うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2021春アニメ最終回⑤

2021年06月29日 22時44分06秒 | アニメ
ここのところ、残業続きでヘタレておりますかもしたです💧
というのも、急に職場接種導入が決まりまして。色々下準備とかどうしたものかと保健所に行ったりしているのですが、そっちはそっちで色んなものが押しまくりで時間を取っていただくのも大変💦医師とかスタッフの人数とか準備とか、専属で来てくださっている医師にもお問合せしなきゃいけないスケジュール調整でもう必死の毎日ですorz。。。
帰ってきてから糖分補給しながら、アニメ見るのが唯一の憩い♥ でもこれでメタボ一直線!w
夏も近いし若き頃は体絞らなきゃ、と思ったけれど、もう年も行っているのでどうでもいい( ̄▽ ̄) 人様に迷惑さえかけなけりゃね。
ということで今日もザックザクに感想だけ。
『憂国のモリアーティ』:今回は2期目の漫画原作のアニメ化作品でした。
以前より「犯罪相談役」として弱い下層階級が上流貴族に復讐をする手助けをして暗躍してきたモリアーティ兄弟。そしてそのライバルである私立探偵シャーロック・ホームズ。今期は大英帝国の秘密を女優のアイリーンが手にしてしまったことで、彼女を救おうとするシャーロックと、彼女を亡き者にしようとするモリアーティの対決からスタート。しかし本当の狙いは「シャーロックにアイリーンを守らせるため」にウィリアムが巧妙に仕組んだ作戦だった。無事に守り切ったシャーロックと共に、秘密を取り戻した大英帝国。そしてアイリーンはこれ以上命を狙われないよう、モリアーティ兄弟の傘下に「ジェームズ・ボンド」として加入することとなる。下層階級に味方し、上流階級を貶める彼らは「犯罪卿」と呼ばれるようになった。そんな彼らに目を付けたのが、脅迫王:ミルヴァートン。彼は犯罪卿を陥れるために、更下層階級の見方であるホワイトリー議員を付け狙い、彼の家族を殺す。その所業を許せないウィリアムたちは彼に卑怯な手口を暴き、彼を抹殺。そしてホワイトリー議員に最後の役割を与え、「犯罪卿」の名をロンドンに轟かせる。彼の犯行は次第に過激になり、上流階級で目を付けられたものは次々と殺害されていく。そんな彼を止めたいシャーロック。犯行現場に駆け付けたシャーロックは、ここではっきりとウィリアム=犯罪卿と対面する。しかし、彼は予定している犯行全てを終えた後、自殺するつもりであることを見抜く。それはウィリアムの弟:ルイスも同様で、自分では救えない兄を救ってほしいとシャーロックに依頼する。そして最後の仕上げは下層階級の街に火をおこし、下層階級の抱える不満や、いかに彼らの存在が無ければ国は成り立たないか。更にこの小さな声が大きくなって社会が変革していくこと―――そのためにウィリアムたちは今までの犯罪を犯していたのだった。そして最後の仕上げは全ての罪を自分が背負い、下層階級の英雄たるシャーロックに自分を倒してもらうこと。だが友人を救いたいと言い張るシャーロックに、ようやくウィリアムは彼をライバルであり、自分と対等に分かち合える友であると心を許す。しかし、ウィリアムは彼の救いの手を振り切ってロンドン橋から海中へと落ちていく。その彼を救おうと飛びこむシャーロック。…数年後、全ての財産を下層階級の街の復興へと寄付し、犯罪卿の名を背負って逮捕されるアルバート。兄のMI6を引き継ぐルイス。そしてウィリアムを探す旅を続けるシャーロックの姿があった―――というストーリーでした。
原作はまだ連載中なので、どう決着をつけるか謎だったのですが、ある意味スッキリとしたエンディングになったかな、と思います。最初、特に一期目は「必殺仕事人」状態で、依頼された復讐を晴らす。けど依頼した方の復讐の後の虚無から崩壊していくことに関しては自己責任、と本当に救えたのか?なところはあった気がします。でもストーリーが進むにあたって、段々それはただの「名刺」替わりみたいなもので、2期目の今期からようやく自主的な破壊行動に移ってきたので、最初に巻いた餌の意味が今期で初めてよくわかりました。あれだけ冷酷なウィリアムが、最後に心を許せる友人シャーロックと対話したシーンは、多分アレが本物のウィリアムの素顔なんだろうな。アルバート兄さんにも心は許していたと思いますが、寧ろ彼とは「契約者」な関係(保護してもらった分、協力する)が大きいと思いますけれど、シャーロックとは取引無しの真っ向勝負でしたから。時々出てくる「Catch Me If You Can?」は「(犯罪を犯す)私を捕まえられるかな?」かとずっと思っていたんですが、そうじゃなくって「私を探しだしてくれる?」というニュアンスだったのが、最後でよくわかりました。罪は償ってほしいですけれど、できたらいい友人同士として生きていて欲しいですね。
『NOMAD メガロボクス2』:「あしたのジョー50周年記念」で作成されたアニメ「メガロボクス」の続編でした。
あの「ギアレス・ジョー」がチャンピオンになって後、ジョーは「ノマド」と名を変え、1人彷徨っていた。ある日立ち寄った酒場でチーフという男性と出会う。彼はノマドがジョーであり、鎮痛剤の酷い副作用に苦しんでいることを見抜く。ジョーを救ったチーフ移民で、カーサというコミュニティーで暮らしていたが、地上げ屋が追い出そうとしていた。チーフは祭りのメガロボクスで優勝し、賞金で土地を買おうとしていた。様々な妨害を受けながらもジョーはセコンドにつき、チーフは優勝する。しかし優勝のその夜、チーフは天国の息子のところへと旅立つ。チーフを見送ったジョーはもう一度やり直すことを決め、「チーム番外地」に戻る。そこにいたサチオたちは、出戻ってきたジョーに冷たい態度をとる。というものの、実はトレーナーだった南部が末期の病に侵されていた時、それでも戦いを選ぶジョーと、最期を穏やかに一緒に暮らすことを願ったサチオたちと意見が分かれ、南部の最期を看取れなかったジョーを非難し追い出した過去があったから。しかし一からやり直すとともに、無理にメガロボクスに取り組むサチオを救ったことで、少しずつわだかまりは消えていく。その頃、現チャンピオンのマックがジョーへの戦いを望んでいた。彼は元々振るわないボクサーだったが、仕事中の事故でメガロニアの開発した医療テクノロジーにより驚異の回復を遂げ、メガロボクスの世界に再び戻り、その医療のお陰ですさまじい力を手に入れていた。しかし一方で脳に多大な負荷を及ぼし自我が崩壊する危機にもあった。メガロニアの白都はそれに気づくが、開発者の佐久間はそれを認めず勝手な治療を進めていた。彼ら家族に謝罪する白都を前に、望みがジョーとの試合であり、それを最後に引退することを告げ、ジョーもそれを飲み、遂に最終決戦となる。死力を尽くした戦いで、新たに脳の負荷を乗り越えたマックが抗戦にでて、セコンドであるサチオの判断で試合を終了、マックの勝利となった。その後、メガロニアの医療テクノロジーの重大な欠点を白都が公にし、佐久間は逮捕。サチオは街を出て働きに出ることを決めるとともに、ジョーは一人チーフの墓参りに向かうのだった―――というストーリーでした。
排他的な世界観は1作目の時と変わらず、「あしたのジョー」の雰囲気そのままでした。今期はひたすら勝ち上がる!というより己を取り戻す、ということが目的だったためか、結構見ていて精神的にしんどいところが多かったですね。精神的支柱であった南部さんやチーフの死、家族であるサチオたちとの物別れ…見始めた最初は息が詰まる感じでしたが、最後に向って段々開けてきたのでよかった。これが救いの無いまま終わっていたら、本当にメンタルに来ましたよ💧 「あしたのジョー」は流石に読んだことないのですが、ちらっと見た感じですと戦後日本の社会風刺が結構盛り込まれていて、まだ貧しい時代の日本がひしひしと感じられてきます。なんとなくささくれ立っていた、というか。その中でも希望を一筋…というのが、今回の「ノマド」だったと思います。ともかく前向きな終わり方でよかったです。
『さよなら私のクラマー』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の一人となる周防すみれは川口伊狩中学3年の女子サッカー部の主将だったが、周囲に恵まれず最後の公式戦で敗退。その際ライバルの曽志崎緑から一緒のチームに行こうと誘いを受ける。2人は女子サッカーの強豪チームではなく埼玉県立蕨青南高校へ進学し、同校の女子サッカー部に入部する。全く無名弱小の蕨青南高校「ワラビーズ」だが、実は才能ある選手が埋もれており、特に恩田希は類稀なる技を天性で発揮できる選手だった。そんなワラビーズが新学期早々、元日本女子代表で卒業生でもある能見奈緒子が蕨青南の新コーチ就任する。そして彼女たちの実力を測る&知ってもらうために、国内屈指の強豪である久乃木学園高校との練習試合を組んできた。試合は零封を厳命された井藤春名や佃真央らを擁する久乃木に開始早々から実力差を見せつけられ大量失点。蕨青南も恩田や曽志崎を軸にして反撃の糸口を掴もうと奮闘するも、終了間際の得点は認められず0-21の大差で敗れる。だが、その果敢なプレーで対戦相手に強い印象を与えることになる。「今度は全国大会で会おう!」と久乃木のチームメンバーと約束したワラビーズ面々は、能見や顧問の深津の杞憂をよそに、それぞれ「打倒久乃木」や「関東大会出場」といった目標を掲げ、例年になく活気づく。しかし、その高校総体埼玉県予選に臨む蕨青南イレブンは、決勝トーナメント初戦で優勝候補筆頭の浦和邦成高校との対戦となってしまう。浦和には川口を自分たちの高校に来るよう誘っていたMF桐島 千花が居り、無名高校に行った川口を非難する。そして試合開始、前半楽に勝利できると思われた浦和の度肝を剥いて恩田の個人技が冴えわたり、再三ゴールを脅かす。選手個人個人の能力が高いと理解した浦和は後半本気を出し、試合初のゴールを決めるとそこから先は力で勝る浦和が押して、0-2でワラビーズは敗退。しかし選手たちのやる気は低迷どころか、秋の大会に向けてさらに活気だつのだった―――というストーリーでした。
最初この作品を見始めたとき、分かりにくい印象がありました。…というのも「主観」が見えてこないんですよ。誰が主役で誰が物語を引っ張るのか、さっぱり見えてこなくって、誰視点で話が進んでいるのか非常に悩みました。ですが、最後まで見てようやくわかった…「全員主役」だったんですね✨ それぞれの視点で話が進んでいる(一応恩田さんが一番主役ポジションでしたが)ので、それが分かれば後は見やすい(笑) 本当に確かに「人生は、一人一人が主役」を地で行っているんだわ。タイトルの「クラマー」も意味は何だろう?と思っていたんですが、日本で初めてサッカーチームのコーチをしてくださった方の名前なんですね。なのでこのクラマーさんの教えが基礎や技術の基本であるようです。「さよなら」はそこからの脱却…要は「形に囚われず、彼女ららしいサッカー」に向かう意味になるんでしょうね。そう思うと、この続きが非常に気になるところです。原作はもう完結しているようなので、できたら最後まで彼女たちのサッカー、見てみたいものです。
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公の吉田はIT企業に勤める女性は年上が好き!なサラリーマン。そんな吉田は意中の上司:後藤愛依梨に告白するもフラれ、やけ酒を飲んで帰宅途中に道路で蹲っていた荻原沙優という家出少女と出会う。沙優は性交と引き換えに宿を提供するよう吉田に要求するが、吉田はこれを拒否した上で、働くことを条件に彼女を居候させる。吉田と暮らすうちに、沙優は吉田の優しさに触れ、彼に捨てられたくないと思うようになる。沙優から思いの丈をぶつけられた吉田は、沙優がいることで自宅の居心地が良くなったと打ち明ける。その上で、吉田は改めて沙優に共同生活を送ることを提案し、沙優もこれを受け入れる。一方、上司の後藤は、吉田が家出少女と暮らしていることを知る。後藤は沙優に会い、彼らに協力することを伝えるとともに、沙優に今後のことを考えるよう諭す。ただ家事をしているだけではお返しにならないと考えた沙優はコンビニバイトを始める。がそこで、かつて宿を提供してもらった矢口と再会する。矢口は沙優に再び身体を要求し、アパートに上がり込んでまで沙優を追い詰めるが、そこに沙優からスマホで危機を見た吉田に阻まれる。以降、矢口は沙優に迫ることもなく、普段通りの生活に戻ったかと思われたが、そこに沙優の兄が妹を引き取るために吉田宅を訪れる。そこで吉田は初めて沙優が母親に否定され続けた挙句、高校での友人が自殺してしまったことで、余計に母親が沙優に精神的な攻撃をするようになったため、一時避難させたこと。その資金が尽きてしまったため、身体を引き換えに彷徨っていたことを知らされる。今度は沙優が行方不明になったことで母親が精神的限界に来てしまったため、沙優に一度実家に戻ることを提案する兄。吉田が沙優をフォローするため付き添うことを決め、沙優は実家に戻ることを決断する。母親と再会した沙優は母親から酷く責められるが、吉田が親として取る責任を母親に訴える。そして沙優も勇気を出し、母親に自分の気持ちを伝えたことで、両者の間にあった大きな亀裂はわずか緩み始める。もう一度高校を卒業するまでは家で、そして卒業後は自由に道を選んでいい、と折り合いをつけた沙優は吉田が一人東京に帰るときに告白。吉田は覚えていてくれたら嬉しい、また会える人楽しみにしていると伝え、1人帰京する。 それから数年後、順当に社会人として勤める吉田は初めて出会ったあの場所で待っていた沙優を再び拾うのだった―――というストーリーでした。
最初に見たときは「これ完全に犯罪じゃん…(ー△ー;)」と、思いっきり非現実的な内容に(大丈夫かな?)と心配しつつ見ていたんですが、吉田さんの人柄がとてもよろしいためか、犯罪行為をしていると知りながらも、周囲の人たちが温かく見守ってくれつつ支えてくれていたため、大ごとにはなりませんでした(よかったv)多分、警察沙汰になっても吉田さんを擁護してくれる人はいっぱいいそうですね( ̄▽ ̄) さて、この家出娘。こちらは現実的に大いにありますね。家出して上京、そして金が無いので男に身体を売ってお金をもらって…泊まるところが無ければカラオケBOXか漫画喫茶。無茶苦茶な生活ですが、エネルギー持て余している分気にしていない人が多いのも現状。そのさえたる危機は沙優も体験した「一夜限りの男からの要求」ですね。身体だったりあるいは「秘密にする代わりに金銭寄こせ!」とか。更に悪いのに引っ掛かると風俗に売られたり、最悪薬漬けにされたり…💧 こういう先の危険を全く予測できず、十代後半からボロボロの人生に足を突っ込んでいく人はいます。本当に沙優ちゃんは吉田さんみたいな善良な面倒見のいい人に助けてもらってラッキーでしたよ!ちなみに最後に吉田さんと身体の関係を結びたがった沙優ちゃん。でもこれはお礼に、といいながら「離れたくない、好きだから」という思いから出たことなので、決して愛なく体だけ結ばれようとするものではないと思います。それでもいかんですけどね💦吉田さんがただ潔癖なだけの男性だったら怒られます。心が広くて視野も広い人で良かったですよ。
最後はまた拾ってお持ち帰りしてもらったwようですが、ちゃんと自分の足で責任もって歩ける女性になったら、吉田さんも喜んでくれるはず。沙優ちゃんには頑張って欲しいです。
『フルーツバスケット Final Season』:こちらは大人気少女漫画の2シリーズ目3期の最終回まででした。
前回文化祭で魚谷さんのことをもっと見てもらいたいと、魚谷が思いを寄せる紅野に劇の映像を収めたCDを贈ろうとし、その時初めて慊人が女性であること、草摩の事を教えられ、何もできなかった透。そんな落ち込む彼女を魚谷さんや花島さんが慰める一方、徐々に草摩の十二支のバランスが崩れ始めることに。事の発端は慊人の両親。父(夫)を独占したがった娘と母は決裂。それにより紫呉を誘惑する母に嫉妬と独占欲を露にする慊人。潑春と依鈴の仲の良さを嫉妬から依鈴を閉じ込める。彼女が発見されたことで潑春が慊人に怒りを露にし、拒絶する。そして紅野に遅れて紅葉も呪いが解け、慊人に離別を言い渡す。燈路も妹が生まれ、そのの後呪いが解けていた。少しずつ十二支との繋がりが切れていくことに不安と疑念が最高潮に達した慊人は、その全ての元凶たる透に元に向かう。一方透は過ごしていくうちに夾に対しての想いが高まるが、夾は透に思いを寄せながらも受け入れられなかった。というのも十二支の猫付きだからだというだけでなく、実は透の母が事故死した現場で、彼女を危ないと知りつつ助けられなかった(触れたら猫になってしまい、町中の視線を受けることになるため)こと。そして彼女の口から「許さない」という言葉を聞き、透を受け入れる資格がないと思い込んでいた。透はその事実を聞かされ混乱する中、夾はその場を離れる。その隙に慊人が透の前に現れ、激しい怒りをぶつける。いなかったことを心から愛してくれる人がいなかったことを哀しみ、自分が受け入れようと手を伸ばす。それを拒否して振り払った瞬間、透は崖下に転落。慊人が必死に助けを求め、透は病院に運ばれる。初めて心から自身を受け入れてくれる透の存在に癒された慊人は、自ら十二支を解放することを決めたと同時に、十二支で呪いが解けていなかった残りの面々+夾も解放される。夾に対し、透から母:今日子が言った「許さない」は「自分を助けなかったことではなく、透が幸せにならなかったら許さない」という意味であったこと。夾がいかに自分に大事な存在だったかを伝え、夾も改めて透の存在が大事であったことを伝えて告白する。一方一番最後に呪いの解けた由希は、自分を見つけてくれた真知へ想いを伝える。慊人は改めて十二支に今までの非道を詫び、草摩を継いでいくことを宣言。そして卒業した透は夾と共に旅立つのだった―――というストーリーでした。
いや~~先ずは完全アニメ化、スタッフの皆様お疲れ様でした。こういうことを言うのは原作者さんかと思いますが、視聴者としても感謝の一言です✨ 昔一度アニメ化した時は夕方放送だったのに、いきなり夜中になってしまって「何故に?」と思っていたんですが、確かに…これはお子様にはちょっとキツイ内容なところがありましたね。でも透が持っている優しさや考え方は、小さなお子さん方に見てもらってもいいところだと思います。透と慊人…貧乏だしヤンキーだったけど、惜しみない愛情をくれた人と、名門に生まれ嫁ぎながら、一人娘へ与えたものは憎しみと嫉妬だけの人…これを見ると「人間、最後死ぬ瞬間に、「幸せだったわ♥」といえる人って、どっちなんだろう」と思いますね。金も名誉もあっても、愛情なく誰からも見てもらえないままか、お金なくても沢山の人に見守られているか。まぁ、これも価値観の問題なんですけれど(金さえあればいい!という人もいるかもしれませんので)、プライスレスなものが一番人間にはストレスなく、大事なものなんだろうな、と思わずにいられませんでした。と同時に、愛情が注がれなかった子って本当に慊人さんみたいな子が多いです。愛情を注いで自分の言うことに耳を傾けてくれた人がいた子は、将来人の話を聞いてあげられる人になるけれど、愛情を貰えなかった子は「もっと、もっと!」と要求ばかりになる…大人になると要求の幅が広くなるので、猶更手におえない。そういう現場で働いてきたかもしたとしては、是非とも透君の爪の垢でも煎じて飲まねばなりませんな。
ともかく、人の心の育ち方、という意味ではすごく勉強にもなった作品でした。この後舞台化&今日子さんの話が劇場版になるそうですね。劇場版はいいお話が見れそう✨ 舞台化は…動物になるシーンはどうなるんだろう?そこが気になりましたw
『オッドタクシー』:オリジナルアニメ作品でした。
小戸川さんを中心に描く群像劇なんですが、この作品、普通に見ていてもあらすじが追えません。というのも、複数の伏線が同時に進行していて、それが各伏線とどこかで繋がっている構成になっているので、一言では説明しがたい展開になっていました。
イントロダクション:主人公の小戸川 宏はセイウチの個人タクシーの運転手。中年で両親は幼い頃交通事故死。あまり人と関わりたくない性格で、一軒家に一人暮らし。難治性の病を患っており、友人で医者のゴリラ:剛力と、小戸川に思いを寄せる看護師のアルパカ:白川さん、そしてもう一人の友人で清掃員のテナガザルの柿花と飲みに行ったり、1人で何時も居るやくざの黒田と並んでサウナに入るのが趣味。ただ一人暮らしのはずの小戸川の家の押し入れに、最近何者かが匿われている。そんなある日、「女子高生が行方不明になった」というニュースから物語が始まる。
①カバの樺沢は動画投稿マニア。バズる映像を求めて小戸川のタクシーに乗る。その際急発進したため避けるのに慌てたピューマの田中が携帯を落としてしまう。樺沢はタクシーの車内カメラに映った指名手配犯のヒヒのドブを見つけ、「バズる動画」としてドブを追い詰めることを宣言。しかし、警察のミーアキャット大門(兄)と繋がっていたドブは樺沢を呼び出し報復。もう二度と動画をアップしないと決めた樺沢だったが、居合わせた場所で小戸川のタクシーダイブ(最後)を映すことに成功する。
②柿花は婚活の為、お見合いアプリを使っているが、そこに自分とOKを出してくれた美少女と出会う。自分を金持ちと思わせるために、無理して彼女につぎ込む柿花。しかし彼女はミステリーキッスのメンバーで、所属事務所が裏で運営する美人局(※要はデート商法)にはめられていたことを知る。絶体絶命の柿花の元に小戸川が居場所に気づき、ぎりぎりで救出する。
③10億円強奪:キャバボーイのスカンク今井が宝くじを買うのにどの番号がいいか小戸川に尋ねる。小戸川がいい加減に言ったその番号がまさかの10億円当選に。お礼に小戸川を店に招待する今井に、小戸川は応じるが、そこに覆面の男が発砲。ギリギリ免れる。そして10億円受領日に、ドブの後輩のヤマアラシの矢野と白クマの関口が強奪計画を立てるが、ドブはその上前を撥ねる計画を立て、小戸川に協力を要請。白川さんの身を盾にとられた小戸川はドブに協力。計画は上手くいったかに思われたが、そこに田中が現れる。彼は①の携帯を壊された恨みでキャバクラで発砲したが失敗。今回こそ小戸川を殺そうとするが、小戸川が白川さんから貰った呑楽消しゴムを落とすと、それはドブが白川さんにあげたものだという。しかしそれは世界に一個しかなく、かつて田中が欲しくてネットオークションで10万円で落札したものだったが、実はドブの詐欺で10万円を取られて商品は届かなかった。その事実を知り田中はドブに発砲。田中は逃げ、小戸川は今井に10億のある場所を教えるが、その時関口と矢野が現れ、小戸川を追い詰める。結果、タクシーで逃げた小戸川は車ごと海にダイブするのだった…
④行方不明女子高生の謎:小戸川はある夜女子高生を乗せる。その後彼女が映っているであろう車内カメラの提出を求め、キツネの山本という男が小戸川に金で解決の提案を持ちかけてくる。一方ドブや大門兄も動画を欲しがる。目的は、小戸川が乗せた女子高生がその行方不明の子ではないか、ということだった。捜索の為かと思いきや、実はアイドルのミステリーキッスがデビュー前日にメンバーで三矢ユキという少女が何者かに殺されていた。第一発見者のミステリーキッスのセンター:二階堂 ルイは、実は彼女がセンターにふさわしいと社長に言われていたのに嫉妬し、自分のセンターの座を守ろうと彼女を殺害する予定だった。だが既に殺されており、マネージャーの山本はデビュー前日であるため、事件を公にしないために、ユキの遺体を隠し通すことを決めた。そしてユキが存命であることを知らしめるために、オーディションで落選した和田垣さくらを呼び出し、覆面を付けさせ急遽「三矢ユキ」としてデビューさせたのだった。タクシーには殺害の真犯人が映っているはずで、ドブは事務所への脅迫(殺害したのはミステリーキッスの関係者であると暴露する)の為大門兄と協力して車内動画を欲しがったのだった。しかし、最後の海へのタクシーダイブで車内カメラは記録も故障。二階堂は逮捕。事務所の山本も遺体遺棄+デート商法の容疑で逮捕されるのだった。
エピローグは、実は小戸川さんは「失認障害」といい、幼い頃の事故で脳に障害を持ち、人でありながら自分も含めて人間すべて好きだった動物に見えるようになってしまった。しかし海にダイブし、そのショックで奇跡的に障害が治ったというもの。海に落ちた彼を助けたのは白川さんだった。そして今井は10億円は小戸川が当てたものだからと、分け前をくれる。小戸川はかつて自分が交通事故育英基金で助けてくれたことを思い出し、その出資元である黒田に全額寄付するのだった。
そして、女子高生殺害事件の犯人…実はカメラに写っていたのは、和田垣さくらだった。彼女は自分がメンバーになるために、1人メンバーを殺害。それが三矢ユキだった。まんまとその座を手に入れたさくらは、あの夜犯行後の彼女を乗せた小戸川のタクシーに乗り込む…
というストーリーが折り重なって時間軸に沿って進む展開でした。
凄いですね。これだけの並列ストーリーを一気に描くんですから。物書き好きな人には、一度でいいからやってみたい書き方でもあると思います(人によりますけど💦)でも、上手く書かないと絶対難解になるし、一歩間違えれば読み手が理解しがたくなって、つまらない作品になってしまう。群像劇って難しい脚本を、アニメで見事に描いてくれて、面白かったです! あと小戸川さん役の花江さんの滅多聞けないであろう、あの不愛想演技が秀逸でした✨ 最後は実はみんな人間だった、ということ、小戸川さんが隠していたのはOPの登場していた猫だったことが判明。無事解決できた―――!…と思ったら、最後の最後でさくらが、どうにも小戸川さんの命を狙っているようで…💦 最後の最後までブラックでシュールな展開でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021春アニメ最終回④

2021年06月27日 21時04分11秒 | アニメ
週末、ちょっと色々ありまして、結局余裕な時間の無いまま明日からまたお仕事です。
ガンカフェの「お家deガンカフェ」のハロシチューもまだ結局作れていない💧 自分一人だけの食事というのがなかなか無いし(仕事のお昼以外) 家族も高齢者に合わせた食事が中心になるので、それに合わせて買い物もしに行かなきゃいけない(コロナでスーパーの閉店時間が早いので、帰宅途中に買い物に行く時間がない)他にも色々雑多な用事が入るとほぼ家事だけで週末はいっぱいいっぱいです💦 そのうちガンカフェの夏祭りにも行きたいですが、その前に両親のワクチン2回目も連れて行かなきゃいけないし。…じっくりオンライン上がっている時間が無いわ(ノД`)・゜・。
とりあえず、週末アニメの最終回、感想だけささっと書きなぐり。
『すばらしきこのせかい』:ゲーム原案のアニメ化作品でした。
