やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

もうすぐ2023年!

2022年12月31日 | 日記

2022年が終わります。

 

今年は息子が通信制高校に転学したので、大阪市内の学校まで息子に同行するため、なんと外出することが多かったことか!

 

息子の不安が強いので、学校内の生徒サロンで待たせてもらっていたため、都会のど真ん中に出かけながら買い物をする余裕はありませんでしたが、息子の調子が悪くなったときに気持ちを落ち着かせるため、色んな喫茶店で休憩し、ついでに美味しいものをいただきました。

 

なんとか必要最低限の授業に出席し、残り10分の6は「NHK高校生講座」を観て書く視聴レポートで代替してもらうため、後期は19講座の視聴レポートを出すことになりました。

 

20分の番組をテレビやラジオで視聴し、内容を400字にまとめ、200字の感想を書くのですが、現状では、息子が内容をまとめることは難しく、私が前もってまとめたものを写して、感想は息子自身が書くようにしています。

 

先に視聴して400字(しかも、びっちり書かないと受け取ってもらえない)に内容をまとめ、それから息子と一緒に視聴するため、私は二度番組を視聴することになります。

 

この年になっての高校生ライフ・・・。

若返るといいなぁ~

 

ラジオ英語会話も、今でも続けています。

ラジオ体操はいつの間にかやらなくなってしまいましたが・・・。

 

また、今年も筋腫を小さくするために、6月から11月まで6回のリュープリンの注射を受けました。

筋腫は思ったほど小さくなりませんでしたが、いつかは閉経するでしょう。

 

息子は、サッカー部に入部しました。

 

月に2回ほどの部活動ですが、自分が一番下手だからと、サッカーを教えてほしいと、今月から体育の家庭教師に来てもらうことになりました。

 

発達障害コースで申し込みましたが、特に発達障害の勉強をされているとかではなく、大学のサークルでフットサルをしていたという大学院生が先生です。

 

サッカーを教えてもらうというより、お喋りしながら一緒にボールを蹴っている感じでしたが、息子は友達とこういうことがしたかったんだろうな~と、見ていて思いました。

 

主人は、体重90kgを維持し、高血圧は今も薬でコントロール中です。

残業が全くないので、体力的にも余裕でワールドカップのために早起きし、大いに楽しんでいました。

 

下の弟は調子を崩すことも多いけれど、「就労継続支援B型事業所」に週4で通えるようになりました。

たくさんの本を読み、自分でも文章を書いているようです。

 

上の弟は血糖値が873mg/dlまで上がり(基準値は70~110ぐらい)、脱水症状と意識障害を起こして救急車で運ばれ、しばらく入院しました。

退院後に、とあるローカル番組の取材を受け、弟の洋食屋のオムライスがテレビで紹介されました。

体調に気を付けながら、好きな仕事を続けています。

 

義母は、今年は入院することもなく、通院の間隔も1ヶ月から1ヶ月半に延びました。

 

やっぱり健康が第一ですね~!

 

2023年の目標は、

心も体も大事にして、気負わず、やれることをやっていこう!

 

この一年、拙いブログをご覧くださり、息子を、私達家族を応援してくださったみな様、本当にありがとうございました。

 

2023年は、世界中が明るく穏やかな一年となりますように!


リスパダール内服液を処方してもらう

2022年12月19日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

17日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

息子のみのカウンセリング1時間の後、診察に呼ばれたときはちょうど息子がトイレに行っていたので、私だけ先に診察室に入りました。

 

「調子はどうでしょうか?」

 

「悪いです。

四六時中、『だいじょうぶかな? だいじょうぶかな?』と、言っていて、不安が強いです。

電車に乗るのも怖くて、『誰か何か言ってくるかもしれへん。』『威圧されたらどうしよう。』と言ってます。

私が一緒に学校へ行くと不安はましなようですが、それでも、学校へ着いたときはぐったりしていて、1時間授業を受けるのもしんどい感じです。

昨日、一週間ぶりに学校へ行ったのですが、レポートを提出したときに、『改行が多いから受け付けられない。』と、受け付けてもらえなかったんです。

字数を稼ぐために改行を多用してはならないって決まりはあるんですが、そんな意図もなくて真面目に書いているのに、それであの子は切れてしまって、大声で叫んで学校を飛び出してしまいました。

