広島 000 000 000 0
オリ 000 000 31X 4
勝利投手:山本6勝5敗
敗戦投手:森浦2勝2敗
プロ初先発の大道は、初回に2四球で1死1,2塁のピンチを招いたものの、T-岡田を二飛、安達は二ゴロに打ち取って無失点で切り抜けると、2回以降は立ち直りオリックス打線を翻弄して2回から5回まで完璧に抑えて得点を与えず、5回を投げて無安打2四球無失点5奪三振の好投でした。
6回はコルニエルが三者凡退に抑えるも、7回に登板した森浦が四球と安打に犠打で1死2,3塁のピンチを招いたところで中田に交代するも、四球で満塁として杉本に2点適時打を浴びてしまいました。2死後に安打を浴びて再び満塁とされたところで高橋樹に交代するも、福田に押し出し四球を与えてこの回3点を失いました。
8回は島内が連続長短打で無死1,3塁とされて、會澤の捕逸で1点を失ってしまいました。
打線は、1番2塁で羽月を起用しましたが、オリックス山本に翻弄され、7回まで6連続を含む12三振を喫して一人の走者を出すこともできず完璧に抑え込まれました。
完全試合の様相を呈してきた8回に鈴木誠と坂倉の連打で無死1,2塁と初めて走者を出すとともに得点圏に走者を進めましたが、會澤、小園、代打菊池涼が三者連続三振に抑えられて得点を奪えず、山本に8回までで15三振を喫しました。
9回は平野に1安打2三振に抑えられて、計17三振を喫する完敗で、チームは2分を挟んで5連敗で、ついに借金は今季最多の10まで膨らみ、交流戦の負け越しが決まりました。
大道がプロ初先発し5回を無安打無失点の素晴らしい投球でした。初回は緊張からか制球が安定せずに2四球を与えてピンチを招きましたが、ここを無失点で凌ぐと、2回以降は制球も安定してテンポの良い投球で危なげなく5回を投げ抜きました。
残念ながら打線が山本に完璧に抑えられて援護できず白星は成りませんでしたが、昨日の玉村に続く好投は先発投手崩壊が続いていたローテに明るい兆しとなりました。先発投手不足が解消される見通しが立っておらず、今後も先発として起用されると思われるので、先発初勝利も近いのではないでしょうか。
一方の打線は7回までパーフェクトに抑えられて、得点を挙げるどころか安打を放つのが精一杯でした。コロナから復帰した主力野手の状態が上がっておらず、若手主体で組む打線に対して力の違いを見せつけられた試合でした。
今日は、完全試合をされなくて良かったと思うしかありませんね。