うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

最後の夏の楽しみ🍑

2023年08月30日 20時58分14秒 | 雑記

早いもので、もう明日で8月も終わりですね。
まだ暑い日が続くから、決して夏が終わった気がしないと思いますが、まぁとりあえず夏休み気分ももう終わりで、仕事もしっかりしないとね☆

そんなかもしたですが、先日Xのフォロワー(…じゃなくって、なんて名称になったんだっけ?)さんが、「ミニストップの桃のパフェが美味しかった♥」とポスってるのを見て「私も🍑もう一度最後に、過行く夏を惜しみ(暑さは全然惜しまない)ながら食べたいなぁ(*´▽`*)」って思っていたんですよ。
ですが、我が家の近場にミニストップは全然ない。かなり遠くに行かないとない。なので二の足を踏んでいたんですが、今日ちょっと別方面での仕事があって、その最寄り駅前にミニストップがあったので、「よっしゃー!(≧▽≦)ノシ」と思って早速注文しましたさ!
でも店員さん「え?桃ですか?芋じゃなくって?」
そう、今の売りはお芋のソフトクリームなので、今時桃のパフェ頼む人いなかったんでしょう。でもまだ販売はしているので、「ちょっとお待ちください」と言われて数分後、「おまたせしました!」と出てきたパフェは

見た目、🍑がとっても多くって「🍑~~♥(´∀`人*)ウフフ」と喜んで、桃を口にしたら
<ガチッ!>
「・・・( ̄▽ ̄)?」

・・・凍ってました。ガッチガチに(哀)

多分ね、注文する人がどんどん少なくなって、そのうち忘れられていたか、あるいは追加されることもなく放置で、桃が芯まで凍り付いていたんでしょうね(ノД`)・゜・。
ソフトクリームの柔らかさと対照的に、桃が結構な噛み応えで、お陰様で胃の奥からひんやりさせていただけました(苦笑)

さすがにちょっと甘さもなくなっていたかな。まぁソフトクリームが甘かったので、それで余計にそう感じたかもしれませんが。

なので学習しました。

「旬のものは早めに食べておくべき!」

だということを。
今度ミニストップ見かけたら、芋のソフトクリーム食べてみよう♪

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天国と地獄(フルバースト!Σ( ̄□ ̄|||)」

2023年08月28日 21時20分19秒 | 雑記

一昨日は、スペエディ劇場版見に行って、そして今度は種の一番くじで狙っていたC賞をゲットでき、結構な天国っぷりでした。

―――が。まだE賞の無印EDアスカガをゲットしていないので、近場や帰宅途中の店に一番くじがないため、久方ぶりにオンラインの方もチャレンジ。
いえ、もうポケットマネーは500円しかないんですよ。これ以上やってもまたムダ金溝にしてるようなもんだろう!と自分に言い聞かせてきたんですが、「行こうと思っていたUSJに行かなかった分、その予算をはたいたって良いじゃないか!」という方向に発想転換。こうなるともう戻らない。
もうD賞のボトルはいらないので、E賞のアスカガがある&D賞が少ないロットのを選んで引いてきました。
結果―――

「何でまたD賞かなぁーーーー!?!?(号泣💦)」

あえてE賞があって、D賞が残り3個の、非常に確立低いのを狙っていったのに、また当たっちまったよー( ;∀;)💦
ホントもう、ボトル展覧会開けるよ…orz
ただでさえガンカフェのクリアボトルが並んでいるというのに、もう入る場所ないじゃん。家族には「また増やしてどうするの?┐(´д`)┌ヤレヤレ」と呆れられますしね。
一応B賞も当たったから、これでビジュアルスタンドは2種ともゲットできたことにはなりましたが。ぁ~E賞…手を重ねるアスカガぁ~・・・
致し方ありません。ここは諦めて、2週目のスペシャルエディション劇場版の特典のEFポスターの一番下にあるアスカガ(E賞と同じ絵)を間近で穴が開くほど眺めてやるさ✨

