やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

2016年、頑張りました!

2016年12月31日 | 日記

2016年がもうすぐ終わります。

この3日間、年賀状作成に買い物、我が家と実家の掃除と、休む間もなく動き続け、へろへろのぼろぼろになってます。 

 

今年もよく頑張った!

年の最後に頑張ると、「よく頑張った感」でいっぱいになります。

本当は、年賀状も掃除も、前もって計画的にすればいいだけのことなのですが・・・。

  

今年は、主人の心房細動の手術から始まって、息子のサッカークラブの挑戦、そこから息子の不安が強くなってしまい、「どうすれば息子の不安を少なく出来るのだろう」と、悩み続けた1年でした。

 

家族みんな、よく頑張った!

 

主人と息子が笑いながらテレビを観ています。

その傍らで、明日のお雑煮の下準備を終えたところです。

毎年変わりなく一年の締めくくりが出来ることは、とても幸せなことなのかもしれません。

 

私達家族を支えてくださったみな様、そして、つたないブログをご覧になってくださったみな様、本当にありがとうございました。

 

明くる年が、幸せな一年となりますように!

 


サンタさんから引き継ぎました

2016年12月26日 | 日記(息子・小5)

12月になると、毎年気になってしまうのが、サンタさんからのプレゼント。

それとなく息子に聞いてはいましたが、

「サンタさんにお願いする欲しいものがない!」とのことでした。

 

元々、欲が無い、というか、興味のあるもの以外目に入らない性格なのですが、

「2年連続欲しいものじゃなかった・・・」

と、去年のクリスマスにがっかりしていた息子、

サンタさんにお願いするのを諦めてしまったのでしょうか。

 

直前に欲しいものを変えたり、本当に欲しいものは親にも秘密にしていたり・・・

と、色々あって、サンタさんも対処しきれなかったようです。

 

我が家では、

「小学校を卒業したら、サンタさんから引き継いで、お父ちゃんとママが〇〇のサンタさんになるからね。」

と、言ってきたのですが、

「サンタさんにお願いするものが見つかれへんのやったら、ちょっと早いけど、ママ達がサンタさんになって、〇〇の欲しいものが見つかってからプレゼントしようか?」

と、息子に提案してみました。

 

「えっ? なんで?」

と、聞き返す息子に、

「小さい頃はサンタさんにプレゼントをもらったら、何でも喜んでいたけど、この頃の〇〇は、プレゼント見てがっかりしているみたいやから。

〇〇が成長して、大きくなった、ってことかもしれへん。

そうなったら、ママやお父ちゃんがサンタさんの代わりにプレゼントする番やねん。

もし、ママ達からプレゼントをもらうようになったら、サンタさんは、もう来なくなるよ。」

 

息子は、少し迷ったようで、

「もうちょっと考えるわ。」

と、言いました。

そうして、保留にしたまま、イブがやってきました。

 

「サンタさん、今年は、来るか来えへんか分かれへん。。。」

と、いう息子。

サンタさんも困っているでしょう。

 

我が家は、家族3人で2階の寝室で眠っていて、クリスマスツリーや靴下は1階に飾っています。

クリスマスの朝、目を覚ました息子は、

「もしかしたら、サンタさんが来てるかもしれへん!」

と、壁に飾った大きな靴下を確認しに行ってしまいました。

 

10分程遅れて、私が1階に下りると、

「ママ~、これもママ? それともサンタさん?」

と、息子。

 

靴下には、

「メリークリスマス!

11歳の〇〇君、これからは大人になるまで、お父ちゃんとママが〇〇君のサンタさんです。

欲しいものが見つかったら、プレゼントするよ~!」

というメッセージカードを入れていました。

カードだけでは寂しいと思って、お菓子と仮面ライダーの本(「アメトーーク」の仮面ライダー芸人の放送を観て、興味を持っていたようだったので)を一緒に入れておきました。

 

息子は、お菓子はともかく、

本は、もしかしたらサンタさん?

と、思ったようです。

 

「ママだよ。サンタさんは、ママ達からのメッセージを見て、そのまま帰ったんと違うかな。

これからは、お父ちゃんとママが〇〇のサンタさんになるからね。」

 

もう少し子どものままでいてほしい、という思いがあって、少し寂しい気もするのですが、肩の荷が下りた感じもしました。

これからは、「ママサンタさん」として、息子と一緒にプレゼントを買いに行くことにします。

 


12月の読み聞かせ

2016年12月23日 | 読書・読み聞かせ

12月は、読み聞かせがありました。

12月といえばクリスマスですが、クリスマスプレゼントが強調されているようなお話は避けて、冬のとっておきのお話を読もうということになりました。

 

1年生は、「おもちのきもち」かがくいひろし:作・絵 と、「もりのてぶくろ」八百板 洋子:作・ナターリア・チャルーシナ:絵

今回、2年生・3年生・高学年は、「こえだのとうさん」ジュリア・ドナルドソン:作・アクセル・シェフラー:絵・いとうさゆり:訳 を聞いてもらおうということになりました。

 

私は、高学年を担当しました。

「こえだのとうさん」は、題の通り、小枝が擬人化され主人公になっています。

一家で仲良く暮らしていた小枝の父さんは、ある日、ジョギングに出かけたところを犬にくわえられ、犬の遊び道具にされたり、女の子に棒投げに使われたり、川に流され、鳥の巣になったり・・・と、散々な目に遭います。

かわいそうな小枝の父さん。

もう家族の元に戻れないのでは、と、希望を失ってしまいます。

でも、クリスマスの夜に、奇跡が起きるのです!

・・・という、クリスマスシーズンにぴったりの素敵な絵本でした。

 

残念ながら、今回も息子は来てくれなかったけど、隣の席の女の子が、

「〇〇のお母さん、本読むの上手だった!」

と、言ってくれたそうです。

嬉しいな!

 

前回から、学校に貼り出してもらうお知らせのポスター(といってもA4サイズ)を、私が作らせていただいています。

 

 

素敵な本にめぐり会って、子ども達がもっともっと本を好きになりますように。。。


通級先生の奮闘・・・4

2016年12月19日 | 日記(息子・小5)

2日間、熱を出して伏せっておりました。

喉、鼻の症状等何もなく、38℃を超える熱のしんどさだけで、これってもしかしてインフルエンザ?

・・・とか、

もしそうだったら、せっかく予防接種したのに損した気分やな。

・・・などと考えていたら、月曜日になって、病院の診療が始まる頃にはすっかり治っていました。

 

したがって、病院には行かずに、ただの風邪だと思うことにして、自宅で体力の回復を待っています。

 

さて、ブログに書きたいことはたくさんあるのに、なかなか更新できません。 

9日の金曜日の話です。

放課後、6年生一人、5年生一人、4年生二人、そして息子と、それぞれの担任の先生、通級の先生とで話をしたそうです。

 

公園で遊んでいるときに、以前からフリーキックを失敗したら、腕立て伏せやジャンプをするなど、ペナルティを課すことはあったようです。

それが、ある日、6年生の子がいきなり、

「今から失敗したら、罰ゲームでそいつにボールを蹴る。」

と、言い出したそうです。

 

息子は、突然のことで何のことか分からないまま、気が付いたら罰を受けることになってしまいました。

「もし、最初に『こういうルールでする』と、ちゃんと言ってくれたら、『そんなん嫌や』って断っていた。」

と、息子は、はっきり言ったそうです。

ボールを蹴られ始めたとき、

「そんなルールは、なし!」と、息子は言ったらしいのですが、無視して誰も聞いてはくれなかったそうです。

 

ボールを息子に向かって蹴っていたのは、言い出した6年生の子だけだったそうですが、初めは6メートル位離れたところから蹴っていたのが、どんどん近くなって至近距離から蹴られるようになっていったそうです。

 

人間的当て状態になって、ご近所の5年生は、だんだん「こういうのはおかしい」と思ったそうですが、6年生に口出しすることが出来なかったそうです。

みんな息子よりずっとサッカーがうまいので、結局は、〇〇一人が罰を受ける状態で、「自転車で家に帰り、また戻ってくる」という罰も行われていたそうです。

そういうことが、毎回ではないけれど、ちょくちょく行われていたということでした。

 

今回の話し合いの中心は息子の担任の先生で、あらかじめ息子と話をして、

「先生に任せてくれるか?」と、確認をとってくださっていたそうです。 

 

一人だけが罰ゲームを受ける状態って、それっておかしくないか?

