やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

宿泊訓練は準備が大変

2018年05月29日 | 日記(息子・中学生)

息子、宿泊訓練が無事に終わりました。

心配されていた雨は降らず、カッター研修や砂の造形、アスレチックなど、楽しんで帰ってきました。

 

前日、荷物を準備するときに「しおり」が見つからず、息子はパニックになってしまいました。

しおりは生徒が持ってくるのを忘れないように学校で預かっていて、当日渡されることになっていましたが、息子は先生の話を聞いていなかったようです。

 

私は、宿泊訓練の説明会でそういうことを聞いていて、持ち物などもその時の資料に書かれているので、息子に説明しましたが、不安でいっぱいの息子の耳には入りません。

「だいじょうぶかなぁ。。。」

と、当日、教室にしおりを取りに行くことが出来るか、不安がっていました。

あまりに落ち着かないので、3人いる近所の同学年の友達に確認に行かせましたが、運悪く3人ともお留守でした。

 

もし、本当にしおりを学校に忘れてきていたとしても、持ち物の準備に支障はありません。

私が説明会の時にもらった資料の他にも、息子は、通級の先生から分かりやすくイラスト入りで準備の仕方を書いたプリントをいただいていました。

 

なので、当日、しおりを教室まで取りに行かせてもらえばすむことなのに、

「そんな時間あるかなぁ・・・?」

「教室開いてるかなぁ・・・?」

と、不安をぬぐうことが出来ません。

 

この日、息子は、中学生になって初めて即効性のリスパダール内服液を飲むことになりました。

準備もそこそこにしばらく寝込むことになって、ばあばの家に行く約束をしていたのですが、急きょ断ることになりました。

 

夕方になって、息子が訪ねてきたことを知った友達が家まで来てくれました。

「(しおりは)学校で先生が預かってるで~。」

と聞いて、ようやく息子も安心したようです。

 

自分が思っていることと違う状況になったとき、息子はそれに対応することが出来ません。

不安でいっぱいになって、何も考えられなくなってしまうのです。

 

だから、宿泊訓練に送り出すのは、本当はとても心配です。

 

「2日もママおらんで、だいじょうぶかな~?」

と、不安がる息子に、

「だいじょうぶにきまってるやん!

修学旅行も楽しかったやろ!

ママおらんでも、友達や先生がおる!

きっと楽しんで帰ってくるって!!」

 

その通り、息子は宿泊訓練から元気に帰って来て、代休の今日は、朝から友達と「てんとう虫パーク」という遊戯施設に遊びに行きました。

 


いっぱいいっぱいな感じ

2018年05月23日 | 日記(息子・中学生)

最近の息子は、どうやら「いっぱいいっぱい」な感じがします。

 

学校の廊下に水筒とベルトを落としていたり、靴下を片足だけしか履いてなかったり、体育の着替えで友達の体操服を着てしまったり、友達のワークやプリントを持って帰ってくることも数回あるし、自分のものはどこにいったか分かりません???

昨日は週の途中でなぜか上靴を持って帰ってきたし、今日は筆箱を置き忘れたまま登校しました。

 

もう、「課題を提出できない」レベルじゃなくなってきました。

 

中学校が始まってから、

「やることが次々流れてくる感じ。」

と言っていましたが、その流れに乗り遅れないように必死で、あっぷあっぷ溺れながら流されている感じでしょうか。

 

「ちゃんとせんな、って思ってるのに、毎日、何かやらかしてしまうねん・・・。」

 

息子は、本当に「ちゃんとしよう」と、なんとか流れについていこうと必死に頑張っているようです。

ただ、「ちゃんとしよう」と思うあまり、他のことに注意を向けられなくて、先生の話を聞き逃したり、忘れたり、落としたり、自分のものと人のものを間違ったり、失敗ばかりしてしまうのかもしれません。

 

昨夜は、私が息子に話しかけると、

「も~っ、お願い、黙って!」と、悲鳴のような声をあげました。

それに、勉強しようとすると激しい頭痛がするようなので、早めに就寝させました。

 

爆発寸前!

