やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

通級懇談

2015年12月14日 | 通常学級か支援学級か・・・

今日は、通級の先生との懇談でした。

45分ぐらいかけて、じっくりとお話が出来ました。

 

「これまで支援学級のことをお話ししてきましたが、〇〇君は、通常学級で大きく成長してこられました。

〇〇君は通常学級で十分やっていけると思います。

と、この席で、先生の方から言われました。

 

これまでは、「支援が必要な状況になれば、支援学級に入れるようにしておく」という保留状態だったのですが、来年度は、リストにあげなくても、通常学級でだいじょうぶだろうということでした。

 

高学年になり、精神的な面でも成長の差が出てくる時なので、もちろん、色々なところでフォローは必要なのですが、息子にとっては、通常学級で学ぶことが大きな成長となっているようです。

 

さらに、先生から次のようなお話をいただきました。

 

・息子は、勉強でも何でも、応用が利かずに経験したことしか分からないところがあるので、これからも、丁寧に見守り、その都度教えていこう。

・こうと思ったら、少しも道を外れられない、手を抜けない性格なので、色んなやり方や、手をぬくことも時には必要だと息子が思えるように、家庭でも、思った通りでなくても「まぁ、いいか!」というような姿勢を、親自ら見せてあげて、息子とそういう気持ちを共有しよう。

うまく出来なかったからといって、それは、決して×ではない。自分のことでも他人のことでもそう思えるように、そういう言葉かけをしていこう。

 

「それが、これから大きな壁にぶつかった時に、強く生きる力になっていくと思います」と、言われました。

 

息子は、この通級の先生に、1年生からずっと見守っていただきながら学校生活を送ってきました。

毎年、クラスや担任の先生が変わる中で、先生の存在はとても大きいものでした。

 

その先生に、

「〇〇君、驚くほど成長されましたね。何も喋れなくて、お母さんの顔ばかり見ていた1年生の頃が嘘のようです。」

とおっしゃっていただき、目頭が熱くなって涙が溢れてきそうになりました。

本当に感謝の一言です。

 

息子が小学校を卒業するまで、先生にはこの学校にいてほしいと思うのですが、そればかりは分かりません。

ただただ、祈るばかりです。

 


お母さんが楽になろう!

2015年10月21日 | 通常学級か支援学級か・・・

10月に入って、アクセスしてくださる方がぐ~んと増えました。

この時期、小学校入学を控えたお子さんを持つ親御さん達が、いろいろな情報を集めていらっしゃるのかもしれません。

私も、当時、ブログというものはよく知らなかったのですが、息子には発達の遅れがあると言われていたので、就学前相談を受けたり、本を読んだりして、息子の進路について色々悩み考えたりしていました。

 

通常学級がいいのか、支援学級がいいのか、それとも、支援学校を選んだ方がいいのか・・・

子どもの特性や障害の状況、また、学ぶ場所の支援の方法にもよるので、どこを選べば一番子どものためになるのか、本当に悩むところだと思います。

色んな実例の一つとして、息子の話を何かの参考にしていただければ嬉しい限りです。

 

私が思うには、答は一つじゃないし、今の状況がずっと続くとも限らないということです。

 

息子は、通常学級に在籍し、週一回の通級教室に通っていますが、息子が年長さんの秋には、保健センターの心理の先生から「支援学級」に入ることを勧められ、また、2年生の時には、通級の先生や、「広汎性発達障害」の診断を受けた医師からも、「支援学級」を勧められました。

当時、やはり息子は、普通のことが普通に出来ないしんどい面もありましたが、4年という月日を経て振り返ると、息子の場合は、通常学級で学ばせていただいて、本当に大きく成長することができたと思っています。

 

「支援学級」で学んだとしても、また違う形の成長があったと思うし、これから先、息子が「支援学級」で学ぶこともあるかもしれません。

これから先も、困難なことはきっと起こると思います。

問題が起こるたび、本人の様子を見守りながら、学校の先生や医師、各機関の先生方とも相談して、「支援学級」も一つの選択肢として考えながら、問題を乗り越えていこうと思っています。

 

もし、子育てのことで悩んだら、ぜひ、相談できる場所・人を作ってください。

学校の先生も相談にのってくれますが、学校教育の側からのサポートになるので、それ以外の機関にも相談された方がいいと思います。

市の子育て相談センターのようなところなら、無料で高校卒業の年齢である18歳まで継続して相談に乗ってもらえます。

また、必要な場合は、そこから療育や病院への道も繋がっていきます。

学校の先生とも連携をとり、きっと力になってくれると思います。

 

もちろん、相談しても、思いが伝わらないように感じたり、直接的な解決には結びつかなく思えたり、自分の考えとのギャップがあって納得できないこともあります。

答えは一つじゃないし、今、子どもに表面化していることが全てではないからです。

私自身も、心が疲れていたりして、柔軟に考えられないときは、特にそうでした。

でも、そういうことも全て、パズルのピースのように一つ一つ私の中に積み重なっていって、ある日突然、「こういうことだったんだ!」と、思うことがあります。

 

相談は、しんどい思いを聞いてもらうだけでもいいのです。

お母さんが楽になり、元気になったら、子どもは驚く程落ち着きます。

 

私は、息子が幼稚園から小学校1年生までの間、親の介護も重なって、本当にいっぱいいっぱいになってしまい、息子がこだわりを発揮して癇癪を起こした時など、何度も手を上げて、力ずくで子どもをコントロールしようとしたことがありました。

でも、出来るわけありません。

火に油で、余計に大変な状況になってしまいました。

 

もし、息子のような発達障害の特性を持つお子さんでしたら、お母さんの元気が一番の安心に繋がると思います。

また、ちょっとしたコツで、驚く程問題が小さくなるので、ペアレント・トレーニングは受けられた方がいいと、私は思います。

トレーニング後も、困ったときには相談できる場所の一つとなります。

 

ありのままの子どもを受け入れて、しんどい時はしんどいって言える自分になったら、すごく子育てが楽になりました。

そして、子どもの成長が楽しみになりました。

おそらく、人より何倍も何倍も、子育てによって嬉しい気持ちをもらっていると思います。

 

先日の運動会で息子のダンスを見たのですが、去年まではワンテンポ遅れて踊っていたのが、4年生になった今年は、みんなとぴったり同じリズムで踊っていました!!

いつの間に・・・と、涙、涙の運動会でした。

 

でも、どんなに子どもが落ち着いて暮らせるように・・・と心がけていても、息子は、今年の4月から「強迫性障害」という、まさかの二次障害が出てしまいました。

 

それも、今思えば、良かったのだと思います。

広汎性発達障害を持つ人が二次障害を起引きこす確率は、60~80パーセントとも言われています。

将来、息子に深く関われない年齢になった時のことを考えると、息子のかかりつけ医として信頼できる医師に出会えたことは大きいと思います。

 

辛いことや悔しいことがあったとしても、きっと良い経験にして、嬉しい出来事の種に変えていけるからね~

そんな風に、息子に話せるお母さんになりたいです。


通常学級か支援学級か・・・5

2015年07月23日 | 通常学級か支援学級か・・・

息子の場合、先生やクラスメートの理解があれば、通常学級でも充実した学校生活を送ることが出来る。

小学校3年生のクラスで、そう強く実感しました。

 

息子の周りに理解あるお友達が集まり、先生やお友達がさり気なく支えてくれていたこともあって、このクラスで大きなトラブルは起こりませんでした。

 

「〇〇君には、お友達との関わりの中で色んなことを学んでいってほしいし、それは、他のお友達にとっても同じで、良い勉強になると思っています」

と、常々、担任の先生もおっしゃってくださっていました。

 

3年生は低学年で一番年長となるので、息子も学校生活に慣れ、のびのびと学校生活を送っていたように思います。

そのせいか、支援学級での授業を体験するという話は保留になりました。

 

通常学級では、多少みんなより動作は遅れることはあっても、息子は粘り強く学習を続けていました。
週1回の通級授業に加えて、月に1回程度、放課後に行われる市のソーシャルスキルトレーニングにも通うことになりました。

 

運動会が行われる2学期には、プレッシャーのせいか、

「食べ物の中に何かが入っているかもしれない」

と言って、ネズミのようにちょびちょびとしか物を食べることが出来なくなってしまう時期が3ヶ月ほど続きましたが、現在の強迫性障害のように深刻ではなく、本人は、それほど気にしていないようにも見えました。

