2020年7月31日(金)
平沢峠から八ヶ岳を望む
7月最終週、一度目の夏休み。 今年はコロナの影響で学校の夏休みが短縮になったため、次週からは再度仕事開始。 お盆の頃もう一度休み、にした。 が、この7月最終週はあれこれ仕事もあり、天気も悪く結局出かけることもままならず。 なんとか雨に降られず歩けそうだったのがこの 7/31(金)以降。 行けるときに行っておこう、と八ヶ岳権現岳を目指すことにした。
できればあちこち山小屋泊したい所だったが、今年はやめておく。 権現岳も青年小屋か権現小屋で一泊し、ゆっくり花や景色を撮りながら歩きたかったが、なんとか一日で権現まで登って戻るには早朝に出発したい。 ということで一人で泊れる宿なら良いだろう、と前泊。 前泊のこの日も軽く歩いておく。 なかなか都外に出かけられないし、早寝早起きには歩いておくのが良い。
訪ねてみたかったのは「三分一湧水」(山梨県北杜市)。 NHKの番組で見たのだが、八ヶ岳にしみこんだ水がこんこんと湧き出る湧水地。 その昔、三つの村が水の利用をめぐり争ったところ、武田信玄公がみな平等に水を使えるように、と作った施設だと伝えられている。
流れ出てきた水が水路を流れ、中央の四角の部分に備えられている三角形の石により
水が平等に三方向に流れてゆく。
こちらは上の水路より少し上流にある湧水ポイント。
水がこんこんと湧き出る様子は動画でどうぞ。
三分一湧水
水は水路を伝って下流の田畑に流れてゆく。
そんな田畑も見てみたいので湧水地から外に出てみる。
水車小屋があった。 かつてはこれも流れ出た水で動いていた。
道路沿いの家には水路に下りて水仕事ができるような段も作られていた。
水田地帯に行ってみる。
実は休耕田も多かった。 農業を継承するのはなかなか難しいのだろうな。
立派な水田から八ヶ岳を望む。
少し場所を変えて歩いていると青空が多くなってきた。
左のピークが編笠山。 右一番高いのが三ツ頭かな。
編笠山右後方に権現岳が見えるはずだが、雲に覆われている。
アマガエルがいた。
このカエルは色がターコイズグリーンだ。
こちらはよく見る感じの色。
アマガエルは環境変化などで身体の色が変わりやすいらしい。
南アルプスも少しずつ見えてきた。
中央が甲斐駒ヶ岳。 今年は南アルプス林道がすべて閉鎖だ。
(夜叉神峠登山口駐車場までは自家用車で通行可)
山の雲も取れてきたので、もっと展望の良い所に行ってみる。
平沢峠から飯盛山へ。
平沢峠到着時(11:30ごろ)にはトップの写真のとおりの青空。
土曜日に登ったほうが良かったか。。。
進んでゆくと富士山も見えた。 手前は茅ヶ岳。
さらに進むと左の三角が飯盛山。
大きなシシウドと富士山。
振り返ると八ヶ岳。
山頂と~ちゃ~く!
久しぶりの青空と富士山は「こんな感じだった?」と思うほど。
八ケ岳と手前右端に平沢山。
八ケ岳は一番左のピークが三ツ頭。 その右台形に見えるのが翌日に向かう権現岳。
右の方に赤岳、横岳のピークが雲の中。
山頂から下った広場でお昼ご飯にする。
三分一湧水の直売店で買ったブルーベリーのケーキとフルーツトマト。
山にトマト、いい!
ノコギリソウ
往きに見たお花を撮りながら下山。
南アルプス
左の方に鳳凰三山が雲から出ている。
行きたかったなぁ。
赤岳が顔を出してきた。 中央権現岳。
シモツケソウ
マツムシソウ咲き始め
上2枚ともハクサンフウロなんだろうか。
オオバギボウシ
カワラナデシコ
大人気
平沢山から飯盛山、富士山
瑞牆山、金峰山
浅間山、高峰高原
オオバクサフジ?
オオバギボウシ
クルマバナ?
ニッコウキスゲ
鳳凰三山から甲斐駒ヶ岳まですっきり見えた。
甲斐駒ヶ岳下の白っぽく見える所が日向山。
夕方、すっかり良い天気になった。
明日も晴れるといいな、と思っていた。