渋谷の雑踏で目覚めたネク。なぜか自分のことが名前以外何も思い出せない。いつの間にか持っていたバッジを手に取った瞬間、周りの人が考えていることが頭の中に流れ込んできた。戸惑うネクに、謎の敵が襲い掛かる。助けを求めるが、周りの人は誰も気づかない。戦うこともできずに逃げ惑うネクの前に、自分と契約してほしいという少女、シキが現れた。言われるがままにシキと契約し、謎の敵を倒したネクは、自分たちは「死神のゲーム」に参加しており、七日間ミッションをクリアしながら生き残らないと自分の存在を消されてしまうことを知る。ネクは七日間生き残るために、シキと共に数々のミッションに挑む。ネクとシキは前回のゲームの勝者となったが、生き返れるのはシキのみだった。さらには新たなエントリー料としてシキが徴収されてしまう。必ず勝つと誓ったネクは前回のようにハチ公前にいき、新たなパートナーを探すが、独りのネクにノイズが襲い掛ってきた。窮地に陥ったネクだったが、突然誰かとパートナー契約が成立し、辛うじてピンチを逃れる。ネクの前に現れたのは、謎の少年、ヨシュアだった。ミッションの中で「自分を殺したのはヨシュア」だという可能性が浮上、ネクはヨシュアを疑い、半信半疑の中で二回目のゲームに挑む。前回のゲームの勝者となったネクだったが、パートナーのヨシュアは行方不明、「違反者の連帯責任」としてペナルティ付きで再参加となった。ネクに科せられたペナルティは「再参加権を剥奪」というものだった。ネクは自身最後のゲームに挑む。パートナーを探すネクのもとに、「今回のゲームの参加者はネク一人」というメールが届く。エントリー料は他の参加者たちだった。独りではノイズを倒すどころか、戦うこともできない。ノイズに襲われ、窮地に立たされたネクの前に突然ビイトが現れ、ネクと契約する。自らがコンポーザーとなる決意をしたビイトは死神を裏切り、ネクの味方に付いた。ビイトの裏切りにより「エマージェンシーコール」が発令され、死神たちが次々と襲い掛かる中、ゲームマスター、指揮者、そしてコンポーザーを倒すために、ネクとビイトは最後の決戦に挑む。最後の勝利者となったネクだったが、その前に本物のコンポーザーが現れる。彼こそヨシュアだった。メグミと並行世界のでシブヤを残すか否かで争い、ヨシュアの代理人としてネクを殺して参加させただけだった。ラスボス戦はヨシュアとの戦いで銃を打ち合うこととなったが、ネクはヨシュアを信じ、銃を捨てる。その行為がヨシュアに渋谷を残す決断をさせ、ネク達や死神たちは無事に現世に戻ることができた―――というストーリーでした。
最近ブームの「ダンガンロンパ」とか「王様ゲーム」系の世界観かと思いましたが、そこまで謎解きではなかったです。ゲームプレイしていないのでわかりませんが、やはりバトルメインで話が進みました。でもやはりラスボスはヨシュアでしたか。行動に一貫性がないし、その割にはこの世界のことをよく知っているし、2週目の時「何がしたいんだろう。この子」と思っていたら、こんな企てしていたんですね。でも最後に物を言うのはやはり「相手を信じる心」でした。一人でグラフティをしていたネクに、信じあえる大事な仲間ができたことで、ネクにとって渋谷がまた新しい世界になったと思います。大変だったけど、良かったね。世界が広がって。
『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』:なろう系小説にアニメ化作品でした。
前世で過労死したOL相沢梓は、不老不死の魔女アズサ・アイザワとなって異世界に転生した。平和なフラタ村近くの高原で、前世で味わえなかったスローライフを満喫しつつ、生活費稼ぎとして毎日スライムを倒して細々と生きることおよそ300年、ある日自分が「レベル99」となる最強の魔女となったことを知ってしまい、噂を聞きつけた者たちが訪れる。果てにはナンテール州最強と呼ばれるレッドドラゴンのライカからの挑戦を受け撃退するが、彼女からの申し出により弟子にすることになる。こうしてアズサの300年にわたる一人暮らしは終わりを告げた。新しくできた家族を守りながら、スローライフを満喫しようとしつつも、次々と新しい事情に巻き込まれるようになる。アズサが300年間コツコツと倒してきたスライムの魂から生まれた精霊ファルファとシャルシャを娘に、上級魔族から指名手配を受けアズサに助けを求めてきたエルフの調薬師で社長のハルカラを2番目の弟子に迎え、さらにハルカラが近くのナスクーテ町に建てた新工場に現れた幽霊のロザリーを家に迎え入れるなど、種族も年齢も様々な家族が徐々に増え、またハルカラを指名手配した魔族の農相ベルゼブブとも仲の良い友達となる。ある日、ライカの姉の結婚式に出席したアズサは、嫌がらせで結婚式の妨害に来たフラットルテたちブルードラゴンを撃退し、レッドドラゴンとブルードラゴンの間に停戦協約を結ばせることに成功する。このことが評価され魔王プロヴァト・ペコラ・アリエースから「魔族褒章」が送られることとなり、紆余曲折の上、魔王ペコラから「お姉様」と慕われるようになる。これによりフラットルテの主人となったほか、人間の王国内だけでなく魔族の国にも時々赴くようになる。ベルゼブブの秘書官であるリヴァイアサン姉妹のファートラとヴァーニア、ファルファがスライムの姿になってしまったときに出会い、ベルゼブブの弟子となったスライムの武道家ブッスラーなど、魔族の国でも関わる人たちが増える。また、魔女として鳴かず飛ばずだったため自分の偽物を演じていた魔女エノ、引きこもりだった猫獣人のアンデッドであるポンデリや、売れない吟遊詩人だったウサギの獣人ククなど、様々な人を助けていく。そして一家の長として、最後はカフェを開店。今まで関わった沢山の仲間が手伝ってくれて大繁盛し、アズサは充実した日々をこれからも送ってくのだった―――というストーリーでした。
大体一話単発で事件が起きて解決する展開でした。最初は敵視されたりした相手でも、最終的には仲良くなって家族の一員になってしまうw 気づけば独身OLがどんだけ所帯持ち!(笑) …なろう系小説といえば、本当にチートで何でも従わせちゃえる、という作品が多く、正直腑に落ちない部分もあるんですが、この作品は「強さ」より「優しさ」で皆が集まってくる感じでした。アズサは最強魔女ですけれど、自分が悪いと思ったら、必ず「ごめんね」といえる人。そして「疲れた」「お腹減った」等々、家族から不平もたまに受けますが、「ここまでよく頑張ったね。」「それじゃ何作ろうか?手伝ってくれる人には山盛りにしちゃうよ!」みたいな感じで、必ず一回その不平不満を受け止める。そして自尊心を認めてあげたうえで協力を申し出る―――確かに母親のそれなんですが、魔法以上に大変なことだし、相手もこれで心開けるので、気配り&優しさがこの世界の最強武器でした。たぶん誰にでもできることではないです。アズサの人柄ですね。なので、「最強」の称号も納得です!ほのぼの異世界ライフ、癒されました(*´Д`)♥
『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3』:おなじみクオリティーのめっちゃ高い人形劇。その第3期でした。
今回も七殺天凌を捜索し、魔脊山の谷底を捜索する凛雪鴉、殤不患、浪巫謠、捲殘雲。そこに横穴があり、無界閣という異空間に繋がっていた。これは禍世冥蝗の門弟である萬軍破、異飄渺と東離侵攻の算段を整えていた刑亥によって仕組まれたものだったが、彼女もまた殤たちが無界閣の中へと迷い込んだことを察知し、迎撃へと赴く。彼女の目的はそれだけではなく、七殺天凌に封じ込められていた姉:照君臨を元の姿に戻し、侵攻への協力を得ること。以降、この無界閣と転移の鏡:逢魔漏によって、一行は分断され、またあるいは時空を飛び越えた自己の過去との戦いとなっていく。かつて好を組んだ萬軍破と殤不患だったが、魔剣目録を求めて萬軍破は殤に刃を向ける。浪巫謠も嘲風と再会し、愛憎の感情が極まり浪に斬り浪も負傷。その頃刑亥は偶然にも殤が落としていった七殺天凌を手に入れ、姉と再会を果たす。そして無界閣に魔界からの魔力を呼び込むことで逢魔漏に時間遡行の機能を与え、二百年前に滅ぼされた照君臨を復活させる計画を立てる。無界閣へと戻った殤不患、浪巫謠、捲殘雲は、刑亥の企てを盗み聞きしていた凜雪鴉から、時間遡行の計画を知る。過去に戻る手段があれば、睦を悲運から救うこともできると思い至る浪だが、なぜか殤はその可能性を頑なに否定する。異飄渺の介入により、再び逢魔漏を使わざるを得なくなる殤と浪。だが二人が流れ着いた先は、なんと魔界の只中だった。そして嘲風の尖兵となって無界閣に帰還した婁震戒は、西幽皇軍を率いて大規模な捜索を開始。だが刑亥は七殺天凌に固執する婁を警戒し、既に七殺と結託している事実を秘匿する。一方過去に飛んでしまった殤不患が遠い過去世界で出会った神誨魔械の創造者:白蓮と。また、浪巫謠は、禍世螟蝗と対峙した戦場へと転移し、歴史を改編するか否か、究極の選択を迫られる。浪とはぐれたまま無界閣へと先に戻った殤不患は、捲殘雲と合流。刑亥の計画成就まで間がないことを知り、やむなく捲に魔剣目録に託した上で、もう一度刑亥たちに挑み儀式を妨害する決意を固めるが、そこには裏切った凜雪鴉が現れ倒されてしまう。だが一方で刑亥と異飄渺の間には、魔剣目録の行方を巡って摩擦が生じはじめる。刑亥の魔の手は、鍛劍祠の丹翡にも伸びる。逢魔漏を使った投げ文に誘われて、単身、魔脊山へと向かう丹翡。一方、浪巫謠は覆面の男の手引によって母の過去を見せられていた。そこで浪は母は人間だが父は魔族であることを知ってしまう。刑亥からの手紙を受け取った丹翡は無界閣に向かい、その入り口で殤不患たちを探す浪巫謠と合流する。その頃刑亥と婁震戒は過去へとタイムスリップし照君臨の骸を回収するが、ここで婁は「過去の力を取り戻す」という七殺の言葉の意味が「照君臨として復活」することだと知り、愛する魔剣の姿が喪われると知って激しく動揺する。萬軍破は、刑亥たちの真の目的である照君臨の復活を妨害するため行動を開始。囚われの殤不患にも最後の問答に臨み、魔剣目録による覇道の是非を問う。アジトに戻った刑亥たちは、阿爾貝盧法の力により魔界の門を開き、東離攻略の尖兵としての魔界の兵団を借り受け、無界閣はついに戦場と化す。魔剣目録に収蔵されていた神誨魔械を取り出して照君臨へと挑む萬軍破。だが神誨魔械を扱うための資格は萬軍破の想像を超えて険しく、逆に窮地に追い込まれる。浪巫謠と丹翡、捲殘雲とが助っ人に駆けつけ、皇軍、神蝗盟とともに阿爾貝盧法の兵団を阻むものの、それでも照君臨の魔力は圧倒的で苦戦を強いられる。一方刑亥は、既に早い段階から自分たちが凜雪鴉の術中に嵌まっていたのではないかと疑念を懐き、状況を問いただすため牢に捕らえた殤不患の元に向かうが、そこに現れたのは凜雪鴉。七殺の魅了に囚われてはおらず、とっくに殤も救出していた。そして照君臨は一瞬のスキを突かれて殤に追い詰められる。更に七殺の姿を執拗に求める婁震戒によって封印され、異世界に飛ばされ永遠にその空間から出ることができない状態にされた。神蝗盟に疑念を持った萬軍破は王宮に乗り込むが逆に抹殺されてしまう。そして無界閣が崩壊する中、浪は殤たちと別れ、魔界の父の元に向かうのだった―――というストーリーでした。
今回も凄い戦いでした。圧倒的な人形たちの演出も凄かったですし、ストーリーもさらに複雑になって盛り込んできましたね。でもやはり要は殤の一本気さと凜の詐欺師っぷりですね。今回序盤あまり出番がなかった凜さんでしたが、最後の最後にまたいろんな道具(笑)を持ち出してきては、まさかの携帯電話で刑亥を翻弄してくれるとは。出し抜きにかけては、誰もかないません。そして一番敵わないのは婁震戒さん(笑) もうここまで惚れこまれたら、七殺も本望…じゃないか^^; 凄いストーカーでしたが、最後はこのストーカーが一番役に立ったと✨ 浪巫謠さんの声の秘密も明らかになりましたが、この出生の秘密にまつわる話が次回に続きそうな予感vなので多分4期目ありそうですね。いろんなものが回収されないまま3期目終わっちゃいましたし。何より「西川のアニキの声優力が格段にパワーアップしている!」(笑)ので、是非歌だけでなくcvも磨いて行ってもらいたいものです。ともかく「面白かった!(≧▽≦)」
『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』:20年以上前にOVAとして(テレビでも放送しました)『大運動会』の続編というか、新シリーズでした。世界観は変わっておらず、時間だけが経過した世界でした。
主人公の明星 かなたは地球でジャガイモ農家の家に育つ。幼いある日、宇宙船が墜落し、中から現れた同世代の少女に「宇宙撫子になって…」とブレスレットを託される。成長したかなたは宇宙全体を総括できる権限を持つ『宇宙撫子(コスモビューティ)』を目指し、大学衛星に入学する。そこで各星から集まった代表の少女たちと試合に臨みつつ、励まし合っていたが、同期の中にエヴァ・ガレシュタインという少女を見つける。彼女はかなたが幼い日に宇宙船が墜落して、ブレスレッドと宇宙撫子になる夢を託した少女にそっくりだったが、彼女にその記憶は全くなかった。更にエヴァは人間のそれとは思えない圧倒的な力で各種目一位を独占する。実はエヴァは大会から禁止されている強化人間だった。彼女の故郷フォン・エスクラーボコロニーの評議会が権力を手中に収めるために違法行為を犯してまで彼女を送り込んだのだった。更に同期の仲間たちにも魔の手が忍び寄り、勝ち残ってきているのはかなたとエヴァのみ。しかし、エヴァは記憶を取り戻しつつあり、母が評議会に反旗を翻し、地球にエヴァを逃がそうとしたことを思い出す。そんなエヴァに見切りをつけ、新たなエヴァを送り込む評議会。更にパワーアップしたエヴァに成す術無いかと思われたが、最後まで諦めなかったかなたはエヴァを100m走でギリギリかわし、見事に宇宙撫子となった。その後、エヴァは無事監禁されていた母親と再会を果たし、仲間たちもそれぞれ自分のやるべき場所へと向かい、かなたは「宇宙撫子の権力を廃止して、あくまで楽しむための運動会」にすることを決定し、故郷に帰ってくるのだった―――というストーリーでした。
