やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

夏休みが始まる

2019年07月26日 | 日記(息子・中学生)

7月20日、夏休みが始まりました。

三者懇談は行うことが出来ないまま、19日に荷物や通知表を取りに行ったときに、私だけ担任の先生とお話をすることになりました。

 

家での息子の様子を聞かれ、

「体調が良くなることが一番で、まずは部活に参加出来るようになるといいですね。」

と、言われました。

夏休みの宿題をたくさん持ち帰ることになりましたが、本人が負担なく出来る分だけでいいということでした。

 

通知表は「評価なし」の無記入が多く、5月の終わりから6月の始めにかけて授業に出ることが出来た教科は「1」が付いていて、なぜか、技術家庭科に「2」が付いていました。

もしかすると、「飯盒炊爨」で買い物に行ったり料理を作ったりしたのも評価に入れてくれてくださっているのでしょうか?


息子は、夏休み前からクラブの前に不安になって行ったり行けなかったりという状態だったので、あまり休みに入ったという実感はありません。

クラブの時間が午前中が多いので、時間が早まったぐらいでしょうか。

 

登校までの1時間ぐらい、

「行きたい!」

「やっぱり、無理!」

と、もがいていて、クラブに行く前に疲弊してしまいそうです。


けれど、夏休みに入ってからはまだ一日も休んでいません。

 

実は、昨日がメンタルクリニックの日だったのですが、遠方の学校とのサッカーの試合と重なってしまいました。

バスに乗れる人数が26人だけなので、息子は遠征メンバーに選ばれないだろうと思っていたのですが、

「もしかしたら選ばれるかもしれへんから、カウンセリングをキャンセルして!」

と、息子に頼まれました。

 

病院の予約をキャンセルしたものの、やはり息子は選ばれませんでした。

当然の結果だと思うのですが、2年生では選ばれなかったのは息子ともう一人だけだったそうで、ショックだったのか、息子は一昨日からまた調子が悪くなってしまいました。

 

それでも、昨日は、

「2年生やから、中心にならんと・・・。」

との思いで、部活に参加。

「不安でしょうがない。」

と言うので、部活が始まって1時間ぐらい、私は学校で待機することにしました。

「待機している間に調子が悪くなればすぐ帰ることが出来るし、1時間経ってだいじょうぶそうやったら帰るけど、調子が悪くなったら、すぐ迎えに行く。」

という約束で、少し息子の不安も和らいだようです。

 

久々に見学する部活で、息子は、居残り組の少人数の中ですが、上級生らしく声を出し、率先して練習をしていました。

こうして見ていると、不安の素振りも見えないのですが・・・。

 

そういえば、2月頃から少しずつ部活に参加出来るようになった息子が心配で、4月頃まではよく学校で待機していました。

 

しかし、真夏の見学は暑くてたまりません。

まだ寒い時期は車の中から見学し、時々本など読んでいましたが、こう暑いと5分と車の中にはいられず、日陰のベンチを見つけてそこで見学させていただくことにしました。

 

何もしていないのに汗だくで、体力の消耗を感じます。

こんな中で運動している子ども達はすごい!

先生方もお疲れ様です!

 

サッカー部は、8月5日から一週間の休みがありますが、夏休み中ほぼ毎日練習か試合が入っています。

さてさて、息子はどこまで参加出来るでしょうか。

 


「逃げてることになれへん?」

2019年07月20日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

前回のメンタルクリニック翌日、息子は、なんと体育の授業に出席しました。

それから、サッカー部の練習にも参加。

 

実は、この後、三者懇談の予定をしていたのですが、息子の調子が悪くなり、中止になってしまいました。

 

11日に頑張り過ぎたのか、12日、13日は、体調が悪くて部活にも行けませんでした。

 

14日の日曜日、息子はサッカー部の試合に同行しました。

試合が終わった後のB戦に10分ぐらい出場したそうですが、全く思うように体が動かなかったそうです。

「来んかったら良かった!って、思った。」

と、息子は言っていました。

 

その後、息子は、「部活に行くぞ!」と気合を入れて準備をするのですが、出発直前にパニックになって休むことを繰り返していました。

 

「頑張りたいと思ってるんやで!」

涙をいっぱい浮かべて、息子が言いました。

 

「頑張ってるやん!

