本書の副題は「大自然が生んだ絶景」である。過去何十億年の間に地球自身が創り出した自然の造形、奇観・絶景を見開きページの写真で提示し、簡潔な現地の紹介を付記した写真集である。
この発売元の本としては、以前『世界の教会』を閲読して、読後印象をご紹介している。ある意味で同じ路線の一書である。今回のテーマはあっと驚く奇観、絶景と感じる世界に点在する景色を選び出したものである。
本書掲載の写真は、「アフロ」「アマナイメージズ」という2つの会社が提供している。つまり、様々な写真家の写真がこの2社を経由して選択されたのだろう。
本書には60箇所の絶景が見開きの2ページで1枚ずつ載っている。広大な自然の景色を1枚で代表させた写真の集合である。その1枚が最良の撮影タイミング、最適なアングルから撮ったものということだろう。この1枚という起点から、インターネットを検索してみて、少しずつ情報収集をしてみている。今コレクションしている範囲で得た情報源のアクセス先の画像や動画には、本書掲載と同じ視点からの写真や動画のものはない。さすが、プロがこの1枚と選んだだけの水準の写真だなと、対比的に眺めて感じているところである。
さて、本書に取り上げられた世界60箇所を分析的に眺めてみよう。と国別(分けにくい境界面の絶景もあるが)に集計してみると次の場所数ランキングとなる。
1位 アメリカ合衆国 18カ所
2位 オーストラリア 8カ所
3位 英国 6カ所
4位 日本 5カ所
5位 中国 3カ所
6位 アルゼンチン、フランス、エチオピアとその接する国 2カ所
8位 1国1カ所が並ぶ。絶景の所在国名を列挙する。
メキシコ、ベネズエラ、ブラジル、フランス領ポリネシア、ニュージーランド
フィリピン、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、ナミビア
スイス、オーストリア、アイスランド、ノルウェー
例えば、アメリカ合衆国の場合、取り上げられた奇観・絶景は大半が国立公園内に存在する。他の国でも同種の地域がある。
また、この60カ所の中には最近のテレビの特集番組で紹介されている絶景もいくつか含まれている。本書は2012年3月に初版1刷が発行されているので、テレビ番組での紹介が早いか、本書が早いかは定かではない。まあ、それはどちらでも良いこと。奇観、絶景と感じる場所であるかどうかが、興味の焦点である。
秘境願望、めずらしいもの・驚嘆するもの見たさ願望・・・・という切り口は、本書でかなり満たされる。見たことのない景色のすばらしさを写真を見て、イメージを喚起しある程度堪能することができる。写真に切り取られた映像には、写真撮影及びその後処理加工による技術ファクターが加わっているかもしれないという前提での話であるが・・・・。
というのも、インターネット検索では、本書掲載写真のような色彩の写真を見られないものもある。写真撮影の際に、特殊なフィルターレンズなどで効果を出すという芸術性もしくは強調が加味されているかもしれない。その種のテクニカルな要素は門外漢にはわからない。写真と現地はイメージが違う・・・・まあ、そんなこともあるだろう。
だが、写真を眺めていると、百聞は一見に如かず、現地に行ってその絶景を我が目で見たい!とつくづく思う。
もう一つ、本書はその絶景を知るトリガーとして活用できるイントロ本にもなる。つまり、この1冊の刺激から、気に入った絶景場所について、さらに一歩踏み込んだ情報収集をする導きの本として利用できるということである。
この本を振り出しに、インターネット検索でさらに具体的な情報を手軽に集めやすくなるということだ。その絶景の地名をキーワードにして、「求めよ、さらば与えられん」という結果になる。これは試してみているので、間違いはない。
それでは、その60カ所はどこなのか? それは本書を手に取って、最初の見開きページをご覧になると一目瞭然である。「大自然の営みは、ときに私たちの想像をはるかに超える絶景をつくり出します。それはまさに、地球が生んだアート作品。さ、驚きの風景を楽しむ世界旅行に出かけましょう。」というお誘いの一文とともに、風景の場所名と世界地図上の所在地表示がなされている。
