やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

「緊急避難扉」が出来ていました

2022年01月25日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

先週は、コロナによって生活に影響が出た一週間でした。

 

息子の高校が休校となり、サッカー部の練習も中止になりました。

 

夫が高血圧の治療のために通っている病院も閉鎖となり、診察は一か月後に延期され、薬だけ受け取りに行くことになりました。

 

義母が週に一回リハビリで通っているディサービスも閉鎖となりました。

 

そんな中、22日の土曜日は、息子のメンタルクリニックでした。

この日のカウンセリングは、息子が55分、私が10分ぐらい。

 

「最近の調子はどうでしょうか?」

 

「調子が悪いというか、気力が無い感じです。」

 

「サッカーが負担になっている感じですか?」

 

「それもあると思います。

といっても、今週はコロナで学校が休校になって部活も休みなので、家の周りを走ったり、リフティングをするぐらいで、30分ぐらいしか運動はしていないんですけど・・・。

それでもしんどいみたいで、昨日のディサービスも途中で帰ってきました。

『週一回はしんどいから、二週間に一回にしたい。』

と、言ってます。

体より頭で色々考え過ぎてしんどくなっているんじゃないかと思います。

 

『体もしんどいけど、精神的なものの方がきつい。』

と、話されていました。

自分にも周りの人にも、こうでなければならないという思いが強くてしんどくなられているように思います。

カウンセリングで、そういう気持ちをほぐしていければと思います。」

 

「ゲームのコントローラーを投げつけて壊してしまったので、今はゲームが出来ないんです。

いつもならまたゲームがしたくなって、お小遣いで買ったりするのが、今は気力が無いのかそのままです。

 

「そうだったんですね。」

 

「なので、私にべったりで、

『赤ちゃんになりたい。』

って、よく言ってくるし、童謡を歌うようにせがまれます。

『赤ちゃんになるのは無理やけど、追体験は出来るで!』

って言って、赤ちゃんのときの育児日誌やアルバムを見せました。」

 

「どんな反応をされました?」

 

「穏やかな感じで見ていました。

2歳の頃の写真を見て、

『このときのこと、なんとなく覚えてる。』

って言うので、

『こんな小さいときのこと覚えてる?

すごい記憶力やなぁ。』

と、言いました。」

 

「アルバムを見るの、すごくいいアイデアだと思います。

そんな風に一緒に話をすることはいいと思います。」

 

続く診察では、

「調子が悪いままで、頭や体が動かない感じです。」

と、息子は言っていました。

 

「眠れてる?」

「はい。」

「食べれてる?」

「はい。」

「カウンセリングで話せた?」

「はい。」

 

息子は、机に肘をついて頭を抱えていました。

 

「お母さんから見て、どうでしょう?」

 

気力が無い感じです。

コロナで学校が休校になって部活が出来なくて、エネルギーを使っていないのに、放課後ディサービスに行っても、

『頭が動かへん。』

と、すぐに帰ってきます。

実は、4月から通信制高校に転入しようと思っていて、その手続きで作文を書いたり、面接を受けに行かないといけないんです。

でも、そういう話をしようとすると余計に調子が悪くなるみたいで、どうしたものかなぁと・・・。」

 

「タイムスケジュールが色々あるとは思うのですが、それに無理やり当てはめようとすると、うまくはいかないと思います。

お母さんの人生じゃないですから。

本人の人生を、周りは応援するしかないんです。

焦らずにいきましょう!」

 

今回も「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで」を処方され、次の診察は2週間後になりました。

 

この日、待合室の後ろの壁に「緊急避難扉」が出来ていました。

緊急時しか開かないドアとして、壁をぶち抜いて、隣の店舗と繋がっているようです。

 

大阪で多数の死傷者を出した心療内科の放火事件の影響でしょう。

ビルの2階の奥にあるクリニックなので、出入り口は一つしかありませんでした。

いきなり出現したドアに驚きましたが、万が一のことを考えると必要なものだと思いました。

 


感情のコントロールが出来ない

2022年01月18日 | 日記(息子・高校生)

息子、先週も週に2回、サッカー部の練習に参加させていただきました。

 

すると、やはり週一回の放課後ディサービスに行くエネルギーは不足してしまうようです。

先週は頑張ってディサービスに行くには行ったのですが、30分でリタイアすることになりました。

 

さて、そんな息子ですが、先日、プレイステーションのコントローラーを投げつけて壊してしまいました。

 

FIFA21というサッカーゲームをしていたのですが、思うようにいかなかったのでしょう、ガコン!と、大きな音がしました。

思いっきりコントローラーを投げつけたので、接着部分が一部めり込んで変形してしまい、十字ボタンが操作できなくなったようです。

 

それで、ますます怒りが増してしまったのか、FIFA21のゲームディスク自体をはさみで切り刻んでしまいました。

 

またか・・・。

 

年に一回ぐらい、息子はこういうことをしてしまいます。

プレイステーションのコントローラーを壊したのは2回目だし、去年は、充電するコードをはさみでちょん切ってしまいました。

 

そのたび、

「二度とこんなゲームするもんか~っ!」

と、息子は叫んでいますが、何日か経って落ち着いてくると、またゲームがしたくなるのです。

 

ほぼ一日中家にいる息子にとってゲームはマストアイテムだし、息子がゲームに夢中になってるいるときぐらいしか買い物に出ることも出来ない私にとっても無ければ困ります。

 

恐らく、今回も、我慢が出来なくなってお年玉で買うことになると思います。

 

物に当たっても何も変わらないことや、自分が損をすること、社会に出たら取り返しのつかない失敗になりかねないこと等、何度も言い聞かせているし、息子自身もこれまでの経験から分かってはいるのです。

 

「分かってる!

