聖書を学ばれた方は、偉大な創造者エホバ神は愛の神であることをご存じであり、命の糧と霊的な備えに対して深い感謝の念を抱いておられます(ヨハネ第一4:8)。さらに神エホバこそ命の源の神であることもご存じであり、そのご意志を学び、ご意志を守り行っていらっしゃいます(啓示4:11.詩編36:9)。しかし、多くの方々は、聖書を通し偉大な創造者エホバ神について学ぶ機会がないため、偉大な創造者の概念がありません。さらに、仮説に基づく進化論の教育によって、多くの方々は命あるものすべてが神エホバによってて創造されたのではなく、偶然の産物の進化による、ことを教えられ、偉大な創造者エホバ神について、考えを及ぼす機会が奪われています。ですから、多くの方々は「偉大な創造者エホバ神はどのように愛を示してくださっているか」などと、考えたことはないかも知れません。しかし、全ての人が偉大な創造者エホバ神がどのように愛を示してくださっているか、について考えることはふさわしいことなのです。今日はそのことについて紹介致しますので、偉大な創造者エホバ神が示してくださっている愛について黙想してくだされば嬉しく存じます。
使徒ヨハネが記した言葉を感謝のうちにじっくり考えてみるのは、大きな価値があります。使徒ヨハネは「父(エホバ)がわたしたちにどのように愛を示して・・・くださったかを御覧なさい」と述べ、自分たちに対する神エホバの愛がどのようなものか、どれほど大きくて強いか、どのように示されているかを熟考するように勧めています(ヨハネ第一3:1)。み言葉に沿って偉大な創造者エホバ神の愛を理解するなら、神エホバを知り、神エホバへの愛が深まり、そうすれば神エホバとの関係も深まり、公正を行い、親切を愛し、慎みをもってあなたの神エホバと共に歩むことができるようになります(ミカ6:8)。
聖書を学ぶと、アダムの罪と死を受け継いだ人類を深く愛してくださり、ご自分の独り子イエスを贖いとして与えてくださったことを知ります(ヨハネ3:16)。神エホバの愛は利他的で自己犠牲の伴う愛であったことがわかります。この神エホバとみ子イエスの最高度の愛によって、私たちがアダムから受け継いでいる罪と死からの解放の道が開かれているのです(ローマ5:12)。
この神エホバがどのように私たちに愛を示しておられるかを理解するには、神エホバ神と私たちの基本的な関係を理解する必要があります。神エホバは私たち人間を「神の像(かたち)」に創造された方であり、わたしたちのお父さんであるということです(創世記1:26,27.詩編100:3~5)。わたし達の体を観察するなら畏怖の念を抱くまでにくすしく創造されていることに気付かれるに違いありません(詩編139:14~16)。深い愛と知恵が無ければ、わたし達のくすしい体は存在しません。神エホバが、どのように私たちを愛し、気遣っておられるかを知ると、神エホバにいっそう引き寄せられるに違いありません(ヤコブ4:8)。神エホバがどのように愛を示されているか、四つの点を取り上げてみましょう。
1.神エホバは私たちの必要なものを与えてくださる:使徒パウロは霊感を受け次のように書き記しています。「世界とその中のすべてのものを造られた神(エホバ)はすべての人に命と息とすべての物を与えておられるのです。私たちは神(エホバ)によって命を持ち、動き、存在しています」(使徒17:24,25,28)。偉大な創造者エホバ神は愛の気持ちから、わたしたちの命を支えるために「すべての物」を与えてくださっているのです。皆様方は、このパウロの意味する事柄をお考えになったことがあるでしょうか。
科学者たちは、地球のような惑星は存在しないかと莫大な費用を投じて宇宙探査を続けてきましたが、まだ、地球のような惑星や生命の存在を発見することができません。地球のように複雑で微妙なバランスを保った環境の他の惑星は発見できないでいるのです。聖書が述べているように宇宙や地球は神エホバの創造物であり、この美しい惑星の地球は、人が住むために秩序正しく創造した、と神エホバは明らかにしておられます(創世記1章。イザヤ45:18)。この地球は人間にとって快適で美しく、安全な住まいとされていることは、神エホバが確かに人間を愛しておられる証拠です(ヨブ38:4,7.詩編8:3~5)。この地上には、生活を楽しめるように多種多様な食物が備えられています。
人間が永続する満足な生活を送るためには、物質的なものだけでは不十分なことを神エホバはご存じであり、上にも述べましたが、私たち人間を「神の像(かたち)」に創造されました(創世記1:26,27)。人間が神エホバの愛と知恵や公正や力の特質を学びそれを調和よく反映できるように霊的な力を付与してくださったのです。この霊的な力は進化論では全く説明のできないものです。イエスも「自分の霊的必要を自覚している人たちは幸いです」と教えています(マタイ5:3)。愛に富む神エホバは、物質的にも霊的にも、「わたしたちの楽しみのために豊かに与えてください」ます(テモテ第一6:17.詩編145:16)。