そう、このクリアボトル地獄がタイトルの地獄の部分―――ではなく。

一昨日のブログを見て、かもしたが一番くじを求めてこの暑い中、チャリを激走させているのと、いぶかしげに思った方も…いないだろう(笑)
そう、普通は何時も車で行っているんですよ、そうすれば信号待ちしても片道10分ちょっとあれば一番近くのロー村(※でもなかった)に辿り着くんですが、それを必死にペダルを漕いで坂道君の様に萌を目指して走ったのです。
なぜにそんなことになったかと言えば

タイヤがバーストしちゃったんだな(泣笑)
そう、スペディ見に行った帰りに、一方通行じゃないのに、自動車がすれ違えないくらい狭い道があるんですよ。でも我が家に辿り着くためには、どうしてもそこを通らねばならないのです。
で、通り抜けようとしたら、向こう側からでっかい外国車に乗ってきたおばあちゃん登場!
ばあちゃん(私、バック苦手なんです💦)を全身アピールしてきまして。
仕方がないからこっちが下がろうとして、何とかバックしていたら、何を考えたのか、ばーちゃん突っ込んできて、慌ててかもしたがハンドルきったら、反対側にあった縁石に「バッコーン!・・・」

見事にタイヤが割れたわ♥(´∀`*)

ばーちゃん、速攻逃げたけどな(# ゚Д゚)
ばーちゃんが下がれなかったのは、どうにも後続車が沢山いたためで、かもしたが車端寄せたそばからどんどんすり抜けてくの💧
一応保険会社に連絡したんですが、車体異常はなかったので、自損でも大した保険は下りない。寧ろ今後の保険料が上がってしまうので、結局請求は止める。
まぁタイヤもそろそろ交換かな~と思っていたので、うちの相方に来てもらって、ジャッキでガゴガゴ上げながら、スペアに交換しました。

とりま、大きな被害はなかったので良かったです。人身事故じゃないだけまし←母の弁

悪い運は車が引き取ってくれたと思って、どうせ乗り潰す予定ですから、それまで大事に使っていきますわ。

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スペエディ&一番くじでSEED祭り🎉

2023年08月26日 20時24分10秒 | イベント

来年の一月公開に向けて、いよいよいろんなものが動き出しましたガンダムSEED。

特にリアタイや再放送でチェックしていない視聴者に、ストーリーを紹介する意味でもあると思いますが、昨日からスペシャルエディションの劇場公開が始まりました!
以前も見に行ってはいるのですが、やはりムビチケも購入したことですし、再度今度は一人で(前回はイツメンと毎回一緒に見に行っていた)鑑賞しに行きました。
一番近場の劇場まで車で30分かかるんですが(田舎故💧)、お陰様でいつもTwitter改めX上で人様のを眺めるしかなかったテイザーを、ようやく生で(!(笑))見ることができました♥

これはイラスト変わりないですが、やっぱりいいですね♥

こちらは種運命の方も予告で並んでいました!もちろん隣は

初めて見ました、劇場版ガンダムSEED・FREEDOMのテイザー。やっぱり並んで見られるのは嬉しいです!
だって劇場版告知してから実に18年ですからね~よく頑張ったな自分(笑:たまには褒める)
で、皆さんがチラシももらってきているのを見て(羨ましい~~!!ヽ(`Д´)ノ)って思ってたのですが、ようやく自分でもGETして来れました♥

私が写メるとなぜかいつもピンボケ💧でもフェイクになっていいか(笑:今日は何だか強気)
そして今回は特典が付いていて、エンディング一期目のイラストがなが~~~~いポスターになってました。

