やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

対人過敏

2023年12月26日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

昨日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

「調子はどうでしょうか?」

と、先生に聞かれ、

「部活とか授業とか頑張って終了したのに、『頑張らんなあかん』って緊張してる状態がずっと続いたままで、しんどくて限界で、叫んでしまいそうな感じです。」

というようなことを、息子は言っていました。

 

先生は、それをカシャカシャとパソコンに打ち込みながら、

「お母さんから見てどうでしょうか?」

と、私に聞きました。

 

「この数日は特に不安が強くて、『こっち来て!』『傍におって!』と、何度も言ってくるし、お風呂に入っているときさえドアの傍で待っててほしいという感じでした。

それと、サッカーの試合をしているときに、チームメイトがみんな自分に見えて、何か言ってくるみたいなことを言っていました。」

と、私が言うと、

「何か言ってくるわけじゃない!

自分が他の10人になって自分を見てるというか、うまく言われへんけど、『これでいいのか?』って威圧されてる感じ・・・。」

と、息子は言いました。

 

「そういうことってあるのでしょうか?」

と、私が先生に聞くと、

「私も、そういうケースは初めて聞いたのですが、被害妄想的な感じなのか、統合失調症的な感じなのか・・・、統合失調症だと、例えば、両親は本当の親じゃなくて、見張られていて・・・などと言われる方もいらっしゃいますが、彼は統合失調症の感じではないと思います。

いずれにしろ、今飲んでいるリスパダールやレクサプロは、そのどちらにもというか、幻聴や不安など幅広く対応しているお薬です。」

 

「この子には、薬が効かないということでしょうか?」

 

「いえ、原因が薬で対応できないところにあるのだと思います。

感覚過敏の対人過敏ではないでしょうか。

実は、感覚過敏のお薬は存在しないのです。

薬で治るものなら、感覚過敏の人はどんどん減っているはずですよね。

安心できる環境で、自分に合った生き方を見つけていくことが大事です。」

 

年末年始をはさんでクリニックが休みになるので、薬はそのまま変えずに、「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1.25錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(3包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日2錠まで」を処方され、次の診察は4週間後になりました。

 

息子は、小さい頃から、聴覚、味覚、触覚と感覚過敏に悩まされてきました。

感覚過敏には、対人過敏というのもあるのですね。

 

広汎性発達性障害の特性からトラブルになることが多く、人から叱責されたり、バカにされるようなこともあったりして、息子は人と関わるのが不安で怖くなってしまったのだと思っていました。

 

それもトラウマ的に不安の原因になっているとは思いますが、一緒にサッカーをしているチームメイト10人が、それぞれ自分のことをどう思っているのか、そして、「自分はこの対応で間違っていないのか?」と常に意識しながら動いているわけですから、それは緊張するし、疲れるはずです。

 

電車に乗っていても、教室で授業を受けていても、ああ本当に辛かったんだなと、今更ながら再認識しました。

 

息子には、「他人本位じゃなく、自分本位で生きたらええんやで。人にどう思われるかじゃなく、どう生きていくかの方が大事やで」と、よく言い聞かせていたのですが、感覚過敏となると、自分の意志とは別で、自分ではどうしようもないところがあるのです。

 

「もう一回、カウンセリング受けてみいひん?」

と、息子に聞くと、

「いや、疲れるからいい。」

と・・・。

 

「そやなぁ。

今は部活優先で、受けたくなったらでいいか~。」

 

まずは、一ヶ月間のお休みを、親子でゆっくり過ごしましょうか・・・。

 

 


頑張った!

2023年12月23日 | 日記(息子・高校生)

息子、通信制高校の後期スクーリングとレポート提出、全て完了しました!

 

あとは、1月下旬に単位認定試験が行われます。

平常点と併せて認定されるので、試験で20点獲得出来ればまず単位取得は問題ないのでしょうが、果たして受験できるか!?