自分だけがずっと罰を受け続けてたとしたら、どう思う?

最初は、本当に罰ゲームやったんやろうけど、だんだんエスカレートして「ゲーム」じゃなくなってる。

罰ゲームって、名前を付けた「いじめ」になってしまってると思えへんか?」 

 

ボールを蹴られるのを怖がっていた息子に、4年生の児童が面白がって、

「根性見せろ。FCもいつまで休んでるんや!」

というようなことを言ったそうです。

 

「根性って何?」と、息子の担任の先生は、その子に問いかけたそうです。

「根性って、ある目的を達成するために、辛くてもしんどくても頑張ることやろ?

ボール当てられたり、自転車で家に帰らされたりして、サッカーがうまくなるか?

心や体を痛めつけられて我慢することは、「根性」とは違うで!」

 

息子は、罰は罰で「いじめ」だとは思いもしなかったようですが、

「自分ばっかり罰を受けて嫌やった。公園でサッカーして遊ぶことが面白くなくなってしまった。」

と、自分の気持ちを伝えたそうです。

話し合いの後、家に帰って来た息子は、とてもすっきりとした表情をしていました。

 

私は、息子が「嫌なことをされている」「いじめられている」と思っていないのなら、問題を大きくしないでほしいとさえ思っていました。

息子のことだけ、いや、「なるべくもめ事を起こしたくない」と、自分のことだけしか考えていませんでした。

 

そんな私に、担任の先生は、

「〇〇君は今回全くの被害者ではあるけれど、〇〇君がどう思っているかだけでなく、関わっているみんなにとって大事なことだと思うので、話し合いをさせていただきたい。」

と、仰いました。

 

こうして話し合いをしていただいて、もちろん私は、「いじめ」の芽を摘んでくださったことに感謝していますが、ご近所の5年生のお母さんも、

「金曜の朝は、『また話し合いや~』って、嫌嫌学校に行ったけど、帰ってからは清々しい表情をしてた。私も話し合いをしてくれて良かったと思う。◇◇にとっても、いい勉強になったわ。」

と、話してくれました。

 

その影には、息子と話をして気になる点を粘り強く他の児童達に聞き取ってくださった通級の先生の努力があります。

 

もちろん、それは、息子のためだけではなく、「学年で一番優しい男子」と言われているらしい6年生の男の子にとっても、周りにいた子ども達にとっても、

なぜ、そうなったのか?

どうすればよかったのか?

それらを振り返り、考えて、前に進むことが、失敗や嫌な出来事を経験の一つに変える大切なプロセスなのだと思います。

また、障害があろうがなかろうが関係なく、「人を傷付けてはいけない」あるいは「その行為が人を傷付けることになるのか」と学ぶことが、息子達小学生にとって大切なことなんだ、とも思いました。

 

「〇〇君の気持ちを楽にするために、何か出来ることがあったらいいのですが・・・。」

懇談の折、通級の先生はそう仰ってくださいました。

「学校で息子に不安な様子がなければ、特に何もしないでほしい」と、お伝えしたにもかかわらず、先生は動き続けてくださいました。

 

このことがあった時期は、息子の調子が悪くなって、レクサプロを増やし、なおかつ調子が良くならなかった時期と重なっています。

薬を元に戻して2週間が過ぎましたが、息子は、少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。

薬の服用は大切な治療法ではあるけれど、それだけでは、息子の調子は良くならないのだと思いました。

また、私一人頑張れば何とか出来る問題でもなかったのです。

 

これからも先生方の力をお借りしながら、息子が落ち着いて暮らせるよう注意深く見守っていきたいと思います。

  


通級先生の奮闘・・・3

2016年12月14日 | 日記(息子・小5)

