やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

やったね!25m

2017年07月27日 | 日記(息子・小6)

今日は、特別水泳教室の最終日。

なんと、息子は、25メートルを泳げたことを証明する「認定証」を持って帰ってきました!

 

息子がドヤ顔で見せた認定証には、

「あなたは夏休み水泳教室で自分の目標をめざしてがんばり、

25mを立派に泳ぐことができましたので、ここに認定します。」

と、書いてあります。

 

「最後の最後、ラスト1回でギリギリ泳げてん。

サッカーで言うたら、ロスタイムや!」

誇らし気にそう言う息子に、

「やったなぁ! よく頑張ったなぁ!!」

と、そんなありきたりな言葉しか出てきません。

 

水が苦手で、プールの季節になると不安で調子が悪くなっていた息子が、ついについに大きな結果を勝ち取りました。

 

そんなに不安で調子が悪くなるくらいなら、水泳を休ませた方がいいのではないか・・・?

真剣に悩んだこともありました。

私には励ますことしか出来なくて、息子を信じて、先生方を信じて、ただ学校へと送り出すだけの日々。。。

 

すごいなぁ。本当に泳げるようになったね!

息子自身が、不安を乗り越えて、努力して、何度も挑戦して泳ぎ切った25メートル。

涙でにじんで認定証がよく見えません。

 

だいじょうぶ! 乗り越えてゆくよ!!

そんな声さえ聞こえてきそうな息子の笑顔がありました。 


うるさい夏休み

2017年07月21日 | 日記(息子・小6)

夏休みが始まりました。

25メートル泳ぐことが出来ない息子は、今年も4日間の特別水泳教室に通っています。

学校から帰って来て、ちょっと疲れた様子の息子でしたが、昼からは7人の友達が家に遊びに来ました。

 

昨日も昼から友達が遊びに来て、担任の先生が言っていたように、今年は、友達との付き合いが大きく占める夏休みになりそうです。

家で遊ぶには、遊ぶ時間を調整することが出来るのでいいかもしれません。

2時間ぐらいが息子にとってちょうどいい時間のようです。

 

うちでは、wiiUを2階の夫の部屋、プレイステーション4を1階の和室に設置しています。

夫も息子も「ウイニングイレブン」というサッカーゲームが好きで、夫はwiiUで、息子はプレステで、毎日のようにプレーしています。

プレステのソフトはウイニングイレブンしか持っていないため、息子が友達とゲームで遊ぶ時には、wiiUのある父親の部屋を使うことになります。

 

ただ今、夫は仕事を辞めて、職探し中。

夜は6時から10時までのバイトに行っていますが、昼間は家にいることが多いため、「2時間だけ父親の部屋を使わせてもらう」という約束をして、友達と遊ばせています。

7~8人の11歳男子が遊んでいると、騒ぐし、時々けんかもするし、結構うるさいのです。

ドアを開けたり閉めたり、乱暴に動き回ってドタバタ響くし、私にとっても、2時間ぐらいが限界かもしれません。

 

でもまあ、人と付き合う中で色々学ぶことが出来るわけですし、1週間後はどうなっているか分かりませんが、無理のない範囲で遊ばせるしかありませんね。

 

息子にとっては、「友達と遊ぶ」ことが、夏休みの目標。

遊んだり、ケンカしたり、友達と自分との間で折り合いを付けることを学んだり・・・。

 

とにもかくにも賑やかな夏休みになりそうです。

 


ギャングエイジ

2017年07月15日 | 日記(息子・小6)

昨日は、通常学級の担任の先生との懇談がありました。

 

6年生になった息子は、色々な友達と付き合う様子が見られ、その中でも特定の友達と楽しそうに過ごしているそうです。

「5年生までとは、友達との付き合い方が変わってきました。

お母さんが色々心配されるところもあると思いますが、いい意味での〇〇君の成長だと思って見守っています。」

と、いうことでした。

 

特定の複数の友達と遊ぶようになって、息子の不安や疲れが大きくなってしまい、ご飯が食べられなかったり、宿題が手に付かなかったりすることもあって、これまでにも先生に何度か相談してきました。

 

いわゆるギャングエイジというのは、中学年ぐらいから始まるらしいのですが、息子にとっては6年生になってからの経験です。

これまでは、赤ちゃんの頃からの親同士の付き合いもある友達や、「公園に集まっているみんな」とか「家の周りで遊んでいる誰か」という感じで、その場所にいる友達と遊んでいましたが、最近は、特定のメンバー6人(息子を入れて7人)で集まって遊ぶようになりました。 

遊び方も、みんなで何かをして遊ぶというよりは、集まってめいめいが好きなことをするという感じで、ただユーチューブを観たりしているときもあって、息子には苦痛に感じることもあったようです。

恐らく、そのグループのみんなにとってはこうした遊びが普通になっているのでしょうが、4年生ぐらいでやっと公園で友達と遊べるようになった息子とは、友達との付き合い方に差があって、戸惑うのも仕方がないことなのかもしれません。

 

加えて、息子には刺激に対する過敏があるせいなのか、非常に疲れやすいところがあります。

ざわざわした音による疲れや、情報の多さによる脳の疲れ・・・、慣れないことをしているせいによる疲れもあるのかもしれません。

遊んだ後、ぐったりとなって何も手に付かなくなってしまう息子に、私も不安になってしまうのです。

 

それに、息子は時々、

「本当は、遊びに行きたくないねん!」

と、私に言うので、

「やっぱり遊びに行きたい。」

と、後から言い直して遊びに行くのですが、

「本当は遊びに行きたくないの? それとも、学校と同じように、出かける前は不安になって行きたくなくなってしまうの???」

と、色々な心配をしてしまいます。

 

先生は、

「〇〇君はものすごく成長されているけれど、他の子の成長はそれよりもっと進んでいることもあって、確かに一緒に遊んでいてしんどいことがあるかもしれません。

 けれど、友達と関わることは、彼自身が大きく成長するチャンスでもありますし、最近は、友達とのことで疑問に思うことがあると、『友達にこんな風に言ってしまったけど、これで良かったのかな?』と、聞きに来てくれるようになりました。

彼自身が友達と良い関係を築こうと努力していて、自分を振り返り、かつ、相談しに来てくれるって、本当にすごい成長だなぁと喜んでいます。」

と。

 

また、

「今年の夏休みは、今までと違って友達と過ごす時間が多くなり、家でゆっくり休養を取る休みではなくなってしまうかもしれません。

懇談で、その子達の親御さんには休み中のお子さんの様子を気にかけていただくようお伝えしました。

クラス全員の子ども達にも、人それぞれ遊び方、また、感じ方が違うので、友達を誘う時には、相手の立場に立って自分の都合で無理強いをしないように、という話をしました。

〇〇君が友達と付き合っていい経験が出来るよう、お母さんには背中を押していただけたらと思います。

とはいえ、息子さんの不安を受け止めなければならないお母さんが一番大変かもしれません。

もし何か心配なことがありましたら、夏休み中であってもいつでもご連絡ください。」

と、仰ってくださいました。

 

この年代に友達との関係の中で経験することは、息子を大人へと変えていくのでしょう。

自閉スペクトラム症である息子がそういう経験を持とうとしていることが、すごいことなのかもしれません。

たとえ失敗が多くても、たとえ困ったことがあるとしても、端から遠ざけてしまうのは勿体無いことです。

困ったときは、その都度対処法を考えればいいのです。

 

この日、我が家にその6人の友達が遊びに来ていて、私が懇談に出かける前は2階でおとなしく遊んでいたのですが、懇談から帰ってくると家の中は散らかり、大騒ぎになっていました。

なんと、みんなで「かくれんぼ」をしていたらしく、寝室やクローゼットの中に隠れていた子もいます。

 

どうやら息子がOKをしたらしいのですが、

「勝手に寝室などプライベートな部屋に入ってはいけない!」

「勝手にクローゼットや引き出しは開けてはいけない!」

「もし、友達の家で、たとえ友達が『いい』って言っても、友達の家族のものは勝手に触ってはいけない!」

後でこんこんと言い聞かせることになりました。

 

そんな当たり前のことを教える必要があったということ、まさか友達との「かくれんぼ」がそういう機会になること、息子にはやはり色々な経験が必要だということを実感しました。

 

明日は、このメンバーで夏祭りに出かけるそうです。

盆踊りに屋台が立ち並び、がやがやとした感じのお祭りは苦手な息子ですが、友達と一緒ならどうでしょうか。

 

楽しんで帰ってきますように・・・。 


アロエがくれたハッピー

2017年07月10日 | 日記

今年も、我が家のアロエが咲きました。

6月の始めにはまだ茎も見当たらなかったのに、中頃からぐんぐんぐんぐん茎を伸ばしていって、あっという間に私の肩ぐらいまでの高さになりました。

ちょうどいい感じに花も色付いてきて、あじさいに代わって私を楽しませてくれています。

 

 

このアロエ、私が嫁いで来る前からあったもので、実は息子よりずっと年上なのです。

花を付けるようになったのはここ最近ですが、嘘か本当か、

「アロエは、年をとると花を付けるようになる」と、聞いたことがあります。

 

玄関の脇に置いているので、必然的に毎日顔を合わすことになり、・・・植物に顔を合わすという表現はおかしいかもしれませんが、茎が伸びて花が咲き出したアロエは、その出で立ちから、なんとなく声をかけたくなるようなユニークさというか親しみやすさがあります。