劇場内で写メったせいか、これもはっきりしない(苦笑)とにかく長いです。一人で「あんなに一緒だったのに」ごっこができます!
上映内容は、福田監督が「少しいじってます」とのことでしたので、どこか変わっているかな?と思って見ていたのですが…見つけられませんでした💧
でもとにかく心配だったのが「まさか、カガリの声、シンディじゃなくなっていたら…💦」でしたが、そこは変わらず良かった~~~♥
相変らず第1話のキラカガの出会いは、本当に正ヒーロー&ヒロインな出会い方で、双子ではありますが、一番運命を感じた気がします。OPではキララク・アスカガで既に視聴者にこのCPだ!と印象付けられてはいるんですが、やっぱりあの帽子が吹き飛ばされて…からのシーンはまさにヒーロー&ヒロインそのものなんですよね!!私はやっぱり双子好き♥( ̄▽ ̄*)

そして本編が上映されたのち、まずは『ガンダムSEED DESTINYスペシャルエディション劇場版』のPVが流れ、続いて『SEED FREEDOM』の第二弾pvが流れました。
シンディの声を聞いちゃった直後に劇場版の森さんの声を聴くと、どうしても「…(・・;)」と言葉に詰まってしまうのですが、改めて劇場版新作として姫の声を聴けば、きっとナチュラルに受け入れられる―――と思いたい!!

 

そして、本日26日は「一番くじ」開始の日!(≧▽≦)ノシ
こんな田舎故、売ってる店は限られているので、一番近場のロー村までチャリを朝っぱらからかっ飛ばして15分。
息を切らせながら駆け込んだ9時15分―――

・・・

「あれ?( ̄▽ ̄)」

―――どこにも置いてない!?(゚Д゚;)
あるのは全然違う一番くじばかり。心配になって店員さんに聞いてみると
お兄さん「あー、現物はもう届いているんですが、あの棚(某別の一番くじ)が空かないと、並べられないんですよ~」
か「…あの棚が空くのって、何時頃に…」
お兄さん「う~ん…早くて…明日?」←めっちゃ自信なさそう💧
お兄さん追い詰めても申し訳ないので、ここは一旦引き下がる。

「ならば、遠くても行くしかないじゃないかぁあああああああ!!」
とばかりに、かもした、更にチャリを激走させること20分―――
トレカ中古店に到着。実はここでは前回のガンダム一番くじでもアスカガの引きが良かったので、ゲンを担いでやってみる。
勿論、「諭吉分、下さい!( ー`дー´)キリッ✨」と漢らしくお会計台に諭吉を叩きつけたぜ☆
で10回が限度(お店の決まりらしい)ので、10回分引いたところ、とにかく出るんだ、D賞(クリアボトル)ばかり(ノД`)・゜・。
これがクローズドなので、中身見えないから適当に選んだら、最終回のフリーダムぶっ壊れ状態のばかり2本来たり、一本くらいZAFTが来てもいいのに、とにかくフリーダム。あとグーンもいたな。
あとマイクロファイバーはフリーダム。今回フリーダム占拠率高い。
そんな中、ようやく来ました

E賞のビジュアルマット!!(≧▽≦)ノシ
もう一つEDのアスカガもあれば欲しかったんですが、E賞は一個しか引けなかった💦
そしてもう一つは―――『B賞』
そう、フリーダムとジャスティスとヒロインたちをバックに並ぶキラアスの描きおろしビジュアルスタンド。
「うん、これも欲しい方だから、あって嬉しい♥」
そう思いつつ、残りはアクスタだったので、家で開封することにしました。

―――なんですが。
実はこのトレカ店の向かいに、もう一か所一番くじ置いてる店舗があったので、ついでに覗いて見ました。
そうしたら、お姉さんが一人丁度ご友人とくじを引いていたところ…
店員さん「A賞とC賞ですね」
とお姉さんからフリーダムの胸像とC賞のアクスタを貰う。
しかし、お姉さん「あ~~C賞じゃなくってB賞狙ってたのに、なんでこねーかなぁああ!(ちょっと怒っていた)」
かもした「(キュピーン☆)あの…今、B賞っておっしゃってましたか?」
お姉さん「はぁ?ま、そうだけど…」
かもした「私B賞持っているんですが、もしよろしければ交換しませんか?」
お姉さん「はぁ!?だってBだよ!交換しちゃっていいの!?」
かもした「私はCの方が嬉しいので✨」

―――ということで、「(* ̄▽ ̄)人( ̄_ ̄) トレード成立☆」

いやったぁあああああああああああああ!!\(≧▽≦)/激、ムルタ笑いが止まらねえ!!

