織姫の日常
3月末に3段の階段から転んだ。手をついたのが悪かったようで数日後手首にひびが入っているという診断を受けた。
手首に力を入れられないので当分織物は「糸」だけを使用する「マフラー」の制作に勤しんだ。
糸を見て作品を想像し制作する方法と、先に想像している物に糸を選ぶ方法があるが、私の感性は深くないので後者を選ぶことが多い。
緑のマフラーは「ちゅや織り」という手法で、2重になっている。上糸と下糸を足の踏み方を変えると模様が現れてくる。厚みのある織物になるので冬用になる。
鮮やかな桃色のマフラーは絹糸を使用し春に使ってもらいたい作品。無地の中に端に異色の色を少し入れてアクセントを付けた。桃と紫の組み合わせは冒険だったが意外と落ち着いた風合いになった。
黄色のマフラーは糸の太さを違えたのと、一部混み羽としたので縦縞が表れる作品になった。初夏の爽やかな季節に使ってもらいたいなと願いながら織りあげた。気持ちのいい風合いになったので織りながら楽しめた作品である。
今現在の作品は、無地の桃色の糸に混色の糸を緯糸に入れ模様は杉綾で変化を持たせた。が織り進んでいくが「混色糸」が色力が弱く意欲が沈む。こんな時が時々ある。自分の感性の貧弱さを痛感する。次は先生の指導を受けよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます