「ウズミ様、この場にそぐわないということは重々承知の上で、一つお願いがあります。」
先ほどより幾分か緊張の糸が緩んだ空気を、三度アスランは覆した。
「アスラン…?」
ウズミ以上にカガリが驚く。当初の計画ではここまでだ。どうこの先転じても、ユウナを抑え、ウズミに自分たちの真意を訴える―――ここまでがアスランとカガリの打ち立てた計画だった。
このまま二人でみんなの後を追って学院に行く…そう信じていたカガリが、アスランの突然発した強い語調に一分の不安を煽り立てられた。
そんなカガリとは真逆に、流石は党首を長年務めあげてきたウズミ。娘の肩を抱きながら、真摯に訴える青年の真っ直ぐな翡翠の光を懐深く受け止める。
「どうしたね?」
「先ほど挨拶させていただきましたが…私は、カガリさんと将来を考えての交際をさせていただいています。」
カガリは驚きのあまり呼吸が止まるところだった。
―――続きはこちらから。
***
A&C最終回UPいたしました。
そして、足掛け3年にも及んでしまった『高校生シリーズ』も完結です。
長いこと飽きれることなく読んでくださいました皆さん、本当にありがとうございました<(_ _)>
携帯サイトの日記にも書きましたが、正直ハロウィンの話だけで完結するはずだったのに、なんか書き出したら思いのほか楽しくなって(自分だけが:笑)、色々書きだしているうちに、こんな長編シリーズになっちゃいました^^;
でも、かもしたの書くのは、ウキウキするような甘酸っぱい青春でもなく、ドキドキするような恋でもなく―――なんでいつもハードボイルドチックになってしまうんだろう…orz
他のアスカガ作家さんは、二人の心の機微を見事に描き切って、読み終わった後は頬が緩みっぱなしになるのに、自分のは「眉間に皺が入っている」感じだもの(哀)
もっと甘いの書きたいなー。書けたらいいなー。(望)
ともかく、ちょうど種の時間軸ってアスカガ含め主要人物が高校生年齢ですが、大人と子供の端境期って難しいですよね。背伸びしても届かない物もあれば、下から突き上げられるものもあったりして、「できる」と「できない」がある上に、まだアイデンティティもはっきりとしていない子が多いので、成功も失敗も多い。アスランは公式では見事に自分の進んできた道に疑問はなかったはず。…なのにカガリに指摘され、キラにも首を傾げられ、留めはラクス様に突き放され…ものすごいどんでん返しだったと思いますよ。そして一人でウジウジ・・・(哀)。ちなみにカガリさんは突っ走りすぎで、子供のころはそれでよかったけれど、段々失敗の許されない、責任を負うべき大人になっていくと、今までのやり方じゃ認めてもらえない。
そんな二人を、種の世界ではなく、リアルな高校生で書いてみたかったのが、このシリーズだと思っています。いい感じで凸凹かみ合いましたけど、二人きりで成長…ではなく、もっと周囲の人たち、同級生やら保護者やら教師やら…沢山の人の助けがないと成長できないものもあります。なので特にこのシリーズの最終回でアスランがみんなと協力できた=「助けて」って言えたことが、かもしたにとってはアスランの成長した姿として書きたかったので、これでもう満足であります。カガリさんも自分だけじゃなく、考えることを覚えましたしv この凸凹コンビはやっぱり上手くかみ合ってベストCPです!
さて、次回からは何を書きましょうかね…
『大学生シリーズ』か…?(笑←多分無い)
また二人が頭の中で動き出したら、文字に乗せたいと思います。
ともかく、ここまでのお付き合い、お疲れ様でした&ありがとうございました!<(_ _)>
先ほどより幾分か緊張の糸が緩んだ空気を、三度アスランは覆した。
「アスラン…?」
ウズミ以上にカガリが驚く。当初の計画ではここまでだ。どうこの先転じても、ユウナを抑え、ウズミに自分たちの真意を訴える―――ここまでがアスランとカガリの打ち立てた計画だった。
このまま二人でみんなの後を追って学院に行く…そう信じていたカガリが、アスランの突然発した強い語調に一分の不安を煽り立てられた。
そんなカガリとは真逆に、流石は党首を長年務めあげてきたウズミ。娘の肩を抱きながら、真摯に訴える青年の真っ直ぐな翡翠の光を懐深く受け止める。
「どうしたね?」
「先ほど挨拶させていただきましたが…私は、カガリさんと将来を考えての交際をさせていただいています。」
カガリは驚きのあまり呼吸が止まるところだった。
―――続きはこちらから。
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A&C最終回UPいたしました。
そして、足掛け3年にも及んでしまった『高校生シリーズ』も完結です。
長いこと飽きれることなく読んでくださいました皆さん、本当にありがとうございました<(_ _)>
携帯サイトの日記にも書きましたが、正直ハロウィンの話だけで完結するはずだったのに、なんか書き出したら思いのほか楽しくなって(自分だけが:笑)、色々書きだしているうちに、こんな長編シリーズになっちゃいました^^;
でも、かもしたの書くのは、ウキウキするような甘酸っぱい青春でもなく、ドキドキするような恋でもなく―――なんでいつもハードボイルドチックになってしまうんだろう…orz
他のアスカガ作家さんは、二人の心の機微を見事に描き切って、読み終わった後は頬が緩みっぱなしになるのに、自分のは「眉間に皺が入っている」感じだもの(哀)
もっと甘いの書きたいなー。書けたらいいなー。(望)
ともかく、ちょうど種の時間軸ってアスカガ含め主要人物が高校生年齢ですが、大人と子供の端境期って難しいですよね。背伸びしても届かない物もあれば、下から突き上げられるものもあったりして、「できる」と「できない」がある上に、まだアイデンティティもはっきりとしていない子が多いので、成功も失敗も多い。アスランは公式では見事に自分の進んできた道に疑問はなかったはず。…なのにカガリに指摘され、キラにも首を傾げられ、留めはラクス様に突き放され…ものすごいどんでん返しだったと思いますよ。そして一人でウジウジ・・・(哀)。ちなみにカガリさんは突っ走りすぎで、子供のころはそれでよかったけれど、段々失敗の許されない、責任を負うべき大人になっていくと、今までのやり方じゃ認めてもらえない。
そんな二人を、種の世界ではなく、リアルな高校生で書いてみたかったのが、このシリーズだと思っています。いい感じで凸凹かみ合いましたけど、二人きりで成長…ではなく、もっと周囲の人たち、同級生やら保護者やら教師やら…沢山の人の助けがないと成長できないものもあります。なので特にこのシリーズの最終回でアスランがみんなと協力できた=「助けて」って言えたことが、かもしたにとってはアスランの成長した姿として書きたかったので、これでもう満足であります。カガリさんも自分だけじゃなく、考えることを覚えましたしv この凸凹コンビはやっぱり上手くかみ合ってベストCPです!
さて、次回からは何を書きましょうかね…
『大学生シリーズ』か…?(笑←多分無い)
また二人が頭の中で動き出したら、文字に乗せたいと思います。
ともかく、ここまでのお付き合い、お疲れ様でした&ありがとうございました!<(_ _)>