皆様方も月の彼方から、宇宙探査機が美しい惑星地球の映像を写し出し放映されたのをご覧になられたに違いありません。現在は科学技術の進歩によって、私たちの住む地球全体を映像で見ることができます。あなたは、美しい命の宿る地球をご覧になって何を感じられたでしょうか。
神エホバの創造する強大な力は、私たちの住かである地球において明らかに示されています。神エホバは細心の注意を払って、この広大な宇宙の中に地球を適正な位置に置かれました。多くの銀河の環境は、地球のような生命を宿す惑星には適さないだろうと、と考える科学者たちがいます。この天の川銀河の多くの部分も、生命を育むようにはできていないようです。この銀河の中心部には恒星がひしめいており、放射線量が多く、恒星どうしの異常接近が頻繁に生じています。銀河系の外縁部では、生命に不可欠な元素の多くが足りません。私たちの地球の存在する太陽系は、そうした両極端の間の理想的な位置に置かれています。
地球は、遠く離れた巨大な防御物ともいえる木星の恩恵に属しています。木星は、地球の1,000倍以上の大きさがあり、非常に強い引力を持っています。その結果はどうでしょうか。木星は、宇宙空間を高速で飛ぶ物体を吸い寄せたり、飛ぶ方向を変えさせたりしています。科学者たちは、もし適正な位置に木星がなかったら、巨大な飛行物体が現在の1万倍も激しく地球に降り注ぐだろう、と考えています。もっと近くに目を移すと、地球は、独特な衛星である月の恩恵も受けています。月は美しい「夜間照明」であるだけではなく、地球の地軸の傾きを一定に保つ働きをしています。その働きのおかげで、地球には毎年きちんと季節が巡って来ます。四季の変化は月の適正な大きさとその位置によって、地軸の傾きを安定させ、四季が変化することなく訪れ、私たちは季節毎の変化を楽しめます。季節の変化も、地上の生命にとって大切な贈り物です。
神エホバの創造する強大な力は、地球の設計のあらゆる面に明らかに示されています。保護シールドの役割を果たしている大気について考えてみましょう。太陽は、健康に良い光線と、極めて有害な光線を放射しています。致死的な光線が地球の超高層大気に当たると、普通の酸素がオゾンに変わります。その結果として生じるオゾン層が、今度は、そうした有害な光線の大半を吸収します。要するに、地球には、私たちの保護となる自前の傘が備わっているのです。神エホバが宇宙と地球は、人が住むために秩序正しく創造した、と述べておられる通りであることが、分かります(イザヤ45:18)。
次回も、引き続き「その力によって地を造った方」の内容をお伝え致します。続いてお読みくだされば幸いです。
昼食の 交わり枇杷の 並びたる 今日の一句
お訪ねした家の珍しい花
(名称不詳)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます