out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

磐梯山 ~裏磐梯スキー場から~ #1

2020-08-17 13:16:51 | 山登り in 東北
2020年8月11日(火)
桧原湖から望む磐梯山
 
 磐梯山にはいずれ登りたいと思っていた。 何しろ百名山、宝の山だ。 それ以上に、2016年1月に山の皆とイエローフォールにスノーシューツアーに行っている。 あの時見た磐梯山の崩壊壁とその上の天を突くような櫛ヶ峰と磐梯山主峰の迫力が忘れられない。 裏磐梯から磐梯山に登るのは大変だと聞いていたが、いつかは登ってみたいと思っていた。
 
 今回磐梯山に登ろうと思った時もあまりに大変そうだったら裏磐梯からのルートはヤメにしておこうと思ったのだが、どうやら裏磐梯の八方台登山口からのルートは標高差も少なく最短ルートのようだ。 ただ、そのルートから山頂ピストンではせっかく泊りにしたのに少し物足りないかも、という感じもあり、登山計画では「八方台~磐梯山山頂~弘法清水~櫛ヶ峰分岐~火口原~銅沼~八方台」にしておいた。
 
 10日の湖沼散策の際、サイトステーションの方に登山ルートを相談した。 弘法清水小屋から下った先、櫛ヶ峰分岐~火口原辺りがYAMAPの地図では破線になっているので、わかりにくい道なのか、また火口壁はどのようなトレイルか、などを伺ったのだ。 するとトレイルは明瞭。 ただし火口壁を下るのはお勧めできないので、車なら裏磐梯スキー場からスタートし、計画の逆回り、つまり火口壁を登って磐梯山に至ったほうが良い、とのこと。 それができそうもないので八方台スタートにするつもりだったのだが、話を伺っているうちにできる気がしてきた。w とりあえずゆっくり進めるよう、何かあったら戻れる充分な時間を確保できるよう、早朝にスタートすることにした。 最初は不安だったが、みんなとリフトに乗って上がったあの斜面を足で登るのも悪くないだろう。 NHKの番組でタモリさんも銅沼まで登っていた。 何とかなるだろうと思ったらワクワクしてきた。 
 
4:30 に起き部屋から外を見ると良い色。 左の木の上に見えているのが磐梯山ピークス。
せっかく裏磐梯まで来たのだから星空を撮るとか朝景を撮るとか、その余裕はなかった。
 
裏磐梯スキー場からスタート。(5:50)
 スキー場までの道は最後舗装なしで慎重に運転する必要あり。 スキー場の夏期営業はしていないのでトイレは使えない。 主要道にはあちこちトイレ付きの駐車場があるので、そちらで済ませてくると良い。 また磐梯山では携帯トイレ持参普及を実施しており、弘法清水小屋前に仮設トイレがあった。
 
登り始めは雲が見えたが良い天気。
陽に照らされ登るのは結構きついが、景色も良いし、
こう見えても足元にはシラタマノキの実やヨツバヒヨドリ、ヤマユリなども見られる。
 
この斜面覚えている。
スノーシューの下山時、上から降りてきてこの辺で左側の森に入った。
カーブの奥辺りに。。。
 
あった。 この分岐。
ここから入ればいいのだが。。。
 
朝のうちにリフトトップの場所から景色が見たくて来た。 ここに来る道もあった。w
この辺でみんなで写真を撮ったな。 奥に見えるのが桧原湖。
 
先ほどの分岐まで戻り、火口原へ向かう。
噴火で起きた流れ山地形というのはこの辺のことか、もっと標高の低い部分まで含まれるのか。
富士山の溶岩とは違うのだろうが、ゴロゴロとした上に草や苔が生え、木々が育っていった感じは、
なんとなく青木ヶ原樹海にも似た雰囲気があると感じた。
 
ヒカゲノカズラとシラタマノキ
 
マルバフユイチゴ
 
また虫に喰われそうな樹林帯を20分程進むと火口壁が見えた。
 
そしてさらに進むと火口原。 おぉ~、こんな感じか~!
イエローフォールはどの辺だったのだろう、岩の壁面だったよなぁ。
この先は樹林帯だから、この辺ではないのかな。
 
踏み跡らしきは見にくいが、しっかりとマークがあるので助かる。
 
そして再び樹林帯に入って行った。
きっといつかパッと開けて崩壊壁をよじ登るのかもしれない、と思いつつ進む。
 
斜面が急になるとこのような手すりが現れる。 非常に助かる。
これ鶏頂山でも見たかな?
 
登るのがつらくなり振り返ると裏磐梯の景色。
そろそろ断崖絶壁に出るのかなぁ~、と恐る恐る。
 
大きな木々がなくなり、足元の岩の間に可愛らしい花が見えてきた。
 
ウメバチソウ
 
そして、周りの展望も良くなりこの景色!
左奥雪のついた山は飯豊の山々らしい。
 
崩壊壁もあと少し。
 
おぉ~、この切り立った壁の一部を登っているんだ。
 
ミヤマシャジン
 
オンタデ?
 
実がかわいい。
 
キオン?
 
ヤマハハコ
 
そして、稜線に到着! (8:32)
結局岩をよじ登ることもなく、足元にはいつも植物のある斜面だった。
眼下には通ってきた火口原、左奥の方に銅沼も見える。
下山は銅沼に下りてゆくが、下りは普通の登山道だと聞いている。
どこを降りてゆくんだろう。
 
桧原湖より右方には西吾妻山が見える。
あちらも登ってみたい。
 
左の窪んだあたりから上ってきた。
櫛ヶ峰との鞍部。 櫛ヶ峰の方にはトレイルが見えるがロープが張られている。
 
向かう磐梯山。 左の一番高いピークだ。
まだ登るなぁ。 弘法清水小屋は右の斜面平らになった辺りかな。
 
この崩壊壁は本当に迫力がある。
この脇を進んでゆく。
 
少し進むと左手には沼の平が見えてきた。
こちらの方から登るのもきれいそうだなぁ。
 
足元にコウリンカに色合いが似た花が咲いていた。
これがタカネコウリンカ? と思ったが違っていた。
 
こちらはコウリンタンポポ。
外来種の厄介者、らしい。
 
白いホタルブクロが咲いていた。
 
 心配していた崩壊壁も登り切り、天気も上々で気持ち良い! 日向は暑くヒリッとするようだったが、ここまで登ると風が気持ち良かった。 日影に入ると心地よいくらい。 山頂までもうひとがんばり。
 
コメント
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