『不真面目なレポートを出させない規則のために、真面目に必死で取り組んだレポートを突き返すのはおかしいんじゃないですか?』と、私は抗議して受け取ってもらいましたが、〇〇にそういうことは出来ません。

以前も、学校にたどり着くだけで精一杯で授業を受けられなくて、学生割引証だけもらって帰ろうとしたら、『授業を受けないと割引証は出せません』と言われて、〇〇は大声で叫んで、備品を投げつけて、学校を飛び出してしまいました。」

 

「支援の無い学校なんですね。

もっと支援をお願いして、徹底してもらった方がいいと思いますよ。」

 

「何度も話し合ってお願いはしているんですけど、通信制で毎日行く学校じゃなくて、しかも〇〇は本当にたまにしか登校出来ていないので、一部の先生以外はこの子がそうだとはすぐには分からないみたいです。

でも、これだけトラブルが続くと、だんだん分かってくるとは思いますが・・・。」

 

そういう話をしていると、息子が診察室に入ってきました。

 

「調子はどうですか?」

と、先生に聞かれ、

「今の話に関係してることやけど、自分も歩み寄らんなあかんとは思ってます。

でも、そのときによって対応が違うのは腹が立つし、自分が何かやらかしてしまうんちゃうかって不安もあって、家から出たくない気持ちになります。」

というようなことを、息子は言っていました。

 

「『誰かを傷付けてしまうかもしれへん。』っていうのは、この頃よく言ってます。」

と、私が言うと、

強迫症でしょうね。

今飲んでるレクサプロやリスパダールは強迫性障害にも対応しているお薬なんですが・・・。」

 

「前回、リスパダールは幻聴や幻視を抑えるお薬って言ってましたよね。

『お前は何や?』とか『どうしようもないやつ!』みたいな声が聞こえるみたいなので、昔、飲んでいたチューブのリスパダール液を処方していただけないでしょうか?

ランドセンは飲まずに余っているのでいらないです。」

 

「分かりました。

一日一回飲めるようにお出ししておきますね。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、リスパダール内服液0.5mgを一日1つまで」を処方され、次の診察も5週間後となりました。

 

薬局でリスパダールはジェネリック薬のリスペリドンを出してもらっているので、内服液もリスペリドン内服液となりました。

 

 

以前飲んでいたものとは少し味が違うらしいです。

今回から、レクサプロも「エスシタロプラム」というジェネリック薬に変更することになりました。

レクサプロ錠1錠169.9円だったのが、ジェネリック薬に変更すると72.2円に薬価を抑えられるそうです。

 

 

 


作業療法士さんに相談する

2022年12月13日 | ソーシャルスキルトレーニングとその他支援

広報で市の障害福祉センターで作業療法士さんに相談出来ることを知り、応募してみました。

 

息子自身が体の動かし方を改善したいという思いがあったようで、私の提案に、

「行きたい!」

と、承諾してくれました。

 

たった30分という短い時間なので、息子の納得のいく話が聞けるだろうかと心配でしたが、

「作業療法士ってすごいな!」

と、相談の後、息子が言っていました。

 

作業療法士さんに息子が話をするのを聞いていると、息子の生き辛さが伝わってきました。

 

「こうやって、こうやるんやって動きを説明されても、どうやって動いたらいいか分からなくて、何でみんながそう聞いただけで出来るのか不思議やった。

周りに聞いても誰も言語化出来んくて、みんな感覚でやってる感じやった。」

 

「一つの動作が終わると、どっと疲れてしまって、みんなはすぐに次の動きが出来るけど、自分は出来ない。」

 

「上半身と下半身が連動してない感じで、うまく走れない。」

 

「サッカーが上手くなるには、どういうトレーニングをしたらいいですか?」

 

