やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

最重要課題は・・・

2022年03月31日 | 日記(息子・高校生)

慌しく時が過ぎてしまって、いつの間にか桜が満開です。

 

 

その間に上の弟が退院、今は療養しながらお店の再開準備をしています。

これからは自分でインシュリンの注射をし、一か月後に通院することになりました。

 

オムライスのお店をしながら、今までのように店の料理で食事を済ませるのではなく、きちんと糖質制限された食事をとって体調管理をしなければなりません。

大変だとは思いますが、弟の生き甲斐であるお店を長く続けるためにも頑張ってほしいと思います。

 

弟が入院している間は、一日おきに弟のお店の熱帯魚に餌をやりに行ったり、病院に着替えを届けに行ったりしていましたが、その間の2~3時間、息子は一人で留守番をしたり、たまに一緒に付いて来るときもありました。

 

私がばたばたしていたので、息子も落ち着かない様子でしたが、それでも弟が入院している間は我慢してくれていたのだと思います。

弟が退院してから、ますます息子の不安が強くなって、私から離れなくなってしまいました。

 

私が死んでしまわないか、とか、私が帰って来なかったらどうしよう、と、不安で仕方がないのだそうです。

 

数日前に私よりわずか4歳年上の知人が亡くなられたことも、息子の不安を大きくする原因になってしまったようです。

 

放課後等デイサービスは3ヶ月以上欠席が続いていたので、他の方に枠をお譲りするために3月いっぱいで終了することになりました。

 

通信制高校には入学の書類を提出し、取得する単位の申請を済ませましたが、不安どころか、正直言うと通える気がしません。

 

息子は、一年目となる今年は26単位の科目登録を行いました。

 

私は、最初はもっと少ない単位で設定した方がいいと思っていましたが、取得する単位を決めるときに同席していた先生から、

「放送視聴によるスクーリングの代替申請を行えば、昼からでもなんとか週に一回通えれば出席単位はクリアできますよ。」

と、アドバイスされ、息子はそれならだいじょうぶだと思ったようです。

 

週に一回通学するだけじゃなくて、家で勉強して課題を提出しなければならないんだよ!と、念を押したくなりましたが、本人がやる気になっているのに水を差すのはやめることにしました。

 

入学式には出席しなくてもいいので、8日のオリエンテーションから学校生活が始まり、11日には健康診断があります。

この2日間は必ず出席で、13日からスクーリングが始まり、前半のレポート提出期限が5月17日だそうです。

 

押し寄せるスケジュールに胸がざわざわしますが、今の息子にとって最重要課題は安心して生活を送ること。

 

そのことを胸に、焦らず、あきらめずに息子を見守っていきたいと思います。

 


必要なのは居場所

2022年03月21日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

弟が入院することになった前日の12日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

友達と一緒に遊んだ翌日、一転して息子の調子が悪くなり、息子は通院することが出来ませんでした。

父親と留守番です。

 

「今日は調子が悪くて、本人は来ることが出来ませんでした。」

 

「どんな様子でしたか?」

 

「不安が強くて、私が傍にいないと怖がります。

私が台所などで用事をしていると、目に見える距離なのに、『目に見えるママは、概念かもしれへんと思って不安になってくる。』と言って、ぎゅっとしたり、手をつないだりしに来ます。」

 

そう言いながら、私は、「怖い、怖い!」と息子が泣きわめいている様子をスマホで録音した音声を先生に聞いてもらいました。

 

「『助けて! ママ、助けて!』って言われるんですけど、どうしたらいいんでしょうか?」

 

先生は、ふむふむとうなずきながら聞いていました。

 

「ずっとこんな状況っていうわけではなくて、サッカーを観たり、動画を観ているときは普通にしているのですけど、日に何回かこういう状況になります。

それでも、今週は部活が始まったので、月曜、火曜とサッカー部の練習に参加して調子が良くなったように思えました。

それで、部活のない水曜日に、一年ぶりに小学校からの友達を家に呼んで、5時間ぐらい遊んでいました。

楽しそうにゲームをしていたのに、翌日から一転して、また調子が悪くなってしまいました。

 

「恐らく、彼にとって必要なのは居場所なんでしょうね。

これは、薬を変えてもどうこう出来ないと思います。

することが何もないときに、調子が悪くなるのですよね。

コンスタントに安心して通える居場所があったらいいのですが・・・。

 

「今は、カウンセリングも休止中ですし、病院で、少人数のグループで行うデイケアがあるって聞いたのですが、そういうのに通えばいいのでしょうか?」

 

「本人が望めば、それもいいと思います。」

 

「ただ、通えるのか・・・。

今の高校のサッカー部に参加していいと言われているので、それに行きたいからと、週一回の放課後デイサービスにも通わなくなりました。

週に何回か参加する部活で精一杯で、精神的にも体力的にも余裕がないみたいです。

すぐに疲れるし、回復に時間がかかるので、4月からサッカー部のある通信制高校に入学する予定ですが、通えるかどうかも心配です。

『サッカーがうまくなりたい。」と、本人が言っているので、サッカーが出来る場所を確保しておきたいと思いました。」

 