本当にいっぱいいっぱいな感じがします。

 

今朝はサッカー部の朝練があり、息子は早めに登校しましたが、「だいじょうぶかなぁ。」と、とても不安そうな顔をしていました。

 

通常学級に通い続ける限り、この波の流れのままに泳いでいくしかないのでしょうか。

時間が経てば、泳ぐコツをつかんでいくのでしょうか。

 

担任の先生に電話して、家庭での息子の様子を伝えることにしました。

「だいじょうぶかなぁ。」と繰り返していて、強迫性障害がぶり返しそうなことや、間違って友達のものを持って帰ってくることがあるので、置き勉しているロッカーの中に友達のものが入っていないか心配なことも伝えました。

 

息子には、声をかけたり、励ましたり、支えてくれる人が必要です。

 


初めての試験勉強

2018年05月18日 | 日記(息子・中学生)

息子、中間テストが終わり、今日からクラブが再開しました。

 

やった~! 終わった~!!

 

私が試験を受けたわけではないのに、この解放感は何でしょう。。。

もう、息子から「何をすればいい?」と、聞かれることもありません

 

息子は、やらなければならないことがたくさんあると、それだけでプチパニックというかフリーズしてしまいます。

テスト範囲がずらずら書いたプリントを見て、しんどくなって焦るばかり。

終いにはそのプリントをなくし、試験勉強するための教材を学校から持って帰ってくるのを忘れ、そういう教材や解答の冊子があったことさえ知らないものもあり・・・。

 

それに、先生から「漢字で書けるように!」とでも言われたのでしょうか、理科で「双眼実体顕微鏡」と書くことが出来なくて、それだけを書けるようにするために長時間費やし、疲れ果て、「だいじょうぶかなぁ。」と、不安になっていた息子。

他のことをたくさん覚える方がよっぽど効率的なのですが、一度気になって不安になるとその気持ちをコントロールすることが出来ず、他のことが頭に入らないのです。

 

昨夜は、もうどれだけ勉強しても頭に入りそうにないので、翌朝早く起きて勉強するように勧めました。

けれど、今朝起きてからも息子の気持ちは不安なままで、結局、試験勉強は出来なかったのですが・・・。

 

100パーセントの試験勉強があるとするなら、息子の初めての試験勉強は30パーセントというところでしょうか。

 

1ヶ月と少し経てば、すぐ期末テストです。

息子の試験勉強がこんなに大変だと分かったので、期末テストではもうちょっとうまく出来るよう、何か良い方法を考えなければなりません。

 


プリントはどこに!?

2018年05月17日 | 日記(息子・中学生)

今年も、母の日は「ばあばの日」

主人のお母さんを誘って家族みんなでランチを食べに行きました。

息子は初めての中間テスト直前ではありましたが、ばあばには孫と一緒の時間が何よりのプレゼント。

連れて行かないわけにはいきません。

 

このテスト前一週間を通して、息子が一番長く勉強した日でも2時間少しだったので、「ランチに行ったから勉強出来ない」なんて問題はありませんが、来年も一緒に来てくれるかは微妙です。

お年頃の息子は、だんだん、ばあばとの会話が成り立たなくなってきています。

 

さてさて、先日、中学生になって初めての授業参観がありました。

またまた雨の中、レインスーツを着て自転車で山の上の学校まで行ってきました。

 

この参観授業は英語教室で行われることになっていたのですが、息子は、クラスを出るのが一番最後。

日直さんでしょうか、鍵を閉めるために可愛いらしい女子が一人、息子のことを待っていてくれました。

 

息子は、授業で使うプリントを探しているようでした。

息子の机だけ、物が山積み状態。

きっと探せないだろうなぁ・・・。

と思いつつ、小学生の時のように教室に入って手を出すわけにもいかず、見守っていました。

 

急かすこともなくずっと待っていてくれた女の子に謝り、息子はプリントを何枚か持って英語教室に向かいました。

どうやら見つからなかったものもあったようで、授業中、息子だけプリントがなく、書き込んだり出来ずにボーッとしているときがありました。

また、前回の宿題プリントが名前を呼んで返却されていたのですが、息子の名前は呼ばれませんでした。

 

英語の先生の言い回しが面白く、授業自体は息子も楽しそうに受けていたのでよかったのですが、きっとこういうことは日常茶飯事に起きているのでしょうね。

家でも、「ない、ない!」「学校に忘れてきた!」

と、科目ごとに次々増えていくプリントを管理出来ずにあたふたしています。

 

