捜査のステージはある意味最終段階に入っていた。
『クサナギ養護施設』、そしてそこを運営している資産家を探しだすこと。これが「カガリ・ヒビキ」に最も近づくことのできる道筋だった。
が―――
「…薄々は感じていたが、やはり難航したな。」
3学期の教室内は雪交じりの空の下、同じように灰色の空気が立ち込めていて重かった。
それはイザークの視線先、アスランの表情が全てを物語っていた。
「…確かに、「私が施設運営者です」って名乗っているような人はいませんからね。」
ニコルもため息をつく。きっかけさえ見つかれば楽勝―――かと思われたが、クリスマス訪問の最後の施設で、職員から告げられていたのだ。
(―――「支援者を見つけるのは、かなり難しいのよ。何しろ堂々と名乗ると、このご時世ですもの。「ウチの施設にも資金を提供して欲しい」とこぞって嘆願者が後を絶たなくなるからね…」)
4人は各所、伝手を頼りに3学期中も駆け回ったが、情報はなしのつぶてだ。上流階級ほど、秘密情報は堅牢なる城に守られている。幾ら全国一位の知識を誇る高校生が揃ったところで、権力と財力には敵わない。つくづく「まだ子供」と思い知らされる。
気が付けばすでに2か月は過ぎていた。気を取り直すようにディアッカが言った。
「ともかく、3月8日にうちのホテルで今度、政財界の御一同を招いたパーティーがあるんだとよ。俺も一応関係者だから参加しろって、親父が煩いから出席するけど、お前らはどうよ。」
「あ、それ僕も知ってます。父に言われて一応参加する予定ですが、その時『クサナギ養護施設』のこと、聞いて回れるかもしれませんね。」
ニコルに続き、イザークも頷く。
「俺の母にも招待状が届いていたな。俺は別段参加するか聞かれていないが。」
「でもイザークは大体こういうパーティーに参加するじゃないですか。並みいる女の子たちがイザークのこと、憧れの目で見ていますもの。」
「ふん!鬱陶しいだけだ。」
そう言いつつも、ニコルの「よいしょ」発言にはいつも気をよくさせられる。この気分の高揚を、コイツにも分けてやれればいいが…
―――続きはこちらから。
***
ということで、高校生シリーズ外伝その2、『Z to E』無事完結いたしました! もしここまで御目通しくださいました方がいらっしゃいましたら、「ありがとうございました!!」<(_ _)>×100!
カガリたんの外伝を書く前から、どうしてもZAFT3人組が書きたかったので、アスランが「ZAFTからEternal」に行く過程を書きつつ、そこに便乗いたしました。やっぱりこの3人好きだわ(笑) ギャグでもシリアスでも両方やってくれるキャラクターって、そうはいない。貴重ですよ、この3人は。居てくれないと、どうにもSSが盛り上がらない^^;
でも、何気に反発→同情(?)→友情になっていった4人をかけて、個人手に一人で満足していますv 楽しかったー! 字数関係で端折った部分もあるんですが、今更ながら完璧な状態でUPできればよかったのが、唯一の心残り。イザ様には飛んだ役回りばかりしていただきましたが、それも愛すべきキャラ故。イザ様・ディアッカ・ニコル、本当にありがとね。
・・・ちなみにこの3人、シリーズのキーパーソンになっていく予定。自作で『高校生シリーズ』も完結予定なのですが、併せて読んでおいていただけると、より楽しめると思いまする。(←というか、自分のキャパ不足が痛感させられた)
さて、今年も残すところあと4時間ちょっと。(※現入力時点で)
今年も本当に色々ありました。
ヲタ一年を考えますと、
1月から『真田丸』に嵌り、
3月には『BASARA』イベントではっちゃけ、ついでに『真田幸村伝』のコンセプトレストランに行ったり、
同じく『ことりカフェ』に嵌って、すっかりレモンちゃんやカイ君に骨抜きにされ、
5月は好き過ぎて『真田丸展』に行っちゃったり、
6月は、更に高じ過ぎて『上田旅行』に行って一人『真田丸紀行』やってきたり、
8月は久々の夏インテで『アスカガ』に浸るわ、『真田丸・大阪編紀行』やってくるわ、
10月は『アスラン誕生会』やって、ケーキとカニで大盛り上がりし、リマスター再放送に歓喜し、
11月から『逃げ恥』で大笑いし、
12月は『真田丸』と『逃げ恥』の最終回で涙しつつ、冬コミで萌えを充足し・・・
いや~振り返ればいっぱいあったな!でもいつもより充実していた気がしますよ。うん。
来年はどんな萌えを充足できるか、それも楽しみ♪
とりあえず、来年はちょこっと色々動きそうなので、またそちらもおいおいやりつつ、ヲタな日々を過ごせたらいいなと思っております。
でもほんと、皆さんのおかげで楽しめました!
