熊本・大分両県に及ぶ大地震により亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げます。 また、負傷されたり、家屋を失った方々に心からお見舞い申し上げます。
日本共産党国会議員団「九州地方地震対策本部」は16日、政府に緊急申し入れを行いました。
第1に、政府として、関係自治体とよく連携して、救命・救援に万全の措置をとる と、被災者への支援、2次被害や被害の拡大防止に全力を集中することを求めています。
第2に、川内原発をただちに停止することです。
九州地方の大震災に関する報道では、「原発に関する報道」が少ないように思います。
日本共産党の「緊急申し入れ」では、次のように指摘しています。
「震源域が九州横断的に拡大しており、この地震が今後どのように広がるかは予測がつかない。 新幹線や高速道路が不通であり、万が一事故が起きた場合に、避難に重大な支障がうまれることはあきらかである」
「電力需要からみても、川内原発を動かし続ける必要はない」「少なくとも、稼働継続の是非について、政府として英知を結集して真剣な検討を行い、国民・住民の不安にこたえるべきである」
「朝日」17日付は、全国唯一稼働している川内原発1・2号機について、「政府は運転継続を容認する方針を示した」と報じています。
日本共産党鹿児島県員会は16日、知事と九州電力に、川内原発の運転停止を申し入れました。
申し入れ内容は、▽直ちに運転停止し、地震による故障がないか点検すること ▽予震が続いている間は運転を再開しないこと ▽地震国日本において安全な原発はありえない、廃炉を決断することーーなどです。
鹿児島県内では、14日の地震発生後、震度5 ~ 1の余震が数十回発生しています。(16日現在)
17日付「朝日」、川内原発周辺の断層帯、火山の位置を地図で報道しています。 玄海原発と比較でもその環境の大きな違いがわかります。
川内原発の稼働停止の決断を政府に強く求めたいと思います。