作業療法士さんに「まずは、動きを見せてね」と言われ、息子は、線の上を歩いたり、スキップしたり、後ろ向きに走ったりしていました。

 

息子は小学生の頃、スキップも後ろ向きに走ることも苦手だったので、

「出来てるやん!」

と、思わず私は言ってしまいました。

 

きっと、サッカーを続けてきたからだと思います。

鉄棒も、体操も、ボール運動も、恐らくスポーツ全般が苦手な息子が、リフティングなら何十回、何百回と続けることが出来るのです。

 

その後、椅子に座って、

「右目を指さして~。」

「あご。」

「左耳。」

などと、作業療法士さんの声かけに従って、顔のパーツを指さしていました。

 

それから、息子が目を瞑ったまま、作業療法士さんが息子の腕を動かして、ある状態で止め、一旦リセットしてから息子が自分で腕をその状態に持っていく、ということを繰り返していました。

 

その後、作業療法士さんは、こんな風に説明をしてくれました。

 

「脳と体の動きは連携しているものなのですが、それがちょっと時間がかかり、ちょっとだけずれている感じです。

中高生ぐらいになるとすっと出来る動きなのですが、お母さんも見ていて分かったと思いますが、迷いながら動いていて、ちょっとだけずれていました。

スキップとかバックステップも、僕とかスポーツをしていない人間から見ると『出来てるやん!』って思えるんですけど、サッカーをする上では違和感を感じるんだと思います。」

 

「それと、『利き手の優位性』というのがあって、一般的に指さすときは利き手を使うのですが、〇〇君は、右側を指すときは右手、左側を指すときは左手を使っていました。

利き手には利き手の役割があり、利き手じゃない手にはバランスをとるとか利き手の補佐をするという重要な役割があります。

左利きっていうのもあるのかもしれませんが、脳が利き手と利き手じゃない方の手を迷って、役割の指令がうまく出来ていないのかもしれません。」

 

「お家で出来るトレーニングとしては、まずこの動きをしようと決めたら、お手本となる動きをスマホで撮っておいて、その後、ちょっと他の動きをした後でもう一度その動きをして、スマホで撮影し、お手本どおり出来ているかチェックする。

動きが違っていたら微調整していく、ということを何度も繰り返していくと、脳と動作の連携がスムーズになっていくと思います。」

 

「それと、利き手を使う動きをしてください。」

 

「けん玉とかしたらいいですか?」

と、息子が聞くと、

「けん玉は中心に向かう動きなのでちょっと違うかな。

大きく動かす方がいいんです。

よく繰ったトランプを『7並べ』みたいに並べていくとか、『神経衰弱』でもいいです。

左手だけを使うように意識してやってみてください。」

 

「こうしたトレーニングによって、サッカーが上手くなるかどうかは保証できませんが、脳が疲れにくくなって、その分、スポーツに集中出来るようになると思います。」

 

短い時間でしたが、作業療法士さんが息子に寄り添って、とても分かりやすく教えてくださったので、応募して良かったと思いました。

 

家に帰ってからトランプを探しましたが、新幹線型(繰りにくい!)とか大型トランプ(場所とり過ぎ!)しかなくて、普通のトランプを購入しました。

 

トレーニング、頑張ってね!

 

 

 

 

 


17歳、おめでとう!

2022年12月07日 | 日記(息子・高校生)

息子は、今日17歳になりました。

 

ずっと前から息子に誕生日プレゼントは何がいいか聞いていたのですが、

「考えとくわ。」

と言ったまま、欲しいものが何も思いつかなかったようです。

 

12月7日は平日なので、日曜日にお祝いすることになり、もう一度息子に聞いたところ、

「ケーキ! まあるいケーキ!

