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日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【受贈】 大上幹広「新出能島村上家文書と萩藩船手組能島村上氏」『広島県文化財ニュース』第231号(2017年10月)

2018年04月30日 00時27分07秒 | いち研究者としての日記

今治市村上水軍博物館学芸員の大上幹広さんより、標記の論考を収録する完成誌を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。

能島村上氏は、豊臣秀吉が天正16年(1588)に発した海賊停止令で海賊衆としての活動から撤退せざるをえなくなり、江戸時代に入ると、現在の山口県大島郡周防大島町へ移住し代々船手組の一員として萩藩の海事を支えました。平成28年(2016)、現在の能島村上氏(一学家)当主の家を訪問して、約600点もの近世・近代古文書を新たに確認しました。村上水軍博物館では、この新出文書を「新出村上家文書」と名づけ、随時、速報的に文書を公開しています。この論考では、調査・整理を担う立場から、平成29年(2017)のうちに明らかとした新出文書の概要を述べております。

なお、こうした動きについて、実は私も近い将来、紹介記事的な小論文を発表することとなっています。ただ、投稿したのは大上さんの論考が発表される前だったため、この論考で説明された諸事実を、さも不明なままなように書いている箇所があります。その点ご了承いただきますよう、あらかじめ申し添えておきます。

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