懐かしいですね。かもしたはテレビで「大運動会」を見たことありますが、やっぱり結構国際問題が絡んでいたのを思い出しつつ、ヒロインあかりが様々な邪魔にもめげずに宇宙撫子になった、というのを思い出していました。最終回で登場した、「かなたのおばあちゃん」がそのあかりさんですね。そりゃあれだけの戦いに勝ち残ってきたんだから、評議会の刺客が来たところでビビりはしませんな( ̄▽ ̄) 今作も正義は正義、悪は悪!できっちり線引きされていたので、非常に分かりやすいストーリー展開でした。最後に主人公&正義が勝つ!という王道ですね。20年以上前はこの構成が当たり前だったけれど、最近のアニメや漫画は奇をてらった展開が多いので、久しぶりの純粋な作品が凄く新鮮に見えました✨ …これだったら、深夜じゃなくても夕方のお子様方が視聴できる時間に放送してもよさげだと思うのですが…。ともかく大団円でよかったよかった♪
『美少年探偵』:西尾維新先生原作の『美少年シリーズ』のアニメ化作品でした。
ヒロインの瞳島 眉美は両親から中2までに「新星を発見しないといけない」といわれ、毎夜探し続けていた矢先、美少年探偵団のリーダー:双頭院学と出会う。排他的な眉美だったが学の話に引き込まれ、美少年探偵団に「新星を見つける」依頼をする。総力を挙げて捜査するが、学の出した回答は全く違うものだった。実は眉美は「星」ではなく「スパイ人工衛星」を過去に見つけてしまい、それが元で中2になったら学院を去って隔離された生活を送ることを条件にされていたのだった。彼女の常人を越えた動体視力で見つけてしまった眉美は組織に拉致されるが、美少年探偵団の活躍で無事に保護される。そして依頼料として「断層の麗人:美観の眉美」として美少年探偵団に入団することとなってしまう。その後眉美たちは他所の学校にあるカジノでペテンによる勝利を見抜いたり、屋根裏の美術作品の秘密を暴き、いきなり事務室に現れた羽子板の謎を解く、等、数々の事件を推理。最後は学園側が仕込んだ「生徒会長選挙」で予定の候補がひき逃げに会い、代わりに眉美が立候補することに。全く目立たない沃野禁止郎という少年が中間報告で1位を取っているが、現会長や学の兄でもと生徒会長だった先輩の助力もあり、次第に眉美の得票が伸びていく。それを機に眉美もひき逃げ未遂に会ってしまうが、途中であきらめずに美少年探偵団の美学✨を通す眉美に探偵団の面々も協力。最後は現会長の応援演説と見せかけ、学が聴衆を煽る見事な演説を披露。そして沃野は実は「なりすまし生徒」であり、学園が雇った人間であろうと推理された。選挙では見事眉美が一位となり、無事に事件は解決するのだった―――というストーリーでした。
やはり西尾先生作品らしく、言葉遊びとそれによるストーリーと心理描写が秀逸ですね。探偵、というと本当に現実的な問題で、リアリティのある推理や実証がないと探偵ものとしての物語は成立しないのですが、そこは『化物語』同様、少しの不思議で見事に消化されてしまうというw といいますか、この物語は最初から「美学を追及する✨ エレガントに美しく解明しなければならない!」ということで、謎の究明以上に「美しい筋道✨」であればOKなんですよ(笑)つい真剣に推理しようとしても、この物語は成立しないんですね。でなきゃ最後のひき逃げ事件だって「中学生は運転免許持ってないんだから、そもそもひき逃げ事件は起こせない」だろうし、カジノの件も「学校内でカジノ経営ができるのか?」というツッコミの方が成立してしまう(笑)―――そこに突っ込んだら「美しくない!」のですよ。この物語で言う「美しさ」とは見かけの美しさでもなく、スマートさでもなく「いかに聴衆が納得してくれるだけの筋道を立てて説明できるか」というところ。ディベートの勝利者的な美しさが要求されるのが趣旨。なので、コナン君の推理とはまた別角度。故にスッキリしない人もいるかもしれませんが、こういう物語なんです!で説明するしかない。流石は西尾先生。押しも一級品でしたv
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021春アニメ最終回③

2021年06月25日 23時41分45秒 | アニメ
今日はプレバンから「ガンカフェセット」が無事届きました!(≧▽≦)b

今のところまだ冷凍状態保存です。明日か明後日あたりに調理して見ようかと。自分でハロを描かなきゃいけないので、チョコペン苦手なんですが、頑張ってみようと思います(`・ω・´)ゞ
そんなかもしたは今日も最終回チェックです。
『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公の高校生:結城宏は、最新作のVRGを購入しようとするも、同級生から金を巻き上げられ金欠だった。ふと立ち寄った古びたゲームソフト販売店で、店員の如月 玲於奈に騙されフルダイブRPGソフト『極・クエスト』を購入しプレイする事になる。しかし、それはリアルを極めすぎてクリア不可能で「めんどくさい」とされるいわゆるクソゲーだった。ゲームを開始して町を出ようとしたところ、友人とその妹に反対され、揉めている最中に事故で親友であるNPCのマーチンを殺してしまい『親友殺し』となってしまった宏ことGN:ヒロは、その妹である幼馴染のアリシアに命を狙われることになる。解説役の玲於奈から、同じく『親友殺し』となったことのあるギンジに相談しようとアドバイスされ、実行するもギンジに騙され結局投獄されてしまう。拷問直前に恐怖から失禁してしまったところ、異端審問官のミザリサに気に入られたり、その都度称号が悲惨なものに変わり、何度もゲームを止めようとする。しかし、中学生の頃の陸上大会で恥ずかしい経験をしてしまったことで、全てやる気をなくしてしまい、妹からも下げずまれる日々を思い返し、その度にもう一度ゲームを再開する。そんなとき玲於奈から「唯一このゲームをクリアしたカムイ」の残した『オーベルダイン歴程』を紹介してもらい、何とか「親友殺し」の汚名は晴らせるものの、今度は街を治める領主の騎士団に入り、ゴブリン退治のイベントを行うこととなってしまう。生存確率0.0001%というイベントに足を踏み入れてしまったヒロはそれでも挑んでみると、散々な思いをしながらもイベントをクリアーーーしたと思ったが、違和感が走る。実はゴブリンは領主であるガバンが仲間を誘拐し、それを救いに来たゴブリンが「街を破壊している」と悪に仕立て上げていたのだった。怒ったヒロは果敢に不義を訴えるが、衛兵隊長の最強NPCテスラがヒロを攻撃してくる。絶体絶命のピンチにアリシアやミザリサが倒されてしまい、それでも怒りのためにヒロはテスラの高速剣を見切る。しかし反撃もそこまでで、最終的には倒されてしまい、ハード事破壊されてしまう。それでもカムイの裏情報から「もう一度一時間前からリセットできる」ことを聞き、準備を整える宏。リアルでも少しだけ境遇に立ち向かえる勇気を身に着けていたのだった―――というストーリーでした。
久しぶりに見ていてストレスのかかる作品でした(苦笑) 確かにゲームじゃ主人公が滅多なことでは不遇にはならない状態で話は進んでいきますけれど、リアル通りだとそんなにうまくいくわけないです。まぁ「現実逃避」のためにゲームしている人には、このゲームはストレスの吹き溜まりみたいなものですね^^; でも一番のストレスは、アドバイザーと言いつつ全く役に立たないどころかかえって窮地に追い込んでくる玲於奈さんだろう(笑)多分、彼女が居ない方が、クエスト進みそうな気がしてきましたよ。あえて助かった点といえば、嫌なことから逃げ回っていたヒロに、立ち向かう勇気を与えるきっかけをくれたことですね。でもこれが無いと人間何時までも足踏みして進まないのも本当。宏くんにはこれをきっかけに弾みをつけて、是非「人生という名のRPG」も乗り越えていってほしいものです。
『セスタス』:青年誌連載の漫画原作のアニメ化でした。
舞台は紀元54年のローマ、ネロが皇帝になったばかりの頃。主人公のセスタスは奴隷闘士としての訓練を受けていた。そして御前試合に出場するために試験を受けるが、それは敗北した方には死があるのみであることを知らず、仲間を倒してセスタスは拳奴としての人生をスタートさせる。養成所対抗戦で勝利を果たしたセスタスは、アグリッピーナに命じられ少年衛士ルスカと闘う。格闘術の天才ルスカに絞め技を決められ、初めての敗北に挫折するが、お前には明日があるとのザファルの言葉に、強くなると誓うセスタス。時は流れ、ドリスコ拳闘団の一員としてポンペイを訪れたセスタスの前に、ポンペイ最強の拳奴エムデンが現れる。領主の娘:サビーナに認められたいエムデンは、サビーナの注目を引くセスタスに対し闘志をむき出しにする。サビーナは自分に仕えるよう、セスタスに申し出るが、セスタスが断ったため、エムデンにセスタスを倒すよう言いつける。こうして試合となったが、セスタスの必殺の一撃によりエムデンは敗北し、ポンペイを去る。セスタスたちは更に修行を重ね、今度は皇帝主催の闘技大会に出場するために予選会に参加する。順当に勝ち進むセスタスだが、決勝の相手でプロの拳闘士フェリックスに追い詰められる。しかし天性の動体視力で彼のパンチを見切ったセスタスは、彼の弱点である懐に入り込み、猛打を繰り返して勝利。敗北していった者たちの闘志を引き継ぎ、いよいよ闘技大会に出場するのだった―――というストーリーでした。
簡単に言ってしまえば「ボクシング」の話なのですが、まだ普通に奴隷制度があった時代。しかもちゃんと人命にかかわらないよう配慮されたスポーツではなく、死んでもOKの戦い。まさに命がけという言葉どおりの戦いで、ストーリーもバトル重視で大変白熱していました。
当時の時代構成なんかもしっかり解説に加えつつ、拳奴たちの立場や試合の模様なんかも当時の世界観を忠実に描いていたようですので、世界史的にも面白かったです。ネロ…まだこの時は暴君という肩書がつく前なので、ちょっと弱弱しい子(母上はもう言うことなしです。アグリッピナ様、非常に高圧的。でもサビーナ様ももっと凄い✨)でしたが、拳奴のセスタス。近衛のルスカ、そして皇帝ネロ、この3人がそれぞれの立場から見る世界もあったら、物語もさらに深く見れそうでした。
今回この闘技大会のところで終わってしまったので、非常に続きが見たいです!!ものすごく期待させる終わり方でしたので、2期やって欲しいなぁ…。あったら見ます!
『スーパーカブ』:小説原案のメディアミックス作品、そのアニメ化でした。
両親も趣味も友達もない、何もない少女、小熊。小熊は高校に通うために自転車[注釈 1]を使っていたが、通学路が坂道であったことからある日原付が気になり、学校帰りに寄ったバイク屋で、運転免許も無いまま、いわく付きのスーパーカブ50を破格値で入手する。ガス欠や自転車では出せないスピードなど、カブは小熊にさまざまな未知の経験をさせながら、安穏としているが何もなかった小熊の生活にゆっくりと、しかし確実に変化を与え、小熊もカブに乗ることに楽しさを感じるようになる。そんな小熊の前に、自分もカブに乗っているという少女:礼子が現れ、以降行動を共にする。昼休みは必ずカブの傍で昼食を摂り、カブ中心の話になっていた。その間、小熊はアルバイトにもカブをフル活用していく。秋になって小熊の高校では文化祭の準備期間に入っていた。しかし冬場もカブで走り回るための防寒対策に頭を悩ませる小熊と礼子は、文化祭も我関せずを決め込んでいた。しかし文化祭を明後日に控えたある日、クラスの出し物であるカフェの機材運搬でトラブルが発生し、機材が間に合わない可能性が出てくる。そんな中、クラスメイトの『原付じゃ無理だ』の言葉を聞きつけた小熊と礼子は、カブの有用性を証明するため、図らずも実行係の恵庭椎の窮地を救うためにカブで機材の運搬を行うことになる。文化祭をきっかけに仲良くなる小熊たちは、度々恵庭の家族の経営するカフェに顔を出すが、小熊と礼子に憧れを抱く恵庭は彼女らに負けじと自転車を走らせ、沢に落ちてしまったところを小熊たちに助けられる。カブへの想いを涙ながらに語る恵庭に、礼子が恵庭をハンターカブの後部に乗せ、中山道から日本海を経て九州まで行く長距離走行を敢行。見事に咲く鹿児島の桜を見ることができた―――というストーリーでした。
アニメ、というよりドキュメンタリー映画を見ているような感じでした。解説やナレーションが一切ないので、説明もその都度小熊さんが感じたこと、気を付けること、なんかを呟いてくれるという流れです。寒さ対策、なんてまさに実体験があってこその話でした。バイク通学OKなほど遠距離な土地に住んだことないのでわかりませんが、割とバイクとかに寛容な地域だと、女子高生もこんな感じなのかな。ちなみに「鹿児島までカブで行く!?」というとビックリして「ありえない!」と思うかもしれませんが、かもしたが大学の頃、750㏄バイクでしか移動しない同級生が居りまして。彼女はどこに行くにもバイクで、東京から実家(京都)にもバイクで帰る。更に、ちょっと旅行したい、といっては北海道も九州もバイクで行っていました。新幹線乗らんの?と聞いたら「バイクがいい」と。どんなにお尻が痛くなってもバイクがいいそうです。多分小熊さん達もそんな感じなんでしょうねv カブはいいよ。荷物も一杯運べて低燃費✨ 本田宗一郎さんに感謝です(T人T)…我が家の盗まれたカブは、今頃どこにいるんだろう…元気に走っていて欲しい(てか、返してください(#・∀・))
