やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

席替え

2016年10月30日 | 日記(息子・小5)

この数日、息子は特に落ち着かない様子で、

「ストレス溜まってんねん!」

と言いながら、家の中をぐるぐる歩き回り、何度もハグしにきます。

金曜日は、学校から帰って来て夕食までの時間、布団に入ってしまいました。

 

金曜日の放課後といえば、休みの前日で、息子にとっても一番リラックスして過ごせる日です。

宿題も明日に回せるので、いつもならゲームをしたり、好きなことをして過ごしています。

 

それが、浮かない顔をしているので、

「なんかあった?」と、聞いてみたところ、

「なんか、みんな冷たいねん。」

「居場所がない。。。」と、息子。

 

みんなとは、同じ班の子達のようです。

女子だけでなく、男子ともうまくいっていないようです。

 

「お友達が気に障るようなこと、言ったりした?」

「分からん・・・。」

 

「無視されるの?」

「聞いたことは答えてくれる。」

 

「〇〇の気のせいちゃうか~?」と、言うと、

「違う! だって、1学期とかと全然違うもん!

「こっちが何か言おうとすると、すぐ『黙れ!』って言うねんで!!」

 

息子は不安が強い状態なので、もしかすると被害意識が強く出ているだけなのかもしれません。

また、この1ヶ月位は息子の調子も悪かったので、班の子達に戸惑いがあったり、少し距離を置こうと思われたとしても不思議はありません。

それでも、息子が辛い思いをしていることに変わりなく、胸が痛みます。

 

「いつから?」と、聞くと、

「今の班になってから。10月入った頃から。」

 

幸い、毎月席替えをするらしく、明日席替えをして、新しい班が決まるそうです。

 

「今度は仲のいい班になるといいね。」

「うん!」と、息子。

 

新しい班で、心機一転、楽しく穏やかに過ごせることを願って、少し様子を見ようと思います。

 


なかなか良くならない

2016年10月27日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子、調子の良い日もあるのですが、ちょっとしたきっかけですぐに悪くなってしまいます。

昨夜も、途中までは頑張って宿題をやっていたのに、ノートが見当たらなかったせいか、それだけで一気に調子が悪くなってしまいました。

 

悪くなると、まるで坂を転げ落ちるかのようにとことん調子が悪くなってしまいます。

何も手に付かなくなり、意味不明の言葉を口にしながら動き回っていて、

「落ち着きたい!」

と、自らリスパダール内服液を服用しましたが、結局、宿題をすることは出来ませんでした。

 

昨日は、メンタルクリニックの日だったので、私一人で病院に行ってきました。

この1ヶ月の息子の様子を伝え、

「薬を飲んで1年半ぐらい経ちますが、息子は良くなっているのでしょうか。

こういう心の病気が治るまでには、もっと時間がかかるものなのでしょうか?」

と、先生に聞いてみました。

 

「ストレスが増えると、落ち着かない気持ちになったり、不安で確認することが増えてしまいます。

環境によるせいもあるので難しいところですが、薬が合えば、早期に良くなることは多いです。

学校の先生方と話し合い、よく対処されているようなので、薬を変えるか、量を増やすかを考えてみてもいいかと思います。

効くように、薬を飲んでほしいと思うので、次回、息子さんと話をさせてください。」と。

 

「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)」

とりあえずそのままの薬を処方され、息子を診察してからどうするか決めることになりました。

 

この薬では、もう効かないということなのでしょうか。。。

 

去年の暮れに、息子の調子が良くなってきたので、

リスパダールOD錠0.25mg(1/2錠)と、レクサプロ錠5mg(1/2錠)」に減薬しました。

すぐ調子が悪くなり、

リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠5mg(1/2錠)」に戻すと、また良くなったので、

「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠5mg(1/2錠)」が、息子にとって最適なんだと思っていました。

それが今では、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)まで増やしても良くなりません。

 

5年生になって、息子は私の背を抜かし、体つきがどんどん変わってきました。

薬が効くための必要量も変わっていくのかもしれません。

 

環境によるところも大きいというので、運動会も終わり、落ち着いて学校生活を送ることが出来れば、きっと良くなっていくだろう、と、願わずにはいられません。

  


お小遣いを使おう!