誕生日おめでとうって書いてるの。」

と、答えました。

 

最近はずっとショートケーキでお祝いしていたので、久しぶりにアニバーサリーケーキを買って、HAPPY BIRATHDAYと書かれたチョコレートのプレートに「〇〇くん」と名前を入れてもらいました。

 

家族3人のささやかな誕生日のお祝い、

「お誕生日、おめでと~!!」

と、拍手の中、息子がろうそくを吹き消し、ケーキとお寿司を食べました。

 

いい笑顔を見せてくれていた息子でしたが、次の日からまた調子が悪くなってしまいました。

 

「こんな17歳がいていいの?」

「赤ちゃんに戻りたい!」

と、年を重ねることが怖いようです。

 

「赤ちゃんに戻らなくても、〇〇は〇〇のまま、ゆっくり大人になっていったらいいんやで。」

と、私は言いました。

 

「お誕生日おめでとう」と書かれたケーキを望んだ息子。

 

自分が生まれてきたことを喜んでほしいと願ったのでしょうか?

 

息子にとって不安だらけの一年を乗り越えて、今日の日を迎えられたことは、本当に「おめでとう!」だと思います。

 

息子には、〇〇が生まれてきてくれて、一緒に過ごす毎日をどれだけ大切に思っているか、伝え続けなければならないのかもしれません。

 

 


あるがままで愛されたい

2022年12月01日 | 日記(息子・高校生)

カタールワールドカップ、続々と決勝トーナメント進出国が決まっています。

 

日本は初戦でドイツに勝利しましたが、コスタリカには負け、いよいよスペインとの運命の一戦です!

明日は、親子3人、4時起きで応援します!!

 

ワールドカップは各国リーグ戦と違って、全く戦い方の違う国と国とのゲームが観られたりするので面白いです。

 

サッカーが大好きで、アベマでワールドカップの全試合が観れるとはいえ、今の息子は、息子の言葉で言うと頭の許容量いっぱい」らしくて、すぐに疲れてしまい、思うように試合を観ることが出来ません。

 

4年前のロシアワールドカップでは、唯一サッカーを観ることが楽しい時間だったようなのに・・・。

 

プレー以外に戦術とか対戦成績とか色々考えながら観るからなのでしょうか?

 

息子の許容量オーバーの原因の一つは、広汎性発達障害の特性なのか強迫性障害の気質なのか、私が気にも留めないようなことを「これでだいじょうぶか?」と、ぐるぐるぐるぐる考えてしまうせいかもしれません。

 

通信制高校のレポートを書いているときも、内容よりも字が歪んでないか?などと、何度も何度もチェックしています。

 

そして、不調の一番の原因だと思うのは、常に誰かに何かを言われるのではないかと息子が恐れていることです。

 

「何をやっても無駄。」

「お前みたいなやつが電車に乗るな。」

「何も出来ひん奴。」

 

電車の中はもちろん、家の中でもそんなことがあるはずないのに、息子には実際に聞こえたり、そういう人が見えたりするのだそうです。

 

「それは、〇〇が思っていることが別の人の言葉になって聞こえてくるんとちゃうの?」

と、息子に聞きましたが、息子は頭を抱えるだけでした。

 

ショックだったのは、息子が夜中に大声で叫んだとき、

「夢の中で、ママが『あんたみたいな大変な子、嫌い!』って、無表情で言うから、怖くて怖くて耐えられへんかった!」

と、言ったことでした。

 

「そんなこと、あるはずないやん!」

 

私は息子を抱きしめました。

 

「大変やと思ったことはあるよ。

でも、大変やから嫌いって思ったことはないし、これからも絶対にない!

〇〇は大事な大事な子やで。

ママの命より大事やと思ってるで。」

 

多分、私が疲れた顔をするだけで、この子は自分を責めるのでしょう。

 

私から離れるのも不安、私の表情も不安。

一緒にいる私も、本当に疲れます。

でも、それは「嫌い」になる理由にはならないのです。

 

不安の強い息子を、こんなに大切に思って、こんなに愛しているけど、まだまだ私はあるがままの息子を受けとめられていないのかもしれません。

 

なんとかしてあげたいって思う気持ちは、今の息子をダメだと否定していることになるのかな?

 

息子のよく言う「小さい子になりたい」「赤ちゃんに戻りたい」

 

何も出来なくても、お母さんから離れなくても、あるがままで愛されたい!

 

そういうことなのでしょうか?