『ゴジラS.P.』:怪獣映画で有名なあのゴジラのオリジナルアニメ作品でした。
千葉県逃尾市の「なんでも屋」な町工場「オオタキファクトリー」のユンとハベルは、怪しい洋館の調査中に不可解な電波を観測する。同じ頃、謎の信号を受信した旧嗣野地区管理局「ミサキオク」では、大学院生のメイが教授の代理で調査に訪れていた。異なる場所にも拘わらず、ユンとメイはまったく同じ曲を耳にする。一方、ミサキオクに赴任したばかりの佐藤は、そこに隠された怪しい資金の流れを探るが、局長からミサキオクの地下に眠る秘密を教えられる。そして夏祭りの日、今度は翼竜「ラドン」が襲撃してくる。ユンたちは制作していたロボット「ジェットジャガー」で何とか危機を脱する。その後赤い霧と共に襲い掛かってくるラドン。その頃メイは李博士から「メイの論文を見た」といわれ、自分の元に来て欲しいという連絡を受け、ドバイへと経つ。そして「葦原論文」と出会うメイ。一方世界は赤い霧と共に怪獣が続々と発生していた。怪獣と必死に戦うオオタキファクトリーの面々。そしてメイは以前ミサキオクで聴いた曲に秘密が隠されていることを突き止める。何とか葦原邸に辿り着いたメイは葦原博士が超時間計算機を使って未来を読み解こうとしていた痕跡を発見。葦原の予想する“破局“がまもなく訪れると知ったメイは、食い止めるべく、特異点を目指す中、かつて葦原が超時間計算機によって大爆発を引き起こしたことを知る。一方、松原を訪ねた鹿子が対ゴジラ兵器として渡したのは、BBがウパラから送り出したオーソゴナル・ダイアゴナライザーだった。時を同じくユン達も、怪獣がひしめく東京へと足を踏み入れ、鹿子と松原と合流。未来のメイから届けられるコードを受け取るため、過去から指定された座標へと向かう。そこは葦原邸の地下にあった未来計算機。コードをギリギリで読み取ったものの、何を意図しているのかわからない状態だった。しかしユンに転送すると、それはジェットジャガーの対ゴジラ用戦闘プログラムであることが判明。進化を遂げたジェットジャガーはゴジラを粉砕。こうして過去の特異点における危機は脱することができた―――というストーリーでした。
えー…難しかったです💦 アルゴリズムとか未来計算機とかもですが、物理法則についての詳しい説明が何もないので、置いて行かれた感じが…^^; ユンとメイは御存じなので、二人のやり取りだけだったら無駄なくそのままの台詞でよかったんですが、視聴者にはちと難しかったかと。できたら大滝のじいさんやらでもいいので、彼らにわかりやすい解説を通して視聴者にも教えていただきたかったです。
そしてアニメは一旦これで終了ですが、続編、というかまたゴジラの新作が出るそうで。昔のゴジラを見たことが無いのでわかりませんが、普通に怪獣同士のバトルとか、分かりやすいのがいいなぁ…。「シン・ゴジラ」はゴジラとの対決、というよりゴジラが登場したことで、人間がどう対応するのか?というところに焦点を当てていたのでちょっと違う。昔懐かしゴジラもみてみたいものです。
『Fairy蘭丸〜あなたの心お助けします〜』:オリジナルアニメ作品でした。
主人公は夭聖界に住まう光・水・火・樹木・金属の属性のそれぞれ代表となる青年夭聖たち。女王の前に集められた5人の青年たちは人間界で愛著を集めるよう命を受ける。なぜ自分たちが命を受けたのか腑に落ちない5人、しかし女王の命令に背く事は許されず人間界へ。年長の寶が営むBAR『F』で5人の人間界での共同生活が始まる。寶以外の4人は高校へと通い愛著を集めることになった。そこで順当に愛著を集めていく夭聖たちだったが、彼らの前に邪魔者が立ちはだかる。天狼院 シリウスと名乗るその人物は何かと夭聖たちの愛著集めの場に現れては、彼らの戦いを邪魔していくのだった。彼が何者か知らない夭聖の前に現れたのは、女王の側近:御守 豊穣。彼の話によると、夭聖界と人間界は愛著によって密接な関係にあった。昔、女王は愛著を集める為人間界でアイドルグループを売り出していた。それがアイドルユニット「Winter Tri-Angels(ウィンタートライアングル)」だった。Winter Tri-Angelsは大人気となり、それにより愛著を多く集めることが出来た。愛著の力で夭聖界は繁栄を遂げるが、シリウスことチルカは人間の女性と恋に落ち、グループを脱退する意思を持っていた。しかし女王はこれに反対。女性を死に追いやってしまう。それに憤怒したルチカは女王を滅ぼすべく、介入してきたのだった。蘭丸たちは夭聖界のピンチを救う為、破壊された夭聖界に乗り込んだ。女王は邪魂化し、蘭丸たちに襲いかかる。力を合わせて女王の力を抑え込もうとする蘭丸たちだったがそこにチルカが現れ蘭丸と戦闘状態に。4人の夭聖たちは、己の過去のわだかまりと向き合い、女王を救いに向かう。蘭丸もシリウスの誤解(彼女は女王が殺したわけではなく、事故によるものだった。更に元々病気で余命いくばくもなかった事実が判明)を解き、シリウスの心を救う。女王もかつての自分の過ちを反省し、改めて夭聖たちに協力を申し出、再び蘭丸たちは両世界の繁栄のために愛著を集める日々に戻るのだった―――というストーリーでした。
先ずキャラクターの見かけのインパクトがデカくって、ストーリー以上にそっちに持っていかれた感じです(笑)似たような感じで『美男高校地球防衛部LoveLove』というのが昔ありましたけど、あれはもうギャグをメインとして、キャラ自信が「ギャグだよね」と自覚があっての元に成り立っている世界だったので、受け入れやすかったです。で、もう一つ『魔法少女、俺』というのもありましたが、元来は可愛い女の子が、変身すると筋肉ムキムキのお兄さん(しかしきている衣装は『まどマギ」風の可愛いの♥)になるという。これもギャグの自覚があったしメインはギャグ路線だったので、受け入れやすかった。―――ですが!今回のは人間に扮している間は、よくある美少年顔なのに、変身、というか夭聖の姿に戻ると、顔は「ジョジョ」。身体と衣装は『魔法少女、俺』並みの筋肉マッチョ。更に衣装は蝶だったり羽が付いている。そしてギャグではなくひたすら真剣真面目!(種フリークの方は「キサカさんが魔法少女っぽい衣装を着ていると、想像してみてください♥) もう「演歌の花道✨」真っ青でしたよ(笑)あの挿入歌とエンディングも凄かったですが。色々要素を混ぜ込んだ感じで、本当にストーリー覚えてないや^^; かなり好き嫌い別れる作品だったと思います。色物的に見ればNCPもBLもあるので、本当に幅広い趣味をターゲットにしている感じでした。最後までついていけたかもしたは、まだ頑張れそうです(`・∀・´)エッヘン!!
『ゾンビランドサガ リベンジ』:2年前に放送されました「ゾンビランドサガ」の続編でした。
2019年3月、駅スタでの集客に失敗し、莫大な借金を背負ってしまったフランシュシュ。どうにか借金を返済しようとアルバイトに励むメンバーの傍ら、一方の幸太郎はといえばプロジェクトの失敗に悲嘆し飲んだくれる毎日だった。しかし、バーのマスターからの発破、そして、圧倒的な苦境にも負けず小さなハコでの復帰ライブに臨むフランシュシュの姿に、自身もまたプロデューサーとしての復帰を決意するのだった。先ずは個人活動として、純子やリリィがソロ仕事を行い、リーダーのサキはラジオに出演する。またゆうぎりはスナックで働くなどしていたが、たえがモーターボートで満額当選を果たし、借金は完済された。そしてこの地道な活動で、ライバルアイドルや子役たちなど様々な人たちと繋がりができる。だが一方雑誌記者が「フランシュシュのメンバーは全員死亡している女性たち」という秘密に気づき、彼女らを張っていたところ、偶然たえの首が取れてしまったシーンを目撃してしまう。この秘密をスクープにしようと目論み、本社に画像を送信しようとした瞬間、停電となってしまう。佐賀に大雨が降り、ライフラインが断絶してしまったのだった。フランシュシュたちの住まいも流された挙句に損壊。近くのショッピングセンターに避難する。そこで不安げな子供たちを見たさくらは、ここでステージを開くことを提案。そして毎夜開かれる即席コンサートで、子供たちや地元の人々の元気を取り戻させていく。これを見た幸太郎や記者は「彼女たちが佐賀を救う」と確信し、方々に働きかけて遂に「駅スタライブ」当日を迎える。以前は僅かのお客しか集まらなかったが、今まで出会った人たちとの繋がりや、ラジオを聴いたりミニライブを見てきた観客が集まり、満員の駅スタでフランシュシュは最高のステージを贈るのだった―――というストーリーでした。
今回も面白かったですね♪ 前回生前の話が無かった、ゆうぎり姉さん&純子ちゃんの秘められた過去も明らかになり、更に前作から伏線となっていた「ゾンビであることがバレる!?」という不安も回収。失敗から自分たちで考え、行動するようになったフランシュシュのメンバーは、もはや普通に生きている人たちより懸命に生きてますよ✨ 「伝説のーー」という二つ名がついているだけあって、元々大物でしたから、純子ちゃんやリリィちゃんも見下されても決して煽られることなく、むしろ堂々と自分を出せている素晴らしさ!でもこうしてみると、さくらも含め、生きていた時よりずっと考え、実行し、生き生きとしていますね。幸太郎さんもその恩に十分あやかれたかと。相変わらず「どうやってゾンビにするのか?」(※佐賀事変の時、既にゾンビになる術はあったらしい)ということと「『伝説の山田たえ』こと、山田たえちゃんの過去や自我を取り戻す」ことは叶いませんでしたね…まぁいいや、たえちゃんは寧ろ「グォオオ!」言っている方がたえちゃんらしい(笑)。しかもなんか一番重要なところで結果を出してくれるのはたえちゃん。やはり「伝説の山田たえ」だけのことはあります!三石さん(たえちゃんcv)が台詞を言うその日まで、サガは続きそうですねv 後付けのようですが、フランシュシュはなまじのアイドルアニメより歌上手いですよ!曲もいいですし、最終回で新曲出してきてくれましたが、いい曲でした。かっこいいですわ。やはりパワーあります!佐賀は!!(≧▽≦)b 是非3期目もお待ちしております<(_ _)>
『バクテン!』:男子新体操の世界を描く、ノイタミナ・オリジナルアニメ作品でした。
主人公の双葉翔太郎は中学時代の最後の夏、野球部で補欠のまま引退を迎えることになった。帰宅途中に偶然男子新体操が行われている場面に遭遇、その世界へ強烈に魅了される。彼らのように飛びたい!と願った翔太郎は、その演技をしていた私立蒼秀館高等学校へと入学する。新体操部は人数ギリギリで活動しており、翔太郎は歓迎される。更にそこへ中学男子新体操のスターであった美里良夜も入部する。美里の素晴らしい演技に触発され、翔太郎は必死にバク転ができるように指導を受ける。寮生活も開始し、先輩たちとの交流を深め、更に合同合宿として美里のライバルであった月雪 ましろがいる私立白鳴大学附属高等学校の新体操部と練習を行う。全国大会常連校の演技の制度に感銘を受けた蒼校のメンバーは、かつて白鳴大学附属高等学校のエースだった顧問:志田 周作から更に難易度の高い演技を受けることに。そしていよいよ地区大会の日、翔太郎は手首を捻挫してしまう。病院からも志田からも出場を止められるが、どうしてもこのメンバーで演技したい思いを訴える翔太郎に、部長も志田も圧倒され、遂にこの6人で本番の舞台にたつ。痛みを押してそれでも演技をし切った蒼校部員たち。最終的に白鳴大学附属高等学校に次ぐ2位となり、無事に全国大会への切符を手にするのだった―――というストーリーでした。
男子新体操は日本固有の競技で、最近世界でも始めるようになったみたいですね。なのでそこまでメジャーじゃないですけれど、ほぼ器械体操の種目の床を6人で音楽に合わせながら演技する、という感じでした。評価採点はどういうポイントなのか、というところでは6人いないと減点になる、というルールまでは分かりましたが、それ以外はまだ理解できていないので、蒼校の点数と白校の点数のどこに違いがあるのかわからなかったです💦 でもきちんと演技を最初から最後まで見せてもらえてよかったです。…どうしても、こういう運動競技のアニメシーンは「ユーリ‼!」の時もそうですが、細かい書き込みが必要になってくるので、完全に最初から最後まで描くように作成するのは大変なんですよね。でもきちんと演技シーンを入れて下さったので、制作会社の情熱はガッチリ伝わってきました。新しい世界をアニメで見つつ、更に現実の競技に興味を持てるのはありがたいことですよ。
今度は劇場版で続編だそうで。翔太郎君の手首はちゃんと治るのか?そして全国ではどんな演技を見せてくれるのか、頑張ってもらいたいところです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021春アニメ最終回②

2021年06月23日 21時12分49秒 | アニメ
ヲタ活真っただ中のかもしたは、昨日も「アイナナ×リプトンティー」と「るろ剣スナック」ゲット。何がヤバいかと言えば、ここのところのガンカフェ散財のお陰で、「100円のリプトンティーくらい痛くも無いわ( ̄▽ ̄)」とつい手が出てしまう…💧 こういう小銭からちまちま貯めないといかんのに。それを分かっていながら、やっちまったよ orz…
いい加減に腹をきめてかからないと、散財する一方です。ヲタク魂に気合を入れないと!