分かってるけど、そのときになると感情に呑み込まれてしまうねん!」

 

アンガーマネージメントの方法も色々教わってはいるのですが、いざそのときに使う余裕がありません。

 

それでも、何度も何度も息子に言い聞かせていくしかないのでしょう。

 


「60%」を心の片隅に

2022年01月11日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

8日は、息子のメンタルクリニックでした。

 

この日のカウンセリングは、息子が1時間、私が5分ぐらい。

 

「最近の様子はどうでしょうか?」

 

「年末年始だったのでゆっくりしていました。

テレビを観ながら笑ったりもしていました。

サッカー友達に連絡して、『サッカーしよう!』って声をかけたみたいですが、結局実現しなくて寂しかったようです。

『わっ!』と、急に声を上げたり、唾を呑み込むような感じの音声チックが出ています。

6日に、サッカー部の初練習に参加したのですが、それで疲れてしまったのか、翌日の放課後ディサービスには行けませんでした。

週一回の放課後ディサービスにはなるべく行ってほしいとは思っているのですが、難しいですね。」

 

「音声チックはよく出ますか?」

 

「最近はまた増えてきたなぁと感じますが、自然になくなっていくので、あまり気にしないようにはしています。」

 

「それがいいと思います。

『続けて外出するのは厳しい。』とは、本人もおっしゃってました。」

 

「そうですね。

部活にも続けて参加することは出来なくて、間を空けて週に2回ぐらいがやっとな感じです。」

 

「少しずつ時間が増えていくといいですね。

焦らず、様子を見守っていきましょう。」

 

続く診察では、

「ずっと気力が無い感じです。」

と、息子は話していました。

 

「眠れてる?」

「はい。」

「食欲は?」

「食欲はあります。」

「カウンセリングで話せた?」

「はい。」

 

「お母さんから見てどうでしょう?」

 

「年末年始はゆっくり過ごしていました。

6日にサッカー部の初練習に、雪の中頑張って参加したのですが、だいぶん疲れたようで、次の日は放課後ディサービスに行けませんでした。

すぐ疲れるし、なかなか回復しません。

それと、音声チックがまた出るようになりました。」

 

「音声チックを止める薬も飲んでいますし、気力が出るように補中益気湯も飲んでいます。

薬はこのままで、カウンセリングを続けましょう。

頑張りすぎないように、今はまだ、やろうと思っていることの60%ぐらいを意識して行動するようにしてください。

細く長く続けていくイメージで・・・。

 

「でも、練習は100%でやるつもりです!」

と、息子。

 

「では、『60%』というのを心の片隅に置いておくようにしてくださいね。

 

今回も「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで」を処方され、次の診察は2週間後になりました。

 

「100%で頑張っても、みんなの50%にも足りない。」

という息子。

だから、自分が頑張れているか分からなくて、不安になるのだそうです。

それに、もっと頑張らないとサッカーがうまくならない!と。

 

〇〇は、いつも自分の出来る精一杯頑張ってるよ。

でも、100%で頑張ると心も体も消耗し過ぎるから、今は60%ぐらいで頑張るようにして、調子のいい日を増やそうって、先生は言ってるんやと思うで。」

 

続けて部活に参加出来るようになったらサッカーがうまくなったらと、それで息子に自信が付いて調子が良くなっていくように願っていたけれど、転学までの数ヶ月でそう簡単にはいかないでしょう。

 

結果を出すより考え方を変えて、「60%」を心がけて行動できるようになればもっと楽に生きられるのでしょうか。


大事な3ヶ月

2022年01月06日 | 日記(息子・高校生)

新しい年が始まりました。

みな様、本年もどうぞよろしくお願いします

 



さて、お正月はお節やお雑煮、それに普段は滅多に食べられない高価なお菓子やアイスを食べながらのんびり過ごしていたので、やばいです!

お腹周りが大きくなってしまいました!!

 

私は怖くて久しく体重を量っていませんが、毎日量っている主人はこの1週間で2kg増えたそうです。

 

息子は、相変わらず不安が強くて調子が悪くなる時もありますが、年末年始のお笑い番組を観て声を上げて笑っていました。

 

笑う門には福来る!

 

きっと良い年になるはず。

 

今朝の大阪は時々雪が降っていましたが、息子はサッカー部の初練習に参加しました。

 

息子は、先月からサッカー部の練習に参加させていただけるようになりました。

高校を辞めると決めなかったら、多分、今でも息子は部活に参加することは出来なかったと思います。

授業に出席しようとすればするほど心が疲弊してしまい、サッカーどころではなかったからです。

 

3月までの期間限定で息子のペースで練習に参加することを許していただき、それを応援してくれる先生や部員のみなさんだったので、この高校に入学して良かったと思いました。

 

まだまだ部活に参加することさえ大変なときもありますが、一週間にたとえ数時間でもいいから、大好きなサッカーをして、仲間と共に汗を流す貴重な時間を積み重ねていってほしいです。

 

通信制高校に転学するまでの3ヶ月、息子が悔いなく過ごせるよう応援しようと思っています。