2020年8月1日(土)
青年小屋から編笠山を望む
なかなか梅雨が明けなかった今年。 コロナもますます蔓延し、週半ばから仕事は休みだったのだがあまり現実的に山に登ろうという気になっていなかった。 しかし週末から天気が良くなりそうで、青空を見ながら週末を家で過ごしていたらきっとその時になって後悔するのだろう、とか、ここで出ていかないと再び日本全国緊急事態宣言になってしまうかも、など思い、山小屋で泊れない分麓で一泊しやり遂げることができなかったあの山に行くことにした。
昨年11月編笠山に登ったが、できれば権現岳まで登り周回したかった。 この時は天気も景色も良かったのに、登り始めたら足が進まず編笠山止まり。 まぁ、私のことだから次回は景色や花を撮りながらゆっくり小屋泊して権現周回できればと思っていたが、今年は小屋泊はやめておきたい。 小屋に問題があるわけではない。 むしろ是非泊まらせていただきたかったが、万が一のことを考えて、だ。
前エントリーでも書いたように、前泊し早寝をしてスムーズに就寝。 しっかり眠れてこの日の朝もシャキッと起きられた。 人より2倍も時間がかかる私だし、土曜日の観音平駐車場に停めるので到着は4時半ごろ。 入口の駐車場は既に満車。 車中泊の人、青年小屋泊まりの人、など多いのだろう。 奥の駐車場に3台目くらいで駐車。
あんなに寝たのに調子はそれ程よくない。
ほぼCT通りに雲海に到着。(5:58)
駐車場までの車中で八ヶ岳はきれいに見えていたが、遠望はどうだろう。
富士山の山頂がぼんやり。
向こうの尾根から朝陽が昇った。
願わくば復路はあそこを歩いて戻りたい。
苔の森を野鳥の鳴く声、ドラミングなど聞きながら歩いてゆく。
押手川到着。(7:00)
ここもほぼCT通り。 けど脚は重い。
青年小屋まで巻き道を行く。
クルマユリ
青年小屋到着(9:07)
押手川からここまでCTは1時間になっているが、約2時間かかってしまった。
花を撮っていたとはいえ、理由はそれだけではない。
ミヤマアキノキリンソウ(青年小屋前)
身体が随分重くなってきた。 この先が格段に険しくなるトレイル。
心配があった。 が、11時まで登って様子を見よう、と思った。
青年小屋では青空も見えたが、この時点で既に山は雲の中にいることの方が多かった。
風はそれほど強くないが、時折雲が流され山が見える。
傾斜も厳しく、トレイル面もこのように滑りやすそうな岩っぽくなってきた。
トレイルがガレになるとこの山行で一番見たかった花に出会えた!
シコタンハコベだ! 見られて良かった!
ミヤママンネングサ
そして雲が流れ向かうギボシが見えた。(10:10)
展望も期待できないし、この先は危険個所でいっぱいなので、
西ギボシまで登り切らなくても、この斜面で花を撮ったら下山してもいい、いつ下山しようか、
と考えていた。
ここまでに見られた花。
アオスズラン
キソチドリ
ミヤマフタバラン
コイチヨウラン
リンネソウ