そんなヲタ魂の下、今日も最終回はチェックしております。
『やくならマグカップも』:フリーコミックの原案で、多治見市を舞台にした陶芸に懸ける女子高生の物語。
主人公の高校1年生:豊川姫乃は、脱サラした父と共に、幼少期に亡くなった母の故郷である岐阜県多治見市に引っ越してきた。父は祖母と喫茶店を開店。姫乃は母の母校の高校に入学し、そこで出会ったクラスメイトの久々梨三華に誘われ、陶芸部を訪れる。部には2年生の青木十子がおり姫乃は陶芸の手ほどきを受けたことと、母が陶芸家だったこともあり、入部を決める。少しずつ陶芸の基礎を習いながら、父の店や街中で母の作品を見つけ、姫乃は父に喜んでもらえる作品作りを目指すが、なかなか思うように進まない。多治見市主催の陶芸コンテストに応募し、入賞することで父に認めてもらえるのではないかと思い、斬新なアイディアと母の残した技術を取り入れた「陶器座布団」を作り上げた。何とか入賞を狙う姫乃だったが結果は残念なことに。しかし、父からの「この座布団を見て座りたくなった」という一言で、ようやく報われた気がした姫乃は、また気持ちを新たに陶芸に挑もうとするのだった―――というストーリーでした。
この30分番組の半分がアニメ、残りはキャストさんによる多治見での陶芸体験や飲食などの体験を行うコーナーでした。アニメの方は陶芸に興味を持ち、少し欲も出しながらも、最終的にははっきりと「父に喜んで欲しい」という自分の願いに気づき、さらに取り組んでいこうと前向きになっていく、アニメらしい女子高生らしい展開で、安心して見ていられました。無論陶芸に詳しくない人と同じ視線で、一から教えてもらえたので、陶器の見方とか釉薬選びとか、色々面白かったです。キャストさんの多治見紀行も面白かったです。(コロナ禍にマスクもせずに4人集まって話していたのは、大丈夫かな?と心配になりましたが^^;)実際に足を運んでみないと分からないこと多いですもんね。こちらの作品はもう2期が決定しているので、続編ではどんな陶器が登場するか、楽しみにしてます♪
『恋と呼ぶには気持悪い』:pixiv連載からwebコミックとして連載された漫画のアニメ化でした。
主人公の有馬一花はラノベ好きなヲタク趣味のある高校生。ある日駅で階段から落ちそうになった男性を助け、貧血気味だったらしい彼に自分の弁当を渡して食べる用に説教した。後日、親友の天草理緒の家に遊びに行くと、なんとあの時の男性が帰ってきた。彼は理緒の兄で亮といい、イケメンで有能なリーマン。しかし女癖が悪く、付き合っては飽きたら離れるを繰り返し、いずれも本気になっていなかった。そんな彼は出会ったその日から一花に思いを寄せ、猛烈にアピールする。その勢いに戸惑いつつも、一花も少しずつ亮の気持ちに触れていくようになる。その間に一花は同じラノベ趣味のクラスメイトの多丸から告白されたり、同じく亮も同僚の松島から告白を受けたりと、邪魔が入ったりしたが、その危機も無事乗り越えていく。しかし年齢差やルックスや優秀さ等、わだかまりが二人の間に溜まり始める。ある時から亮は全く一花に連絡をよこさなくなったことで、一花は初めて自分が亮に思いを抱いていることを自覚。そして理緒に発破をかけられ、ようやく自身から告白しようとする。一方亮も一花を好きになればなるほど、今まで自分が表面上しか女性と付き合ったことが無く、彼女を傷つけはしまいかと不安になり、距離を置こうとしていた。そんな亮を友人の益田が叱責。友人たちに背中を押され、二人はようやく互いの想いを打ち明け、恋人になった―――というストーリーでした。
うん、気持ち悪かった!(笑)・・・ではなく。社会人と学生の恋愛ものは、結構作品があるのでそこまで違和感(この違和感をあえて「気持ち悪い」と呼ぶことにする)はなかったんですが、なんか普通な恋愛じゃない違和感がありました。最初の大人しい女子高生に押せ押せ攻撃するリーマン、というのも十分気持ち悪い(笑)ですが、なんかこう、ずれみたいなものがありまして。何かなーと考えていたら、このヒロイン、迷惑なら迷惑だとはっきり断ればいいのに、ダラダラと受け入れている。言ってしまえば「先ずは友人から始めましょう。」ならいいと思うんですけれど、相手が大人のせいか、どうにも一気に「恋愛」に結び付けていくので、そこで大いに戸惑ってしまう。そして亮さんもまだ相手は恋愛ビギナーなのに「友達期間もなく、出会ったその日から恋を押しまくる」という、心を寄せ合う過程も無しに、いきなりフルな恋愛を意識しているところが、何とも違和感なんだな、と。要は不器用なんですね。相手の気持ちを考えすぎる人と、自分の気持ちをとにかく伝えたがる人なので、気持ち悪いのは年齢云々よりも性格の問題だったな。恋愛ビギナー&相手を考えすぎて喜ばせようとし過ぎて、過剰表現しすぎたので、余計相手が「受け入れてくれた✨」と思い込んで、押すと「違う!」と…理緒ちゃんじゃなくても「そこ、はっきりしなよ。」です。多分これが多丸君が相手だったら、普通にこの過程を踏んで行くんだろうけれど。歳の差、二人とも大人ならいいですけれど、10歳差があって+相手はまだ子供だからね。とりあえず最終回で二人の気持ちが確認し合えてよかったです。幸せにおなり♥
『転スラ日記』:おなじみ転スラのスピンオフ作品のアニメ化でした。
第2シリーズの結構シリアスでハラハラな展開の箸休めw テンペストの街の日常を描いた作品ですが、基本4コマなのでショートショートな話です。概ねリムルの前世(三上さん)が体験してきた日本行事(春は畑の仕事、夏はお盆祭り、秋の収穫、冬はクリスマスにお正月、のような)を異世界で実現させ、皆大喜びする(※あるいはミリムが楽しいあまりに暴走してみんな巻き込まれる)本当にひたすらほのぼのするストーリーでした。時折感動する展開もありつつ、でもこうしてみると「平和って、日常って、いいなぁ・・・」とひたすら納得。凄く癒されました♥このままのテンペストの街が続いてくれたら嬉しいのですが、再来週から怒涛の2クール目が再開。魔王になって今度は教会・ヒナタとの対決がまだ残っております。つかの間の癒しで英気を養いましたので、今度2クール目はしっかり腰を据えて視聴しようと思います。
『聖女の魔力は万能です』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
物語の舞台:スランタニア王国では数世代に一度、国が瘴気に覆われ魔物が大量発生する時代がやって来る。これまではそのたびに、魔を祓う力を持つ「聖女」が現れ、国を救ってきた。過去一度だけ聖女が現れなかった時は、儀式により聖女を召喚した。
今回またも聖女が現れず、王と重臣たちは、やむなく伝説の儀式「聖女召喚の儀」を行う。召喚されたのが小鳥遊聖と御園愛良の二人の日本人であった。しかし王国の第一王子カイル・スランタニアは愛良しか目に入らず、彼女だけを聖女として扱った。無視された聖は怒り、王宮を出ようとするが行く当てもなく、薬用植物研究所にて研究員として働き始める。
召喚から3か月後、王国の第三騎士団が魔物討伐で甚大な被害を受けるが、聖の作ったポーションで団長アルベルト・ホークらは回復する。以降、ホークたちとの交流を続け、図書館で知り合ったエリザベス・アシュレイの頼みを聞いたり、宮廷魔道師団で魔法付与を行ったり、ホーク団長に魔法付与されたアクセサリーを渡すため、第三騎士団を訪ねるなどして日々を過ごしていた。召喚から7か月後、城の書庫にあった本で回復魔法を学んだ聖は、再度の魔物討伐で負傷した騎士たちを見舞う。その際、回復不能の重傷を負った騎士を放っておけなかったセイは、強力な回復魔法で身体の欠損すら再生させてしまい、彼らから「聖女」として崇められることになる。その直後、聖女召喚の儀の反動による昏睡から目覚めた宮廷魔道師団長ユーリ・ドレヴェスから鑑定を受けるが、国一番の魔道師である彼よりセイのほうがレベルが上で、鑑定不能だった。報告を受けた国王ジークフリート・スランタニアは、公の謁見の場でセイに謝罪し、恩賞として何を望むかと問う。特に欲しい物の無いセイは、禁書庫の閲覧と正規の魔法指導を願い出、ユーリから直接魔法の指導を受けることになる。
召喚から9か月後、聖は、ホーク団長率いる魔物討伐に回復要員として参加する。ところが団長が窮地に陥った時、聖の中から金色の魔力があふれ出す。それは周囲の魔物と、魔物が湧き出す黒い沼を呑み込むと、一瞬ですべてを消し去った。聖女のみが使えるという伝説の広域浄化魔法、「聖女の術」にほかならなかった。この功績により、聖は王宮すべてから「聖女」だと認められる。しかし、愛良を聖女にしようと必死だったカイル王子はそれを信じず、「聖は聖女ではない」と人目のある場所で発言してしまい、父王から謹慎を命じられた。召喚から1年後、聖はホーク団長および第三騎士団と共に、薬師の聖地と呼ばれるクラウスナー領へ魔物討伐の遠征に向かう。この遠征で「ホーク団長のことを思い浮かべる」のが聖女の術の発動条件であると気づき、術を自在に発動できるようになる。そしてスライムと火炎術で焼かれた森を、聖は聖女の力で再生。無事首都に戻るのだった―――というストーリーでした。
いわゆる「異世界チート物」ですが、この作品はいわゆる「悪人」が出てこないので、ストレスレスでした(笑)カイルにしてもある意味聖にとっては厄介な相手でしたが、彼は彼なりに認めてもらいたくって必死になっている(そして肝心の愛良の心を掴めていない)だけなので、過ちがあればきちんと謝罪できる人ですし。愛良も「聖女」を押し付けられるプレッシャーから解放されて、生き生きとしてきましたしね。魔力以上に心の救済が叶っていくのは、見ているこちらも温か~くなってきます( ̄▽ ̄) チート物はバトルの主人公、という形から離れて、いわゆる後方支援者が主人公というのもなかなか無いので、久しぶりにピュア♥な心で見られました。『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』:オリジナルアニメ作品でした。
94歳となった徳川慶喜が絶大な権力を握り続ける明治64年。日本は「龍脈」と呼ばれる独自のエネルギー源整備によって、江戸時代の装いと科学が同居しながら発展を遂げていた。一方、華美な都市の裏側では、現政権を打倒せんとする反体制派組織「クチナワ」と、その駆除を任せられていた徳川政府の闇組織:鵺が対立を深めていた。幼少期に家族を失った青き血を持つ雪村咲羽は、鵺の処刑人として仇である蛇埜目を探し続ける。鵺の指令で粛清を行い、遂に突き止めた蛇埜目は咲羽は彼を倒そうとするが、蛇埜目は咲羽を救ってくれた幼い少女:浅陽を人質に捕り、更に咲羽の兄の血を使って力を得ていた。窮地に陥る咲羽だったが、兄の命がけの助けによって蛇埜目を倒し、浅陽の救出に成功した。しかし、兄を失ったショックから、咲羽は生きる気力を失う。そんな咲羽を助けようと、浅陽は別天地へと咲羽と逃げようとする。鵺の刺客を避けつつたどり着いた先で、ほんのひと時人間らしい生活を送る二人だったが、鵺の一人、月城真琴の襲撃で浅陽と、彼女の学校の教師が殺されてしまう。怒り狂った咲羽は真琴を殺害。自分も死のうと自棄になるが、鵺のリーダー:葛原に止められる。彼女を救おうとする葛原はかつて咲羽の母親に救われた人間だったが、青い血を得ようとする幕府から惨殺命令が出され、襲撃を受けた村は咲羽一人を残して全滅した(兄は瀕死で生き残っていた)ため、代わりに咲羽を救おうとしていた。そんな彼を許せないまま、龍脈が暴走。江戸の町に大火が発生。真実を知った咲羽は全ての元凶だった慶喜を殺そうとするが、葛原に止められ、葛原が代わりに自分と共に慶喜の命を絶つ。浅陽の元に帰ろうとする咲羽だったが、鵺の一人に隙を付かれ致命傷を負う。浅陽の元に辿り着いた咲羽は浅陽の隣でこと切れる。そして一人成長した浅陽は、咲羽のように強くあらんと旅に出るのだった―――というストーリーでした。
結構独特のキャラデザ&世界観で、いかにもタツノコプロらしい感じでした。ストーリーはひたすら重かったです。救いがない。浅陽だけは生き残って、自分の足で踏み出せたのが唯一の救いでしたけれど、全てが重かったですね。エレーナも無事に夫&子供と生活できるようになったみたいでしたが、やはり「汚れ仕事」や「仇討ち」を目的とした人生は最終的に暗くなるもののようです。果たしちゃった後は虚無感に襲われる、あるいは失ったものの大きさと自分が奪った命の代償に押しつぶされてしまう感じで。ともかくハードなストーリー展開が好きな方向けでした。
『七つの大罪 憤怒の審判』:人気漫画原作も、遂に最終章でした。
前回エリザベスを攫ったエスタロッサでしたが、彼がエリザベスに執着した理由は、実は死んだと思われていた四大天使のマエルだったため。彼が本来の自分を取り戻し、七つの大罪らと共に、魔神王の配下:チャンドラーとキューザックに挑む。一方バンは一人魔界でメリオダスの精神を探す途中、ホークの兄と知り合い、そしてメリオダスと再会。精神世界で魔神王の隙を付き、地上へ逃げ出す。その頃エリザベスたちの前には魔神王となったメリオダスが現れる。肉体はメリオダスではあるものの、魔神王の精神をそのまま移行した、いわゆる器だった。圧倒的な力にゼルドリスも敵わなかったが、そこにバンが現れ、メリオダスの精神が魔神王を身体から追い出すことに成功。今度はゼルドリスを乗っ取るものの、ゼルドリスも自分の精神を取り戻し、最後はブリタニアの大地を依り代として再生を図るが、七つの大罪の力で崩壊。ようやく聖戦を終結させることができた。その一方で生命力を使い切ったエスカノールは皆に看取られ消滅する。彼を欠いた大罪たちは、リオネス復興に向けるものの、マーリンは一人アーサーを甦らせようとしていた。彼の傍に居たキャスはその混沌の力を得ようと襲い掛かるが、大罪の力とアーサーの混沌の王としての力の選択によりキャスを吸収。エクスカリバーもそれに応え、二人はキャメロット王国再生へと帰還する。
そして、大罪たちもそれぞれの道を進み、7年後再会した彼らは、メリオダスとエリザベスの息子:トリスタンの誕生日を祝い、ゴウゼルから本当の大罪の歩んできた道を教えてもらったトリスタンは、将来「大罪のようになる」ことを夢見るのだった―――というストーリーでした。
少年漫画らしく、しっかりと正義を通して戦い抜きました。お疲れ様でした<(_ _)>
原作読んでいなかったので、エスカノールが亡くなったときは、「え!?(゚Д゚;)」となりましたけど…主人公チームから犠牲は出ない、と思い込んでいたので(犠牲が出るのはガンダムシリーズくらいかと)💧 でも最終的には、それぞれが思う正義の元、ちゃんとそこに向かって足を踏み出せた、ということで長かろうと短かろうと、それが人生の到達点かな、とも思わせてくれました。前半は「メンバー探し」後半は「聖戦」がメインでしたけど、前半はワクワクしつつ、後半はドキドキしつつで、久しぶりに少年漫画の王道を見られた気がします。
この後劇場版があるそうですが、ここまできっちりTVアニメの方が完遂しているので、どんなストーリーになるのか…気になるところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021春アニメ最終回①

