西海(にしがい)賢二先生より標記編著書収録論文の自製抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。
まず、この編著書自体は、令和4年(2022)に地方史研究協議会が三重県を舞台に開催した第72回大会の成果論集です。その大会をめぐっては、私自身も会誌『地方史研究』第72-4号(通号418、2022年8月)73~78ページに《問題提起》の小論文を1つ寄稿しています。
次に、抜刷をいただいた論文は、その大会における講演の内容を文章化したものです。先生がそれまで歴史研究に携わってきた各地域に残る伊勢への参詣や信仰を示す記録につき、順に解説をつけながら挙げていく構成としました。このなかで、地域間の垣根を越えた普遍性の問題に関し、要因を考察しています。