今年一年、本当にお世話になりました!!<(_ _)>
そしてまた、来年もよろしくお願いいたします。
では、「よいお年をー!」(^^ゞ
『クサナギ養護施設』、そしてそこを運営している資産家を探しだすこと。これが「カガリ・ヒビキ」に最も近づくことのできる道筋だった。
が―――
「…薄々は感じていたが、やはり難航したな。」
3学期の教室内は雪交じりの空の下、同じように灰色の空気が立ち込めていて重かった。
それはイザークの視線先、アスランの表情が全てを物語っていた。
「…確かに、「私が施設運営者です」って名乗っているような人はいませんからね。」
ニコルもため息をつく。きっかけさえ見つかれば楽勝―――かと思われたが、クリスマス訪問の最後の施設で、職員から告げられていたのだ。
(―――「支援者を見つけるのは、かなり難しいのよ。何しろ堂々と名乗ると、このご時世ですもの。「ウチの施設にも資金を提供して欲しい」とこぞって嘆願者が後を絶たなくなるからね…」)
4人は各所、伝手を頼りに3学期中も駆け回ったが、情報はなしのつぶてだ。上流階級ほど、秘密情報は堅牢なる城に守られている。幾ら全国一位の知識を誇る高校生が揃ったところで、権力と財力には敵わない。つくづく「まだ子供」と思い知らされる。
気が付けばすでに2か月は過ぎていた。気を取り直すようにディアッカが言った。
「ともかく、3月8日にうちのホテルで今度、政財界の御一同を招いたパーティーがあるんだとよ。俺も一応関係者だから参加しろって、親父が煩いから出席するけど、お前らはどうよ。」
「あ、それ僕も知ってます。父に言われて一応参加する予定ですが、その時『クサナギ養護施設』のこと、聞いて回れるかもしれませんね。」
ニコルに続き、イザークも頷く。
「俺の母にも招待状が届いていたな。俺は別段参加するか聞かれていないが。」
「でもイザークは大体こういうパーティーに参加するじゃないですか。並みいる女の子たちがイザークのこと、憧れの目で見ていますもの。」
「ふん!鬱陶しいだけだ。」
そう言いつつも、ニコルの「よいしょ」発言にはいつも気をよくさせられる。この気分の高揚を、コイツにも分けてやれればいいが…
―――続きはこちらから。
***
ということで、高校生シリーズ外伝その2、『Z to E』無事完結いたしました! もしここまで御目通しくださいました方がいらっしゃいましたら、「ありがとうございました!!」<(_ _)>×100!
カガリたんの外伝を書く前から、どうしてもZAFT3人組が書きたかったので、アスランが「ZAFTからEternal」に行く過程を書きつつ、そこに便乗いたしました。やっぱりこの3人好きだわ(笑) ギャグでもシリアスでも両方やってくれるキャラクターって、そうはいない。貴重ですよ、この3人は。居てくれないと、どうにもSSが盛り上がらない^^;
でも、何気に反発→同情(?)→友情になっていった4人をかけて、個人手に一人で満足していますv 楽しかったー! 字数関係で端折った部分もあるんですが、今更ながら完璧な状態でUPできればよかったのが、唯一の心残り。イザ様には飛んだ役回りばかりしていただきましたが、それも愛すべきキャラ故。イザ様・ディアッカ・ニコル、本当にありがとね。
・・・ちなみにこの3人、シリーズのキーパーソンになっていく予定。自作で『高校生シリーズ』も完結予定なのですが、併せて読んでおいていただけると、より楽しめると思いまする。(←というか、自分のキャパ不足が痛感させられた)
さて、今年も残すところあと4時間ちょっと。(※現入力時点で)
今年も本当に色々ありました。
ヲタ一年を考えますと、
1月から『真田丸』に嵌り、
3月には『BASARA』イベントではっちゃけ、ついでに『真田幸村伝』のコンセプトレストランに行ったり、
同じく『ことりカフェ』に嵌って、すっかりレモンちゃんやカイ君に骨抜きにされ、
5月は好き過ぎて『真田丸展』に行っちゃったり、
6月は、更に高じ過ぎて『上田旅行』に行って一人『真田丸紀行』やってきたり、
8月は久々の夏インテで『アスカガ』に浸るわ、『真田丸・大阪編紀行』やってくるわ、
10月は『アスラン誕生会』やって、ケーキとカニで大盛り上がりし、リマスター再放送に歓喜し、
11月から『逃げ恥』で大笑いし、
12月は『真田丸』と『逃げ恥』の最終回で涙しつつ、冬コミで萌えを充足し・・・
いや~振り返ればいっぱいあったな!でもいつもより充実していた気がしますよ。うん。
来年はどんな萌えを充足できるか、それも楽しみ♪
とりあえず、来年はちょこっと色々動きそうなので、またそちらもおいおいやりつつ、ヲタな日々を過ごせたらいいなと思っております。
でもほんと、皆さんのおかげで楽しめました!
今年一年、本当にお世話になりました!!<(_ _)>
そしてまた、来年もよろしくお願いいたします。
では、「よいお年をー!」(^^ゞ