SaltyDog

               by kaji

礼文・利尻・稚内の旅(2/9)

2012-10-22 | 旅と観光
礼文島に到着。バスに乗り込みホテルへ向かうが、かなりの揺れに
多くの方はぐったりとされていた。

ここで、今回のツアー、参加者について触れておこう。
日程と金額だけで選んだツアー会社だが、割と有名なところらしい。
そして事前情報によると、年配の方が多いツアーとのこと。
実際参加してみると、そのほとんどが65歳を越えたと思われる方々。
中には親子で参加されていたり、家族らしき4人で参加されていたり。
私のような単身での参加も少なくはなく、男女併せて7~8名は
居たのではないか。 全参加者数39名。

添乗員さんから、ホテルは個人が経営されている小さなホテルと
聞かされていたが、なかなかどうして、キレイだし、感じの良い
ホテルである。 カーテンをあけると目の前に「利尻富士」を
望むことができる。


<礼文ホテル室内>

携帯電話の電波は問題なく繋がるが、Wi-Fiが使えない。なので
持参したiPadはネット接続不可。 これは誤算であった。

早速浴衣に着替え、大浴場へ。 これまた広々としていて、
檜の香り漂う良い感じ。 今回他のお客さんも居たので、風呂の
写真撮影は控えた。


<礼文島温泉>

風呂上がりに缶ビールをいただき、しばし時間を過ごすと夕食の
時間。 会食場に行くと席に案内された。 独りで参加している
人は、同じテーブルにまとめられている様子。 なんとなく感じ
の悪いオヤジが話しかけてくるが、軽く受け流す。上から目線の
話し方が気に障る。 確かに私の方が年下だが、初対面の礼儀
というものがあるだろう。


<礼文での夕食>

食事を済ませ、部屋に戻って、買い込んでいたビールを再び。

ふと時計を見るとまだ20時30分。 この後どうすればよいか。
寝るにしても早すぎる。 iPadに入れた本を読み時を過ごすことに。
ちょうど読んでいた長編がクライマックスを迎えるところで
あった。 読了。

そういえば22時からテレビ番組で利尻島をやると、添乗員さん
から聞かされていたのを思い出す。 21時40分。あと20分ある。
この間に再び大浴場へ。

利尻島登山のガイドさんにスポットをあてた番組は、なかなか
おもしろかった。 1年を通じて登山が楽しめること。利尻島
にしか生息していない草花が多いこと。そしてなにより、登山
は思ったよりも大変であることが紹介されていた。
「島に山があるのか、山が島なのか」とのフレーズが印象的。

元来あまりテレビを見る習慣のない私は、この1時間番組が
精一杯。 ビールや缶チューハイを飲みながらぐだぐだして
いるうちに、いつものことだが眠ってしまったようだ。

つづく

礼文・利尻・稚内の旅(1/9)

2012-10-22 | 旅と観光
10月19日(金)
平日の朝、スーツ姿の乗客にかこまれ、羽田空港へと向かうすし詰めの
中央線内に居る。周囲の人々と比較して明らかに厚着の私は、これから
北へ向かう旅行者であることを旅行雑誌か何かを取り出し、なんとか
アピールしたいのだが、身動きがとれず、独り汗ばむ。

今朝の東京はすこぶる好天気に恵まれ、これから向かう先の予報とは
対象的である。現地は風も強いらしく、稚内からの船が出るかどうか
微妙であるとの連絡を昨日受けた。

私の旅の基本は、勝手気ままな独り旅。ところが今回初めてツアーを
利用する。旅費が安く済むことが最大の理由だが、いつも独り旅をして
いる時に出会うツアー客が、美しいガイドさんに解説をしてもらって
いるのをうらまやしく思うこともあった。

羽田空港の指定されたカウンターでチケットを受け取り、荷物検査を
通過し、2階空港ラウンジへ。缶ビールでも飲もうかと思ったが、
勝手がわからずコーヒーなどをいただく。

搭乗機まではバスで移動。窓側の席をお願いしたのは良いが翼の真上。
ま、贅沢は言えない。機内に売店で買った缶ビールを1本持ち込み、
さらに機内販売で1本購入(500円つまみ付き)


<稚内空港>

稚内空港に到着。現地添乗員がお出迎え。全員そろったところで
バスに乗り込み、早速向かった先はお土産屋。ありがちなパターン
だが、私は何も買わず。

この後、船に乗って礼文島へ渡る。出航が危ぶまれたが、船は出るの
で安心をとのこと。 ただし、波の高さは4メートル。揺れるので
船酔い対策をとのアナウンス。 もとより私は船酔いはゼロなので、
全く心配なし。


<乗船する船>

乗船し、席を確保したら、すぐにデッキへ。 出航後10分ほどで
激しく揺れだした。 6メートルにも感じるほどの波。 デッキでは
身の危険さえ感じたが、なんとかふんばる。氷も降ってきた。

4~50分外に居たがさすがに寒くなり客室へ戻る。
左舷前方に利尻富士、船首方向に礼文島が見える。


<利尻富士>