調子が良くなったら、普通に行けるようになるで。」

 

「なんで、僕だけ、こんな(不安になる)ん?」

 

「そういう障害や。

不安が強くなってしまうねん。

『行こう』って言う気持ちと、『不安でしょうがない』っていう気持ちが戦ってて、『行こう』が勝ったら、行ったらいいし、『不安』が勝ったら、休んだらいいねん。」

 

「逃げてることになれへん?」

 

「なれへん!!

病院の先生も、『無理せんと、ゆっくりしいや』って感じやったやろ。

頑張らん方がいいときもあるんやわ。

それでも、『〇〇が行きたいんやったら、行った方がいい』っていうことやで。」

 

17日、メンタルクリニックの日。

この日のカウンセリングは、息子の1時間だけで、私の時間はとることは出来ませんでした。

 

診察で、息子は、

「頑張って行けた日もあるけど、行かれへん日が多い・・・。」

と、うつむいてしまいました。

 

「頑張ったんやね~。

お母さんから見て、どうですか?」

 

「本人の『行こう』という意思が強くて、頑張っているのもよく分かるのですが、直前でパニックになって行けません。

サッカー部にも行けなくなっているのが辛いなぁって・・・。」

 

「そうですか。。。

薬を変えることも考えているのですが、もうすぐ夏休みなので、夏休みに入ったら変化があるのか見させてください。

夏休みになっても調子が良くならなければ、薬を変えてみようと思います。」

 

この日も、これまで通り「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方されました。

次の診察は8日後です。

 


令和初めての読み聞かせ

2019年07月17日 | 読書・読み聞かせ

月の終わりから7月にかけて、令和になって初めての「おはなし会」が行われました

私は、一年生と二年生を担当させていただき、昼休みに各教室で読み聞かせをさせていただきました。

 

今回は、机を後ろに運んで、床に三角座りをして聞いてくれました。

そのため、30人ぐらいの子ども達にいつもより近くで話を聞いてもらえたので、後ろのお子さんにも絵を見ていただくことが出来て良かったと思います。

 

一年生には、「どしゃぶり」おーなり由子・文、はた こうしろう・絵「えらいこっちゃのいちねんせい」かさい まり・文、ゆーち みえこ・絵(私は「えらいこっちゃの一年生」を担当)、二年生には、「おっきょちゃんとかっぱ」長谷川摂子・文、降矢奈々・絵を読ませていただきました。

 

「どしゃぶり」は、夏の突然の大雨を、「あそぼ! あそぼ!!」という雨と子どもとの掛け合いで描かれています。

傘を叩くたいこのような雨の音、さらに「ずざぁ、ずざぁ」「じゃばばば」という雨の歌。

男の子は傘を投げ飛ばし、雨の中を走り抜け、水たまりを「ばっしゃーん」と蹴飛ばしたり・・・。

お話を聞いている一年生達は、表情豊かに五感で雨を感じてくれているようでした。

一緒に聞いていた私も、小さな子どもの頃、土砂降りの雨の中、傘もささずにずぶぬれになって雨と勝負したことがあったと、はるか昔のことを思い出しました。

 


「えらいこっちゃのいちねんせい」は、一年生になったばかりの男の子が、初めて経験する学校での大変なことに、「あぁ、えらいこっちゃ。」と言いながら、頑張っているお話です。

「頑張れ、一年生!」というエールをこめて、そしてまた、一年生のみんなも「あった、あった」と共感しながら聞いてくれるだろうなと思って、この本を選びました。

 

 


「おっきょちゃんとかっぱ」は、今回、私が一番読みたかった本です。

おっきょちゃんという小さな女の子が、かっぱのガータロにお祭りに誘われ、川底のかっぱの世界へと入っていくお話で、長谷川さんと降矢さんの作品である「めっきらもっきらどおんどおん」と同じ懐かしさを感じる、ちょっぴり怖くて幻想的で、わくわくして、最後は少ししんみりする冒険ファンタジーです。

 

 

昼休みのひととき、おっきょちゃんになって、夢のような冒険を楽しんでいただけたなら嬉しいです。 

 


信じて、待つ!

2019年07月14日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

10日、水曜日にメンタルクリニックに行ってきました。

この日のカウンセリングは、息子1時間、私は10分でした。

 

「調子の悪い日が続いています。

授業はもちろん出ることが出来ないのですが、クラブにも直前まで行くか行くまいかものすごくもがいていて、行こうと決めて準備しユニフォームに着替えても、いざ出発しようとするとパニックというか調子が悪くなってしまいます。

それに、不安が強いせいか、『10秒以内にこっち来て!』とか『ここにおって』『背中さすって』と、しょっちゅう私を呼びます。」

 

「多分、彼は、自分ではどうにも出来ないことが多すぎて、不安で仕方がないのでしょう。

お母さんに言うことを聞いてもらうことで安心しようとしているのだと思います。」

 

「言うこと聞いてあげた方がいいんですよね!