2016年10月24日 | 日記(息子・小5)

今日は、爽やかな秋晴れ。

天気が良いと、「洗濯せんな、もったいない!」と、思ってしまう私は、貧乏性?

気付けば、朝から4回洗濯機を回しています。

 

運動会は、暑い暑い夏日の中で行われましたが、ようやく秋も本番、一気に気温が下がってきました。

そろそろ、畳ラグや夏用ラグからホットカーペットに変更です。

夏の汚れを拭きとり、順番に干して・・・と、かなりの体力仕事で、今日一日分のエネルギーを使い果たしてしまいそう。

それに、やっぱり腰が、イタタタタ・・・。

 

息子は、運動会が終わった頃から少し風邪をひいているようで、時折、ゴホゴホと咳をします。

なので、ここ最近は、家でゆっくりと過ごしています。

そのせいもあるのか、この休みには、何年かぶりにレンタルDVDを借りてきました。

 

ずっと、サッカーにしか興味がなかった息子ですが、突然、ドラゴンボールが気になり出したようです。

ネットで動画を見ていたのが、DVDを借りるようになり、11月2日発売のゲームまで買うつもりのようです。

 

12月のバースデープレゼントにしようかと思いましたが、1ヶ月以上も先なので、

「待てない! 自分のお小遣いで買う!」

と、言われました。

 

息子にはまだお小遣いを渡していないのですが、ばあばに会うたびにお小遣いをもらっているので、それなりに持っています。

最初のうちにこそ、

「お金の価値を教えたいので、あまりお小遣いをあげないでください。」

と、ばあばにお願いしていましたが、無駄だと分かり、今では有難~くいただくことにしています。

 

ばあばは、息子の喜ぶ顔を見るだけで、ものすごく幸せに思ってくださり、また元気が出るのだそうです。

息子も、まだお金を使う機会などそうそうなく、サッカー観戦に行くときのチケット代や交通費として使っているだけで、無駄遣いのしようがありません。

家にお菓子があればそれで十分のようで、他にまだ欲しいものがないようです。

ばあばにお小遣いをもらっても、執着しなさすぎで、どこにいったか分からなくなってしまうことさえあります。

 

もちろん、久々に借りたというDVDは、自分のお小遣いを使わせました。

持っているだけで使わなければ、お金の価値は分かりません。

ゲームを買う機会に、息子と一緒に貯まったお金を見直そうと思っています。

 


午後から保健室

2016年10月20日 | 日記(息子・小5)

息子が「全力でやり切った」と言う運動会の翌日は代休で、火曜日から平常授業が始まりました。

これで息子も落ち着いてくるだろうと少しばかり期待をしていたのですが、早速その日に、担任の先生から電話がかかってきました。

 

「5時間目に、〇〇君が『頭が真っ白になって、何も考えられへん』と言ってきたので、保健室で休んでもらいました。

帰りは、調子が良くなったようでしたが、家に帰ってからの様子はどうでしょうか。」と。

 

学校から帰って来た息子は、そんなことは一言も言いません。

特にしんどそうな様子もなく、すぐに公園へと遊びに行ってしまったので、学校でそういう状態になっていたなんて、全くの驚きです。

 

「何かまた、不安になることでもあったのでしょうか?」

と、尋ねると、

「これといって思い当たることはなかったのですが、運動会の疲れがまだ抜けていないのでしょうか?」

と、先生。

 

遊びに行けるぐらいならだいじょうぶだろうけど、気になることは連絡を取り合いながら、息子の様子を見ていきましょう・・・ということになりました。

 

家に帰って来た息子に、先生から電話があったことを伝えると、

「電話かかってくると思ってたわ。」と、けろっとした様子。

「何か、心配なことある?」と、聞いても、

「いいや~。」と。

 

以前、そういう状態になったときに、ちょっとしたきっかけで、「気が付いたら、クラスメートの首をしめてしまっていた」ということがあって、

「何かしんどいな、おかしいな、と思ったときは、先生に言って、保健室や通級教室で休ませてもらったらいいで。」

と、言う話をしたことがあります。

 

まだ、息子の頭の中をいっぱいにする何かの不安があるのでしょうか?

私には、言いたくないこと・・・?

