宮応かつゆきの日本改革ブログ

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エンゲルスの多数者革命の結論ー「多数者自身が目的を理解してこそ社会変革の道が』開かれる」

2016年04月05日 | 綱領関連

 引き続き、不破氏のエンゲルスの多数者革命論について、考えてみたいと思います。

 同氏の、「古典教室」第3巻「エンゲルス 『フランスにおける階級闘争』(マルクス)への序文」(2013年11月10日 初版)には次のようなエンゲルスの文章が掲載され、また、同氏の解説が記述されています。(同書80~81頁)

 エンゲルスの言葉「国民間の戦争の条件も変化したが、それに劣らず階級闘争の諸条件も変化した。 奇襲の時代、無自覚な大衆の先頭にたった自覚した少数者が遂行した革命の時代は過ぎ去った」

 「社会組織の完全は改造ということになれば、大衆自身がそれに参加し、彼ら自身が、なにが問題になっているか、なんのために彼らは(肉体と生命をささげて)行動するのかを、すでに理解していなければならない。 このことをこそ、最近50年の歴史がわれわれにお教えてくれたのだ」

 「大衆がなにをなすべきかを理解するためーーそのためには、長いあいだの根気強い仕事が必要である。 そして、この仕事をこそまさにいまわれわれがおこなっており、しかも敵を絶望におとしいれるところの成功をおさめつつあるのだ」

 不破氏は次ぎのように、解説しています。

 「少数者の革命の時代は終わり、多数者の革命の時代を迎えた。 多数者がほんとうに自覚して、革命の目標を自分のものとして理解してこそ、革命の勝利はある。 それをいかにして準備するかということが革命家の仕事なんだ。 革命家の仕事だということは、これは党の仕事だということです」

 「ここに、マルクスとエンゲルスが1848年の革命の時代から60年代、70年代の経済と政治の大変化の時代、そしてインターナショナルやドイツの労働者党の経験を経て、最後に到達し総括した革命論の結論があります」