息子が「FC(サッカークラブ)に戻りたい!」と言い出したことから始まった通級先生とのやりとりは、息子の苦手な「人の気持ちを理解する」ことを学ぶ勉強をしていく・・・ということで、私の中ではひとまず終了していました。

 

ところが、先生達はずっと動いてくださっていたのです。

 

8日の木曜日、よく息子と一緒に公園にボールを蹴りに行く友達のママさんが、

「ごめんね。◇◇が〇〇君に嫌な思いをさせていたみたいで・・・。」

と、家に来られました。

「◇◇、先生から話を聞くまでは、何が悪いのかも全然分かっていなかったみたいで、話を聞いて、『やっぱり、それは良くない』って、分かったみたい。本当にごめんね。」

と、言われたのですが、私は、この時点では何のことかよく分かりませんでした。

 

「根性見せろ」と言われた罰ゲームのときに、◇◇君も関わっていたそうなのですが、私自身は、罰ゲームは遊びの中のことだと思っていたので、◇◇君にまで話がされているとは思ってもいませんでした。

 

「〇〇君がボール蹴られてるの、本当やったら◇◇も止めなあかんのに、6年生に注意して、自分が蹴られたら嫌やと思って、よう言わんかったみたい。。。」

との言葉には、少し違和感を感じましたが、

「いや、こっちこそ大事になってるみたいでごめんね。

〇〇が、『FCに戻りたい』って言い出したことで、通級の先生に話を聞いてもらってたんやけど・・・。」

と、言いました。

 

どうやら、明日の放課後、◇◇君を含めて関係した子ども達と先生方が集まって、みんなで話し合いをすることになっているようです。

 

なんだか本当に大事になっているなぁ、と思いながら、〇〇に、

「公園で遊んでいるときに、何か嫌なことあった?」

と、聞いても、

「いいや。」

「いじめみたいなことなかった?」

「あるわけないやん!」

「じゃあ、『なんかちょっと嫌やなぁ』って、思ったことは?」

「う~ん、無視されたとき。こっちが喋ってんのに、◇◇も無視するねん。」

 

「何でやろうね? もしかしたら、聞こえてなかったんかな?

〇〇に話しかけたとき、〇〇も気ぃ付いてへんことあるやろ。

そんな感じかなぁ?」

「聞こえてると思うけど・・・。」

 

そんな話をしているとき、担任の先生からお電話がありました。

明日の放課後、児童5人とその担任と通級の先生が集まって、話をさせてほしい、ということでした。

 

「すみません。どういう話になっているのでしょうか?

今、◇◇君のお母さんが謝りに来てくださったのですが、〇〇に聞いても、『嫌なことなんかされてない』と、言ってるんですけど。。。

ただ、『無視されたことは、ちょっと嫌やった』とは、言っているので、『もしかしたら、聞こえへんかったんかなぁ?』っていう話をしていたところです。」

 

「実はですね、〇〇君がFCに戻ろうと思うきっかけになった公園でのことなんですけど・・・」

通級の先生が話を聞いていく中で、見過ごすことが出来ないことが出てきた、と言うのです。

 

それは、フリーキックを失敗した罰ゲームではあるけれど、人間的当てのターゲットだったり、自転車で家に戻ってまた公園に戻ってくるという、そういう罰を受けていたのは、〇〇一人だけだった、ということでした。

 


通級先生の奮闘・・・2

2016年12月13日 | 日記(息子・小5)

息子のメンタルクリニックの診察が、12月3日。

息子の不安をなくすために、学校で出来る支援があれば聞いてきてほしいと、通級の先生が仰ってくださっていたので、5日の月曜日、その結果を伝えるために学校に電話をしました。

 

通級の先生は、ちょうど児童と話をしているところで、担任の先生が聞いてくださいました。

 

レクサプロの量を元に戻すことになったこと、

ストレス因子を少なくするために、FCの復帰はもう少し待ってほしい、と、言われたこと、

また、学校での支援について、学校で息子が困っている様子がなければ、特に学校では何もしないでほしい、と、言われたこと、

をお伝えしました。

 

「放課後、『今日はどうやった~?』みたいに〇〇君に聞くのはよくないのですかね?」

と、担任の先生も少し当惑されている様子でした。

 

「学校では強迫性障害の症状などが出ていないので、あえて確認することによって、不安になってしまい、学校でも症状が出てしまわないように・・・と、いうことだと思います。

本人が困っていることに関しては、これまで通りご指導をお願いします。」

と、お願いしました。

 

その後、通級の先生からもお電話がありました。

やはり、「何もしないでほしい」という医師の言葉の意味を測りかねているようでした。

 

「多分、『家での調子はどう?』みたいに確認すると、それがきっかけで学校でも不安になったりすると、良くない、ということだと思います。

学校で不安な様子だと、色々対処していただかないといけないと思うのですが、家でだけで症状が出てるので・・・。」

 

「そうですか。でも、家で〇〇君がこういう様子だとか、心配なことは、何でも私どもに言ってくださいね。

それで、本人に確認してどうこうとか、ストレスを与えるようなことはしません。

お母さん一人で抱え込まないで、一緒に〇〇君のために何が出来るか考えていきましょう。」

と、仰ってくださいました。

 

それから、先生は、

「先ほど、お電話に出れなかったのは、〇〇君に『根性見せろ』と言った、4年生の子に話を聞いていたんです。

やはり、『サッカークラブに戻って、頑張れ』というような意味ではなかったです。」と。

 

公園で4年生から6年生まで5人でボールの蹴り合いをしていて、3回蹴って上手くいかなかったら、6年生の子にボールを蹴られるという罰ゲームをすることになっていたようです。

かなりの至近距離から自分に向かってボールを蹴られるので、〇〇が怖がってしまい、そこで、4年生の子が言った言葉が、「びびんな。根性見せろ!」だったそうです。

FCのことも、からかいに近い意味で、「いつまで休部してんねん」みたいなことも言われていたようです。

 

「〇〇君は、友達だと思っているようですが、

その子に『なんでそんなん言うん? 友達やろ?』と、聞くと、

『友達とは違う」と、言ってました。

『じゃあ、ただの知り合いか?』と、聞くと、

『知り合いよりは、もうちょっと知ってるけど』とは、言ってましたが。。。

その子には、『先生がもしそういうこと言われたら、傷付く。〇〇君は、根性がないから休部してるんと違うで。事情も知らんのに、そんなこと言ったらあかん』って、話をしました。

どうも話を聞いていると、友達同士で楽しく遊んでいる・・・という感じではないみたいです。

もし、誘いに来ても、〇〇君が少しでも嫌がる素振りがありましたら、遊びに行かせない方がいいと思います。」と。

 

「最近は、あまり遊びに行ってません。

学校から帰ってきてすぐ、部屋に入って寝てしまうことが多く、疲れているのかな、って思っていました。」

 

4年生の児童のこの話は、あえて息子にはしないことになりました。

その代わり、友達の言動が「優しさ」なのか「悪意」なのか 理解できるよう、ソーシャルスキルトレーニングなどで取り上げてくださることになりました。 

 


通級先生の奮闘・・・1

2016年12月11日 | 日記(息子・小5)

息子が、「FC(サッカークラブ)に戻りたい!」と言い出したことで、学校では、通級の時間にFCのことを話し合う時間を作ってくださいました。

ブログが前後しているので、この話は、12月2日のことです。

 

息子が、なぜ、FCに戻ろうと思ったのか・・・?

「公園でサッカーをして遊んでいた時に、1学年下の子から、『根性見せろ』って言われたから。」

と、答えたそうです。

 

「FCに戻ったときに心配なこと」を話し合ったとき、息子は、

「自分は、みんなと合わすことが弱い」

「人の気持ちが分かりにくい」

と、自分の弱点を発言していたそうです。

 

先生が心配していることとして、

・FCは、スクールと違って、勝つためにチームで頑張るところなので、〇〇の行動に対してバッシングが起こったときに〇〇が耐えられるのか?

・心がしんどくなって、学校に行けなくならないか?

・〇〇の良いところが失われて、〇〇が自分を見失ってしまわないか?