2.神エホバは真理を与えてくださる:神エホバは「真理の神」であられます(詩編31:5)。神エホバはわたしたちを愛してくださり、生活のあらゆる面で、特に崇拝の面で導きとなる真理の光を輝かせたいと思っておられます(詩編43:3)。神エホバは私たちが真理の道を歩めるようにみ言葉・聖書を備えてくださっています(詩編119:105)。真理はわたしたちを益することのみ教え、平安と義が満ちるようにしてくださっています(イザヤ48:17,18)。
神エホバは、聖書の中でご自分のみ名エホバの固有名を約7,200回出るようにして、私たちが神エホバのお名前を親しく呼んで近づき、神が愛を抱き近づいてくださるのです(ヤコブ4:8)。神エホバの比類のない特質の愛や公正(義)や知恵や力も聖書を通して明らかにしてくださっています。目に見える宇宙や地球や地上の美しい多様な植物・花々は神エホバの愛や公正や知恵や力を明らかにしています(ローマ1:20)。
また、聖書を調べるなら、私たち人間には能力の限界があり、神エホバから独立して物事を順調には進めることができないことも理解することができます(エレミヤ「10:23)。私たちが神エホバの教えの実・霊の実を学び適用しないなら、人間の考えの朽ちる「肉の業」によって腐敗を刈り取る絶対の法則の真理 幸福な者として歩むためには、どのような特質が必要かをイエスも分かり易く教えてくださっています(マタイ5:3~10)。私たちが人生に成功するには、み言葉聖書を学び適用しなければならないことを明確に教えて、神エホバは愛を示しておられます(詩編1:2,3)。
3.神エホバは助言と懲らしめを与えてくださる:エホバは聖書の中で、神エホバの助言や警告を受け入れない場合にどのような悲惨な結果を招き、また助言を受け入れるなら命に至る事例をわたしたちの益のために記録しています(創世記4:11~13.エレミヤ45:2~5)。パウロはこのように書き記しています。「エホバは自分の愛する者を懲らしめられるからである」(ヘブライ12:6)。これは、人間の父親が愛する子供を懲らしめ、立派な大人に導くのと同じです。聖書には、ヨセフ、モーセやダビデの事例が記されています。神エホバは、彼らが試練に遭っても、ずっとその間共におられ大いにお用いになられました。そうした事柄について聖書を調べるなら、神エホバがご自分の僕(しもべ)たちに対する深い愛と気遣いをいっそう感じ取ることができるようになります(箴言3:11,12)。
神エホバからの懲らしめは、その懲らしめを受け、それにこたえ応じて悔い改める人たちを、「神(エホバ)は豊かに許してくださ」います(イザヤ55;7)。ダビデは神エホバの許しについて、次のような感動の言葉を書き記しています。「神(エホバ)よ、あなたはすべてのとがを赦し、・・・あなたの愛ある親切と憐れみを冠として添え、日の出が日没から遠く離れているのと同じく、神(エホバ)はわたしたちの違反をわたしたちから遠く離してくださった」(詩編103:3,4,12)。私たちは神エホバからの助言や懲らしめ受け入れ、敏感に応じるなら、神エホバが豊かに許してくださる愛の神であることを味わい知ることができるでしょう。
4.神エホバはご自分の民を守ってくださる:愛のある人間の父親も、有害な事や大きな危険から家族や子供を守ることを真剣に考えます。まして天の父エホバ神も同じです。神エホバについて聖書は次のように書き記しています。「神(エホバ)はご自分の忠節な者たちの魂(命)を守っておられ、邪悪な者たちの手から彼らを救い出される」と保証しています(詩編97:10)。人間にとって目は非常に敏感に反応し、大切なものです。神エホバはご自分の民を目のように感じて保護をしてくださるのです(ゼカリヤ2:8)。神エホバの民は、神エホバにとって極めて貴重な存在として保護を与えてくださるのです。愛の神エホバはそのようにして愛を表わしてくださっています。
神エホバは聖書の真理を通して、富の欺きの力、不道徳で暴力的な娯楽、インターネットの誤用(不道徳な映像を見る)こと等々から識別力を働かせ、心を守ることができるようにし、愛を表わしてくださっています。さらに悪魔サタンの策略によってむさぼり食われることがないように、真理を備えてくださり、その真理の完全にそろった武具として装備し、悪魔サタンに勝利できるようにしてくださっています(エフェソス6:10~18)。
このように偉大な創造者エホバ神は、愛ある父親としてみ言葉を備え、聖霊の働きを通して愛を表わしてくださっています。まずわたしたちを愛してくださった神エホバの愛を知り、感謝を表す方々は幸いです(ヨハネ第一4:19)。
「参考資料」:ものみの塔聖書冊子協会発行:「ものみの塔」誌、2015年9月15日号、18~22ページ。
早朝に 北風の音 窓を打つ 今日の一句
初冬の庭に咲いている「バラ」
しかしあなたは文字をフォント指定でいじりすぎ。
素のままの文章を大きめのフォントで読ませる方が心に入ります。
最初はそのままでしょ。
加工した方が良いなら神はアンダーライン、拡大文字、色指定の嵐ですよ。
こんばんは♪
ご親切な助言に感謝致します。
私の紹介内容が長めなので、お忙しい方々のために
斜め読みでも
要点が伝わりやすいと思い、表記機能を活用させて頂いています。
最近、私も高齢者の仲間入りで、文字の大きさをワンランク上げた方が良い、と
思うようになりました。
ご親切に感謝致します。