「環境が変わってどうなるかですね。

様子を見ましょう。」

 

「私の対応はこのままでいいのでしょうか?」

 

「本当はべったりは良くないのですが、今は仕方ないでしょう。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで(30日分)」を処方され、まだカウンセリングの先生の復帰の目途が立っていないので、次の診察は5週後になりました。

 

これから通信制高校の入学ガイダンス、科目登録、オリエンテーション、健康診断と・・・スクーリングが始まる前に学校行事が続きます。

 

今度こそ学校が、サッカー部が、息子の居場所になってくれますように・・・。

 


上の弟、救急搬送される

2022年03月17日 | 日記

13日の夜、上の弟が救急搬送され、入院することになりました。

 

夜9時過ぎに、弟から、

「もう限界や。」

という電話がかかってきました。

 

言葉がゆっくりで、ろれつが回っていないようにも思えました。

 

半月ぐらい前から体調が悪くて、コロナかもしれないと思い、自営のオムライス屋を自主休業していたそうです。

でも、病院にも行かず、実家にも帰らず、お店で寝泊まりしながら回復を待っていたようです。

 

「なんでもっと早く連絡してけえへんの!?」

「救急車、呼びや!」

そう思いましたが、急いで119番に電話し、救急車を要請しました。

 

弟のお店の最寄りの消防署から、

「救急車が全部出払っていて、すぐに向かえないので、お姉さんがお店に駆けつけることは出来ますか?」

と、連絡がありました。

 

駆けつけるつもりではいるが、ここからでは時間がかかることを伝えると、

「搬送先もすぐに決まらない可能性があるので、とにかくお店に来てください。」

と、言われました。

 

私がお店に到着する直前にすれ違った救急車があったので、恐らくそれが弟を乗せた救急車だったのでしょう。

 

お店のシャッターをたたいても、電話をかけても応答がなかったので、再び119番に電話し、弟の搬送先を教えていただきました。

 

弟はコロナではなく、糖尿病だということでした。

 

血糖値が873mg/dlあり(基準値は70~110ぐらい)、脱水症状と意識障害を起こしかけていると言われました。

 

即入院となり、点滴で血糖値を下げる治療が始まりました。

 

日付が変わって2時頃、弟の意識もはっきりしているようなので、私はいったん帰宅しました。

でも、弟のこと、お店のことを考えてしまい、結局眠ることは出来ませんでした。

 

14日は義母のリウマチの診察日だったので、午前中は病院の送り迎えがありました。

息子の不安が強くて長時間の留守番が出来ないので、送迎はいつも病院の玄関までです。

 

主人に昼から半休をとってもらい、私は再び弟の病院に向かいました。

 

コロナ禍で、弟に会うことは出来ませんでしたが、意識もはっきりしているし、トイレまで自分で歩いているということでした。

 

5時頃、担当医から説明を聞けるということで、その間、弟のお店に行くことにしました。

 

弟は、実家まで1時間以上かけて帰るのはしんどいから、お店に寝泊まりしていると言っていましたが、休憩室があるわけでもなく、どうやら客席の長椅子で布団をかぶって寝ていたようです。

 

のどが渇いて飲み物を欲していたのでしょうか、飲みかけのコップや紙パックが散乱していました。

 

一日3回餌をあげているという熱帯魚の水槽があり、魚の匂いなのか、飲みかけの飲み物の腐臭なのか、少し異臭を感じました。

 

この日は、目に見える範囲の片付けをし、後日、冷蔵庫の中を掃除することにしました。

すでに半月も休んでいたとなると、食材なども傷んでいる可能性があります。

 

お店の案内ボードには、臨時休業のお知らせと19日からお店を再開する予定、との旨が書かれていました。

 

病院には5時に到着しましたが、先生と話が出来たのは5時40分頃。

担当医は若い男性のお医者さんでしたが、忙しすぎてイライラしているのかな?という印象を受けました。

 

いきなり、

「特に何も話すことはないのですが・・・。」

と、言われたので驚きました。

糖尿病の知識のない私は、話してもらわなければ心配でたまりません。

 

血糖値が高いので、今は点滴で血糖値を下げていて、三日もすれば点滴が外れること。

その後、様子を見ながら治療法を探すということでした。

 

入院期間は、最低でも2週間ということなので、その間に、調子が良くなれば一度店に寄ることは出来ないか聞いてみましたが、

「絶対無理です!