また、それ以外の生活では、家でも学校でも落ち着いて過ごしていたと思います。

 

4年生に向けての懇談では、「通常学級でうまくいっているので、4年生もこのまま通常学級で学ぶ」ということになりました。

ただし、教育委員会に報告をあげ、「支援が必要な状況になれば、支援学級に入れるようにしておく」ということでした。

 

通常学級か支援学級か・・・

これからも、事あるごとに考えることになりそうです。

それは、息子が生きていくための力(社会でうまくやっていく力だったり、うまくいかない時の対処の仕方だったり、いずれは働いて自立出来る力だったり・・・)を学ぶために、少しでも本人にとって最適な環境を作ってあげることだと思います。

どちらを選んだとしても、多くの努力と、多くの人達の協力が必要だと思います。

 

いつか、息子が成長し、社会に尽くせる人になってほしいと願っています。

 


通常学級か支援学級か・・・4

2015年07月15日 | 通常学級か支援学級か・・・

病院での発達検査の結果、支援学級で支援を受けた方が良いといわれましたが、こども発達支援センターの先生に、息子の学校での様子を見に行っていただいた結果は、

「適切な支援さえあれば、〇〇くんは、通常学級でも十分やっていけると思います」

と、いうことでした。

 

黒板に指示が書かれていることは、見ながら出来ていたようですが、口頭で指示を出されたことは、聞き取れていないこともいくつかあったようです。

でも、意欲的に勉強をしていて、お友達とも楽しそうに喋っていたそうです。

 

検査は数時間でのことですが、療育では、何日もかけて息子をみていただいていることもあり、その先生の言葉なので、通常学級で大変な無理をさせていたわけではなかったと、ほっとしました。

 

通常学級か支援学級か・・・

どちらにもプラスがありマイナスがあり・・・おそらく、どちらを選んでも、本人はやりづらさを感じながら頑張らなければならないのでしょう。

支援学級の様子を見に行ったことがあるのですが、正直に言うと、息子に合っているようには思えませんでした。

知的障害のない発達障害専門の教室でない以上、それは、仕方のないことだと思います。

 

通級の先生にも、こども発達支援センターにも、息子の検査結果は送られることになっていました。

 

その上で、通級の先生には、

「私には、どちらが本人のためになるのか分かりません」と伝えました。

 

「障害があろうとなかろうと、息子には、社会の中でいきいきと過ごしてほしいと思っています。だから、小学校では、先生方に見守られながら、通常学級の中で過ごしていけると思っていました。もし、お友達とトラブルがあっても、先生方のフォローがあれば、乗り越えられると思ってましたし、お友達に息子のことを分かってもらえ、息子にとっても、社会に出た時の訓練になると思っていました」

 

それが、私のありのままの気持ちです。

「でも、息子の持つ特性から、支援学級で学ぶ方がプラスになることが多いのであれば、お願いしたいと思っています」と。

 

本人にマイナスの気持ちを持ったまま、支援学級で学ばせたくはないので、まず、支援学級のことを理解して「自分はここで、苦手なことを克服するんだ」と思えるように、先生の方からお話していただくようお願いしました。

 

その結果、来年3年生は、支援学級での支援が必要と思われる児童として教育委員会に報告をあげ、通常学級に在籍しながら、時々、支援学級での授業を体験し、本人に理解していってもらおうということになりました。
したがって、正式に支援学級に入級するのは、4年生からとなりました。

 

クラスでの班活動にも配慮していただけるようになり、帰りの支度は、息子個人で支度が出来れば、先生と挨拶をして帰ることになりました。

一人だけ嫌じゃないのかな・・・との私の心配はよそに、それによって、自分のペースで落ち着いて支度が出来るようになり、息子は喜んでいました。

 

2学期に起きたいじめ問題をきっかけに、多くの方が、息子のためにどうすればいいのか考えて下さり、3学期からは、クラスで楽しい時間を過ごせるようになりました。

家に帰ってくるなり、学校での楽しかった出来事を私に話してくれるようにもなりました。

 

3学期の図工の授業で描いたという「泣いた赤鬼」のお話の絵には、なぜか、息子のクラスの35人の児童が描かれていました。

「これが、ボク!これが、〇〇君!」

と、指し示す息子に、35人クラス全員が、息子にとっては大切な大切な存在だったのだと教えられました。

 

