醸楽庵(じょうらくあん)だより 

主に芭蕉の俳句、紀行文の鑑賞、お酒、蔵元の話、政治、社会問題、短編小説、文学批評など

醸楽庵だより   1298号   白井一道

2020-01-12 10:47:20 | 随筆・小説



    徒然草124段 是法法師は


原文
 是法法師は、浄土宗に恥ぢずといへども、学匠を立てず、たゞ、明暮念仏して、安らかに世を過す有様、いとあらまほし。

現代語訳
 是法法師は浄土宗に恥じることないと言うけれども、学者ぶることもなく、ただ朝晩念仏を唱え、安らかに世を過ごすありさまである。実に理想的である。

  浄土宗について   白井一道
 「西方極楽浄土の仏さまである阿弥陀仏は「私の国(極楽浄土)へ生まれたいと願って私の名前を呼びなさい。そうすれば煩悩の有無などに関係なく、必ず極楽浄土に迎え導きます」と誓われています。
その誓い(本願)を素直に信じ、心からお念仏をとなえ、悩みや苦しみのない(だから極楽なのです!)浄らかな仏さまの国へ救い導いていただきましょう、というのが浄土宗の教えの根幹です。」
浄土宗サイトより