名前ではどんなところかわからない。本文の写真を1枚ずつめくるのが面倒な人は、巻末のINDEXをまずご覧になるのをお奨めする。場所名と小さなコマ写真が見開きページで4ページのまとめとなっている。ざっと斜め見して、ちょっと気になるコマ写真で本文の写真と説明文をお読みになると良いだろう。
何を奇観・絶景と感じ、またどんな景色に特に興味を抱くかは、個人の価値観や美的関心で異なる。十人十色だろう。
そこで独断と偏見(敢えてそう言っておきたい)で15カ所の名称を取り上げてご紹介したい。私のベストテンにしたかったのだが、絞れ込めなかった。ご紹介する中での順番は、本書の目次にある順番を利用した並べ方とした。
単に場所名を列挙してもおもしろみがない。そこで、本書をイントロとして、インターネット検索して得た情報源をリンクさせてみることにした。その1、その2などの記載だけで、情報源へのリンクを簡略化して提示させていただく。カギ括弧のキャプションは本書に記載の章句である。リンク先をご覧になって興味関心を抱かれたら、本書ではどういう風な写真で、この場所をこれ1枚として絶景を撮っているか、対比的にご覧になるとおもしろいと思う。いくつかの場所名にはちょっとした印象記を付してみた。
*フライガイザー 「熱水が育てた荒野の奇観」 U.S.A
最近テレビで見た記憶がある。やはり奇観。唐三彩をちょとどぎつくした感じ。
インパクト大。右が本書掲載写真ではライオンが吠える頭部に見える。
ネット情報では、見る場所によって、人の顔のようにも見えて、おもしろい。
その1 こちらは動画(Youtube)
その2
*グランド・プリズマティック・スプリング U.S.A
「世界初の国立公園を彩る 虹色の温泉」 その1
*アーチーズ国立公園 「幾億年の時が刻んだ2000個もの巨大アーチ」 U.S.A
その1
*ザ・ウェーブ 「選ばれた者しか辿りつけないジュラ紀の芸術品」 U.S.A
ナバホ砂岩の地層そのものが見事な縞模様でウエーブを形成している。スゴイ!
現地には、トレイル、標識、目印は一切ないそうだ。
その1
*モノ湖のトゥファ 「環境破壊が咲かせた石灰の華」 U.S.A
ネット情報を得て思ったことは、掲載写真のアングルと選んだ場所のうまさだ。
環境破壊という言葉との連携の妙味と写真の景色と色調が生み出す奇妙さ・・・・。
その1
その2
*マーブル・カテドラル 「地の果てにたたずむ世界で最も美しい洞窟」 アルゼンチン
ヘネラル・カレーラ湖にある青い洞窟。数千年の波の浸食が生み出した造形。
掲載写真はグリーン系色調のグラデーション。日本の「青=緑」の意味で記載あり。
その1 ネット情報はブルー系のグラデーションの写真。
その2 こちらも。あとは・・・現地で実見するしかなさそう。
*エンジェルズ・フォールズ 「世界一の落差を誇る消える滝」 ベネズエラ
ギアナ高地にある秘境の大地。テレビでも幾度か見ているが、やはり・・・選択。
エンジェルは米人冒険飛行家ジミー・エンジェルが偶然発見したことによる命名だったとは。
その1 こちらは動画(Youtube)
その2
*レンソイス・マラニャンセス国立公園 ブラジル
「不思議な魚が現れる水晶のシーツ」
「レンソイス」はポルトガル語でシーツを意味する言葉。砂漠を構成するのが白濁した水晶。
乾季は砂漠。雨季には美しい湖となり、どこからともなく魚が現れるという。
その1
*カカドゥ国立公園とアーネムランド オーストラリア
「6つの季節を持つアボリジニの大地」
こちらも延々と続く断崖絶壁の連なり。大自然と先住民の共生が洞窟壁画に。
勿論、壁画はネット情報で確認。本書には要約文中で。関心が深まって・・・・。
その1 本格的な紹介ビデオ(Youtube)。英語だが映像を見ているだけでも十分!
*須佐のホルンフェルス 「萩の海を彩る自然の縞模様」 日本(山口県)
大断崖はまるでバームクーヘン状の縞模様。「日本の地質百選」の一つだとか。
約1,400万年前の自然の造化だそうです。福井の東尋坊とはまた大きく異なる印象。
その1 萩市須佐観光協会オフィシャルサイトのトップページに動画が。
*張掖の丹霞地貌 「シルクロードに輝くマルチストライプの不毛の大地」 中国
あのマルコポーロもこの景観を見たのかも。感嘆の歓喜か恐怖心の喚起か・・・。
その1
*カサール・アル・ファリード(マダイン・サーレハ) サウジアラビア
「奇岩に彫られた古代王国の墓石群」
砂漠にある巨大な奇岩の中に神殿様の墓石を彫りだす意志力と技術に驚嘆!
