新聞各紙、テレビ、通信社の「世論調査」(16日~18日)が報道されています。 特徴は、安倍内閣の支持率が、30%台(NNNが30.3%と最低)に急落する一方、不支持率は40%後半(NNNが最高の53.0%)となり、すべてで逆転しています。(「朝日」19日付より)
森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん事件については、今日、参議院予算委員会で集中審議が行われています。 野党側の連携した質問、追及に期待しています。 日本共産党議員の質問は、午後2時頃からです。 質問者は小池 晃書記局長と辰巳孝太郎議員です。
私は、新聞は、「朝日」「読売」「神奈川」「赤旗」の4紙を購読しています。(金銭的理由から)
その中で、今日の記事で特に刺激、激励を受けたものは、「朝日」編集委員の高橋純子氏の指摘です。
「表題」は、「タイトル」のとおりです。 後半部分を紹介させていただきます。
「現政権は怒りや異論に耳を貸さず、時には嘲笑し、圧倒的な数の力でねじふせ、国会を、議論の場ではなく、表決の場におとしめてきた。 陰に陽に発せられるメッセージは『抵抗しても無駄ですよ』。 公文書を改ざんし、国会にうそをつくという未曽有の事態はその延長にある」
「『国会に対する冒瀆だ』と憤ってみせている与党だが、国会の権威をコツコツと掘り崩してきたのはいったい誰なのか。 政治の罪は深い。 なのに責任をとろうとせず、居直り居座る政治家たち。 なんとまあ美しい国の見事な1億総活躍であろうか」
「権力は腐敗する。 絶対的権力は絶対に腐敗する。 ゆえに権力に対しては、怒るべき時にきっちり怒らなければならない。 公文書が改ざんされる国に成り下がったのだからなおさら、自分の身体をさらし、声を張って、この時代を歴史に刻むしかない」
そして、谷川俊太郎氏の「朝日とともに」の詩の次の一節を紹介しています。
「新聞はもうひとつの口/正義に名をかりた大声のかげの/しいたげられた者の沈黙を/無名のいのちの証言として/それは語る」
「森友疑惑」、関連「公文書の改ざん」事件の真相の徹底究明は、日本の政治、行政の在り方の根本に関わる重大問題です。 そして、この問題の最高責任者は、安倍晋三首相本人です。 しかし、安倍首相には、その自覚は全くありません。 午後の質問に期待し、連携してたたかっていきたいと思います。