息子にもその正体が分からないのか、それとも、単にサッカーゲームのことなど気になることで頭がいっぱいで、フリーズしてしまっただけだということも考えられます。

 

少なくとも、息子は、自分で一番良いと思う方法をとったのだと思います。

いつでも力になれるよう、今は、注意深く息子の様子を見守っていこうと思います。

 


運動会

2016年10月17日 | 日記(息子・小5)

秋晴れの中、迎えた運動会。

子ども達の笑顔や、一生懸命演技や競技に打ち込む姿が眩しくて、何度もうるうるしてしまうのは年のせいでしょうか。

 

大変だった息子の練習期間を知っているだけに、息子の出ている種目はもちろんですが、1年生は1年生の、6年生は6年生ならではの、子ども達を観ていると色んな感慨が湧いてきて、今年も存分に運動会を楽しませていただきました。

 

小学校の運動会は親だけでなく、おじいちゃんおばあちゃん、家族総出で応援に来られることも多いので、観覧場所は人で溢れ、小学校全体が満員状態でした。

7時の開門に朝4時頃から並ぶ方もいて、我が家はそういう場所取りはしなかったので、トラックから随分離れていても、運動場内にシートが引けただけラッキーというべきでしょうか。

 

息子の演技が始まると、座っていては全然見えないので、一番後ろに下がって小さな脚立に乗り、カメラ越しに息子を探します。

息子が1年生の時に亡くなった父が遺してくれたカメラです。

 

古くて、重たくて・・・。

私には使いこなせそうもないカメラだけれど、小学校の運動会だけは、このカメラで撮り続けると決めています。

そして、毎年大活躍してくれ、どんなに遠くからでも、すぐに息子を見つけ出すことが出来ます。

望遠レンズと、息子の背が高くて目立っているせいだと思いますが・・・。

 

今年の演目は、「南中ソーラン」

羽織った手作り法被の背に、思い思いの漢字一文字を付けて、勇壮に踊ります。

息子の選んだ文字は、「宇」

背中に貼り付けたつもりが目測を誤ったのでしょうか、息子だけ背中というよりは左寄りの腰の辺りに付いていました。

 

「全力でやるつもりやから!」

登校前に息子が言っていた通り、全力で踊り、声を出していたようで、群衆の中から息子の声を聴き分けることが出来ました。

これも、息子の声変りが始まって、ガラガラ声に変わり始めたからなのでしょうが、その声を思いっきり張り上げるので、一層迫力があります。

 

いつも全力で、手を抜くことが出来ない息子。

それゆえに、色々大変なこともありましたが、こうして晴れの日を迎えることが出来ました。

その一瞬を、主人はDVDに、私は写真に収めて、もう一度家族で楽しみながら息子をねぎらい、ばあばにも見てもらい、その後大切に残しておこうと思っています。


新米、すごいね!

2016年10月12日 | 日記

新米のおいしい季節です。

おいしいご飯を食べる度に、日本人に生まれてきて良かったとしみじみ思います。

 

先日、「新米、すごいね!」と、まさに新米に感謝したい出来事がありました。

 

その日、私は、朝から出かける用事があって、帰りが昼過ぎになるため、主人にご飯を炊いてくれるようお願いしました。

「やり方分からん。」

という主人ですが、我が家には、息子の夏休みのお手伝い用に、ご飯の洗い方の手順を書いたものが冷蔵庫に貼ってあります。

何年か前にも出先から電話して、主人にそれを見てご飯を炊いてもらったことがあるのですが、主人は覚えていないようでした。

 

「冷蔵庫に貼ってる手順書通りにお米洗ってスイッチ入れるだけで、〇〇でも出来るんやから!

10時半頃お米洗って、11時20分にはスイッチ入れてね。

お昼はレトルトのカレーやから、4合炊いといて。

新米で柔らかいから、お水は炊飯器の印より5ミリぐらい減らしてね~。」

と、お願いしました。

 

さて、12時過ぎに帰宅すると、ちょうどご飯が炊きあがったところでした。

レトルトのカレーを湯で温めながら、ジャーを開けると、あれ? 量が少ない?

・・・だけでなく、硬そう???

 

「お父ちゃん、ご飯4合炊いてくれたん?」と、聞くと、

「4合言うたやろ。」

 

「水は? 3合にしてしまったん?」と、聞くと、

「その紙のとおりにしたら、3合やん。」と???

 

えっ?

手順書は確かに3合で書いているけど、3合の米炊くのは3合分の水で、4合の米やったら4合分でしょ??