そんな話をしてくださったそうです。

 

それでも、息子は、「絶対FCで頑張れる!」と、言っていたそうです。

 

一緒に通級に通っている女の子は、バスケットボールは大好きだったけど、クラブでいじめに合い、やめることになった話をしてくださったそうです。

通級の先生も、息子さんが、心がしんどくなり、学校に行けない時期があったことを話をしてくださったそうです。

みんなが真剣に、時には涙を浮かべながら、それぞれの思いを伝え合ったそうです。

 

それでも、〇〇の決意は固く、崩れなかったので、

心がしんどくなると、体までしんどくなってしまうので、FCに戻ったとしても、「何か変だな」「しんどいな」と思ったときには、すぐに親や先生に伝えることを約束してほしい、

と、話してくださったそうです。

 

その日の昼休み、

「先生、いいこと考えた!」

と、息子は、一人で通級教室にやって来たそうです。

「1月になったら、1回FCの練習を見に行って、自分で頑張れるか確かめてから、入るわ!」と。

 

そういう話をお電話で私に伝えてくださった後、通級の先生は、

〇〇君は、『根性見せろ』と言われたことを、『FCに戻って、頑張れ』って言う意味で捉えているようですが、私は、〇〇君の話を聞いていて、何か違うように感じました。

〇〇君は、自分でも言っているように、人の気持ちを理解することが苦手です。

一度、その子にどういう意味で言ったのかを聞いてみようと思っています。」

と、言われました。

 

その時は、その子にまで話を聞いていただかなくても、息子と話をしてくださっただけで十分、

と、私は思っていました。

〇〇が「励ましてくれた」と思っているなら、たとえ、悪意やからかいで言われたものでも、そのままにしておいてほしい、とさえ思っていました。

 

でも、先生がそうして動いてくださったお陰で、見えてくるものがあったのでした。

 


レクサプロ、7.5mgに戻る

2016年12月09日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子のメンタルクリニックの診察は、先週の土曜日にありました。

私の右腕はすぐに調子が悪くなってしまうので、ぽつぽつとしか更新出来ない上に、最近は、書いておきたいことがたくさんあって、タイムラグが生じています。

 

メンタルクリニックで、先生に調子を聞かれた息子は、

「しんどい、7.5mgの時の方がましやった!」

と、答えました。

 

「え~、それは困りましたねぇ。」

と言って、私から見てどうだったかを聞かれたので、

「薬を飲み始めてから1週間ぐらいは、本当に辛そうで、落ち着かなく、宿題も手に付かない感じでした。

でも、10日目ぐらいからは調子が良くなってきたように思います。」

と、答えました。

 

「今日の調子と7.5mgの時とでは、どっちが調子がいい?」

と、息子に聞いてみると、

「分からん。変われへんと思う・・・。」

と、言いました。

 

「変わらないのであれば、薬は少ない方がいいでしょう。」

と、結局、レクサプロは7.5mgの量に戻すことになりました。

 

息子が先に退室した後、先生に、サッカークラブのことを聞いてみました。

 

「治療者としては、ストレス因子は出来るだけ少なくしていただきたい。

今、クラブに戻ると、悪くなる可能性大なので、もう少し良くなるまで待っていただきたい。」と。

 

「薬が増えたせいで、意欲がわいてきたのでしょうか?」

「う~ん、それもあるかもしれません。」

 

「それと、学校では、特に強迫性障害とか不安な様子は見せないようなんですけど、先生から『学校で出来る支援が何かありましたら、教えてください』とのことなのですが・・・。」

 

「ありません。何かされると、かえって悪化させる可能性があります。」

 

その答は、何かちょっと私の胸に引っかかりました。

学校で困っている様子がなければ、不安なことを思い出させないようにしてほしい、ということだと思うのですが、一生懸命息子の力になろうとしてくれている先生方への回答なので、もう少し言葉を選んでほしかったです。

 

「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)」処方。

良くならなかったから薬を増やしたのに、前の段階に戻しただけになりました。

 

ブログを書きながら、私の中に不安と不満が渦巻いているなぁ…と、感じました。

時間がどんどん過ぎていきます。

息子の不安は根強くてしぶとくて、薬だけでは拭い去ることが難しいのかもしれません。

  