参観の帰りに、通級の先生と偶然お会いして、プリントのことなど少しだけお話する機会がありました。

そのせいか、

「通級の先生が、『プリント入れるのに使い』って、ファイルくれた。」

と、息子がクリアファイルを持って帰ってきました。

 

クリアファイルに入れたプリントを、教科ごとにノートに貼ったりファイルに綴じる習慣をつけなければなりません。

 


カウンセリングの先生が代わる

2018年05月12日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

7日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

学校から帰宅して6時の予約だったのですが、この日、この時間帯に限っての土砂降り。

あまりの雨に運転するのが怖い怖い怖い・・・。

所々に恐ろしく水が溜まっていて、「水を切って進む」というのか、車体より水しぶきが高く上がって、まるで急流すべりのよう。

 

「だいじょうぶ~~?」

と、顔を引きつらせながら運転していました。

 

この日は、中学生になって初めての診察であり、心理の先生が代わっての初めてのカウンセリングでもありました。

 

今度も優しそうな女性の先生。

初めてお世話になることもあり、息子のカウンセリングが終わってから少しだけお話の時間をとっていただきました。

 

中学校生活が始まって、息子が落ち着かない様子でいることを伝えると、

「息子さんは、『ほとんどが同じ小学校から来ているし、違う学校から来ている子とも友達になって、うまくいっている』というようなことを言っておられました。」

と。

 

「学校では本当によく頑張っていると思うのです。

その分、家では『落ち着かない』とよく言ってますし、不安なのかハグしにくるのも増えています。

前のカウンセリングの先生に、『ハグを少なくしていくためにも、一回一回をしっかり受け止めてあげてください。』って言われたので、そうしてたら、ものすごく長い時間しがみつくようになって、だいじょうぶかなぁ、と思って・・・。」

 

「どれぐらい長い時間ですか?」

「以前は10秒間とか決めていたのですが、時間を気にしなくなってから回数は少なくなったけど時間が延びてきて・・・、今は30秒以上だったり、2分、3分の時もあったりして・・・。」

 

「今は、環境ががらりと変わって大変な時期だと思うのです。

ぎゅっとすることで、力を得て、頑張れているんだと思います。

もう少しして落ち着いてくるのか見極めるために、このまま様子を見ていただけますか。」

 

中学校が始まって、私から見るとすごく落ち着かなさそうな息子でしたが、本人は「うまくいっている」と思えているようです。

まずは順調だということでしょうか。

過剰適応というか、学校で頑張り過ぎて爆発してしまわないかと心配にもなります。

ハグで乗り切れるならそれに越したことはありません。

「このままハグしていい」と承認してもらえたことで、私の気持ちは楽になりました。

 

続く診察での医師からの質問にも、息子は、

「調子はいい方。」

「学校は楽しい。」

「違う小学校から来た友達もできた。」

と、答えていました。

 

「お母さんから見て、どうですか?」

と、聞かれたので、

「とても頑張っていて、一度も遅れずに学校に行っています。

ただ、『中学校はやることが次々流れてくる感じで、落ち着かない』と言ったりして、家では落ち着かない感じの時も多いです。」

と。

 

「慣れるまでは、落ち着かないよね。

でも、調子はいいようなので、もう少しこのままの薬で様子を見ましょう。」

 

今回も、「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)」の処方。

 

次回は1か月後。

ノークラブデーにカウンセリングと診察を受けられるよう、木曜日に変更してもらいました。

  


3回目のリュープリン注射

2018年05月08日 | 日記

4月の下旬に3回目のリュープリン注射を受けました。

 

3回目にもなると体が慣れてくるのでしょうか、注射の翌日こそ頭痛がして調子が悪くなりましたが、その次の日には回復しました。

あれからしばらく経ちましたが、特に調子が悪くなることもありません。

副作用がひどくて治療を続けられない方もいるそうなので、私はラッキーなのかもしれません。

 

注射の前にエコー検査があり、1cm程、筋腫が小さくなっているようでした。

「1cmも」なのか、「1cmしか」なのか、よく分かりません。

 

治療中は血液検査をしないといけないらしく、また採血がありました。

貧血なのに、もったいないなぁ・・・。

と、思ってしまいます。

 