手順書どおり言うても、普通、そこは読み替えるでしょうが~???

 

どうやら「5ミリぐらい水減らして」というのは、すっかり忘れていたようで、4合の米をきっちり3合分の水で炊いてしまったようです。

 

それでも、新米、すごいね!

カレーライスだったこともラッキーで、硬めだけど、「おいしい」と思って食べることが出来ました。

 

私も、無事に昼食を食べられたので、

ASD(自閉スペクトラム症)らしき主人の特性から、見たまま聞いたまま疑うところがなくて、こういうこともあるのかもね~

と、冷静にとらえることが出来ました。

 

実際は聞いたとおりでもなく、最後に伝えた「水を減らす」ということが抜けていましたが、結果的に良かったので何も言いますまい。

うまくいけば、全て笑い話です。

 

これが、慌てて昼食を作り直しする羽目になっていたとしたら、鬼のような顔で怒っていたかもしれませんが。。。

  


強迫行為あらわれる

2016年10月09日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

学校の先生に、

「しんどいときは、無理して宿題をしなくていい。

そんなときは、ぐっすり寝て、元気になってからすればいい。」

と、言ってもらった息子は、それ以後、無理をしなくなったというか、家で宿題をすることが難しくなりました。

 

宿題をしていない児童は、次の日に休み時間を使ってするそうなのですが、日に3時間も運動会の練習が行われているので、着替えや移動やらで休み時間も慌しくそんな時間はありません。

息子の宿題はどんどん溜まってしまい、先週の通級の時間は、宿題解消のために充ててくださったそうです。

 

宿題は出来ないくせに、テレビを観ることは出来るようで、そんな息子をもどかしく思うのですが、本人は、

「テレビは何も考えんでいいけど、宿題は考えんな出来へんから。」

と、言います。

 

目には見えないけど、息子の頭の中というか精神というのか、ごちゃごちゃとしんどいことが起こっているようで、1年以上治まっていた強迫行為らしきものが出てくるようになりました。

 

テレビの音量が「25」になっているか、何度確認しても不安な様子で、私にまで確認を求めるようになってきました。

テレビに「25」とはっきり表示されるし、そもそも「25」でなければならないわけもありません。

「ご飯の用意をしてるから、自分で見て~」と、私が言っても、

「お願いやから。」と、泣きそうな声で私を呼ぶのです、

 

また、トイレから出てきた後に、きちんと流しているか不安になって、何度も確認しに行くようになりました。

さすがに、それは、自分一人で確認に行っていますが・・・。

 

物の置き方が真っ直ぐに置けているのかどうか気になったり、手を洗ったかなと、何度も洗いに行ったり・・・。

一つ一つは些細なことなのですが、そういうことに縛られて気持ちが休まることがなく、やはり息子は相当疲れてしまっているようです。

 

抗うつ剤の量を増やして元気になり、意欲も出始めてきたように思っていたので、まさか強迫行為が再発するとは思いもしませんでした。

不思議に思うのは、息子がサッカークラブを休部することになった時期が一番自信を失くし、不安が強く精神的にも不安定な状態だったのに、そのときには、強迫性障害は出てきませんでした。

今の方が、息子の不安が強いということなのでしょうか?

運動会の練習だったり、女の子のからかいだったり、引き金となるものがあったからなのでしょうか?

 

考えても答えが出ません。

息子が落ち着いて暮らせるよう出来る限りのことはしているつもりですし、学校の先生方も、迅速かつ柔軟に対応してくださっています。

 

最初に「強迫性障害」と診断されてから1年4ヶ月以上の月日が経ちました。

長い期間薬を飲み続けて、つい最近増薬したばかりでの再発に、私の心も憂鬱です。

薬を飲んで、良くなってはいなかったのでしょうか?

治癒するのに、こんなに長くかかるものなのでしょうか?

長いと思っているのは私だけで、もっと長い時間こういう状態を繰り返しながら良くなっていくものなのでしょうか?

