2018年7月29日(日)
オルデサ渓谷最深部の放牧地。 斜面にはエリソンが咲き誇る。
「コラ・デ・カバーユ(馬の尻尾滝)」近くまでやって来ました。
斜面を大きく黄色に彩るものはお花だということはわかりますが、いったいどんなお花なのでしょう。
それにしてもものすごい広範囲。 滝やお花の近くまで寄ってくれるでしょうか。
足元はグリーンと白いシシウドのようなお花ばかりに見えますが、
よく見ると黄色っぽいもの、白っぽいもの、色々なお花が咲いています。
手前の方に見えるのは既に終わってしまっていますが、野生のクリスマスローズです。
これもたくさん見ました。
バラも真っ赤、ピンク濃い、薄い、白いものなど色々見かけました。
行く手に橋が見えます! 随分と滝の近くに行けるようです!
そして広大に咲き誇る黄色の花はこんな感じ。
マメ科のエリソン(erizon)というお花だそうです。
あまりに広範囲で咲いていることにびっくりしてか、接写したものがない。w
これはハンニチバナの一種。 ピンクのものは珍しい、と聞いて。
来ました~! 素敵な流れです!! 馬の尻尾ってこんな感じでしょうか?w
ゴリッツ小屋(2,200m)から崖のような斜面を下ってここ「コラ・デ・カバーユ(1,760m)」まで来ましたが、
標高差約440m、休憩を含め約2時間です。(9:30)
素晴らしい眺め! ここで大休憩です。
ちなみにエリソン(erizon)とはスペイン語で「大きなウニ」なのだそうです。w
とてもうれしくて「お花の中を上の方に登って行っていい?」とフィリップさんに聞くと、
「お花の中を上の方に登って行ってもいいし、お花の中を下って来てもいいよ。」ですってよ。w
photo by TL北島さん
いやぁ~! 本当に素晴らしい~!!
みんなが休憩している場所。
滝とエリソン。
滝下。 とても澄んだ水。 気持ち良い!
時間があれば靴を脱いで水に浸かりたいところ!
名残惜しいですが、先に進みます。
上から見た広大な谷を抜け、その先まだどんどん下って森を抜けて、町まで行くのですから。
それにしても、このウシさんたちはどこから来るのだろう。 ずっとここにいるの?
牛舎、搾乳の場所、乳製品を作りそうな小屋などは見当たらないのだけど。。。
ずっとずっとこの岩壁に沿って進んでゆきます。
30分弱、放牧地のある平原を歩きました。
振り返るとモンテ・ペルディードはまだ雲の中。
岩壁の各所から滝が流れ落ち、集まった水はどんどん下流に流れてゆきます。
photo by TL北島さん
こんな小川で遊びたいねぇ。 この水は地中海に流れていくんですよ。
そしてこの先で放牧地の平原歩きが終わり川の水と共にどんどん下ってゆきます。
コラ・デ・カバーユが標高 1,760mで、この先オルデサ渓谷の登山口が 1,320m ですので、あと約 440mは下ります。
オルデサ渓谷登山口から日帰りでコラ・デ・カバーユまでのハイキングに来る人たちもいるようですが、
ここから下流にあるいくつかの眺めの良い滝まで歩いてくる、という人が多いようです。
水場がありました。 スペイン、フランスは基本硬水ですので、人によっては注意が必要です。
私はほとんど身体に影響がなく、ここのお水はとても冷たく美味しかったので、水筒を満たしました。