個人病院なので、血液検査の結果は次回の診察まで待たなくてはなりません。

もし、貧血を示す数値が出ていなかったら、鉄分を補うために飲んでいるフェロミア錠を減らしてもらおうと思います。

薬を飲んだ後のむかつく感じが苦手です。

 


サッカー部の顧問の先生にお願い

2018年05月06日 | 日記(息子・中学生)

今年のゴールデンウィークはサッカー部の練習や試合(息子は試合前の練習のみ参加)があったので、ばあばとお寿司を食べに行ったり、主人と息子のみでセレッソ大阪の試合を観に行ったぐらいでしょうか。

私は専ら、洗濯や衣替え、カーペットやヒーターの手入れと、夏の準備に忙しくしていました。

 

さて、この休みの間にサッカー部の説明会がありました。

1年生の入部は7人で、5人のお母さんが参加されていました。

サッカー部の顧問・副顧問の先生は共に二十代とお若く、またサッカー経験者でもあり、特に副顧問のY先生は、

「小さい頃からずっとプロを目指してサッカーをやってきましたが、ケガもありそれが叶わなくなって、何かサッカーに関わる仕事がしたいと思って選んだのがこの仕事でした。」

と、おっしゃっていました。

 

「仲間とサッカーを続ける中で学んだこと、苦しいことも嬉しいこともたくさんあって、それが全て自分の大きな力になっていると実感していますので、そういうことを子ども達に伝えていきたいと思っています。」

と。

 

このY先生が、中学入学前の体験授業で息子に声をかけてくださったようです。

 

先生方の自己紹介の前に、キャプテンと副キャプテンの生徒さんからあいさつがありましたが、

「府大会に出場して、Y先生に恩返しがしたいです。」

というようなことを、3人が口々に言っていました。

Y先生に色んなことを教わったのでしょうね。

 

顧問のS先生曰く、

「恐らく、(Y先生は)中学一の熱い先生で、部活にも一番情熱をかけているんじゃないかと思います。」

と。

 

S先生は、教師6年目だそうです。

「自分は大学ではサッカーから転身して、太鼓を叩くサークルに入ったり、子ども達が劇をするのを裏方として応援したり、と、色んなことを経験してきました。そういうことが生かせたらいいなと思っています。

主にサッカーの技術面はY先生が、子ども達の生活面や事務的なことは私が担当します。

2人で子ども達に混じってサッカーしながら、見せて伝えていこうと思っています。」

 

今年の1年生7人のうちほとんどが初心者らしく、息子もみんなと一緒にじっくりと教えていただけそうです。

 

放課後の練習は、月・火・金。

朝練が、水・木。

木曜日はノークラブデーなので放課後の練習はありませんが、水曜日は希望者のみ自主練を行うことがあるそうです。

土、日は、試合や練習がほぼ入ってくるそうです。

 

ただ、1年生は、夏休みまでの朝練は水曜のみ。

また、顧問の先生が会議などでクラブの指導が出来ない日も1年生のみ当分休みにするらしく、家庭訪問中はずっと休みでした。

 

夏休みは8月の12日から16日の予定で、家族旅行は出来るだけこの期間に予定を組んでほしいと言われました。

また、去年の夏休みには3日間、みんなで集まって勉強をしたらしく、今年も余裕があれば行う予定だそうです。

 

先生、大変じゃないですか

と、思わず言ってしまいそうになります。

土、日も夏休みもなく、子ども達を見てくれるなんてありがたい限りですが、ご負担の大きさを想像すると心配になってきます。 

 

説明会の後、少しS先生とお話しました。

Y先生は、自己紹介の後すぐに練習の指導へと向かわれました。

 

S先生は、息子のことを、

「体も大きいし、能力もあると思いますよ。

Bチームの子よりうまいんちゃうかなぁ、と思って見てました。」

と、言ってくださいました。

 

「サッカー限定なんです。

鉄棒も跳び箱も水泳も苦手で、みんなと同じようには出来ません。

7歳の時の発達検査で、色んな運動の発達が遅れていて2歳~3歳ぐらいだと言われました。

ただ、サッカーが好きでずっとボールを蹴っていたり、筋トレや走りこみをしてトレーニングしてきました。」

 

「筋トレ、驚きました。

2~3年生よりしっかり出来てましたよ。」

 