その1
*サン・ミシェル・デギレ礼拝堂 「聖なる町の聖なる岩」 フランス
なんでわざわざ・・・と言いたくなるが、信仰心のなせるわざか。インパクト大!
所在地の町は「黒いマリア信仰」でも有名なのだそうである。
その1
その2
*スタッファ島 「名曲を生んだ神秘の孤島」 イギリス
「柱状節理」による六角形の石柱群。まるで意図的に建てられたかの如く・・・。
この孤島の「フィンガルの洞窟」がメンデルスゾーンに曲を作らしめたという。
その1 動画(Youtube)
その2
*リーセフィヨルド 「氷河が作った光の入り江」 ノルウェー
「リーセフィヨルド」というノルウェー語が「光の入り江」を意味するそうです。
水面から604mの高さで屹立するプレーケストーンが最も有名なのだとか。1枚岩。
リーセフィヨルド周辺の絶壁からパラシュートで降下するスポーツは法律で許可されているとか。
その1
その2
ここでリンクさせた情報はほんの一部にしかすぎない。有益な情報はさがせばかなり入手できる。インターネットは本当に便利だ。
何億年、何千万年という遙かな過去に、地球自身が創りだした不思議な風景、未だ発見されていない秘境がまだ遺されているのではないだろうか。この一冊は、「不思議の旅」の第一歩にしかすぎないのではないか。いつか、その不思議の旅の一歩を歩みたいものだ。
ご一読ありがとうございます。
60カ所をすべてについてネット検索したわけではないが、上記15ヵ所以外のいくつかをアルファベット記号でリストアップしてみる。それが、本書でどのようにこの1枚となり、要約説明されているか、対比してみてほしい。遊び心で取り上げてみた。
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インターネットに有益な情報を掲載してくださった皆様に感謝します。
(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません。
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)
パイ インターナショナルが発行した次の本もその読後印象を載せています。
『世界の教会』 写真・ピーピーエス通信社
また、別の出版社のこんな本についても載せています。
『いつか行ってみたい世界一の絶景を見る』 アフロ 新人物往来社
『へんななまえの へんないきもの』 アフロ 中経出版
読後印象記をお読みいただけるとうれしいです。
この発売元の本としては、以前『世界の教会』を閲読して、読後印象をご紹介している。ある意味で同じ路線の一書である。今回のテーマはあっと驚く奇観、絶景と感じる世界に点在する景色を選び出したものである。
本書掲載の写真は、「アフロ」「アマナイメージズ」という2つの会社が提供している。つまり、様々な写真家の写真がこの2社を経由して選択されたのだろう。
本書には60箇所の絶景が見開きの2ページで1枚ずつ載っている。広大な自然の景色を1枚で代表させた写真の集合である。その1枚が最良の撮影タイミング、最適なアングルから撮ったものということだろう。この1枚という起点から、インターネットを検索してみて、少しずつ情報収集をしてみている。今コレクションしている範囲で得た情報源のアクセス先の画像や動画には、本書掲載と同じ視点からの写真や動画のものはない。さすが、プロがこの1枚と選んだだけの水準の写真だなと、対比的に眺めて感じているところである。
さて、本書に取り上げられた世界60箇所を分析的に眺めてみよう。と国別(分けにくい境界面の絶景もあるが)に集計してみると次の場所数ランキングとなる。
1位 アメリカ合衆国 18カ所
2位 オーストラリア 8カ所
3位 英国 6カ所
4位 日本 5カ所
5位 中国 3カ所
6位 アルゼンチン、フランス、エチオピアとその接する国 2カ所
8位 1国1カ所が並ぶ。絶景の所在国名を列挙する。
メキシコ、ベネズエラ、ブラジル、フランス領ポリネシア、ニュージーランド
フィリピン、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、ナミビア
スイス、オーストリア、アイスランド、ノルウェー
