手麻利・織子手織りのある暮らし展④
個展を終えて一番得たものは、「縁」でした。繋がった縁・深まった縁・広がった縁等、嬉しい心は一杯あったけれど寂しい気持ちになった時もありました。
我が家を訪ねて下さった「女人」は、日本人にはめずらしい黒色の色素が薄く、若い頃には「ドロシー」の雰囲気を醸し出す女性でした。女人は「おでんち」を持って来てくださいました。女人(教員)が家庭訪問のさいに戴いた品だそうで、生徒の祖母が作ったものとのこと。私の冬のユニホームは、「おでんちと割ぽう着」の毎日。おでんちと聞くとすかさず「ただでいただけるんですか」と嬉しさ余ってお行儀の悪い言葉を言ってしまいました。でも、作った方の思いを大切に愛用させていただきます。今度「おとめ」を考えます。
私達は若い頃に出会いました。結婚・子育て・夫の親等等、未来は夢はいっぱいあり、続いていくものと信じていた。今、身の丈にあった幸せの毎日と思っているが、人生は思い通りにはゆかないし、心配や心労も多々あったな。でも、日々是好日を目指して・・・・・・。