11歳の誕生日

2016年12月07日 | 日記(息子・小5)

今日、息子は11歳になりました。

 

朝食のフルーツは、いつもはリンゴかバナナだけれど、特別に息子の大好きなイチゴを添えました。

「お誕生日、おめでとう!」と、言うと、

「ありがと。」と、この1年で見違えるほど大きくなった息子が、照れながらも笑顔を返してくれました。

 

特別パーティなどはしない予定で、ばあばが作ってくれたお赤飯と、ポークステーキ・スープを夕食に、その後バースデーケーキを食べることになっています。

私達からのプレゼントは、セレッソ大阪のプレーオフ決勝の観戦でしたが、ばあばからいただいたお祝いで、サッカーのトレーニングシューズに帽子、レインポンチョを買いました。

  

1年前の10歳の誕生日、息子はとても調子が良くて、その頃、薬を減量しています。

それからの1年、息子にとって、こんなに苦しいものになるとは思いもしませんでした。

 

「おめでとう」の言葉の中に、

「よく頑張ったね」の思いがあふれて、涙が出そうになりました。

 

〇〇の笑顔を見るだけで、やっぱりママは、とても幸せな気分になります。

だから、ママにとっては、この1年もたくさんの幸せを積み重ねてきました。

 

11歳のお誕生日、心からおめでとう!!

 


悲願達成!

2016年12月05日 | 日記(息子・小5)

昨日はプレーオフ決勝、J1行きの切符を懸けたセレッソ大阪とファジアーノ岡山との一戦を家族で応援に行ってきました。

なぜかまた、この日だけ雨。

昨日も一昨日も天気が良かったのに、なぜ? と、天を仰ぎたくなります。

 

キンチョウスタジアムは屋根のある場所が少ないので、早めに行こうと、2時間半前には到着するようにしたのですが、着いたらすでに長い列、列、列で、屋根のある場所どころか、座席の確保も難しい状況でした。

 

スタジアムに入るために並んで歩いているとき、ファジアーノ岡山の列にクラブの社長さんが来られ、サポーター一人一人にお礼を言いながら握手をされていました。

なんだがじ~んときます。

 

座席は確保できたものの雨をしのげる場所ではなく、スタジアムの外に出て、壁際の雨のかからない場所で雨宿りをしていました。

当然イスなどなく、立っていても地べたに座り込んでも股関節が痛くて、試合前の2時間ぐらいは辛かったです。

 

主人と息子はセレッソのレインポンチョを、私は自転車用のポンチョを身に付け、試合開始の15分前に、いざ雨の中の座席へ。

岡山寄りのメインミックスゾーン席だったので、周りは岡山サポーターでいっぱいでした。

 

途切れることのない歌声とコール。

応援するチームは違えども、願いは一つ。

こんなに大勢の人達が思いを一つにして応援する姿に、胸が高鳴ると言うか、涙が出そうになります。

雨など、誰も気にしていません。

 

土砂降りの中の試合は、雨でボールが走り、選手が何度も滑っていました。

何が起こるか分からない、そんな緊張感を持ちながら、勝利のため懸命にプレーする選手に見入っていると、時間がどんどん過ぎていきます。

その間中も、ずっと鳴り響いている熱いチャント。

 

後半7分、清原翔平選手がコーナーキックのこぼれ球を押し込んで、ゴール!

その後、岡山に攻め込まれるも、凌いで凌いで、1-0、無失点で試合終了

ホイッスルが鳴った時、主人と息子は抱き合っていました。

 

悲願達成! セレッソ大阪、J1昇格~!!

 

後半からは特に、何だか夢の中の出来事のような、あっという間の時間でした。

表彰式と、楯を掲げて選手達が万歳をする瞬間を見届け、帰宅の途につきました。

 

ポンチョを着ていてもズボンはびしょ濡れ、ポンチョの下のダウンコートまでぐっしょり重くなっています。

でも、心は晴れやか。

少し早いけど、息子に最高の誕生日プレゼントを贈ることが出来ました。