 

 

逞しい葉が足で、ひょろっと細い胴体に、横に分かれた茎が手、真ん中のたくさんの花が咲いている部分が顔に見えてきて、玄関を開けるなり、にっと笑顔になって、たまに声までかけてしまう今日この頃です。

 

花が落ちて実になるまで、あとどれぐらいでしょうか。

いつまでもそのままで、というわけにはいかないですものね。。。

 

今からちょっと寂しい気もするけれど、この期限付きのハッピーを大切にしたいと思います。

 


またもや調子が悪くなってしまい・・・

2017年07月05日 | 日記(息子・小6)

昨日、息子は、「疲れたから、ちょっと寝てくる」と言って、夕方5時頃に自分のベッドに横になったまま、昏々と眠り続け、何度起こしても全く気付く様子もなく朝まで眠り続けました。

しかも、12時間以上も眠って翌朝すっきりするどころか、ますます調子が悪く、今朝も遅れて学校に送って行くことになりました。

 

1日のメンタルクリニックで、「調子がいい」と言っていた息子でしたが、その日、午後から友達の家に遊びに行き、帰って来てからまたまた調子が悪くなってしまいました。

不安で朝からリスパダール内服液を飲み、学校に遅れて登校する日が月曜からもう3日も続いています。

1週間程調子がいい日が続いていただけに、3日連続登校渋りとは、私も少なからずショックを受けています。

 

「何か不安なことある?」

「不安じゃなくても、ちょっと気になることとかある?」

 

何を聞いても、

「分からん!」と、困った顔をする息子。

 

それでも、ぽつりぽつりと洩れた言葉から、

・大勢の友達とユーチューブを観たりして遊ぶことが、自分にはしんどい。

・「今日は疲れてるから無理」と断っても、「絶対来いよ!」と、しつこく誘われる。

・それで行かない時は、気持ちがもやもやするし、遊びに行ってもすごく疲れてしまう。

というようなことが分かりました。

 

一言に「疲れる」と言っても、息子の「疲れる」は、私の想像以上の「疲れる」で、回復にも時間がかかります。

昨日は、昏々と眠り続ける息子に、「本当に疲れてるんだなぁ」と実感しました。

そして、疲れた息子は、いつも以上に考えることも行動することもうまく出来なくなってしまいます。

よく分からないけど、なんか調子がおかしくて、落ち着かない状態で生活している・・・それが、ここ数日の息子の気持ちなのでしょう。

 

人より疲れやすいことを息子の友達に話してみようかと思い、担任の先生に相談したところ、

「誘うとき誘われたとき、断るとき断られたときに、自分の気持ちと相手の気持ちを思いやって行動するにはどうしたらいいか」

というようなことをクラスみんなで考える授業を行い、当事者である息子や友達には、機会を見て先生から個別に話をしてくださることになりました。

 

息子と仲良くしてくれるのは嬉しいし、友達と一緒に色々な経験をしてほしいとも思っています。

でも、みんなと同じようには出来ないこともあり、「まさか、こんなことぐらい・・・」と思うようなことが息子の負担になっていたりして、親の私ですら戸惑うことが多いのも事実です。

 

それをいかに伝え、息子なりのコミュニケーションをとっていくか・・・。

まだまだ学ぶことは多いです。

 

来週から短縮授業が始まり、20日には終業式。

どうか、息子が明るく前向きな気持ちで「小学生最後の夏休み」を迎えられますように・・・。


調子が良くなってきた

2017年07月01日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子の調子が良くなってきました。

不安解消のハグが減り、ここ最近は登校時間に問題なく学校に行っています。

 

心配していた水泳の授業が始まり、初めてプールに潜ることが出来て、ペアの子の股の下をくぐれたそうです。

その日、学校から帰ってくるなりすぐに報告してくれました。

そして、

「プール、なんか楽しみや!」

とも。

 

去年出来なかったことが出来るようになって、自分の成長を実感し、自信が付いたのでしょう。

何より嬉しいのは、そのささやかな自信が息子の気持ちを安定させてくれたことです。 

普通にテレビを観たり、普通におやつを食べたり、普通にだらっと過ごしている息子を見ると、ほろっと涙が出そうなくらい嬉しくなってきます。

 

とはいえ、調子が良くなってからまだ1週間程。

今日、メンタルクリニックの診察がありましたが、「このままの薬で様子を見ていきましょう」と、

「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒2.5g」を処方されました。

 

嬉しいな~。

息子の調子が良くなってくると、嬉しくて、そのうち私も、

「だらだらせんと、勉強しいや!」

なんて、口うるさく言い出しそうです。