特に今は、コロナがありますからね!」

と、怒られました。

 

「お店のことが何も分からなくて困っていて、こちらから電話してもショートメッセージを送っても何の応答もないのですが、まだ喋れるような状態ではないのでしょうか?」

と、聞くと、

「まだしんどくて動ける気持ちじゃないのでしょうが、受け答えはしっかり出来ていますので、お姉さんに連絡するように伝えておきます。」

と、言われました。

 

しばらくして、弟から電話がかかってきました。

 

まだ口が渇いていて、うまく喋れないみたいです。

メールをするように言いましたが、スマホでのメールのやり方が分からないそうです。

私の送ったメッセージも見ていないようでした。

 

会えないということがこんなに不便なのかと思い知らされました。

病院内のコンビニで筆記用具を買い、それを弟に渡してやるべきことを書くように看護師さんに伝えてもらいました,。

 

けれど、不便ではあるものの、弟の意識がしっかりしていて、従業員への連絡、仕入れの停止、予約のキャンセル等、本人に直接尋ねることが出来たので良かったです。

 

弟は、中学2年生のときに家出をしてから以後、健康診断などを受けたことはないと思います。

きっと、今まで、調子が悪くなっても自然に治癒するのを待つだけだったのでしょう。

 

そのうちに治ると、我慢して、我慢して・・・。

 

でも、私に連絡してきてくれて良かった!

 

もっと早くに連絡してよ!

と、思いつつも、最後の最後にちゃんと電話をかけてきてくれて、本当に良かったと思いました。

 


一年ぶりに友達と遊ぶ

2022年03月09日 | 日記(息子・高校生)

通信制高校に合格し、春からの所属先が決まって安心したせいなのか、それとも今週から部活が再開したせいなのか、息子の調子が少し良くなってきました。

 

月曜、火曜と、2時間ぐらいサッカー部の練習に参加し、部活のない今日は、3人の友達を家に誘って一緒に遊んでいます。

 

息子が友達と遊ぶのは、中学を卒業した春以来でしょうか?

 

これまでも、息子から何度かLINEで「遊べる?」とメッセージを送ったことがあったようですが、部活やバイトで都合が合わず、一年ぶりの再会となりました。

 

みんなお洒落な服を着ていてびっくり。

息子は、いつもの部屋着のまま、パーカーとジャージです。

 

ジュースを部屋まで持って行ったとき、3人掛けソファーに4人で座ってゲームをする姿は小学生の頃から変わっていません。

体が大きくなって窮屈なのに、誰か他の場所に座ればいいのに・・・。

と、心の中で笑ってしまいました。

 

2階から談笑する声が聞こえるたび、友達と過ごす時間が少しでも長く続くようにと思わずにはいられません。

 

また、近いうちにこんな日が来ますように!

 


それが今の息子

2022年03月03日 | 日記(息子・高校生)

息子は、ビニール製のボールを蹴りながら部屋の中をぐるぐるぐるぐる回っています。

 

何時間もそれは続いていて、私が何か言ったり、聞いたりすると、

「頭が動けへん。」

とか、

「ごめん、寝させて!」

などと言って、布団を敷いて寝転んでしまいます。

 

そうして、しばらくすると、

「ママ、来て!」

と、私を呼び、

「怖いから、横におって!」

と、腕にしがみついてきます。

 

「横におるから離して!」

と言って、私が息子の隣に寝転ぶと、私から体を離して手だけ繋いでいる状態になり、またしばらくすると手も放して一人で寝たり、寝ながらスマホを眺めたりするようになります。

 

そこで、私がそーっと起き上がって離れようとすると、

「どこ行くん?」

と、また私の腕にしがみついてくるので、 私が息子から離れられるのは、息子が寝てしまうか、息子の気持ちが落ち着いてからになってしまいます。

 

「向こうに行っても、家の中におるんやから、ここからでも見えてるやろ?」

と、私が言うと、

「向こうにおるママは、『概念』ちゃうかって、心配になってくるねん!」

と。

 

「概念?」

と、聞き返すと、

「本当のママじゃなくて、イメージみたいなもの。」

と。

 

だから、息子は、何度もぎゅーっとハグしにくるのかもしれません。

 

この2週間は部活がなかったので、前述のようなことの繰り返しの毎日です。

唯一、リフティングをしたり、走ったりは続けていますが、今日も息子の叫び声が家まで響いてきました。

 

「みんなに迷惑をかけてるのは分かってるし、正直申し訳ないとも思うけど、どうしようもないねん。

頭で体を動かせられへんから、声で動かすしかないねん!」

と、息子。

自分を鼓舞する声なのか?

 

私には理解出来ないけれど、そういうこともあるのかもしれません。

それが今の息子なのでしょう。

カウンセリングが休止中で、先生に聞くことが出来ないのが残念です。

 

部活がなかったお陰で、息子のエネルギー消費が少なくて、なんとか通信制高校に願書提出、また面接に行くことが出来ました。

作文があると思っていましたが、中学校からの進学する生徒のみだそうで、息子は面接のみで終わりました。

 

本人は、

「いらんことを言ってしまったかも・・・。」

と、心配していましたが、

「午後には合格通知を発送するから、心配せんでいいよ。」

と、先生に言われたので、通学の意思確認だけだったのでしょう。

 

部活に参加している週だったら、息子に外出する余力は無かったかもしれません。

放課後等デイサービスも長期休みにしておいて、結果的には良かったのでしょう。

 

まずは、週一回の登校を目指す!

 

私も一緒に電車通学することになりそうです。