学校やクラブに行くかどうかも、もがいていて見ていて辛そうなんですが、〇〇がやろうとすることを見守っていけば、また回復していくんですよね。」

 

「今の彼は、自分の意思であってもそうじゃないというか、『頑張らなければならない』という思いが強くて、余計にしんどくなるのだと思います。

調子が良かったときの彼は、自分で『テストを受けよう』『教室に入る時間を増やそう』と自らの意思で動いていました。

今は、そうですね・・・2月頃の状態に似ていると思います。

『自分の意思で休んでもいいし、行動すればいいんだ』と思えるようになったら、落ち着いてくると思います。」

 

「待つことが大切なんですね。。。」

 

待つことしか出来ない。

息子を見ているだけでこんなに辛いのに、本人の辛さはどれ程のものでしょう。

それでも、待つ。

 

もうすぐ夏休みなので、登校するしないともがいている息子を見ると、

「2学期から登校出来るように、今は調子を整えることにしたら?」

などと、つい言ってしまうこともあります。

 

息子は、毎日、挑戦を繰り返しているのです。

「頑張らなければならない」という思いからであっても、それも息子の意思だと思います。

 

息子が登校出来なくても、

「調子が悪いんやもん、行けなくても当然や。」

 

登校して、調子が悪くなったとしても、

「本当によく頑張った!」

 

心から息子の気持ちに寄り添いながら、信じて待つ!

 

診察では、息子は、

「調子が悪い。

学校にも行けてない・・・。」

と言って、また頭を抱え込んでしまいました。

 

「そう。

もうすぐ夏休みやしね。

お母さんから見てどうですか?」

 

「調子が悪いですね。

時間が必要なのかな、と・・・。

リスパダールを夕食後に飲むようにしたので、夜、調子が悪くなっても、寝付くのは早くなりました。

ただ、朝は遅くまでぼーっとしています。

クラブの朝練のある日に起きられなくて余計に調子が悪くなったりするので、早く起きたい日の前日はリスパダールを1錠にしてもいいでしょうか?」

 

「いいですよ。

彼の様子を見て、調整してください。」

 

次のカウンセリングまで6日分、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方されました。


一日だけ参加の職業体験

2019年07月11日 | 日記(息子・中学生)

7月の4日、5日に行われた職業体験に、息子は初日の4日だけ参加することが出来ました。

 

学校にもほとんど登校出来ず、やっとクラブに顔を出せるようになってきた頃で、「無理かもしれない」と思っていましたので、本当によく頑張ったと思います。

何しろ、職業体験は9時半から16時までの長時間で、しかも、当然ながら息子にとっては初めてのことばかりなので、不安しかありません。

 

けれど、一人では不可能だったけれど、Y君と二人だから、鉄道会社に職業体験に行くことが出来ました。

彼も、なかなか学校に行けない日々を過ごしている中で、恐らく息子のことを思って「行く」と決心してくれたのだと思います。

 

当日の朝、息子は起きてきたけれど、フリーズ状態でした。

「不安、不安・・・。」

「だいじょうぶな気がせえへん。」

「何したらいいのか、全然分かれへん。」

 

「だいじょうぶ! まだ説明聞いてないから分からへんで当然や。

行ったら、なんとかなるよ。

Y君がおるから、心配ない!」

 

9時出発のバスに乗るために、8時50分にバス停で待ち合わせをしていましたが、何も手に付かない息子に代わって、準備をし、服を着替えるのも手伝い、なんとかバスの出発する時刻までに車で送って行きました。

 

「しんどくなったら、電話してもらいや。

すぐ迎えに行くから!」

そう言って、送り出しましたが、私も不安で仕方がありませんでした。

息子が帰ってくるまでの時間、祈るような気持ちで待っていました。

 

けれど、鉄道会社からの連絡はなく、4時半過ぎに息子は上機嫌で帰って来て、その後、Y君と1時間程ゲームをして遊んでいました。

 

疲れ切って帰ってくると思っていたので、よくそんなパワーが残っているなとびっくりしましたが、やり切った達成感で、まだハイになっている状態だったのかもしれません。

 

Y君が帰った後で、ぷっつり電池が切れてしまいました。

夕食を食べるのもやっとで、お風呂にも入らず眠ってしまいました。

 

そして、翌朝は、起き上がる気力も残っていませんでした。

 

「行ったら、なんとかなる!