2021年06月21日 22時55分39秒 | アニメ
気づけばもう今年も残り半年です!―――と書くと、「え?もう!?」と思ってしまいますが、ここ毎年ほぼ種の新情報&企画に振り回されて(苦笑)一年あっという間に過ぎてしまっております。
なので、テレビアニメもようやく見る時間帯の軌道に乗った!と思ったらもう終わり…今期は再放送番組も結構ありましたので、夜中はテレビつければ必ずどこかアニメやっている感じでしたねw
新番組も沢山ありましたので、ともかく恒例のサクサクっと見ていった感想をば。
『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』:おなじみラノベ原作のアニメ化2期目でした。
前回召喚されたゲームプレイ中に召喚されてチート魔王にされてしまったビビリの坂本さん事ディアヴロと、彼を召喚したシエラとレムが冒険中に森の中で魔物に襲われている少女と遭遇。彼女は教会の大神官・ルマキーナといい、王都:セブンウォールの教会に向かっていた。彼女の用心棒として3人は彼女に同行。途中不死の病が起こっている街に辿り着くが、ルマキーナの祈りで回復。しかし、その病は呪術により引き起こされており、それを裏で操っているのは教会の大神官だという。ルマキーナは急ぎ王都の教会に向かうが、逆に呪いを受け倒れてしまう。ディアヴロたちはダンジョンで彼女を救う術を手に入れ、ルマキーナの命を救う。王都に辿り着くとそこには大神官ビショスがおり、ルマキーナの命を狙う。一連の騒ぎの元凶をルマキーナの責任として彼女を監禁。ディアヴロたちも別室に閉じ込められるが、途中仲間となったホルンのお陰で脱出。そこにビショスの召喚した破壊神エウロパが襲い掛かる。ディアヴロもダメージを受けるが、ルマキーナの力を借りてエウロパを撃退。ビショスも敗れ去り、教会は元の正しい形へと戻るのを見届け、ディアヴロたちは、また元の街へと帰還するのだった―――というストーリーでした。
3年前に放送した時は、割ともっと深刻+微エロな構成だった気がするんですが、一応緊迫する場面はあるんですけど、何しろヘタレなんですがチートな魔王様なので、危機感を感じることなく見てました。そして今回ヒロインが増えたせいか、シエラとレムの出番が殆どなかったですね^^; 一応ハーレムコーナーはあるのですが、その時に出張ってくるけれど、殆どストーリーの本筋にはかかわってなくって、ディアヴロのお供、という役割のみ。もうちょい活躍(お色気以外で)してもよかったのでは…と思ったりしました。まぁ悪は退散、平和に完結でよかったです。
『SSSS.DYNAZENON』:こちらはオリジナルアニメで、以前放送した『SSSSグリッドマン』のスタッフさんによる作品です。
主人公の高校生:麻中蓬はある日、河川敷で空腹で行き倒れていたガウマという青年を助けたことで、彼の命の恩人として慕われるようになる。明くる日、クラスメイトの南夢芽に呼び出されて河川敷に向かった蓬は、巨大な怪獣が出現して街を破壊するさまを目撃する。その場に居合わせたガウマが龍の模型を天にかざすと、巨大ロボットのダイナゼノンが現れた。ダイナゼノンはガウマの他、蓬・夢芽に加え、河川敷に怪獣騒ぎを見物しに来ていた無職の男性、山中暦をパイロットとして怪獣に立ち向かい勝利を収める。
ガウマは自身を「怪獣使い」と名乗り、怪獣を使って世界の破壊を企む「怪獣優生思想」という敵の存在と、ガウマ自身もかつてはそのメンバーであったこと、自分たちは今から5000年前に一度死に、現代に蘇った人間であることを明かし、暦の従姉妹である飛鳥川ちせを加えた5人で、ダイナゼノンを駆って怪獣と戦う「ガウマ隊」を結成。ダイナゼノンを使いこなす訓練を重ねつつ、怪獣優生思想が次々に繰り出す怪獣に戦いを挑んでいく。そしてついに怪獣の卵が全部倒されたことで、怪獣優勢思想の面々は行き場を亡くし、ガウマ隊もそれぞれ元の生活や新しく道を選ぼうとする。一方でガウマの体は維持に限界を迎えていた。そんな中、シズムの一念で最後の怪獣が放たれる。ガウマは新たな世界に踏み出した蓬たちをもう戦いに巻き込まず、自分だけで決着を付けようとする。圧倒的劣勢を強いられるガウマに、蓬たちはもう一度自分の意志で戦うことを決め、最後の怪獣を倒す。ガウマと共に力を失ったダイナゼノンはグリッドナイト同盟が引き取り、蓬たちは自分の意志で戦いに臨んだように、今度こそ自分の意志で自分の人生を歩もうと踏み出した―――というストーリーでした。
前回のグリッドマンは、悪役と思われた少女が実は三次元の世界から、二次元の世界に干渉しているストーリーでしたが、今回はそれは無し。ただ時間軸の違う世界の人間と現在の人間との交差が大きな流れになっていたと思われます。必死に生きる500年前のガウマたちと、ただ無為に時間を過ごし、嫌なことには見向こうとしなかった現代人の蓬たち。唯一南だけは姉の死と向かい合おうとしていましたが、現実を知り今度は虚無感に襲われてしまう。生きている意味とは何か?というものでしたが、ガウマと戦うことで、今度こそ自分で道を選ぼうと前向きになったような気がします。人生何がきっかけで変わるかわかりませんが、その扉を開くも開かないも、結局自分自身の選択なわけで。後悔しない生き方って難しいけれど、それが糧になるんですよね。きっと今後は蓬たちの人生観は変わるかと思います。前向きにね。
『バック・アロウ』:オリジナルアニメで2クール作品でした。
巨大な壁に囲まれた大地:リンガリンドの僻地にあるエッジャ村に、ある日ラクホウで落ちてきた全裸の男が現れる。彼は記憶喪失だが「壁の外からやってきた」といい「バッキャロー!」と言われたことから「バック・アロウ」と名乗ることになる。この世界におけるロボットであるブライハイトで領主の謂れなき謀略からエッジャに人々を守った彼は、壁の外を目指す。その領地であるレッカ凱帝国を通り抜ける際、何度も襲われるがその都度ブライハイトで撃退する中、レッカ凱帝国天命宮大長官のシュウ・ビが仲間に加わる。リュート卿和国の命を受けたイキ合愁国自警団がアロウを探し村を襲うが、バインドワッパーを使ったエルシャは村の地下に落ちて、巨大城艦:グランエッジャを起動させる。イキ軍を退けたアロウと村人たちは壁に到達するも、どうやっても向こうに行けない。そこでリュート王国のフィーネから村人たちを保護するという申し出を受けることになったエッジャの民。しかし優しいフィーネは実は二重人格でレッカの皇帝:ゼツに宣戦布告を行ってしまう。何とかレッカの猛攻をしのいだリュート王国軍とエッジャの民たち。しかしルドルフ選帝卿が現れフィーネのもう一つの人格を国民に知らしめてしまったため、リュートの民はフィーネを追放。エッジャ村の民も行き場を亡くしたが、シュウの考えでグランエッジャごと独立国となった。しかしルドルフは自身を神と称し、さらに追い打ちをかける。そんなグランエッジャにある教団が壁の外に来るよう導く。そこには死んだ仲間たちが石像のようになっていた。そしてアロウの正体は神がリンガリンドに遣わした殲滅者であり、リンガリンドを滅ぼすことが目的で送られてきたのだった。無論拒否するアロウだが、神の意志に逆らえず人々を攻撃してしまう。リュートとレッカの共闘の元、何とかルドルフを退けたかと思ったが、その猛攻についにゼツが敗北。しかし一度消滅したと思われたシュウが復活。リンガリンドは沢山の壁に囲まれた国が房のように繋がっている世界のその一つだということが判明。リンガリンドを滅ぼさないようにい願い出るため、アロウたちは再び壁の向こうでルドルフと対峙、勝利し、最後神との戦いへと挑む。神と名乗る者の前で、再び不滅のルドルフが追い打ちをかけていくが、アロウたちが戦った傷が少しずつ広がり、遂に破れる。そして神の招きでこの世の理を知ったアロウたち――実はこの世界はかつて他の星からやってきた民族が、何らかの原因で滅びを迎え、唯一生き残った赤子を守るため、この世界を作り、そこに住む人々の精神エネルギーを生命維持として使っていたが、過剰な自己意識エネルギー(リンガリンドに住む人々)は害でしかなく、それを排除しようとしたプログラムが神となっていたのだった。アロウたちはこの子を無事に母星に送り返すことを条件にリンガリンドの生命を滅ぼさない約束を果たす。そしてグランエッジャは母星=地球に向けて旅立つのだった―――というストーリーでした。
久しぶりに「味方と悪役」の区別がはっきりとしていて、非常に分かりやすい展開でした。
敵国ではあるんですが、悪人じゃないんですよね、お互いに。小さな世界の中でただ小競り合いしていただけで。それに気づく目があるか否かで、世界の窮地に気づけるか。想像の斜め上を行く現実でしたけれど、皆が共通認識を持って初めて一緒にこの世界を救う、という目的共有ができたことで一つになれました。
多分リアル世界もそうだと思います。あちこちで衝突が起こっていますけれど、それは長い目で見たら、全く些細なことだったり。それに気づくだけでも人生観変わるだろうな。行き詰ったら、ちょっと視野を変えてみるだけで新しいものがすぐそこにあるかもしれない。そんな感じのするストーリーでした。最後は皆共に戦い、更に広い世界に旅立つ。久々にアニメらしい希望のある終わりでよかったです。
『灼熱カバディ』:オンライン漫画のアニメ化作品でした。
主人公の能京高校1年生:宵越竜哉は、元サッカー選手として優れた実績を持ちながら、他の部員との軋轢にスポーツへの魅力を失い、サッカーをはじめとするスポーツ全般を断ち切り、動画作家として投稿を続けていた。ある日、カバディ部の1年生:畦道相馬の必死の勧誘で部の練習を見学することになった宵越は、副部長:井浦慶に「動画投稿をしている」ことをネタに揺すられ、無理矢理勝負することに。運動に自信がある宵越だったが井浦に敗北し、しぶしぶ入部させられてしまう。ただの鬼ごっこと半分馬鹿にしていたものの、井浦の指導のもと、畦道や2年生の先輩:水澄京平と伊達真司との練習を続けるうち、次第に真剣に取り組むようになっていく。そんな中、怪我をしていた部長:王城正人が部に復帰。見るからに軟弱そうな王城に試合を挑む宵越しだったが、簡単に敗北してしまい、その強さに畏怖する。宵越たちに試合を経験させる必要があると感じた王城は、旧知の仲である奏和高校の部長:六弦歩に連絡をとり、5対5の練習試合を実現させる。能京高校は、六弦や元水泳選手のエース:高谷煉らとの戦いを経てチームとしての課題を見つけるとともに、試合を観戦していた伴伸賢、関隆太、人見祐希を新たな仲間として加える。更に埼玉紅葉高校との練習試合で、王城を師と仰ぐ愛弟子:佐倉学がエースとして活躍する上に、王城を超える能力を見せたことで宵越の負けん気に火が付く。逆転されてこのまま敗北となるかの瀬戸際で、二年生の水澄が長年鬱積していた力を発揮し、宵越しも佐倉を超える身体能力を発揮し、逆転で勝利するのだった―――というストーリーでした。
カバディ…何年か前のオリンピックで紹介競技みたいな感じで注目されて、以降アジア大会でもちゃんと種目になっていましたが、正直宵越君と一緒で「鬼ごっこ」くらいのシステムしか分かっていませんでした💦 いざ見てみると、凄い深い競技だったんですね!というか、瞬発力も必要だし、振り払える筋肉も必要だし、正直「ラグビー並み」に大変な競技なんじゃないか!?Σ( ̄□ ̄|||) でもそれを上回る技術を手に入れれば、畦道君や王城先輩みたいに体格に恵まれなくてもエースになることもできる訳で、凄い幅の広い競技ですな✨
あとはやっぱりチームの結束力と信頼度がモノを言うんですね。どんなにずば抜けた力を持っていても、1人じゃ勝てないのはどの競技も一緒。今までメンバーに恵まれなかった宵越君ですが、多分彼は人にさえ恵まれれば、何処にいてもやれたはず。たまたまカバディだったけれど、それでも周りの人たちの影響で夢中になることが見つけられたのは良かったです。やはり人間関係大事✨
『ましろのおと』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の高校生:澤村雪は三味線の師であった祖父:松吾郎が亡くなったことで、師を失い、自分の音を探すため、単身上京する。 実質的に飛び出すような形で上京したため行くあてもない中、自身を自宅に泊めてくれた女性と、その相方のロックバンドメンバーの男との騒動に巻き込まれ、成り行きでライブハウスで津軽三味線の演奏を披露する。その数日後、突如として来訪した母澤村梅子に東京での下宿先を与えられるとともに、東京の学校に通うように手配される。私立梅園学園に通うことになった雪は、そこでクラスメイトの前田 朱利が聴いていた三味線の音に反応する。それは亡き松吾郎が作曲した曲だった。朱利は祖母がこの曲を聞きたがっていたことを伝え、朱利の祖母の元でその曲を弾く。祖母は喜びはしたものの、松吾郎の背負ってきた人生の重さや辛さが雪の三味線の中にはまだ無いことを伝える。これがきっかけで朱利が一人で支えていた津軽三味線愛好会に雪は強制入部させられてしまう。人付き合いの下手な雪は誤解を受けながらも、少しずつ人の輪に触れていく。そんな中、母の梅子が「松吾郎拝全国高校生津軽三味線大会」を開催し、これも半強制的に団体&個人の部で参加することとなってしまう。しかし大会中に他の学校の三味線を聴き、それまで全く興味の無かった「勝利の為」にあえて本番で変曲したところ、見事に3位入賞となった。翌日の個人戦では演奏前に大人たちの都合や母親からの「松吾郎の音で弾け」という指示もあり、まだ心に靄のかかった状態でステージに立つ雪。しかし途中で「松吾郎ではなく、自分が経験してきた思い」を音に込めたことで、曲調が突然変わる。技術的には観客の度肝を抜いたが、曲調を変えたことで減点。母からも皮肉を込めた叱責を受け、ライバルの田沼聡一に優勝をさらわれ、初めて悔しいという感情を露にするのだった―――というストーリーでした。
三味線には明るくないのですが、それ以上にこの主人公の心理描写が非常に掴みづらかったです💦 多分雪本人が一番分かっていないからだと思いますが、現時点で彼は一体何をしたいのか?何を求めているのかがわからない。本人の感情の起伏がはっきりしていないので、余計にそう思えるのでしょうね。でも最終回でようやく「自分の音」の片鱗が見えてきました。ぶっちゃけ大人たちは「松吾郎の音が欲しい」という欲から雪を利用しようとしますが、じいちゃんは「自分の音」を見つけろという。多分ココが雪のアイデンティティを得るきっかけになる部分なんだろうな。どんなに松吾郎の音を模したところで、結局音は人生経験が反映してくるので、絶対おんなじ音は出せないんですよ。だからこそじいちゃんは「自分の音を探せ」と言ったんでしょう。それはイコール盲目であり、辛い半生を送ってきたじいちゃんが「自分のようにはなるな」という思いも籠っているんでしょうね。アニメはここで終わってしまったので残念ですが、果たして雪がどんなふうに自分を音で表現できるようになるのか、また2期とかあったら見たいです!
