しました。

 

インフルエンザにかかると、学校へ行く前にお医者さんに「いつからいつまで休養をしたので、感染の心配はありません」という旨の意見書を書いてもらわなければなりません。

金曜日にそれを書いてもらったのですが、それから息子の気持ちが落ち着かなくなってしまいました。

 

それまでは、熱があろうとなかろうと家で休養しないといけないどで、のんびりまったり過ごしていたわけですが、病気が治ると学校に行かなければなりません。

インフルエンザ中は私にハグして病気をうつしてはいけないという気持ちもあって、ずっと我慢していた反動もあるのでしょう、

「落ち着けへん・・・。」

と、何度も何度もハグをしにきました。

学校へ行くのが嫌だというわけではないのですが、とにかく何だか分からないけど不安になってしまうのだそうです。

 

そういう状態だったので今朝も心配していたのですが、息子の出席停止期間中に学校からのプリントを持って来てくれた近所の同級生が体調を崩してしまい、欠席届を先生に渡してほしいと頼まれました。

久しぶりの学校に不安はあるものの、大切な役目を引き受けたこともあって、息子は無事に学校へと向かいました。

 

卒業式まで、あと1ヶ月と10日。

一日一日を大切に過ごしてほしいです。


3学期

2018年01月09日 | 日記(息子・小6)

3学期が始まりました。

一昨日から急激にハグの回数が増えたり、夜眠れなかったりと、息子の不安が大きくなってるなぁと心配していましたが、今日3学期の初日は無事に登校することが出来ました。

 

学期の始まりから1週間は集団登校なので、まずはこの1週間を乗り切りたいです。

 

この3学期は、卒業式まであっという間に過ぎてしまいそうですね。

私も、明日から読み聞かせボランティアの打ち合わせがあったり、新1年生の物品購買のお手伝いなどの予定が入ってきて忙しくなりそうです。

 

ほんの些細なことで調子を崩してしまいがちな息子。

けれど、それに負けないで挑戦を続ける息子。

3学期はどんな日々を過ごすことになるのでしょう。

 

うまくいく日もいかない日もあるだろうけど、今自分が出来ることを誠実に行っていくことが大切だと思っています。

 

それは、息子との生活の中でより強く感じるようになったことです。

「出来て当然」や「当たり前」のことなど何一つなく、色んな人がいて、色んな事情があり、色んなことが起こるのです。

うまくいかないことを必要以上に悔しがったり嘆いたりする代わりに、自分に出来ることを考えよう。

それが、未来を拓いていくことになるんだと、少しずつ確認しているような毎日です。

 

もう2ヶ月程すると、息子は小学校を卒業します。

笑顔で、希望を胸にその日を迎えることを願っています。

 


大人になっていくって・・・

2017年12月28日 | 日記(息子・小6)

年末は、慌しく日々が過ぎていきます。

これまで冬休みの始まりを飾る一大イベントだったはずのクリスマスが、サンタさんが来なくなって、一気に色あせてしまいました。

 

毎年、12月に入るとすぐにクリスマスツリーを飾り、大きな靴下をぶらさげてサンタさんが来るのを心待ちにしていた息子でしたが、昨年は欲しいものが見つからず、後日、サンタさんに代わって親からプレゼントをもらうようになりました。

 

「一度親からプレゼントをもらうと、サンタさんはもう来なくなって、〇〇が大人になるまでは、ママやお父ちゃんがサンタさんの代わりをするからね。」

というような説明をしたからでしょうか、今年、

「クリスマスツリー、出そうよ。」

と、言っても、

「え~、面倒くさい!」

ですって!!

 

昨年まではこんな感じ

 

クリスマスツリーも出さず、

「クリスマスプレゼントに欲しいものは?」

と、聞いても特になし。

 

ただ、

「もしも願いが叶うんやったら、天皇杯決勝戦を観に行きたい!」

と。

 

今年のセレッソ大阪は天皇杯を勝ち進み、元旦に埼玉スタジアムで行われる決勝戦を横浜Fマリノスと戦うのですが、それは予算的にも叶えてあげられません。

 

息子は生クリームが苦手なのでクリスマスケーキは買わず、チョコのショートケーキを買いました。

普段の夕食にチキンをプラスしただけのクリスマスイブです。

まぁ、うちは元々クリスチャンではありませんし・・・。

ちょっと寂しいけど、子どもが大人になっていくって、こういうことなのですね。

 

