雲の上のまち梼原と雲の上の温泉日帰り旅行
7月4日、私達19名を乗せたバスは出発した。日程表をゆっくり見ていると「隈研吾」さんの建築物がある町に向かっていることを知り、ワクワク感がマックスになった。
私はパラリンピック開会式のチケットを購入している。一生に一度巡ってきた嬉しい時間を楽しみにしていたが、悔しい気持ちを我慢して諦めた。だから国立競技場を設計した「隈研吾」さんの他の作品に出会えることは、ちいさなご褒美をもらったような気がして、縁を感じた。
梼原のまちは、環境モデル都市として町全体が取り組んでいる姿を、バスから降りた瞬間から感じられた。美観地区的な建物にも、コンビニも見当たらない、個人商店が多くスーパーは1件のみ、都会からの移住者も多く、珈琲焙煎する店、フィットネスもある。地図案内には木質ペレット使用施設や小水力発電、高速充電・太陽光発電等々、今はやりの循環型社会の先端を納得する。そこに木材をふんだんに使った「隈研吾」さんの公共施設が点在している。
一番心に迫ったには「雲の上の図書館」でした。天井から無数に下がる木々は森の中にいるような気持ちになって、ゆったりとした時間が流れているようだった。
庁舎 土産店
雲の上の温泉の通路
梼原座(岡林信康もコンサートをしたと)
美幸橋 脱藩の道
町並みガイドさんが最後に詩吟を披露された。その姿の後ろから森の風が吹いて心地良い時間となる。観光を終えてゆっくり♨に浸りながら、いっぱいの癒しをもらい合掌。帰路の中、梼原の歴史や文化を守り、伝承する人々に頭が下がり感心しながら、バスの余興も楽しみました。