息子の高校は、25日、水曜日から2学期が始まりました。
前日に、WISC-Ⅳの検査結果を高校に持って行き、担任と学年主任の先生とお話しする時間をいただきました。
先生方は検査結果を見ればどういう支援が必要かが分かるようですが、
言葉や視覚情報どちらも利用しながら、本人の理解度に合わせた個別のサポートが必要なことをお伝えしました。
それと、
本人が、「通えるものなら、この高校に通いたい。」と言っていること。
けれど、勉強したい、部活に見学に行ってみたい、そんな本人の意志とは裏腹に心や体が思うようにならず、夏休み中も調子が悪くて何も出来ない日が多かったこと。
「安心できる環境で、少しずつ自信を付けていくこと」が、息子の不安をなくす方法であると医師に言われたこと。
などを伝えました。
先生からは、あと何時間で年間授業数の3分の1の欠課になって単位を落とすことになるか、それぞれの科目の具体的な数字を教えていただきました。
科目によっては、あと5時間というシビアなものがありましたが、息子の体調を一番に考え、リハビリのつもりで1時間でも2時間でも学校へ通えることを目標にしていこうと、私自身は思っていることを伝えました。
「出来ることは精一杯頑張る子なので、逆にやらなければならないと頑張りすぎないよう、少しずつ出来ることを増やしていけるようにサポートしていただけるとありがたいです。
発達障害の特性や不登校による経験の無さもあって、この年頃の子が出来て当然、分かっていて当然のことがそうじゃないことがあります。
また、先生の指示を聞いて、今何をしなければならないのか、他の子が分かっているのに息子だけが分かっていないこともあります。
さり気なく声かけをして確認していただけたらありがたいです。」
「〇〇君にとって安心して学べる環境であるように、出来ることはさせていただきます。」
学年主任の先生は、そう言ってくださいました。
大阪府は、コロナ禍により緊急事態宣言が出されています。
息子の学校も通勤通学の密を避けるために、8月中は1時間目がカットされ、2時間目から4時間目までの短縮授業となるそうです。
息子は、25日、26日と、二日続けて登校しました。
カットされた1時間分は、「行く!」「休む!」「やっぱり行く!」と、葛藤し続けていましたが・・・。
今日は、力尽きて欠席です。
今日休んだ授業はカリキュラム一覧表に書き入れ、年間授業数の3分の1の欠課になるまであと何時間かが一目で分かるようにチェックしています。
3年間で11単位までは単位が取れなくても卒業出来るので、一番しんどい科目をあえて休んで休養に充てる方法もあることも伝えました。
その上で、
「登校するか休むか、保健室に行くか教室で授業を受けるか、全部〇〇が決めたらいい。
〇〇の決めたことを応援するよ。」
と、伝えました。
私には応援することしか出来ません。
精々いくつかの道を照らすぐらいです。
どんなにもどかしくても、息子の人生は、息子にしか歩めないのです。