はい!見事に念願だったC賞のガールズメインの描きおろしビジュアルアクスタをゲットしました(≧▽≦)ノシ♥♥♥
いや~諭吉溶かしてまで頑張ったところ、最後はわらしべ長者でゲットしましたよ(笑)
いえ、Bも捨てがたいのですが、ラクカガの表情と、C賞のアスキラ&ラクカガの表情を考えると、やっぱり欲しいのはCなんですよ!!
なので、やってみるもんだねわらしべ長者

―――でも、更に最後家でF賞アクスタを開けてみると…

描きおろし姫アクスタ来たぁああああああああ!!(*ノ≧▽≦)ノ♥♥♥
いや~1/18の確率ですよ!?普段くじ運皆無のかもしたが、まさかの描きおろしGETできるとは思いもよりませんでした♥
確かにC賞と同じデザインなんですが、「これはこれ。それはそれ。」(笑)
こうなると、やはりアスランも欲しいところですが…

ニコルとシャニだったw
まぁ被らなかったのでこれはこれで良し!

***

そんなわけで、8月最後のお祭り期間は、一応いい形で〆られました♥

ふと気づいて財布の中を見れば…

「後500円で今月乗りきらないといけないのか…(遠い目)」

まぁ、それはそれ。これはこれで!(笑)

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完璧な男(後編)

2023年08月24日 22時24分48秒 | ノベルズ

そして翌日、彼の指定した待ち合わせ場所に向かった。

余り街中で目立つようなことはできない。まだ戦後の後処理が片付いていない最中にあって、国の代表が浮ついていると知られでもしたら、国民の心象を悪くするだけだ。

それを知ってか、彼も人目に付くようなところに連れ出すことはしなかった。

これもまた完璧だ。

それでも私だって自分の身の警戒ぐらい怠らない。これもまた代表としての責務だ。

そう思って視線を張り巡らせていると、アスランがクスクスと笑う。

「何がおかしいんだよ?」

不服申し立てすれば、彼はまだ表情を緩ませながら隣で歩く私を見やる。

「俺の傍なら一番安心だろう?」

「…」

確かに。私の身に何かあれば、SP5人分の働きを見せるからな。だけど

「いや、違うな…」

今度は怪訝な顔をする彼。

「何が?」

「俺が心配だから、君の傍に居たいんだ。それに変な虫に近づかれても嫌だし。」

花の乙女がこの言葉をコイツの口から聴いた瞬間、卒倒する方に100万ドルかけてもいい。

え?私か?顔が赤くなるのを必死に誤魔化すために、手にしていたアイスカフェラテをストローで全力吸引していたさ。

全く…要は「君は弱いから、俺が守る」と言いたいんだろう。でも私のプライドを少しでも傷つけないように、わざと自分のせいにする。しかもずっと自分を下げまくって。そこまでしなくてもいいのに、こういう相手を気遣いすぎるところもやっぱり完璧―――になるんだろうなぁ。

だが、それには及ばん。

「心配には及ばん。私とて軍事教練を受けている身だ。護身術相応の動きはできるぞ?しかも普通の女性と違って虫は全然平気だからな。」

初めてあの無人島で出会った時は、最後は押し負けたけど、それでもリアルで私の武術を受けたのは、後にも先にもコイツだけだ。多少は私もできることぐらい、実感していると思うのだが、この話をすると先ほどまで弛んでいたアスランの視線が厳しくなる。

「虫、というのはそういう意味じゃなくって…それはともかく、確かに、君は一般の女性に比べれば格段に生身での攻防術は得ていると思う。だが一国の代表が悪漢とはいえ国民を手にかけたら、君だっていい気はしないだろう?それに…」

