「しんぶん赤旗」20日付は「オスプレイ『日本が要請』」の見出しで、次のように報じました。
「米海兵隊は18日付報道発表で、沖縄・普天間基地所属の垂直離着陸機MV22オスプレイを18日から熊本地震の被災者救援に派遣したのは『日本政府の要請』に基づくものだったことを明らかにしました」
「また、米軍準機関紙『星条旗』18日付電子版は、日本政府が16日、米国務省に震災支援を要請したと報じています。 政府がオスプレイなど米軍の支援に言及したのは翌日の17日でした」
4月19日付「読売」はオスプレイの基本性能を退役した、CH46ヘリと比較しています。 最大速度は約2倍の時速520㎞、輸送兵員2倍の24人、搭載量約2.5倍の5700㎏、航続距離約6倍3900㎞と報じています。
日本の自衛隊が保有するCH47JAは、巡航速度約260㎞、航続距離約1000㎞、有効搭載量11.2t、乗員約60人の性能を持っています。
オプレイに頼る前に、必要な災害救援活動を進める上で、真っ先に検討されるべきではないでしょうか。 御嶽山の噴火災害の救援、捜索活動にも動員されてた機種です。
そこで、私が特に考えさせられることは、次の点です。
CH-47JAには、海外への派遣を考えて防塵フィルターなどが装備できることです。
この「防塵フィルター」「EAPS 通称(イップス)」は、エンジン吸収口で吸いこんだ異物を遠心分離等の方法で除去し、クリーンな空気のみをエンジンに送り込む装置です。
「この装置があると砂漠などの微小サイズの異物が多い地域での活動でも、ローターが巻き上げた砂などをエンジンが吸い込んでしまう確立を下げることができます」(「徹底比較!自衛隊CH-47チヌーク(軍事)-proripateの日々」より)
一方、オスプレイの新「防塵フィルター」は早くて2017年から装着されると言われています。
昨年5月のオスプレイのハワイでの墜落事故を被災地で絶対に繰りかえさせるわけにはいきません。