プレゼントが何にもなしというのは味気なかったので、少し遅れてサッカーボールをプレゼントしました。

小学生の間は4号球を使っていますが、中学生からは5号球になります。

一足先に5号球を手に入れ、息子はとても喜んでくれました。

 

息子の笑顔・・・

何より嬉しいプレゼントが欲しくて、クリスマスがくるたび頭を悩ませるのかもしれません。


不安は友達との関わり

2017年12月20日 | 日記(息子・小6)

今朝、息子は不安で落ち着かない様子で、少し遅れて2時間目に学校へと送って行きました。

 

息子が落ち着かなくなるのも、学校に遅れて行くのも、もうなんだか日常の一コマになっていて、そんなに心配することもなくなりました。

遅れても、落ち着いたら学校に行く。

不安に打ち勝って、登校する。

それでOKです。

 

その不安の原因とは、今日学校から帰って来てから「お笑い係」の打ち合わせをすることになっていて、そのことが息子を落ち着かなくさせてしまうようです。

 

これまで、何度か「打ち合わせ」と称して数人の友達が家に集まっているのですが、なかなか練習にはならずに遊んでばかりいて、息子にすると、それがもどかしくて仕方がありません。

友達が帰った後でいつも調子を崩してしまうし、さらに問題なのは、打ち合わせをすると決まってから、不安で落ち着かなくなってしまい、日常生活がしんどくなってしまうことです。

 

学校の中で打ち合わせが出来ないかと担任の先生にお願いしたこともあるのですが、2学期は学校行事で忙しかったり、息子自身が休み時間に休憩することが必要だったりで、なかなか学校での打ち合わせが出来ずに今日まで来てしまいました。

 

「お笑い係」は、自分達でコントの内容を決めて、発表する日時も先生と交渉するらしいのですが、2学期はまだ1回も発表出来ずに、明日、21日に発表をすることになっています。

息子はすでに自分のパートをマスターしているようですが、「最終打ち合わせ」としてもう一度集まることになったみたいです。

 

「そんなに嫌なら何で約束するの?」

と、聞くと、

「『調子が悪いから、無理』って言っても、許してくれへんねん。」

と。

 

「調子が悪かったら、何て言われても、打ち合わせ出来へんやん。

『〇〇が無理って言っても、きつく言えばだいじょうぶになる』って、思われてるんと違う?」

 

そもそも、家に集まっても遊んでばかりで打ち合わせにならないのです。

 

「多分、みんなは、〇〇の調子が悪いことが分かってないねん。

風邪ひいて体調悪い時は、『ゆっくり休み』って言うやろ。

休まんと無理したら、どんどん悪くなってしまう。

心の調子が悪い時も同じで、しんどいなと思ったら休むことが大切。

〇〇は他の子よりも調子が悪くなりやすいから、病院に通ったり薬飲んだりしてんねん。

ほんまに調子が悪いことを伝えたら、『それでも無理してやれ!』とは、誰も言わへんはずやで。」

 

そうは言いましたが、〇〇のしんどさをなかなか分かってもらえないことは事実です。

学校で「普通」に過ごしているのに、どうして家に帰ってから遊べないのか?

子ども達には不思議でしょう。

逆に、私にすれば、学校で問題なく普通にしていることが不思議だったりしますが。。。

 

とりあえず、担任の先生に遅れて登校する旨を連絡をしたときに、息子が不安に思っていることを伝え、お笑い係の子ども達に、「〇〇の調子が良くないので、放課後に家で打ち合わせをするのは無理だから、学校で済ませてしまうように」ということを、それとなく伝えてくださるようお願いしました。

本当に調子が悪いと分かってもらえれば、息子の言葉に納得してくれると思うのです。

 

6年生になってからは、こうした友達とのやりとりのしんどさが増えました。

それは、息子が成長して、友達との関わりが出来るようになったからだと、担任の先生に言われました。

 

色々な人がいて、色々な考え方があり、そういうこともありなんだ、自分はこれでいいんだ、

・・・そう思えるようになれば、息子も楽になるのでしょう。

まだまだ時間が必要で、色んなことがありそうです。


未来を考える

2017年12月16日 | 日記(息子・小6)

先日、通級の先生との懇談がありました。

たっぷり1時間の時間をとってくださり、色々なお話を聞くことが出来ました。

 

最近の通級の時間は、勉強よりも中学やその先の未来のために色々なことを語り合う時間にしてくださっているようです。

直近では、「出来るようになったこと、なりたいこと」というテーマで、出来ないことが出来るようになること、それが成長だと話し合い、自分の成長したことを振り返ってみたそうです。