 息子が描いた絵


通常学級か支援学級か・・・3

2015年07月10日 | 通常学級か支援学級か・・・

病院での発達検査・WISC-Ⅲを受けた結果、息子は、「広汎性発達障害」と診断されました。
知的障害はありません。

 

検査結果をいただくことが出来なかったので、記憶していることを述べると、

「記憶」はかなり高かったのですが、「理解」や「処理速度」がぐんと低く、検査結果のでこぼこが示すように、出来ることと出来ないことの差が大きいので、本人のしんどさや周囲の戸惑いに繋がり、適切な指導がないと悪い方に引っ張られやすいということでした。

また、自我が発達していないので、自分で自分のことが分からずにしんどい思いをしているとも言われました。

 

「実のなっている木」を描く検査があったのですが、見せてもらった息子の絵は、紙のほとんどを使って木の幹を描き、枝や葉っぱがなく、「み」と文字で書いているだけでした。

そこから、息子は、想像したり、見通しを立てることが困難で、指示を受けても、どうすればいいのか自分で考えて行動することが難しいということでした。

 

支援学級の話が出ているのなら、支援を受ける方が良いと言われました。

「広汎性発達障害」は「自閉症」なので、普通に授業を受けていても、頭に入りにくく、1対1で確認しながら教えてもらった方がいい。

もし、支援学級に入らないのであれば、親がしっかり教えるか、個人で見てもらえる塾で教えてもらうなどのサポートが必要である。

・・・などというような説明を受けました。

 

診断を聞く前から、おそらく「発達障害」であろうと感じていたので、ショックはありませんでした。

それでも、時々思ってしまう「障害を否定する気持ち」を、ようやく粉々に打ち砕くことが出来ました。

一瞬、高次脳機能障害を持つ父と過ごした日々が頭をかすめ、
「さぁ、これから、息子と頑張るからね」と、決意することが出来ました。

 

私の覚悟は、ずっとずっと前から決まっていたはずです。

息子を授かった時から、「必ず、幸せにする」と!

 


通常学級か支援学級か・・・2

2015年07月07日 | 通常学級か支援学級か・・・

通常学級か支援学級か・・・息子がどちらで学ぶ方がいいのか考える上で、まず、自分の気持ちを整理しなければならないと思いました。

 

父親である主人は、「難しい問題や・・・」と言うだけで、答を出そうとしてくれませんでした。

「〇〇が楽しく学校生活を送れたら、それでいい」と、私に一任するのですが、分からなくても、本やネットで調べたり、相談に行ったり、一緒に悩んでほしいと思いました。

 

就学前に支援学級を勧められた時は、ただ単純に、息子が、通常学級での学習が困難な程の障害を持っているとは思えずに、私自身が必要性を認めることが出来ませんでした。

 

あらためて、学校から支援学級を勧められた2年生当時も、まだ学習内容がさほど難しくなかったので、国語や算数などの勉強にとりたてて遅れはありませんでした。

家ではじっとしていない息子ですが、授業中に声をあげたり、席を離れるようなこともありません。

ただ、先生からの指示・・・耳から聞こえる情報を理解して、行動にうつすことが苦手なので、授業が難しくなると、先生が何を言ってるのか分からなくなる可能性はあると思いました。

 

支援学級は少人数クラスなので、息子に合わせて勉強を教えていただけます。

その反面、一定時間支援学級で学習することは、通常学級で学ぶことより遅れをとらないかという不安も感じました。

 

3年生からは、理科や社会の授業が始まり、実験や校外学習など定形通りに進まない授業が増えてきます。

支援学級に在籍すると支援員さんが付いてくださるので、変化に対応することが難しい息子にとっては、支援員さんからの補助・声掛けがあることは、非常に心強いと思いました。

また、息子の一番苦手とするのは、人とのコミュニケーションです。
クラスメートとのトラブルは先生の目の届かないところで起こるので、支援員さんの存在は、とてもありがたいです。

 

それでも、支援学級に通うことによって、息子が嫌な思いをしないだろうか・・・
そんな不安が私の中にありました。

息子自身が劣等感を感じたりしないだろうか? また、お友達にどう思われるだろうか?

出来ないことや苦手なことがあるのは、理由があるのに、それに「劣等感」を感じてしまう私自身をもどかしく思いました。

もしかしたら、そんな私の不安が伝わって、息子に「なかよし学級に行きたくない」と思わせてしまったのかもしれません。

 

息子にとって、一番いい学びの場所を与えてあげたいと思いました。

支援学級で、息子が苦手を克服しながら、のびのびと学んでいけるなら、それが一番いいと思いました。

でも、息子が「行きたくない」という後ろ向きな気持ちを持ったままでは行かせられません。

 

まずは、私自身の気持ちを変えようと思いました。

そのためにも、息子の障害のことをきちんと知りたいと思いました。

 

その頃、息子は、喉を「ウッ、ウッ」と鳴らす音声チックが頻繁に出ていたので、近くの心療内科に通い、そこで、発達検査をしてもらうことになりました。

  


通常学級か支援学級か・・・1

2015年07月05日 | 通常学級か支援学級か・・・

息子は、現在、通常学級に在籍しています。

通常学級か支援学級か、どちらが本人にとってよいのか・・・入学する前からずっと悩んできた問題です。

 

入学前に、発達相談の心理の先生から「支援学級」に入ることを勧められましたが、正式に診断を受けていなかったことと、幼稚園での成長ぶりに安心していたこともあり、「絶対、通常学級でもだいじょうぶ」という気持ちが、私の中にありました。

就学前相談を受け、小学校の先生とも話し合い、先生方に幼稚園の様子を見に行ってもらって、通常学級で学ぶことになりました。

 

けれど、今、何をしなければならない時間なのか、目まぐるしく変わる状況の中で、息子はなかなか理解することが出来ずに、落ち着かない状況が続いて、1週間にたとえ1時間でも、「本人がのびのびと授業を受けられる時間」があった方がいいと、5月から、週1回の通級教室に通うことになりました。

 

2年生になって、クラスメートにからかわれたり、息子の机だけ廊下に出され、筆箱や教科書を女子トイレに置かれるなどのいじめが起こりました。

息子は、会話でも何でも、人より理解するのに時間がかかるので、みんなのペースからずれてしまったり、完全にフリーズして動けなくなってしまったり、または、癇癪を起こして大声を出してしまったり・・・確かに、他のお子さんからすると、付き合いにくいところがあるとは思います。

 

また、クラスでは班活動が多くて、例えば、班全員が帰りの支度が出来たら、その班から先生と挨拶をして帰るということがあり、早く支度が出来ない息子と、息子を急がせるために、声をかけたり、手伝おうとしてくれるお友達との間でトラブルが続きました。

 

その頃、通級の先生から、支援学級に入った方がよいのではないかというお話がありました。

私は、息子がクラスで辛い思いをしているなら、支援学級で学ぶ方がいいのかもしれないと思い、息子に話をしました。



「なんで、ぼくだけ、なかよし(支援学級)に行くの?」と、不安そうに聞くので、

「なかよし学級では、〇〇の苦手なところを〇〇にあわせて教えてくれるよ」と、答えると、

「みんなと一緒に勉強したいねん」と、泣き出してしまいました。

 

当時、息子は、こども発達支援センターで療育を受けていたので、担当の先生に、「息子は、支援学級に入らなければならない程、重い障害を持っているのか」聞いてみました。

 

「障害が重いから支援学級に入るのではなく、支援学級で学ぶ方が本人の学びにプラスになるのであれば入った方がいいし、クラスで支援を受けながら学んでいく方がプラスになるのであれば、通常学級のままでもいいと思います」
と、言われました。

 

また、「支援学級は、通常学級でしんどい思いをしている子供が、自分らしく落ち着いて過ごせる時間を持てるという役割もあり、〇〇君にとって、そういう時間が、週1回の通級の時間で足りているのか、1日に1時間等、もっと必要としているのか見てあげないといけない」とも言われました。

 

それから、「〇〇君に対するクラスの雰囲気も大事だと思います。クラスの人達の理解があるだけで、落ち着いて過ごせるようになることもあります」とも。

 

後日、発達支援センターの先生方が、息子の学校での様子を見に行ってくださり、学校の先生に話を聞いてくださることになりました。