アスランが足元の小石を拾い上げて、そのままサイドスローで30m程離れているであろう街路樹の植え込みに投げ込んだ。たちまち
<カン!>

と硬質の音がして植込みのドウダンツツジの枝がガサガサと揺れた。

「ひぃっ!」

男がレンズの壊れたカメラを抱えて逃げ出していった。あんなところにパパラッチが潜んでいたのか。

「俺の目や耳は、君では捕え切れない者も追える。あんな輩に君を汚されるのは嫌だから…」

今度は哀願するように見つめられた。

あそこにいた女性士官たちがこの場にいたら、きっと腰抜かすだろうな~

ヘタレの時を知っているが故に、今のアスランの完璧さがなんとなくモヤッとする。

何でだろう…? 散々傷ついて、泣いて、足掻いて。それを乗り越えた彼は成長して、あっという間に完璧な存在になってしまったことが、どうしても受け入れられない。

(そんな風に考える、私が成長していないんだろうな…)
お父様のように早く一人前の為政者になりたいのに、ちっとも追いつかない。次から次へと追い立てられるたびに「ウズミ様ならこのようなご決断は、慎重かつ迅速でしたものを…」なんて声がどこからともなく聞こえてきて、正直焦る。

比較すべきじゃないと分かっている。でもふと思ってしまうんだ。ラクスはもうあんな風にプラントを支えているのに、私は…

 

―――つづきはこちらから。

 

***

 

てことで、一昨日の続きの後編です。
結局何が言いたかったかと言えば、劇場版までの空白の一年で、あの二人が元さやに納まるとしたら、こんな感じが無難っぽいのかなって(笑)

何しろ二人とも国の中枢(アスランはそれに近い位置)にいますから、大人の付き合いで…というのも考えましたけど、二人とも背伸びばっかりしていて、見ていて辛そうだったんですよ、運命の時💧
だからこそ、寧ろフツーの友人+α、そして「一から~」とか言ってましたけど、アスカガは好意を示されたのがいきなりキス(#48)だったので(#43のハグはまだそこまで感情が追い付いていないと思う)、一からスタートは既にもう「キスから始めよう(byケミストリー)」でいいんじゃないかと(笑)
途中経過すっ飛ばしている気がしなくもありませんが、この二人はキスまでならまだできますが、ここから先への発展が長~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~くかかるはず(苦笑)なので、最初だけショートカットしちゃっていいじゃん!(笑)
そんな感じをカキカキしたかっただけです。
劇場版の新たなPV投下で胃痛起こす前に、妄想で平和に胃壁を和ませようと思います( ̄▽ ̄)

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完璧な男(前編)

2023年08月22日 22時18分07秒 | ノベルズ

「アスハ代表、おはようございます。」

「あぁ、おはよう。」

早朝の軍令部。登庁すると、出迎えの士官たち皆が背筋をピンと正し、美しい隊列を成した後、揃って敬礼する。

一糸乱れぬその姿は、流石は世界に名を馳せるオーブ軍として恥じないものだと確信し、私は満足して頷く。護衛の士官を従えて私は廊下を進めば、軍人皆が、さっと壁や窓際に控えて敬礼。その花道を私は先に進む。

今度行われるプラントとの軍事協定を前に、最終起案を決議するために、ここ暫く足を運ぶことが無かったこの場に来たのだが、抜き打ち検査とまでは行かないが、こうして肌で緊張を味わうのもいいものだ。

 

そう、そう思っていたのだが…

 

「キャッ!ザラ准将よ。」

「凄い~こんな近くで見たの初めて♪」

「よくてテレビ、あとは遠くで見ることしかできなかったけど、やっぱり生で見ると益々かっこいいよねv」

すれ違ってからのコンマ数秒後、女性士官たちの心の弾みを抑えきれない歓喜を、見事に私の鼓膜にまで届けてくれる。
(えーっと…)