1時限目からの試験が2科目もあるので、ちょっと心配です。

スクーリングやレポートなど今までの努力が無駄にならないよう、なんとか受験させてあげたいです。

 

修学旅行やスキー講習に参加しない息子は、1月から3月までに登校するのは、この単位認定試験の3日だけです。

補講や追試、修学旅行等の行事ため仕方がないのかもしれませんが、もう少しスクーリング期間が長ければ、息子ももっと楽に登校出来るのになぁと思ってしまいます。

 

スクーリングはなるべく中三日以上あけるよう時間割を組んでいますが、開講科目の都合で月曜日に登校して水曜日も、と、中一日になることがあります。

そうなると息子はかなりしんどそうで、疲れがたまると不安も大きくなるようです。

 

電車通学して1~2時間授業を受ける。

息子にとっては、これが限界ぎりぎり。

中一日では疲労が取れないのです。

 

今週は、日曜日に部活のサッカーの試合があり、水曜日と金曜日がスクーリングだったので、息子の疲労はマックスとなって、家ではぐったりしたまま何も出来ませんでした。

 

そんな状態だからこそ、よく頑張った!

 

息子が後期のスクーリングに出席した日数は、26日。

息子の場合、20日分ぐらいは放送視聴レポートで代替えしてもらっていますが、レポートを書くのも結構大変なのです。

 

視聴レポートは、NHK高校生ラジオ講座を聞いて内容を600字にまとめ、さらに200字で感想を書かなければなりません。

内容をまとめるのは私も手伝いますが、それを写して、感想を書くだけで、息子は毎回一日仕事です。

 

もっとさらっと書けばいいのにと思うのですが、強迫性障害の症状なのか、何度も確認して書き直して、数行書き終えたら、疲れて1時間ぐらい休憩して・・・という感じです。

それでも、「授業に出るよりは、ちょっとまし!」なのだそうで驚きです。

 

だからこそ、本当によく頑張った!

 

まだ単位認定試験が終わったわけじゃないのに、私はやり切った感が出て、ぼーっとしてしまいます。

息子と一緒に登校して別室で待機、視聴レポートは事前に講座を視聴してまとめてから息子と一緒に視聴。

 

息子のサポートを最優先にしようと、諸々割り切ったからこそやり切れたのだけれど、私も頑張りました!

 

 

 


18歳になりました。

2023年12月08日 | 日記(息子・高校生)

息子、18歳になりました。

 

成人です!

年齢の上では・・・。

 

お誕生日のお祝いは、前倒しで2日に、ばあばを家に招いて、お寿司とケーキを食べながら、録画しておいた息子のサッカーの試合を観ました。

 

プレゼントは、さらに一ヶ月ぐらい前にサッカーゲームの発売日に先渡しです。

 

「大人になるなぁ・・・。」

って、息子に言ったら、

「もう大人やから、クリスマスプレゼントはいらんで。」

と、言われました。

 

小学5年生のクリスマスに親からプレゼントを渡すようになり、

「一度親からプレゼントをもらうと、サンタさんはもう来なくなって、〇〇が大人になるまでは、ママやお父ちゃんがサンタさんの代わりをするからね。」

と、説明したのを覚えていたのでしょうか。

さすがにもう、サンタさんを信じてはいないと思いますが・・・。

 

7日の誕生日は、ママ友さんがケーキを持ってお茶しに来てくれたので、またまたケーキをいただきました

 

息子の同級生は、すでに大学合格が決まっているそうです。

 

18歳になった息子は、いつにも増してハグの回数が増え、ぐるぐる歩き回ったり、お風呂で呼び出しを鳴らして、「ドアの前におって」と言ったり、大人になったことが不安なのでしょうか?

 

この日を境に何かが変わることなんてなくて、ゆっくり大人になっていけばいいのです。

 

とりあえず、目標は、高校卒業!

 

息子は、登校したり部活に参加することで精一杯なので、今はまだ就職も進学も考えられません。

 

一歩一歩、地力UPしていこう!