腕立て伏せも腹筋も、去年の今頃は1回も出来なかったんです

力の入れ方が分からなくて・・・。

1年かけて、ようやく30回ずつぐらい出来るようになりました。

人より出来るようになるまでに時間がかかるので、同じスタートラインに立って始めたことは難しいと思います。

ただ、『朝練の筋トレ、俺が一番出来ててみんなに驚かれた~!』って、ものすごく喜んでいました。

努力した結果を実感出来たようで本当に良かったです。」

 

「今、彼が悪戦苦闘しているのがステップです。

見ていて、こういうことなんだろうな、と思いました。

でも、彼ならきっと時間がかかっても、練習して自分のものにしていくと思います。」

 

悪戦苦闘している様子が目に浮かぶようです。

息子はスキップが出来ません。

どれだけ説明しても見本を見せても、ぎこちないステップになってしまうのです。

それ以上の複雑なステップなら、もっと難しいと思います。

 

「サッカーが好きで好きで、それでも◇◇FCを2ヶ月でやめることになってしまったので、どうしても心配になります。

他にも、視覚的な情報をとらえることが苦手なので、試合とかだいじょうぶなのかなって。。。」

 

「1対1には強いけれど、試合全体を見ることが難しいってことですね。」

 

「(苦手なことは)ある程度割り切って、得意なことを生かしながら、みんなとサッカーしていけたらと願っています。

ずっと一人でトレーニングしてきたので、やっと『サッカー』が出来ると喜んでいたので、どうかどうかよろしくお願いします。」

 

ただただお願いせずにはいられません。

サッカー部で、息子も共にかけがえのない経験を積み重ねていけるよう、どうぞ温かくご指導お願い致します。

 


家庭訪問2

2018年05月02日 | 日記(息子・中学生)

担任の先生の家庭訪問が終わり、30分程後に通級の先生が来られました。

 

主に「通級の時間をどのように使うか」という話になりました。

入学前に前任の通級の先生ともお話したのですが、「学校でしんどくなった時に落ち着くことが出来る場所であってほしい」ということと、授業ごとに先生が代わり、担任の先生ともじっくり話す機会がとれないかもしれないので、「通級の時間に困ったことや気になることを先生に話すことで、その時々で息子に必要なサポートをしてほしい」ということを伝えました。

 

通級教室では、苦手な科目の授業を週に1回マンツーマンで教えていただけるそうなのですが、息子は、勉強よりも美術や技術家庭科、理科の実験などの実技の方が苦手です。

そういう科目を通常授業で履修しないのは、せっかく色んな経験が出来る機会なのにもったいない気がしますし、かといって、みんなと同じに出来るかというとそれも不安です。

 

小学校では裁縫や図工などその時々で困っていることを通級教室で教えていただいていましたが、中学校では教科によって担当の先生が違うため、「息子が困っている場合は、その教科の担当の先生と相談の上、息子にあったサポートをしていただくか、許可をもらえれば通級教室の時間を使う」ということになりました。

 

そのため、通級は、あえて息子の得意(な方の)科目である数学の授業を週1回使うことになりました。

数学は、週に1回、塾で教えていただいていることもあり、その時間を使って、ゆっくり話をしながらメンタルケアだったり、苦手な指先の作業…ハサミを使ってカードを作ったりしよう、ということになりました。

 

目の前の先生は、ついつい私も話を聞いてほしくなるような、穏やかで温かな雰囲気をお持ちです。

息子が困ったときに、「通級の時間に先生に話してみよう」と思えるなら、こんなありがたいことはありません。

それに、先生は、バスガイドに扮して学校案内をされるというお茶目な一面もお持ちのようです。

 

最後に先生は聞かれました。

「〇〇君が何でも話してくれるよう信頼関係を作っていくためには、どういうことに気を付けたらいいか、どういう先生であったらいいと思われますか?」

 

「色んな特性を抱えていて、他の子より色々お世話になると思うのですが、『困った子』『問題のある子』としてではなく、『困難があっても、頑張っている子』と、肯定的に思って接していただけたらありがたいです。」

 

『自分のことを認めてくれる先生』ってことですね。

そうですよね。誰だって、自分のことを認めてもらいたいですよね。

私も、〇〇君に認めてもらえるよう、頑張りたいと思います。」

 

先生には、これから長ければ3年間、息子のことで色々サポートしていただくことになると思います。

とても心強く思いました。