勿論、意中の相手は私の左斜め後ろを歩く彼。

意識しないようにしていたのに、かえって意識が集中してしまう。
コーディネーターじゃない私の耳にも黄色い囁き声が聞こえてくるのだから、私の斜め後ろを歩く彼の耳には間違いなく確実に届いているはずだ。

私のことを言われているわけではないのに、何故か妙にこそばゆい。
あ、まずい。頬まで赤くなってきた。

(~~っ!何で私が照れるんだよ!?///)

自分で自分に言い聞かせているが、当の本人はどう受け止めているのか気になって仕方なくなって、
<チラッ>
ちょっとだけ。ほん~~~~~~~のちょっとだけ斜め後ろに視線を見やる、

そこには

「…」

その引き締まった端正な顔を真っすぐ挙げたまま、視線を泳がせることもなく、口元もきりりと真一文字。

どこからどう見ても完璧な男が一人、周囲の自分への懸想など聴こえていないかのように無表情のまま、私に随行している。

だが

「?いかがされましたか?代表。」

(しまったっ///)

ほんのちょっとしか視線を送っていないはずなのに、この男、瞬時に私に視線を向けて問うた。

「い、いや。何でもない。」

慌てて視線を正面に向ければ、やっぱり鵯たちが

「見た!?今の准将のお顔!」

「ねぇ、微笑んでいたよね!?そうだよね!?見た!?」

「見れた~~vv」

お約束通り黄色い囁き声が、更に高周波の歓喜となってまき散らしてくれる。

(・・・(´Д`)ハァ…・・・)

コイツ、毎日こんな風に女子たちからキャッキャされまくっているのか。

そりゃそうだよな。

だって幾ら元ZAFT・REDと言えど、中立であるオーブ軍にはほかにもコーディネーターの将兵がいるのだが、その中でも飛びぬけて戦闘訓練時の技術力も体力も高くて。

作戦立案させれば、全くもって隙のない、しかも無駄のない計画を立て。

勿論MS操縦の技術だってピカイチで、「エンディミオンの鷹」という二つ名を持つフラガ一佐でも「俺、一抜けるわ~」と白旗を上げるほどだ。

加えてあの無駄のない緊線の取れた身体に、透き通った翡翠とよく通った鼻筋。サラリとした濃紺の髪の、まさに眉目秀麗を体現したような男だ。

加えて黄色い歓声を受けたところで、眉一つ動かさない冷静さ。

不愛想に見えると思うのだが、こういう時目が💛な者たちから見れば、それは「落ち着いている」だの「クール」という言葉で見事に肯定される。そしてその孤高さが余計に女子たちにはたまらないようで。

ストイックさが寧ろ「一途に一人の女性だけを愛し続けてくれる」という期待を高鳴らせるらしい。

射撃訓練は毎回パーフェクトなのは知っているが、女子のハートもパーフェクトに撃ち抜いていることには、本人は全く気付いてない。

 

誰もが憧れる非の打ち所の無い、『完璧な男』―――それが「アスラン・ザラ」だ。

 

―――つづきはこちらから。

 

***

 

お久しぶりにSSです。
運命その後から、劇場版の間(予想で)のアスカガをイメージしてみました。あの時一旦距離を置いた二人ですが、アスランがこのままオーブに残留し、そして劇場版のストーリーが始まるまでに、二人の関係がどうなっているのか、再構築の方向で妄想働かせた感じです。
元々8月に入るか入らないかくらいに書きかけていたんですが、それより先に劇場版のPV第2段が発表され、更にあのアスカガメイリンのムビチケデザインを見て、「ぬぉおおおおおおおおっ!!!」っと別の萌が発動し、そちらを先に仕上げて(勢いで)しまったため、ずっと放置されたままでした(哀)
すっかり存在を忘れていたので、今更ちょこちょこ書き足しております。
しかも、まだちゃんと終わっていない💦
なので、続きは後日UPします/)`;ω;´)

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