10月に入って、アクセスしてくださる方がぐ~んと増えました。
この時期、小学校入学を控えたお子さんを持つ親御さん達が、いろいろな情報を集めていらっしゃるのかもしれません。
私も、当時、ブログというものはよく知らなかったのですが、息子には発達の遅れがあると言われていたので、就学前相談を受けたり、本を読んだりして、息子の進路について色々悩み考えたりしていました。
通常学級がいいのか、支援学級がいいのか、それとも、支援学校を選んだ方がいいのか・・・
子どもの特性や障害の状況、また、学ぶ場所の支援の方法にもよるので、どこを選べば一番子どものためになるのか、本当に悩むところだと思います。
色んな実例の一つとして、息子の話を何かの参考にしていただければ嬉しい限りです。
私が思うには、答は一つじゃないし、今の状況がずっと続くとも限らないということです。
息子は、通常学級に在籍し、週一回の通級教室に通っていますが、息子が年長さんの秋には、保健センターの心理の先生から「支援学級」に入ることを勧められ、また、2年生の時には、通級の先生や、「広汎性発達障害」の診断を受けた医師からも、「支援学級」を勧められました。
当時、やはり息子は、普通のことが普通に出来ないしんどい面もありましたが、4年という月日を経て振り返ると、息子の場合は、通常学級で学ばせていただいて、本当に大きく成長することができたと思っています。
「支援学級」で学んだとしても、また違う形の成長があったと思うし、これから先、息子が「支援学級」で学ぶこともあるかもしれません。
これから先も、困難なことはきっと起こると思います。
問題が起こるたび、本人の様子を見守りながら、学校の先生や医師、各機関の先生方とも相談して、「支援学級」も一つの選択肢として考えながら、問題を乗り越えていこうと思っています。
もし、子育てのことで悩んだら、ぜひ、相談できる場所・人を作ってください。
学校の先生も相談にのってくれますが、学校教育の側からのサポートになるので、それ以外の機関にも相談された方がいいと思います。
市の子育て相談センターのようなところなら、無料で高校卒業の年齢である18歳まで継続して相談に乗ってもらえます。
また、必要な場合は、そこから療育や病院への道も繋がっていきます。
学校の先生とも連携をとり、きっと力になってくれると思います。
もちろん、相談しても、思いが伝わらないように感じたり、直接的な解決には結びつかなく思えたり、自分の考えとのギャップがあって納得できないこともあります。
答えは一つじゃないし、今、子どもに表面化していることが全てではないからです。
私自身も、心が疲れていたりして、柔軟に考えられないときは、特にそうでした。
でも、そういうことも全て、パズルのピースのように一つ一つ私の中に積み重なっていって、ある日突然、「こういうことだったんだ!」と、思うことがあります。
相談は、しんどい思いを聞いてもらうだけでもいいのです。
お母さんが楽になり、元気になったら、子どもは驚く程落ち着きます。
私は、息子が幼稚園から小学校1年生までの間、親の介護も重なって、本当にいっぱいいっぱいになってしまい、息子がこだわりを発揮して癇癪を起こした時など、何度も手を上げて、力ずくで子どもをコントロールしようとしたことがありました。
でも、出来るわけありません。
火に油で、余計に大変な状況になってしまいました。
もし、息子のような発達障害の特性を持つお子さんでしたら、お母さんの元気が一番の安心に繋がると思います。
また、ちょっとしたコツで、驚く程問題が小さくなるので、ペアレント・トレーニングは受けられた方がいいと、私は思います。
トレーニング後も、困ったときには相談できる場所の一つとなります。
ありのままの子どもを受け入れて、しんどい時はしんどいって言える自分になったら、すごく子育てが楽になりました。
そして、子どもの成長が楽しみになりました。
おそらく、人より何倍も何倍も、子育てによって嬉しい気持ちをもらっていると思います。
先日の運動会で息子のダンスを見たのですが、去年まではワンテンポ遅れて踊っていたのが、4年生になった今年は、みんなとぴったり同じリズムで踊っていました!!
いつの間に・・・と、涙、涙の運動会でした。
でも、どんなに子どもが落ち着いて暮らせるように・・・と心がけていても、息子は、今年の4月から「強迫性障害」という、まさかの二次障害が出てしまいました。
それも、今思えば、良かったのだと思います。
広汎性発達障害を持つ人が二次障害を起引きこす確率は、60~80パーセントとも言われています。
将来、息子に深く関われない年齢になった時のことを考えると、息子のかかりつけ医として信頼できる医師に出会えたことは大きいと思います。
辛いことや悔しいことがあったとしても、きっと良い経験にして、嬉しい出来事の種に変えていけるからね~
そんな風に、息子に話せるお母さんになりたいです。