吉永小百合の「北のカナリヤ」
友達と何気なく映画館に足を運んだ。内容は知らずにただ、吉永小百合主演というだけで選んだ。友達はちょっと気力が弱っていたので、泣いて気晴らしになればいいなと思っていただけだったが、泣いて涙の粒だけ力がふつふつと沸いてくる内容だった。
離島の分校で先生に歌を教えてもらった子でもたち。ある日海に落ちた生徒を救った夫が水死した。生徒達は自分を責め傷を持ちながら大人になった。教師は子供達を夫に託して男と会っていた。教師は島を追われて、離職し図書館員で定年を迎えた。刑事が一人の生徒が殺人犯だと訪ねてきた。教師は生徒達一人一人訪ねて過去の傷を解きほぐし、分校跡でやりのこした授業を殺人犯の生徒も交えて行う。辛いことは一杯あっても「生きる」、生きていかなければならないというメッセージがびんびん伝わった。
我が家の庭にも秋がきた。