徒然草124段 是法法師は
原文
是法法師は、浄土宗に恥ぢずといへども、学匠を立てず、たゞ、明暮念仏して、安らかに世を過す有様、いとあらまほし。
現代語訳
是法法師は浄土宗に恥じることないと言うけれども、学者ぶることもなく、ただ朝晩念仏を唱え、安らかに世を過ごすありさまである。実に理想的である。
浄土宗について 白井一道
「西方極楽浄土の仏さまである阿弥陀仏は「私の国(極楽浄土)へ生まれたいと願って私の名前を呼びなさい。そうすれば煩悩の有無などに関係なく、必ず極楽浄土に迎え導きます」と誓われています。
その誓い(本願)を素直に信じ、心からお念仏をとなえ、悩みや苦しみのない(だから極楽なのです!)浄らかな仏さまの国へ救い導いていただきましょう、というのが浄土宗の教えの根幹です。」
浄土宗サイトより