エジプトのファラオ(王)の強制労働をさらにきつくするために、れんがを焼くわらをイスラエルの民の与えてはならないと命じ、ひたすら働かせ、神エホバに犠牲を捧げさせてください、とばかげた話に耳を傾けないように、と指示したのです。ファラオにとってはイスラエル人の神エホバへの信仰の表明はばかげたものに見えたのです。ファラオはさらにどのように行動するでしょうか。聖書には次のように記されています。
「(イスラエル人に対する)監督官と現場責任者たちは出て行って、(イスラエルの)民に言った。「ファラオはこう言われた。「これからはわらを与えない。どこでもわらを見つける所に行って、自分たちで手に入れろ。だが、仕事の量は減らさない」」。それで(イスラエルの)民はエジプト全土に散って、収穫後の畑からわらを集めた。監督たちは(イスラエルの)民にしつこく言い続けた。「わらが支給された時と同じように、皆、毎日の仕事を終わらせろ」。また、ファラオの監督官たちが(イスラエルの)民の上に立てたイスラエル人の現場責任者たちは打ちたたかれた。「どうしてこれまでと同じ決められた量のれんがを作れなかったのか。昨日も今日もだ」と言われた。
そのためイスラエル人の現場監督者たちはファラオの所に行き、苦情を述べた。「どうしてこのような仕打ちをなさるのでしょうか。私どもは、わらも与えてくれないのに、「れんがを作れ!」と言われています。しかも打ちたたかれておりますが、問題はあなたの民の方にあります」。しかしファラオはこう言った。「おまえたちはたるんでいる、たるんでいるのだ!だから、「エホバに犠牲を捧げに行きたい」などと言っているのだ。さあ、戻って働け!わらは支給されないが、それでも決められた量のれんがを作るのだ」」(出エジプト記5:10~18)。
上の聖句に記録されている通り、エジプトのファラオはイスラエル人に、わらを支給しないで、自分たちでわらを集めに行き、れんがを作る労働時間が大幅に減少するにも関わらず、れんがを同じように作るように、無慈悲な強制労働の強化を行っています。
このようなイスラエル人の苦悩を告げられたモーセとアロンは、どのように対応するでしょうか。次回に引き続きお伝え致します。
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甘き香の 漂い始じむ 金木犀 今日の一句
晩秋の宇和島市和霊公園
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