神エホバは、ご自分の預言者イザヤを用い、バビロンが依り頼んだ偽りの神々は期待外れであることを思い知らせました(イザヤ47:13)。
神エホバは、預言のこの部分の結びとして次のようにイザヤを通して言われました。
「「彼ら(偽りの助言者たち)はわらのようで、火に焼き尽くされる。炎の力から自分たちを救い出せない。それは暖を取るための炭火ではなく、前に座るためのたき火でもない。あなた(バビロン)の蛇使いたち、若い時から共に働いた者たちは、このようになる。彼ら(偽りの助言者たち)はさまよい、それぞれ自分の行きたい方に行く。あなた(バビロン)を救う者は誰もいない」」(イザヤ47:14,15)。
上の聖句に示された通り、これら偽りの助言者たちは、「火に焼き尽くされる」時が訪れようとしていました。それは、人々が寒い日に身を温めるような心地よいたき火ではなく、破壊的な焼き尽くす火であり、偽りの預言者たちが役に立たない、つまり「自分たちを救い出せない」ことが暴露されるのです。バビロンの偽預言者たちが、慌てふためいて逃げ出すのも無理はありません。最後の支えを失ったバビロンには、救ってくれる者はもういません。バビロンがエルサレムに味合わせたのと同じ結末を味わうことになるのです。
神エホバの霊感を受けたイザヤの預言の言葉は、西暦前539年に成就し始めました。キュロス王に用いられたメディア人とペルシャ人の軍隊がバビロンの都市を攻略し、そこに住んでいた王ベルシャザルを殺しました(ダニエル5:1~4、30)。一夜にして、バビロンは世界支配者の地位から転落しました。こうしてバビロン自体は、何世紀にまでわたる衰退期に入りました。そして西暦4世紀までには、ただの「石の山」になってしまいます(エレミヤ51:37)。そのようにして、イザヤの預言は完全に成就しました。イザヤの預言は、歴史を通して客観的に確証することができるのです。
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日向ぼこ 婆ちゃん見えぬ 日々となり 今日の一句

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