 

息子は自分が成長したことをたくさん発表し、なかでも一番に選んだのは、意外にも「作文を書けるようになった」ということでした。

 

遅れて学校に息子を送って行ったとき、息子が書いた「運動会」という作文を読ませていただきました。

文章は上手ではありませんが、とても素直に「頑張ってよかった」という思いがあふれていて、また周りの人を思いやる個所もあり、心があったかくなる作文でした。

担任の先生が、クラスで発表したり、息子をよく知っている先生方にも読んでもらったとおっしゃっていたので、きっとたくさんの方から褒めていただいたのでしょう。

 

一方、出来るようになりたいことは、「60~70分間サッカーで走り続ける体力をつけること」だったそうです。

 

その他、中学校での生活や勉強の仕方についてなどの話をしてくださったり、中学校で通級に入級するかについても息子の考えを聞いてくださったそうです。

 

「『しんどくなった時に通級でちょっと休んで、元気になったらまた教室に戻るときあるやん。

そんな風にちょっとほっと出来る場所があった方がいいんとちゃうかな~。』という話をしました。

そしたら、〇〇君、『お母さんに任す。』って言ってました。

『お母さんの意見も大事やけど、〇〇君のことやから〇〇君がしっかり考えて決めなあかんで。』

って、言ったんですけど・・・。」

 

「懇談の前に〇〇とゆっくりその話をしたのですが、先生のお話の通り何かの時にホッと出来る場所があった方がいいし、中学校でもし必要がなかったらいつでも通級を卒業出来るから、まずは登録しといた方が安心や、ということになりました。」

 

中学の通級の先生に、入学前に息子と顔合わせというか、息子が安心して学校に通えるよう前もってお話しをさせていただきたい旨をお伝えしていただくことになりました。

 

中学からは教科ごとに先生が代わるため、接する時間の短さから息子が担任の先生に心を許すまでには時間がかかり、困っていてもヘルプを出せないかもしれません。

息子を見てくれる先生が二人いることは心強いです。

 

また、中学生になる準備として、今からスケジュールの管理を練習することを勧められました

カレンダーやスケジュール帳に自分で予定を書き込むこと。

中学では毎日提出する宿題がないために、いつまでに何をしなければならないという意識付けや提出物の管理が出来ないと宿題を提出することも出来ないし、そうなると内申書が下がってしまい、受験で不利になるということでした。

 

特に息子は、サッカーのことを考えるとそれだけで頭がいっぱいになってしまい、他の事は考えられなくなってしまうので、スケジュールを書き込んで、やらなければならないことをしっかり目に見えるようにしなければなりません。

 

加えて、何のために勉強するかという意識付けも大事だと言われました。

 

一番分かりやすいのが、将来なりたい職業に就くために努力をするということですが、息子は、「サッカー選手になるのはさすがに無理だから、サッカーに関わる仕事に就きたい」と言っていました。

今はまだどういう職業があるのかさえ分かりませんが、ある程度の学力を付けておかないと、希望した職業には就けません。

それに、息子の夢である世界のサッカーをスタジアムで生観戦するとなると経済力も必要です。

そのためには、どういう仕事をするかということも大事になってきます。 

そういうことを息子の頭の片隅に入れてあげて、サッカーをしながらも勉強を疎かにしないように意識付けしてあげようということでした。

 

私が中学生になった頃は、実は何も考えていませんでしたけど・・・。

全くの世間知らずで、受験や就職のことなど何も分からず、大人になればやりたい仕事に就けるものだと思っていました。

 

息子は今から少しずつ準備をしていかなければ、3年生になって自分の学力に合わせて学校を選ぶだけでは、息子に合った進路を選ぶことは難しい。

息子に合った、息子の望む進路を選ぶことが出来るように、今から息子と一緒に未来のことを考え、高校のことを調べたりして、少しずつ準備していってほしい。

通級の先生の心からのアドバイスでした。

 

この子は普通に就職できるのかなとか、それよりまず、不登校にならずに中学校に通えるだろうかとか、クラブと両立できるだろうかとか、様々なことが不安で、その先の未来のことなんて私にはまだ考えられませんでした。

けれど、息子の未来も可能性もこの先どんどん広がっていくのです。

 

もし、息子に夢があって、それを叶える努力をするなら全力で応援したいと思っています。

まずは、息子がサッカー部を続けるためにも、中学生活を安心して送れるよう準備すること。

とりあえず、スケジュール帳を買ってきました。