 

最近は、息子のことに翻弄され、他のことを考える余裕もありませんでした。

これではいけませんね。。。

 

地元では、昨日今日とだんじり祭りが行われています。

小さい頃はだんじりが大好きだった息子ですが、最近は全く興味がないのか見向きもしません。

私は、2時間ばかり町内会の炊き出しのお手伝いに参加させていただきました。

 

時はどんどん過ぎていきます。

来週の日曜日は、運動会です。

息子は、どんな風に本番を迎えるのでしょうか。。。

 


学校へ行こう

2016年10月06日 | 日記(息子・小5)

息子が遅れて学校へ行った日の放課後、担任と通級の先生と息子の3人で話をしてくださったそうです。

その日、息子は元気に家に帰って来て、すぐさま、サッカースクールへと向かいました。

登校前には「スクールも休む」と言っていたので、元気になって良かったと、ほっとしていました。

 

その間に、担任の先生からお電話がありました。

息子の様子を伝えると、

「良かったです。

『サッカースクール、休む』と、言ってたので、

『しんどいか~?』と、聞くと、

『サッカーしてしんどくなったら、また宿題出来へんようになるから。』

と、答えたんです。

『もし、サッカーしてしんどくなったときは、宿題出来なくても、ぐっすり寝て、学校に来てから宿題してもいいんやで。

思いっきりシュートしたら、スカッとするかもしれへんで』と、言ったら、

『そうかなぁ。』って、言っていました。

頑張って、スクールに行ったんですね!

お母さんも、学校から帰ってきて、もし〇〇君が調子悪くてしんどそうなときは、ゆっくり休ませてあげてください。

宿題、家で出来なくてもだいじょうぶです。

あくる日、学校で見させていただきますので。」

と、おっしゃってくださいました。

 

それで、息子は元気にスクールに行くことが出来たのだと思います。

 

また、運動会の練習での指導で、「もっと頑張れ」「もっと声出せ」というのは、まだまだ頑張れていない子に、「もっと」と、指導しているのであって、〇〇の声はしっかり聞こえてるし、ボディパーカッションの音もばっちり聞こえてる、一生懸命頑張ってるのが見えてるから、〇〇は、そのままで十分OKだという話をしてくださったそうです。

 

担任の先生も、ボディパーカッションで、太ももにあざを作ってまで「もっと頑張らんなあかん」と息子が思っているとは、思いもしなかったそうです。

少し前までは、一斉に指導されていることが、自分に言われていることだと分からないことがある・・・と、聞くことが苦手だった息子です。

担任の先生にも、その特性の話をしていました。

息子は、苦手ゆえに一生懸命聞こうと努力して、頑張り続けていたのかもしれません。

 

先生は、

「これからは、『〇〇はOK』というように、さり気なく一声かけようかと思っています。」

と、おっしゃってくださいました。

 

いつも、息子のために何が出来るかと、真剣に考えてくださる先生に頭が下がります。

「学校での〇〇君の様子を見ただけでは、思い及ばないことがあるので、これからも何かお気づきのことがありましたら教えてください。」

と、おっしゃってくださいました。

 

私も、親として息子のために頑張ろうと思います。

「学校へ通う」という当たり前のことを続けるためには、息子を頑張らせ過ぎないことが大切なようです。

息子と私では、同じことをするのに使うエネルギーの量が全く違うのかもしれません。

 

昨日も今日も、登校前の息子は本当にしんどそうでした。

昨日の宿題も、結局、出来ませんでした。

それでも、「学校へ行く」という目標に向かって、息子を励まし送り出します。

 

これだけ親身になって、これだけサポートしていただけるのは、小学校の間、この先生達に教わっている間だけなのかもしれません。

ならば、その間に、出来るだけ多くの経験をして、出来ること出来ないことなど自分を知って、友達との付き合い方を知り、困ったときの乗り越え方を学んでほしいと思っています。

 

「最高学年になるときには、みんなが『このクラスで良かった!』って、心から思えるようにしていきたいと思っています。」

家庭訪問のときの先生のこの言葉のように、息子も、必ずその一人として胸を張って進級できるよう、心から願っています。

 


学び続けることが出来るように・・・

2016年10月04日 | 日記(息子・小5)

このところ、息子は、その日のうちになかなか宿題が出来ません。

翌朝に持ち越したり、登校してから休み時間に宿題をすることもあります。

先だっての女子のからかいはなくなったらしいのですが、息子にとって学校生活はとても疲れるもののようです。

 

昨日の担任の先生からのメッセージには、

「運動会の練習の疲れがたまっているのかと思うことがよく感じられるので、ゆっくり休んで元気になってほしいと思っています。」

と、書かれていました。

 