例えば、アメリカ合衆国の場合、取り上げられた奇観・絶景は大半が国立公園内に存在する。他の国でも同種の地域がある。
また、この60カ所の中には最近のテレビの特集番組で紹介されている絶景もいくつか含まれている。本書は2012年3月に初版1刷が発行されているので、テレビ番組での紹介が早いか、本書が早いかは定かではない。まあ、それはどちらでも良いこと。奇観、絶景と感じる場所であるかどうかが、興味の焦点である。
秘境願望、めずらしいもの・驚嘆するもの見たさ願望・・・・という切り口は、本書でかなり満たされる。見たことのない景色のすばらしさを写真を見て、イメージを喚起しある程度堪能することができる。写真に切り取られた映像には、写真撮影及びその後処理加工による技術ファクターが加わっているかもしれないという前提での話であるが・・・・。
というのも、インターネット検索では、本書掲載写真のような色彩の写真を見られないものもある。写真撮影の際に、特殊なフィルターレンズなどで効果を出すという芸術性もしくは強調が加味されているかもしれない。その種のテクニカルな要素は門外漢にはわからない。写真と現地はイメージが違う・・・・まあ、そんなこともあるだろう。
だが、写真を眺めていると、百聞は一見に如かず、現地に行ってその絶景を我が目で見たい!とつくづく思う。
もう一つ、本書はその絶景を知るトリガーとして活用できるイントロ本にもなる。つまり、この1冊の刺激から、気に入った絶景場所について、さらに一歩踏み込んだ情報収集をする導きの本として利用できるということである。
この本を振り出しに、インターネット検索でさらに具体的な情報を手軽に集めやすくなるということだ。その絶景の地名をキーワードにして、「求めよ、さらば与えられん」という結果になる。これは試してみているので、間違いはない。
それでは、その60カ所はどこなのか? それは本書を手に取って、最初の見開きページをご覧になると一目瞭然である。「大自然の営みは、ときに私たちの想像をはるかに超える絶景をつくり出します。それはまさに、地球が生んだアート作品。さ、驚きの風景を楽しむ世界旅行に出かけましょう。」というお誘いの一文とともに、風景の場所名と世界地図上の所在地表示がなされている。
名前ではどんなところかわからない。本文の写真を1枚ずつめくるのが面倒な人は、巻末のINDEXをまずご覧になるのをお奨めする。場所名と小さなコマ写真が見開きページで4ページのまとめとなっている。ざっと斜め見して、ちょっと気になるコマ写真で本文の写真と説明文をお読みになると良いだろう。
何を奇観・絶景と感じ、またどんな景色に特に興味を抱くかは、個人の価値観や美的関心で異なる。十人十色だろう。
そこで独断と偏見(敢えてそう言っておきたい)で15カ所の名称を取り上げてご紹介したい。私のベストテンにしたかったのだが、絞れ込めなかった。ご紹介する中での順番は、本書の目次にある順番を利用した並べ方とした。
単に場所名を列挙してもおもしろみがない。そこで、本書をイントロとして、インターネット検索して得た情報源をリンクさせてみることにした。その1、その2などの記載だけで、情報源へのリンクを簡略化して提示させていただく。カギ括弧のキャプションは本書に記載の章句である。リンク先をご覧になって興味関心を抱かれたら、本書ではどういう風な写真で、この場所をこれ1枚として絶景を撮っているか、対比的にご覧になるとおもしろいと思う。いくつかの場所名にはちょっとした印象記を付してみた。
*フライガイザー 「熱水が育てた荒野の奇観」 U.S.A
最近テレビで見た記憶がある。やはり奇観。唐三彩をちょとどぎつくした感じ。
インパクト大。右が本書掲載写真ではライオンが吠える頭部に見える。
ネット情報では、見る場所によって、人の顔のようにも見えて、おもしろい。
その1 こちらは動画(Youtube)
その2
*グランド・プリズマティック・スプリング U.S.A
「世界初の国立公園を彩る 虹色の温泉」 その1
*アーチーズ国立公園 「幾億年の時が刻んだ2000個もの巨大アーチ」 U.S.A
その1
*ザ・ウェーブ 「選ばれた者しか辿りつけないジュラ紀の芸術品」 U.S.A
ナバホ砂岩の地層そのものが見事な縞模様でウエーブを形成している。スゴイ!