しんどくなったら、電話してもらえば、すぐ迎えに行くで。」

と、前日のようになんとか送り出そうとしましたが、息子は、

「みんな忙しそうやから、どのタイミングで『しんどい』って言ったらいいか分かれへん。」

と。

 

さすがに二日連続は無理かなと思っていたところ、Y君のママさんからも欠席するとの連絡がありました。

 

二人とも一日だけの参加になったけれど、

よく頑張った!

一日だけでも参加出来て良かった!!

 

 初日の職業訓練では、列車のブレーキの点検をさせていただいたそうです。

「ブレーキの調整のロットを回すのが難しくて、うまくいかんかった。」

と、息子は言っていました。

「職場の方の点検のスピードや、声のかけ合いなどのチームワークを見て、職人技だと思った。」

と、実習記録には書いていました。

 

また、列車の一番前の車両に乗って、列車内から洗車する様子を見学させていただいたそうです。

 

一日だけの職業体験でしたが、自分達だけで初めてバスに乗ったり、社会の一員として打ち合わせをしたり、働くことを体験させていただいたり、貴重な経験をさせていただきました。

 

会社の担当の方にはご迷惑をおかけすることになりましたが、心から感謝しています。 


リュープリンからスプレキュアに変更したけれど・・・

2019年07月07日 | 日記

子宮筋腫が再び大きくなって、下腹部痛や貧血の症状(頭痛や動悸、めまい、倦怠感等)が酷くなってきたため、4月に再びリュープリンの注射を勧められました。

一回の注射の費用(1万円ぐらい)が高いことと、前回6回の注射を終えてから半年程で筋腫が元の大きさに戻ってしまったことで、注射を受けるかどうか悩んでいました。

 

けれど、私の体調が悪いと、思うように動けず、息子への対応が悪くなってしまいます。

今、私が息子のためにしてあげられることは、家庭を安心出来る居場所にすることだと思うので、費用対効果が少なくても、今を大事にしようと、リュープリン注射を受けることに決めました。

 

4月の生理が始まり、最終土曜日に1回目のリュープリン注射を受けました。

これから4週ごとに注射を受けなければならないので、土曜日だと主人が休みである確率が高く、息子一人で留守番をさせるよりは安心です。

 

1回目の注射後、予想していた通り、ホットフラッシュが起こりました。

頭痛は、貧血のせいなのか副作用なのか分かりません。

2回目の注射後から当帰芍薬散を処方されました。

 

3回目の注射の前に内診があり、筋腫は、7.3cmになっていました。

8.5cmからは1.2cmしか小さくなっていません。

 

未だに起きる頭痛は、注射でホルモンバランスが急激に崩れているからだということで、3回目の注射は「スプレキュアMP」という注射に変えることになりました。

「女性ホルモンの減少が穏やかになるので、副作用もましになるでしょう。」

と、言われました。

 

リュープリンの注射はそれほど痛くはありませんでしたが、スプレキュアは痛かったです。

薬剤が溶けにくくて粒が大きめらしいのですが、注射針も太くて、お腹に刺さっている感がありました。

 

現在、スプレキュア注射後2週間が経ちましたが、ホットフラッシュも頭痛も変わらず起こっています。

それは、頬っぺたや首を冷やしたり痛み止めを飲んだりすれば我慢できるのですが、イライラ感がすごくて困っています。

 

私がイライラしていると、息子がますます調子が悪くなってしまいます。

言わなくてもいいことを言ってしまって、息子を追いつめてしまったり、私が何も言わないよう我慢していても、息子は敏感に感じ取ってしまうのです。


これには耐えられません。 

あと2週間でイライラ感が治まらないようであれば、また注射を変更してもらおうと思います。

 


リスパダールをさらに増やして1mgに

2019年07月04日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

この2週間は、息子にとってもしんどい日々だったと思います。

 

「6月には、クラスで過ごせる時間を増やしていく!」

「期末試験は、出来たら全部、最低でも5教科は受ける!」

 

自らそう目標を立てて少しずつ前に進んでいた息子でしたが、職業体験の打ち合わせに辛うじて参加したものの、それ以後、登校出来なくなってしまいました。

通級教室にも、サッカー部にも行くことが出来なくなりました。

 