昨夜は8時に布団に入った息子でしたが、今朝6時に起き、宿題をしようという気持ちはあるものの、やはり手につきませんでした。

算数ドリルを1問やっては、

「あかん。考えられへん・・・。」

しばらく寝転んでだらだらして、またやる気を出して机に向かい、1問解いては、

「しんどい」と、泣きそうな声を出します。

 

その様子に、イライラする気持ちを抑えながら、

「どんな風にしんどいの?」と、息子に聞くと、

「なんかもやもやして、気持ち悪いねん。」と。

 

体温を測っていましたが、平熱以下です。

「熱ないよ。」と言っても、

「学校行って、ちゃんと勉強出来るかなぁ・・・。」

と、心配そうです。

 

1時間目が運動会の全体練習だということもあって、この状態では恐らく見学になりそうなので、2時間目が始まる前に送っていくことにしました。

 

しんどそうな息子を連れて行くのは気が重いけど、このまま学校へ行けなくなるのではないか…という恐怖の方が強いです。

送ると言っても、私は自転車を押しながら歩いてなので、息子は後ろからとぼとぼと付いて来ました。

 

息子を教室に送り届けた帰りに、通級の先生にばったりお会いして、そのまま懇談の時間をとってくださることになりました。

 

先週の金曜日の通級での息子は、とてもリラックスしていい感じだったようで、今朝の息子の様子を聞いて驚いていました。

その時間に成長期の話をして、男の子は男らしく、女の子は女らしくなっていく話をしてくださったそうです。

 

女らしくなるということは、おっぱいが大きくなったりする体の変化だけでなく、男の子に触られたり、近くに寄られたりするのが嫌になってくるし、汚いのやだらしないのを見るのも嫌だという人もいます、という話をしました。

それから、女の人は、先生もそうなんやけど、うわさ話やおしゃべりが好きで、そのため、悪口みたいなことを言う人もいる、という話をすると、一緒に勉強している女の子も、『そうやそうや、私もいっぱい言われてる』という話になり、〇〇君も、『面と向かってはなくなったけど、陰で言われてる』と、いうようなことを言っていました。」

 

通級メイトのその女の子は、女の子とはうまくいかなくて、男の子と遊んでいることが多く、そのため、女子からあることないこと言われることがあるそうです。

「この年代になると、注意されて謝って仲直りしてもその場だけのことが多く、形や言葉を変えて同じようなことが起こるので、彼女にも、『ただのやっかみやで。自分に出来へんからうらやましくて、そういうこと言うねん。そんなん無視したらええ! 気にすることない!』って、話してるんです。

と、おっしゃっていました。

 

息子にも、

「女の子の癖みたいなもんやから、いちいち気にすることない!」

と、言ってくださったそうですが、気にせずにはいられなくて、息子の中でもやもやし続けているのでしょうか。

 

また、運動会の練習についても心配だったのですが、息子は、南中ソーラン節はしっかり踊れているので、振付が分からずパニックになっている、ということはないそうです。

「ただ、高学年ともあって、かなり厳しく指導されているようなので、踊れていても、先生から『もっと、もっと』と、言われると、〇〇君は、もっとちゃんとせんなあかん、もっと頑張らんなあかんと、一生懸命頑張ろうとするので、しんどいかもしれません。」と。

 

そういえば、ボディパーカッションで思いっきり叩くのか、息子の太ももに痣が出来てしまっていたので、

「そこまできつく叩かんでもいいやろ~」と、私が言うと、

「まだまだやで。もっともっと、しっかり叩かなあかんねん。」と、息子は言っていました。

 

その話をすると、

「全体の声掛けを、100%自分に言われていると思って、頑張り過ぎて、いっぱいいっぱいになっているのかもしれません。

50%ぐらいで聞き流すべきところが、0か100かで考えてしまうところがあって、途中の加減が分からないのだと思います。」

と、担任の先生と一緒に、息子が頑張り過ぎないようその話をしていただけることになりました。 

 

運動会のこと、女子とのこと、サッカークラブの件で自信を失ったままでいること、思春期の入り口にさしかかってきたこと、色んなことが重なり合って、息子のしんどさは生じているようです。

 

先生は、

「遅れてもいいので、2時間目、3時間目になっても、学校へ行くように背中を押してあげてください。

〇〇君は、「学校へ行かなくてもいい」と、思ってしまうと、なかなか学校へは行けなくなってしまうタイプのような気がします。

素直な子なので、「学校へ行かなければならない」ということを、しっかり伝えてあげてください。」

と、おっしゃいました。

 

そして、権利と義務について、次のような話をされました。

「6年生になると権利と義務について習うのですが、〇〇君には、今から教えてあげてください。

人には、守られなければならない権利と、果たさなければならない義務があること。

中学校を卒業するまでは、学校で学ぶのは、〇〇君の権利であり、〇〇君を学校で学ばせるのは、親の義務であること。

義務は果たさないといけないので、親は〇〇君が学校へ行くように頑張らないといけないこと。

先生にも、〇〇君が安心して学校で学べるようにする義務があること。

もちろん、病気のときには、無理やり学校に来ることはありません。

また、いじめなどで人の幸せをおびやかす人は、たとえ何歳であっても罰せられます。

人には、幸せに暮らす権利があるからです。」

 

息子が学校で学び続けることが出来るように、一緒に頑張りましょう!

私には、先生がそうおっしゃってくださっているように聞こえました。

 


分からないから不安

2016年10月01日 | 日記(息子・小5)

息子は、翌朝、まだ少し不安な様子でしたが、自ら薬を飲んで心を落ち着け、学校へと出発しました。

 

先生からのお電話の後、私はずっと考えていました。

黙って見守るべきなのか、息子と話をするべきなのか。

どんな風に話をしたらいいのか・・・。

 

その日の夜も、息子は寝室に入って1時間以上経つものの、まだ眠れずにいました。

 

我が家はまだ、親子3人川の字で寝ています。

息子は、2段ベッドに憧れて下が収納になっているシステムベッドを買ったものの、未だにベッドから落ちる程の寝相の悪さで、危険を感じて昼間起きてるときに寝転ぶぐらいにしか使っていません。

お陰で親は、夜中に蹴られ、腕が振り下ろされたりと、大きくなった息子の攻撃により日に日にダメージが大きくなっているのですが・・・。

 

眠れずにいる息子に聞いてみました。

「学校で、何か嫌なことあった?」

息子は、

「ううん。だいじょうぶ。」

と、言うだけでした。

 

「先生から電話あってな、〇〇のこと心配してたで。

『きもっ』って、女子に言われてたんやて。」

 

息子は、何も言いません。

 

「目が合っただけで『きもい』言うんやったら、顔あげてられへんやんな~。

こっちは見るつもりもないのに、どうせい言うねん?

学校来るなって言うことなんか?

こっちが聞きたいわなぁ!」

 

息子は、ちょっと驚いたように私の顔を見て、腕にぎゅ~っとしがみついてきました。

 

そんなん言うのは間違ってる、人を傷つけるようなことはしたらあかん、って、

先生、女子にちゃんと話したって言ってるから、もうそんなこと言う子はおれへんで。

もし、まだ言う子がいてたら、ママか先生に言ってや。許さへんから。」

 

「〇〇も、人の嫌がることはしたらあかんで。

女の子は、特に体を触られたりしたら嫌やからな。」

と、言うと、

「答書くのに必死やったから、つい、ぱっとつかんでしまってん。」

と、息子は言いました。

 

「そやな。つかんでしまったんやな。。。

でも、女子は特に、男子に体に触れられたり、近くに寄られ過ぎただけでも嫌~な気持ちになるから、そのことは気を付けよ。

目が合っただけでどうこう言うのは、〇〇は何も悪くないからな!」

 

私の腕から息子の手が離れました。

自分の布団に戻り、驚いたことに、数分と経たないうちに息子の寝息が聞こえてきました。

 

もしかすると、一連の出来事をどうとらえたらいいのか、息子自身が理解出来ずに悩んでいたのかもしれません。

何が悪いのか、悪くないのか、反省すること、しなくていいこと、どうしたらいいのか・・・。

息子には、言葉にして明確にしてあげる必要があると思いました。

 

状況を判断したり、人の気持ちを推し量ったり、予想したり想像することが難しい息子。

その上、もののとらえ方が一部に集中してしまうため、全体が分かり辛い傾向があります。

分からないことが、一番の不安になるのかもしれません。