現地には、トレイル、標識、目印は一切ないそうだ。
その1
*モノ湖のトゥファ 「環境破壊が咲かせた石灰の華」 U.S.A
ネット情報を得て思ったことは、掲載写真のアングルと選んだ場所のうまさだ。
環境破壊という言葉との連携の妙味と写真の景色と色調が生み出す奇妙さ・・・・。
その1
その2
*マーブル・カテドラル 「地の果てにたたずむ世界で最も美しい洞窟」 アルゼンチン
ヘネラル・カレーラ湖にある青い洞窟。数千年の波の浸食が生み出した造形。
掲載写真はグリーン系色調のグラデーション。日本の「青=緑」の意味で記載あり。
その1 ネット情報はブルー系のグラデーションの写真。
その2 こちらも。あとは・・・現地で実見するしかなさそう。
*エンジェルズ・フォールズ 「世界一の落差を誇る消える滝」 ベネズエラ
ギアナ高地にある秘境の大地。テレビでも幾度か見ているが、やはり・・・選択。
エンジェルは米人冒険飛行家ジミー・エンジェルが偶然発見したことによる命名だったとは。
その1 こちらは動画(Youtube)
その2
*レンソイス・マラニャンセス国立公園 ブラジル
「不思議な魚が現れる水晶のシーツ」
「レンソイス」はポルトガル語でシーツを意味する言葉。砂漠を構成するのが白濁した水晶。
乾季は砂漠。雨季には美しい湖となり、どこからともなく魚が現れるという。
その1
*カカドゥ国立公園とアーネムランド オーストラリア
「6つの季節を持つアボリジニの大地」
こちらも延々と続く断崖絶壁の連なり。大自然と先住民の共生が洞窟壁画に。
勿論、壁画はネット情報で確認。本書には要約文中で。関心が深まって・・・・。
その1 本格的な紹介ビデオ(Youtube)。英語だが映像を見ているだけでも十分!
*須佐のホルンフェルス 「萩の海を彩る自然の縞模様」 日本(山口県)
大断崖はまるでバームクーヘン状の縞模様。「日本の地質百選」の一つだとか。
約1,400万年前の自然の造化だそうです。福井の東尋坊とはまた大きく異なる印象。
その1 萩市須佐観光協会オフィシャルサイトのトップページに動画が。
*張掖の丹霞地貌 「シルクロードに輝くマルチストライプの不毛の大地」 中国
あのマルコポーロもこの景観を見たのかも。感嘆の歓喜か恐怖心の喚起か・・・。
その1
*カサール・アル・ファリード(マダイン・サーレハ) サウジアラビア
「奇岩に彫られた古代王国の墓石群」
砂漠にある巨大な奇岩の中に神殿様の墓石を彫りだす意志力と技術に驚嘆!
その1
*サン・ミシェル・デギレ礼拝堂 「聖なる町の聖なる岩」 フランス
なんでわざわざ・・・と言いたくなるが、信仰心のなせるわざか。インパクト大!
所在地の町は「黒いマリア信仰」でも有名なのだそうである。
その1
その2
*スタッファ島 「名曲を生んだ神秘の孤島」 イギリス
「柱状節理」による六角形の石柱群。まるで意図的に建てられたかの如く・・・。
この孤島の「フィンガルの洞窟」がメンデルスゾーンに曲を作らしめたという。
その1 動画(Youtube)
その2
*リーセフィヨルド 「氷河が作った光の入り江」 ノルウェー
「リーセフィヨルド」というノルウェー語が「光の入り江」を意味するそうです。
水面から604mの高さで屹立するプレーケストーンが最も有名なのだとか。1枚岩。
リーセフィヨルド周辺の絶壁からパラシュートで降下するスポーツは法律で許可されているとか。
その1
その2
ここでリンクさせた情報はほんの一部にしかすぎない。有益な情報はさがせばかなり入手できる。インターネットは本当に便利だ。
何億年、何千万年という遙かな過去に、地球自身が創りだした不思議な風景、未だ発見されていない秘境がまだ遺されているのではないだろうか。この一冊は、「不思議の旅」の第一歩にしかすぎないのではないか。いつか、その不思議の旅の一歩を歩みたいものだ。
ご一読ありがとうございます。
60カ所をすべてについてネット検索したわけではないが、上記15ヵ所以外のいくつかをアルファベット記号でリストアップしてみる。それが、本書でどのようにこの1枚となり、要約説明されているか、対比してみてほしい。遊び心で取り上げてみた。
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インターネットに有益な情報を掲載してくださった皆様に感謝します。
(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません。
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)
パイ インターナショナルが発行した次の本もその読後印象を載せています。
『世界の教会』 写真・ピーピーエス通信社
また、別の出版社のこんな本についても載せています。
『いつか行ってみたい世界一の絶景を見る』 アフロ 新人物往来社
『へんななまえの へんないきもの』 アフロ 中経出版
読後印象記をお読みいただけるとうれしいです。