息子は、朝起きてから調子を整え動けるようになるまでに時間がかかるので、5限目から登校しようとするのですが、制服に着替え、いざ出発する直前に、

「怖い、怖い!」

と、パニックになってしまいます。

 

私の中では、また息子の自信を少しずつ積み重ねていけばいいのだという思いがあったので、パニックになって大声を出したり、後追い行動が出たりしても、適応障害と診断された12月頃程の不安はありませんでした。

 

けれど、

「頑張りたいのに、頑張られへん!」

そう言って、落ち込む息子を見ると、切なくなります。

 

「頑張れるようになってから、頑張ったらいいやん。

前も、頑張れるようになってきたやろ。

〇〇の心が落ち着いてきたら、また頑張れるようになる!」

 

先週末、6月29日と30日、息子は再びクラブに顔を出しました。

翌7月1日(月)は、登校出来ませんでした。

2日(火)、5時間目の途中から通級教室に登校、6時間目は、疲れて通級教室で休ませていただいたそうです。

そして、クラブに参加

3日(水)、メンタルクリニックの日で、学校は元から欠席としました。

実は、4日、5日に職業体験が行われることになっているので、気力体力を温存するためです。

 

この日のカウンセリングは、息子、1時間15分、私が10分。

 

「先生に謝罪することになった一件以後、調子が悪いです。

最近は、スマホをよく触っています。

ゲームとスマホの時間を決めているのに、全然守れません。

依存しているのではないかと心配になりますし、勉強は全く出来ないのに、ゲームはしていて、『本当に勉強は出来ないんやろか?』と思ったり、『勉強するように声かけたら、余計なプレッシャーを与えてしまって、もっと調子が悪くなるんとちゃうか?』とか、色々考えてしまいます。

〇〇は、まだ、勉強は無理なんですよね?

ゲームとかクラブとか、まずやりたいことが出来るようになって、自信が付いてきたら、勉強も出来るようになるんですよね?」

 

「まだ、勉強にまで気持ちが向かないのだと思います。

彼は、サッカー部への思いが強くて、まずそこからなのかな、と。

本人に勉強しようという思いがあるなら、お母さんから『これやってみる?』と、提案されるのはいいかと思います。

そうすると、何らかのアクションがあると思いますので、本人の意思を尊重すれば、それで調子が悪くなるということはないと思います。」

 

「それに、ゲームやスマホをされるのは、不安で落ち着かないからだと思います。

やめさせたとして、それに代わる不安を紛らわせるための何かがなければ、余計にしんどくなるかもしれません。」

 

「そう思うので、あまりきつくは言ってないのですが、ゲームやスマホですごく疲れてしまうんです。

サッカーゲームをするのに、その前に色々設定をするのですが、それが『ちゃんと出来てるかな?』『だいじょうぶかな?』と、確認を繰り返し繰り返し1時間以上もかかってしまって、試合をする前にそれだけで疲れてしまうみたいです。

だから、勉強する気力も残ってないのかもしれません。」

 

「一度、ゲームをする前に声かけされてみてはどうですか?

本人も、『勉強してみようかな』と思えるときがあるかもしれません。」

 

「そうですね。

『やってみる?』って感じで、軽く声をかけてみようと思います。」

 

続いて、診察では、

「調子が悪くて、試験も受けられへんかった。

学校へ行くのが怖くなってしまった。」

と、息子は答えていました。

 

「何か原因があるのかな?」

 

「・・・。」

息子は頭を抱えてしまいました。

 

「お母さんから見て、どうでしょう。」

 

「先生に謝ることになった一件から調子が悪くなったので、それに適応できなかったのかなと思っています。

『12月と同じような感じ』と言ってますし。」

 

「トラウマになってるのかなぁ・・・。」

 

「学校には行きたいと思っているようで、自分から『5時間目から行く』とか言って、制服に着替えたり準備をするんですけど、出発する直前になると『怖い!怖い!』と言って、調子が悪くなってしまいます。」

 

「リスパダールを2錠にしてみませんか?」

 

「また増やすんですか?

前回、1.5錠に増やしたところですけど。」

 

「2錠に増やしても、1mgです。

投薬としては初期の量で、少ないです。

大人では一日に12mg、子どもでも3mgまで使えます。」

 

そう言われると、176cmの身長があって大人のLLサイズの息子には1mgでも少ない気はします。

 

「不安を取るには、リスパダールがいいと思います。

もちろん、また減らすことは出来ますので、次のカウンセリングまでの6日間、2錠で様子を見てみましょう。」

 

次の診察までの6日間、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方されました。