『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』:オリジナルアニメでした。
主人公はAI.2061年4月11日、稼働を開始して1年目を迎えようとしていた自律人型AIヴィヴィは「歌でみんなを幸せにする」使命の為、テーマパーク「ニーアランド」のステージで歌っていた。そこへ、100年後の未来からAIのマツモトが転送されて来る。マツモトは100年後の『AIによる人類抹殺事件』を阻止する為、ヴィヴィに協力を求める。ヴィヴィは不審に思いながらも、AI史の転換点を修正する「シンギュラリティ計画」に協力することになってしまう。100年後の「AIによる人類抹殺事件」を阻止する為には、正史で松本博士が検討したところ、是正しなければならないシンギュラリティポイントは、「相川ヨウイチ襲撃事件」「落陽事件」「メタルフロート事件」「オフィーリアの自殺」の4つ。事件の裏にあった悲しい現実を救いたいヴィヴィとあくまで冷徹に指令を完遂するマツモトとの間で、何度も諍いは起きるものの、次から次へと着実に是正していく。やがて、修正史でのシンギュラリティ計画は、最後のシンギュラリティポイントである「オフィーリアの自殺」を「オフィーリアの心中」に変更修正した事で「AIによる人類抹殺事件」は阻止されたとマツモトは判断し、ヴィヴィとマツモトはそれぞれスリープ状態に就いた。時は流れ2161年4月11日、再び目覚めたヴィヴィとマツモトの眼前には、ヴィヴィが作曲したメロディーを口ずさみながら暴走するAI達の姿があり、阻止されたと判断したはずの「AIによる人類抹殺事件」が発生していた。自立型AIの為干渉を受けることなくいられたヴィヴィは殺される寸前の松本博士を救出し、エリザベスと垣谷ユウゴの孫娘である、ユイ率いるトァクのメンバーと合流する。そしてアーカイブにあるAIの中枢を破壊するために潜入するが、そこでAIは人類を抹消するため、衛星の起動を地球へ落下させようと修正していた。皆の犠牲を払いながら、ヴィヴィはアーカイブの中枢に辿り着いたが、中枢を停止させるにはヴィヴィの作曲した歌が必要だった。しかしヴィヴィは声が出ず衛星は落下し地上は崩壊。しかし、松本博士が再びヴィヴィを僅かながら修正時間を戻すことで再度AI中枢への破壊を挑ませる。その結果松本博士はAI達の襲撃により死亡。ユイは生存しており、ヴィヴィはトァクを説得し、再度中枢へと向かう。そしてヴィヴィの想い=人々との大事な記憶を込めた歌が暴走する中枢を停止。しかしAIの中枢を止めることはヴィヴィの活動機能も停止を意味する。それでも「歌で人を幸せに=人々の世界が救われること」を願いヴィヴィは満足して機能を止めた。そして時を経て、また歌で人を幸せにすることを使命としたAI「ヴィヴィ」は、かつてのメモリーを失いながらも、颯爽とステージに向かうのだった―――というストーリーでした。
昔「プラスチックメモリーズ」という作品がありましたが、心を持たないはずのアンドロイドが機能停止時間が迫っている中、最後の所有者と心を通わし、満足して機能停止する、というストーリーだったと思います。今作もなんとなくそれを彷彿させる作品でした。多分AIですからプログラミングにバグが無ければ、人を襲うなんて結果にはならないと思いますけれど、何をきっかけにそうなるかわかりませんので、ある意味近未来でありながらリアルな危険を警告している作品でもあったと思います。今結構人の心に寄り添うロボットが開発されていますが、感情を理解すると、いいこともあれば悪いこともある。しかも相手は修理が効きますしね。人間は命は一度奪われればお終いですから。ヴィヴィは人との距離を測りながらその時節時節に登場してきましたけれど、最近人間同士でも互いの距離感計れない人が多いですからね。彼女の目を通して倫理の在り方とか、得てして難しいものは排斥したがりますけれど、ちょっと振り返って見直すことも大事かなと、つくづく思いました。
メモリーは無くなりましたが、また人のために歌うヴィヴィには幸福なメモリーが記録されるでしょう。頑張って未来を生きて欲しいですね。
『86-エイティシックスー』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
大国ギアーデ帝国は、世界初の完全自立無人戦闘機械『レギオン』の開発に成功し、周辺諸国全てに宣戦を布告。レギオン部隊による侵略を開始した。このレギオン戦争は、瞬く間に大陸全土を巻き込んだ大戦争へと発展していく。ヒロインのサンマグノリア共和国のミリーゼ少佐は、共和国内から最前線で戦うジャガーノート部隊『スピアヘッド』の指揮官「ハンドラー」となり、ジャガーノートの隊員と交流を深めようとする。しかし共和国はこの前線で戦う者たちを迫害し、「86」として人間ではない扱いをしていた。その為どんなに戦っても「死者無し」の報告が届けられる。一方の86の面々も迫害から共和国のハンドラーを憎んでいた。ミリーゼは隊長である「アンダーテイカー」こと「シン」と語り合うことで、86のたどってきた悲惨な光景に、何度も心を痛めつけられながらも、あきらめずに彼らと交信を重ねる。やがて86のメンバーも次第に打ち解けていくようになるが、ミリーゼはジャガーノート部隊は「86を全滅させるために前線に送り込んでいる、死刑のようなもの」ということを知り愕然となる。そしてシンは何故かレギオンと精神感応ができるため、戦闘予測ができること。そして今まで死んでいった仲間たちの名を刻んでいた。シンの戦う目的と、ミリーゼが幼い時救ってくれた人間は、奇しくも「シンの兄」であることが判明。しかしながら。シンの兄は既に死亡し、レキオンに改造されていた。つまりレギオンの正体は「86」で、この戦争は「86同志の殺し合い」でしかなかった。兄を解放すべく止めを刺したシン。だが、彼らは死ぬこと以外、道を与えられていないため、ミリーゼの静止も聞かず部隊を通信範囲の外へと行く先の無い遠征へと向かう。そして初めて自由を手にするも、レギオン部隊は容赦なく襲い掛かり、スピアヘッド部隊は全滅。ミリーゼは彼らのいた宿舎を訪れ、記憶に彼らを刻むのだった―――というストーリーでした。
人種差別に加え、戦争という名の死刑台に送り込まれる、そこに人権も何もない凄惨な世界観。その中でもある意味ミリーゼは彼らが人間であることの支えになれていたと思います。少なからず「憎い」でも「悲しい」でもぶつけられるということは、人間の感情がまだ残っている、ということですから。この感情すらなくなったら、もう機械の一部、ただの部品ですね。この作品で言うところの消耗品です。しかも敵は同じく86の人たちを部品として使っているんですから。『高貴なる青い血』だけを残そうとしても、結局終末を迎えるのは同じなんですけどね。
今まだこの作品は原作が続いているので、最終回のような全滅して終了…ではないと思います。ちょっと最後のシンの倒れている描写は分かりづらかったですね。亡くなって兄と同じ世界に行けたのか、あるいはレギオンにされたのか…小説の連載を考慮してぼやかした感じにしていたのかもしれませんけど、できたら生き延びられる場所が見つかってほしかったなぁ…
一クール目、なので、2クール目はどうなっていくんだろうか。原作読んでいないので、次の展開を心配しつつ楽しみに待ちたいと思います。
『ドラゴン、家を買う。』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の赤いドラゴンの子供:レティは極度の臆病&空も飛べない。父に「卵の見張り番」の仕事を貰ったのに失敗して盗まれてしまい、勘当されてしまう。行く当てないレティは何とか落ち着いて暮らせる家を探そうとしていたところ、妖精かつ魔王(推薦でそうされてしまった)の物件コンサルタント:ディアリアと出会い、内見の旅に出た。
レティに合う様々な条件を満たした家を案内してもらえるものの、その分問題もある物件だったりするため、なかなか見つからない。途中でフレイスベルクの雛であるピーちゃんを拾って世話をするようになったり、人間の家出中のお姫様であるネルも旅に同行しつつ、最後はピッタリの国営住宅=王城に辿り着く。現国王でネルの父親である王から襲撃されることになるものの、レティの発案で無事父と娘は和解。そして王とネルの助けで無事に城を脱出。更なる内見の旅に向かうのだった―――というストーリーでした。
ファンタジーなんですが、かつ非常に現実的な世界でした(笑) まさかの固定資産税や確定申告、借地権、賃貸契約証明、etc…いくら旅の途中=「住所不定無職」であろうと、ジン(精霊さん)から呼び出されて、ちゃんとマイナンバー見せながら確定申告しなきゃいけない辺りが、笑えるのと切ないのと(ノД`)・゜・。(←3か月くらい前に体験したばかり💧)
ファンタジーで、しかもナレーションが森本レオさんで、まるで絵本を読んでいるかのようなほのぼの感の中に忍び寄る現実(笑)に身につまされました。でもレティくんも、ちゃんとピーちゃんの世話をしたり、ネルをお父さんと和解させたり、時には勇気をもって難解な時局に立ち向かおうとするんですから、成長してきてますよ。多分勘当というなの「可愛い子には旅をさせよ」というやつでしょうか。仕事の始まる前の日曜夜に、まったりほのぼのさせていただきました( ̄▽ ̄)
『セブンナイツレボリューション』:大元はRPGの「セブンナイツ」をオリジナルにしたアニメ作品でした。
かつて魔族を滅ぼしたセブンナイツ。しかし破壊神を崇拝する教団:ピュシスは、かつて果たされなかった救済を成し遂げるため、破壊の怪物たちを世に放ち、人々はその脅威によって飲み込まれ、死んでいった。ピュシスに立ち向かうため、はるか古代の英雄たちをその身に宿して戦う現在の「セブンナイツ」の少女ファリアは、魔獣の襲撃によって焼け落ちた村でネモという少年に出会う。彼は英雄を養成するグランシード学園への入学が決まっていた。ファリアは生徒会長としてネモを救出するが、ネモは名も知らぬ英雄を見に宿し、魔獣を圧倒する。こうしてネモはいきなり英雄の力を使ったことで「セブンナイツ」に加入することとなるが、記憶がないネモは、それでもやがて学園での生活になじんでいく。しかしピュシスは確実に進行してきており、ビュルゴー火山で大規模な魔術災害を起こそうとしていた。乗り込んだネモたちは人造継承者のレダ達3戦士と対峙する。その中でネモは自分自身も人造継承者である事実を知り、このネモという少年は既に殺されていたことを知る。それでも首謀者アミスを何とか倒すものの、真の首謀者である学園の司書:ソフィーティアが正体を明かし、攻撃を開始する。ネモが人造継承者だったことで敵視するセブンナイツの面々、しかしファリアは彼を信じ、ソフィーティアとの最後の戦いに挑む。自分の命を引き換えにしてでも皆を救わんとするネモの想いが勝利し、破壊神を古の本に封印することに成功。ようやく戦いは終結する。学園にも平和が戻り、ネモとファリアの二人は、今度こそ本の封印が解けない場所を目指し、旅に出るのだった―――というストーリーでした。
いかにもRPGらしいストーリー展開でした。ネモが人間じゃないであろうことも、ソフィーティアが真の黒幕だろうということも、チラチラとストーリーの中に最初から含ませていたので、伏線を楽しみに見ている人には物足りなかったかもしれませんが、さっぱりしていて分かりやすかったです。ただ、いわゆるキャラ同士の好感度(愛情というほどでもなく、でも友情以上)が、何故にそこまで?という短時間では無理を否めない部分はありました。ファリアとネモもですが、クレアとガレスは急にそこまで?という…。人間関係を深める作品なら、やはり2クール以上はないと不自然な感じですね。ストーリーのどこに重点を置いたテーマにするのか。その辺りを結構考えさせてくれた作品でした。
『戦闘員、派遣します!』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
世界征服を掲げる秘密結社「キサラギ」は、ヒーローたちを打倒し目的を達成しつつある中、侵略後に生じる戦闘員のリストラ問題を解決するべく他の惑星侵略を計画する。その尖兵として選ばれた主人公の戦闘員六号は、補助として製作されたアンドロイドのアリスを伴って否応なしに地球に類似した惑星へと転送させられる。目的地に到着した六号は、侵略地となる惑星がファンタジーのような世界であり、またその土地の人間が魔王軍なる侵略者と戦争を行っていることを知る。降り立った国「グレイス王国」の騎士となった六号はどこかへっぽこな隊員を集めると、魔王に挑んだ勇者一行がやられてしまったため、代わりに派遣されることに。ダスターの塔で見事に攻略した六号の話を聞きつけた魔王軍が迫ってくるが、これを一時撃退。しかしスノウに六号とアリスの目的がバレてしまい、追い出されてしまう。だが魔王軍の攻撃に耐えきれなかった王国は再度六号たちを招集しこれを撃退する。ただし、この戦いで六号の溜め込んだ悪行ポイントがゼロになってしまい、クサナギに帰還できず、今度は生物の調査。そして水を求めてトリス王国に救援を求めるがこれが失敗。しかもトリス王国と魔族が共闘し、グレイス王国に侵攻。遺跡の奥にあった兵器を手に入れた魔王軍のラッセルは、六号たちに襲い掛かるが、アリスが悪行ポイントで前借したクサナギの新兵器によって、何とか撃退することに成功したのだった―――というストーリーでした。
「このすば」だったり「けものみち」だったりを書かれた原作者さんの作品でしたが、いかにも主人公のポリシーは変わっていなくて、ある意味清々しいです✨どれもそうなのですが、あれだけ美女に囲まれているハーレム状態ながら、何故か全然羨ましく見えないのは何故だろう?(笑)六号に関しては「アスタロト」という思い人がいるため、ある意味他の女子に対して真剣に考えていない(割にはエロな要求をするゲス)のでしょうけれどね。結構身体を張ったギリギリのバトルでしたが、相棒のアリスちゃんがとっても有能!というか、アンドロイドだから、というより「六号の扱い方を熟知している」というところが素晴らしい✨ むしろ阿吽の呼吸で助かっているところが多いです。こういう相棒がいると人生助かりますねv 我が家にもアリスちゃん一人いて欲しいわv

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする