うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2019春アニメ最終回⑤

2019年06月30日 22時30分16秒 | アニメ
先日から続いていたのどの痛みがようやく引いてきた感じです。
熱は高くなかったので、必要なことは色々できたんですが、まだなんかだるい
そうこう言いながらもう明日は月曜日。仕事か・・・
そんな憂鬱な日々もアニメで癒されてます。
『文豪ストレイドッグス』:人気漫画原作のアニメ化続編、3シリーズ目でした。
今期は前半に中原中也がポートマフィアに入る前の『羊』でいたころの活躍が中心。後半は『死の家の鼠』達との戦い。ドフトエフスキーが組合のコンピューターに侵入し、組合の混乱と資産を強奪。更に福沢諭吉と森鴎外に死のウイルスを感染させ、武装探偵社とポートマフィアの全面戦争を引き起こし、共倒れを狙う。福沢と森も1対1での決戦を行おうとするが、そこに介入した夏目漱石により、二人の組織が一時的に協力体制を敷くよう指示。中でも水と油の中島と芥川の共闘でアジトを殲滅するが、ドフトエフスキーの姿がない。取り逃がしたかと思いきや、組合のリーダー:フィッツジェラルドの能力で居場所を突き止めた太宰により、ドフトエフスキーを捕らえることができた―――というスト―リーでした。
流石に登場人物が増えてきた(笑)お陰様で、近代文学の知識が少し増えた感じです(あくまで「少し」) 今期は組織戦に新たな組織『死の家の鼠』が介入したことで、更に自体が大きく揺らいでおりますが、今までになかった「共闘」のスタイルが出てきたことで、ちょっと各キャラクターの心理的な部分もクローズアップされた感じで、そこが面白かったです。何せモデルが文豪の皆さんですから、文学的にキャラクターの中で作者の主観が生きているので、そこを比較してみるのもまた一興。後この作品、人数が増えてもちゃんと一人一人の活躍の場がクローズアップされているので、推し作家目線で見るのも面白いですね。個人的には晶子さんの「ザ・解体ショー」が無かったのが残念(ヲイ)。原作はまだ続いておりますし、人気も高いので、きっとまた続編をアニメでやってくれるかなと思っております。それまでに、できるだけ近代文学に目を通しておこうかと・・・でもまだギャッツビーでさえ途中までしか読んでいないんだよな・・・。ドフトエフスキーに至っては読んだことないし。石田さんが折角中の人だったので、『罪と罰』読んでみようと思っております。
『ぼくたちは勉強ができない』:ジャンプ連載漫画のアニメ化でした。
主人公は一ノ瀬学園高校3年生:唯我成幸。家は赤貧なのだが、この学園では特に優秀な生徒に限り、大学進学にかかる全ての費用を学校側が負担する特別VIP推薦の制度があり、成幸はその推薦を獲得すべく日夜勉学に励んでいたものの、理系科目で緒方理珠に、文系科目では古橋文乃に後れをとっていた。
そんな中、成幸は推薦の審査面談にて学園長から条件付きで推薦を許可される。その条件とは、「理珠と文乃の2人の教育係に就き、2人が志望する大学に合格させる」ということだった。しかし、2人はいずれも他人が羨む才覚を持ちながらも、それぞれ不得手な分野に強い憧れや将来の夢を見いだしており、理系科目が得意な理珠は文系の大学、文系科目な文乃は理系の大学をそれぞれ志望していた。いずれも志望科目の成績は壊滅的で、またいずれも天性の才覚に頼るタイプであるため、互いに得意科目を教え合うのも上手くいかない。さらに成幸は、スポーツ特待生だが勉強全般が苦手な武元うるかの面倒も見ることになる。 しかしながら彼女らは成幸の指導で少しずつ確実に成績を上げていった。やがて彼女らの前任者だった桐須真冬と見解の不一致で対立するが、成幸の人柄に勝てないだけでなく、プライドの高さが故の失敗の後始末まで成幸が行うことに。また予備校で出会った先輩の小美浪 あすみの面倒まで見るようになってしまい、勉強の中、トラブルから恋愛モードと騒がしい日常に巻き込まれる成幸だった―――というストーリーでした。
「ハーレムマンガ・アニメ」っぽいですが、ちょっとその手前、くらいでしょうか。最初は勉強シーンありましたけど、流石にそれだけだとストーリーにならないし、恋愛絡ませないと盛り上がらない、ということで次第に勉強より恋愛話の方がメインストーリーになりつつあります(笑) いちおううるかだけは最初から成幸への恋心はありましたが、そのうち理珠にも意識され事故とはいえキスまでしてしまったことで意識してしまい、うるかの恋愛の応援しかしていなかった文乃も花火大会後、トラブルで一緒の部屋に成幸と泊ったことで意識が始まり成幸も同時に・・・。なのでこの模様ですと、受験当日ごろ恋愛前線の真っただ中にいそうです。ひとえに成幸の鈍さが招いていることなのですが、勉強しかしてこなかった成幸は、どこから見ても恋愛偏差値は最低ランクなので、この女子たちが彼の偏差値をどう上げていくかも見どころでしょうか。もう2期目決まっているので、無事に受験も恋愛も合格ラインに辿り着けるよう、続きも見ようかと思います。
『この音とまれ』:こちらも漫画原作のアニメ化でした。珍しく邦楽がテーマの青春物語でした。
主人公一人時瀬高校2年生の倉田武蔵は箏曲部員。1年次居場所のなかった倉田にとって、筝曲部は唯一の居場所だったが、先輩の卒業で部員が一人しかいなくなったことで廃部の危機に瀕していた。そこに突如現れた新入生でもう一人の主人公:久遠愛。有名な不良で部室を荒らしに来たと思い込んだ倉田は愛を追い出そうとするが、実は愛は亡くなった祖父の事もあり、真剣に筝曲をやりたがっていることを知る。無事に入部した愛に加え、箏の家元の娘・鳳月さとわや、愛の友人の足立実康・水原光太・堺通孝が入部したことで、部員不足による廃部の危機から脱する。しかし、愛のことを快く思わない教頭が箏曲部の廃部を目論んだため、部員たちは部の存続を懸けて、1か月後に全校生徒の前で演奏を披露することになる。 1か月後、演奏に臨んだ箏曲部の部員たちは、教頭から部の存続を勝ち取る。一方課題は山積し、非協力的な顧問:滝浪涼香やいじめ気質の来栖妃呂による部のかく乱などが起きるものの、何とかこれを乗り越え、来栖を部員に加えて計7名となった箏曲部は、関東地方の高校の箏曲部が出場する「関東邦楽祭」にエントリーする。合宿や他校との交流会を含め、次第に全員が真剣に琴に取り組みだす。そしていよいよステージに立つ筝曲部だったが、その前い合ったアクシデントで愛が負傷。滝沢から欠場するよう言われるが、自分の居場所と好きなものをようやく見つけた愛から拒否され、さらに倉田もそれを認め、全員でステージに立つ。途中愛の怪我に気づいたさとわが動揺したことで、皆のテンポが狂いだすが、一番上達の遅かった光太が踏ん張ったことで曲を立て直し、見事に『久遠』を引き切った―――というストーリーでした。
珍しい邦楽を取り扱った作品ですが、部活として青春ものとしてだけでなく、きちんと琴に向かう姿勢も描かれたいい作品だったと思います。前回も余談で「うちの母親が琴の師匠やっている」と書きましたが、高校にも教えに行っていたんですけれど毎回「教えるのが難しい。」と言っていました。多分愛君やさとわちゃんみたいにことに対してストイックな子たちなら教える側は割とやりやすいと思いますが、全く触れたこともなく、ましてや「行儀作法の授業」で、仕方なく選択した科目、だと大変かも。今になって母の苦労がよくわかりました。実はこの作品をずっと一緒に見ていたんですが、母の教え方は愛君がやっていた練習法そのもので、譜面見ないで音読で憶える方法なんですよ。なので愛君がその方法で練習していた時、一人で頷いていましたね(笑) あとは経験の少ない子たちにどう教えたらいいか、この作品では生徒同士で色々研究していましたけど、その辺りも随分参考になったようでした。「いい勉強になったわ~」とのことです。
ただ唯一二人で言っていたのは―――「ステージ終わった瞬間で最終回終了、はちょっと!!Σ( ̄口 ̄|||)」 …折角聞いていた他校の生徒たちが、何かを感じたらしいのにそれも解説もなく、舞台が終わった後の筝曲部の面々がどう感じたのか、成長した部分も一切描かれず、「久遠」弾き終わった瞬間CM→「ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。」・・・以上・・・
「えぇ~~~~~!?」
やり切ったところでの、彼らの想いの描写は必要でしょ!?このために頑張ってきて、ステージで互いの演奏から感じたことの共有必要でしょ!?折角一番いい盛り上がるところを前でバッサリ切るって…(哀)
多分DVDとか特典でこの後の様子が描かれたものが封入されているのかな。あるいは2期やります!ならわかるんですけど、この最後は勿体なさすぎるのはかもした親子だけでしょうか??(ノД`)・゜・。
こうなったら2期目でこの瞬間からの続きを是非制作していただきたいです!!(消化できてない)
『群青のマグメル』:中国で連載している漫画原作のアニメ化作品でした。
突然現れた新大陸「マグメル」には、未知の動植物や資源が眠っていた。それらは貴重品であるため、マグメルに潜入し貴重品を持ち帰るハンターや探検家たちがいたが、その分危険も迫り命の危機も茶飯事だった。そんな彼らを救助する拾人者の少年:インヨウと彼のアシスタントであるゼロは、日々依頼に基づき遭難者の救助を行っていた。
ヨウの出生は明らかではないが、拾因という凄腕の拾人者であり、彼から教授されたマグメルの知識は豊富で救助率もダントツの1位を誇っている。やがて武器開発会社:極星社の父を持つエミリアが父の救助を依頼したことで、エミリアがゼロのよき理解者となったり、田伝親父等関わる人間も増えているが、基本的に人間関係は蛋白。だがある日、ゼロがかつて囚われていた施設の長、バートンがゼロを奪取する。ヨウを助けるために自らバートンに従うしかないゼロだったが、傷だらけになってもゼロを助けようとするヨウに、もう一度ゼロは奮起。バートンを退け、ゼロは晴れてヨウの元に戻るのだった―――というストーリーでした。
秘密の多いクールな少年ヒーローと、可愛いアシスタントの二人三脚で依頼をこなしていく展開が中心でしたが、概ねいい形での解決で完結。アクションあり、少年漫画らしさはあるのですが…イマイチ「正義感」というところではちょっと違うかな?ぼったくりしたり、自分に利益が無ければ手は貸さない(あるいは手を抜く)ところもあったりで、ちやや感情移入しづらい場面もありました。原作を読んでいないので、あるいはもっと深いストーリーがあるのかもしれませんが、もうちょい主人公の裏事情が分かれば共感できなくもなかったのかもしれません。苦悩する部分も殆どなかったですしね。最後のゼロを救いに行くのも苦労はありましたけど、苦悩は少なかった。成長した部分が見えなかったから余計かもしれませんが、もし続編があるなら、その辺りを掘り下げた作品として見たいところです。

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2019春アニメ最終回④

2019年06月28日 20時46分03秒 | アニメ
梅雨で湿気が凄いので、タイマーで除湿にして寝たんですが、今朝は思いっきり喉が痛くなったかもしたです。。。
除湿しすぎたんですね。粘膜腫れ上がって飲み込むのもちょっと痛い。しかも鼻の奥も痛い(--;)
除湿はさらさらして良いんですが、かけ過ぎに注意ですね。梅雨め・・・
でも梅雨がないと美味しい米は食べられませんし、我慢のしどころですが、台風は流石に困る・・・ガゲ崩れとか起きないことを祈りつつ、今日もまたアニメに勤しむ生産性のない日々を過ごしておりますw
『世話やきキツネの仙狐さん』:こちらは漫画原作のアニメ化でした。
主人公の中野 玄人はブラック企業に勤めるサラリーマン。激務で黒いオーラが彼をむしばもうとしていた時、突然現れた狐の少女(注:800歳)が押しかけてくる。彼女は『仙狐』といい、神使の狐だった。最初は戸惑う中野だったが、彼女の家事能力の高さと、モフモフの尻尾に癒されて、徐々にではあるが負のオーラが除かれていく。文句ひとつ言わずひたすら中野を甘やかす仙狐、更に仙狐さんがきっかけで知り合いとなった、隣室の高円寺さんや、仙狐の同僚のシロも交えて、ほのぼの楽しい日々を過ごしていく。仙狐は実は中野の祖先に命を救われており、その感謝を込めて彼の身の回りの世話をしていたのだった。しかし、どんなに尽くそうと彼の負のオーラは現れる。大狐神の夜空より、「どんなに尽くしても、過去の恩人は蘇らないし、負のオーラも無くなることはない」と諭される。だが中野の人柄に惹かれていた仙狐は、「恩返しではなく、今の中野に尽くしたい」という本心に気づき、中野の待つアパートへと帰り、また皆を交えたほのぼのの日々を過ごすのだった―――というストーリーでした。
・・・
・・・
「私も仙狐さん、一匹欲しいよぉぉーーーーっ!!(激!)」
いえ、だって家に帰ればきれいなお部屋で、温かい食事とお風呂が待っているんですもの帰りたくない人はいないのではないか!? 理想のお嫁さんですよ。仙狐さんは。
でも、その実、どんなに家事ができて世話焼き好きでも、受けた相手の感謝がなければ、やはり上手くはいかないのですよ。中野さんは毎回些細なことであっても、ちゃんと仙狐さんに感謝の言葉を伝えてます。だからこそ仙狐さんも「もっと喜んでもらおう!」と頑張ってくれる―――理想の家庭像ですね~(*´Д`) どんなにラブラブでも、相手への感謝がなければ長続きしないし、感謝を忘れてしまったらもうお終い。いまはただ享受しているだけでも、家にかえって「お帰り。」って言ってくれる人がいるだけで、部屋の暖かさが全然ちがうのですよ。。。
我が家も何かと大変ですが(苦笑)、待っている人がいる、という存在に感謝せねば(-人-) 
という小さな幸せの積み重ねが大切なことを気づかせてくれる、非常に良い作品でしたv (一度にたくさんの幸せをGETより、小さな幸せ集めてコツコツと大きな幸せと同じサイズにする方が長続きしそうですv)
『盾の勇者の成り上り』:ラノベ原作のアニメ化ですが、漫画を含めて総合メディア作品になりつつあります。
主人公の大学生:岩谷尚文は、図書館で「四勇者」の本を手に取った瞬間、盾の勇者として異世界にある国家メルロマルクに召喚された。そこには、剣の勇者:天木錬、弓の勇者:川澄樹、槍の勇者:北村元康も召喚されていた。次元の亀裂から魔物が大量に湧き出すという波から世界を守ることを国王から命ぜられ、それぞれの武器を鍛えるために供を連れて旅をすることになる。 しかし、尚文は大切なことは何も教えてもらえず、挙句一人だけ従者に名乗り出たマインが全財産をかすめ取った挙句、婦女暴行の冤罪をかけたため、尚文は信用をすべて失って一人放り出される。異世界の人々に絶望して1人で旅に出ることを決めた尚文は、パーティーの攻撃役として奴隷商人から亜人の少女ラフタリアを買い、さらに鳥型の魔物であるフィロリアルのフィーロを加えて正体を隠しながら行商を始める。やがて他の勇者が起こした不始末の後始末をしているうちに、国民から感謝され、「神鳥の聖人」と呼ばれるようになる。その一方で王家による迫害は続き、尚文は第2王女であるメルティの暗殺未遂・誘拐の嫌疑を掛けられ、妹に奪われた王位継承権1位を狙うマインとそれに踊らされる勇者との戦いを経て、伝説の武器の複製を持ち出した三勇教教皇を呪われた武器で倒す。ほぼ同時に帰国していたメルロマルク本来の王であるメルティの母ミレリアによって尚文の冤罪は晴らされ、名誉回復と共に迫害の音頭を取っていた国王オルトクレイと第1王女マルティは王族としての資格を剥奪され、処刑されるところを尚文に救われる。そして修行のためカルミラ島に出向いた一行は、ラルクとテリスと出会う。頼りになる相棒となった二人だが、実は彼らも異世界から来た勇者であり、尚文らを倒すことが目的だった。何とか3回目の波で彼らを退けた尚文は、ミレリアから褒美を与えられる。それはラフタリアが失くした故郷の領主として、国を復権させることだった―――というストーリーでした。
正直始まった当初は「また異世界物かぁ~」な程度でしか見ていなかったんですが・・・段々ハマってきて、毎週めっちゃ楽しみになっていました。
大体異世界物=チートなハーレムアニメ、というのがテンプレだったので、今回も飽きもせずこの手のストーリー展開かな、という感覚でしたので、見続けるうちに2クールあっという間でしたよ。
一回全部奪われ絶望し、でもそこから這い上がっていく。チートどころか本当に何もないところから、よくぞここまで建て直したな、という。今現在不遇な状況(いじめとか)にある人たちもちょっと元気をくれたのではないでしょうか。
一昨日遊びに行った先のお友達とも、いろいろ話で盛り上がったのですが、「異世界物はほぼチートなんだけど、それに頼る・甘えるだけの作品は面白くないよね。「転スラ」とか「盾勇」みたいに、能力は持っていても、それに頼らずあくまでそれを使うのは最終手段であって、その前に自分が培ってきた技術とか経験を基にして働きかけるほうが、ずっと共感できるから面白い」という話をしていたんですが、まさにそれ!人間生きていれば絶対人生で一度や二度、不遇だったり理不尽な経験をしていると思いますが、それをはねのけるだけの精神力を持つことの大切さが、共感力を引き出せるのではないかな、と。だからこそ、この作品でもいろんな人が尚文の背中を見てついてきてくれた。彼が言葉にすると冷たい感じなのですが、行動で物語っているので、みんなついてくるんですよね。ラフタリアもフィーロも、メルティも、村の人達も、視聴者もw 
ストーリー自体は別世界の勇者と対峙したところで終わりましたが、できたらこの先まだ続きを見てみたいですね!
2期目があることを祈ってます!
『賢者の孫』:こちらはなろう系小説のアニメ化作品でした。
主人公は、現世でサラリーマンをしていたが、交通事故で死亡の際異世界に転生したシン・ウォルフォード。魔物に襲われた乳児期に賢者:マーリンに拾われ、孫として育てられる。やがてマーリンから魔法、メリダから魔道具の知識を学び、それらを前世の記憶と結びつけることで祖父母すら超える規格外の魔法や魔道具を作り出し、剣術なども教わったため、青年期にはとんでもない魔術師に成長した。やがて国王の勧めでアールスハイド魔法学院に入学。そこでアウグスト王子をはじめとする仲間に出会うが、そんな時学院を魔物が襲い掛かる。首謀者の魔人:オリバー・シュトロームと対峙したシンは彼を退け、一躍勇者となる。そんな中、アールスハイド王国に敵の帝国軍が進軍してくるが、魔人により帝国は滅ぼされる。王国にも魔人の進軍の危機を感じたシンは、級友たちに魔術の特訓を施す。とてつもない成長をした級友たちは「アルティメット・マジシャンズ」を結成。魔人が襲い掛かる帝国に進軍し、壮絶な戦いの末、何とか魔人らを排除。世界に魔人の手が及ぶ危険を感じたシンとアウグストは、級友たちと共に世界を見て回る旅に出る―――というストーリーでした。
こっちは「なろう系」だけあって、チート能力全面展開(笑) 苦悩がないのでストーリーの盛り上がり的な部分はどうかな、と思うのですが、救いは「シシリー一本!」で、ハーレム展開にはならなかったところですねw でもこれも恋愛の駆け引きらしい部分が全くないので(出会った瞬間両想いv)、いまいちどのあたりに惹かれ合ったのか…という部分がもうちょっとあってもよかったような。
主人公側としてはもうチョイ深みが欲しかったですが、むしろ敵側のオリバーさんたちの方が、とんでもなく苦渋を強いられてきたため、そっちの方が感情移入しやすかったです。敵ですが意味のない攻撃は仕掛けない。ちゃんと戦う理由を持っているし、苦悩してきた分戦い方を熟知している。主人公側はひたすら強いけど、戦う意義とかがまだ希薄(子供だからね^^;)な表現なので、この辺りの成長がもうチョイあると、いい形で物語を受け止められそうです。2期あるかわかりませんが、やるとしたら、その辺りに深みが欲しいところです。
『叛逆性ミリオンアーサー 第2シーズン』:こちらはゲーム原案のアニメ作品、第2期目です。
第1期最後はファルサリアがとてつもないを見せつけ、今のままでは勝てないと思い知った団長はじめエクスカリバー狩りのアーサーたち。そこで錬金アーサーが調べた結果、アーサーと妖精が一つになって戦うことで、莫大な力を得ることができる「妖精合体」を完成させれば、ファルサリア達への勝機が見えると確信。メンバーはそれぞれエクスカリバーを狩りつつ、互いの妖精との信頼を高め、任務の中で妖精合体を完成させていく。そしてついに団長以外のメンバーが妖精合体を完成させた。その情報を聞いたファルサリアは遂に戦争を始めることを宣言。ファルサリアの宣戦布告を受け、団長たち6人は対応を協議。戦うか、未来へ逃げ帰るか。答えはまとまらない。 すると団長は、結論をそれぞれの判断に委ねることにして、一旦チームを解散。戦う決意をした者だけ戻って来てほしいことを告げる。皆それぞれ答えを探して思い出の場所に向かうが答えは一つ―――あくまで戦うことだった。そしてついにファルサリアの下で抗戦を開始。妖精合体のできない団長以外全員で取り掛かるも全く歯が立たない。仲間が傷ついていく姿を見て、助けたいと願った瞬間ついに団長も妖精合体・・・どころか、他のアーサーたちまで合体。皆団長と一体化し、その強大な力で遂にファルサリアを追い詰めた。そこに外敵が侵入。アーサーたちは一時そちらに向かい、ファルサリアとの再戦の約束だけを残していく。翌日・・・ファルサリアが再戦申し込みに来るが、手土産にエクスカリバーを持つアーサー一千万人を召喚。団長たちの戦いはまだまだ続くのだった―――というストーリーでした。
戦いメインのゲームのはずなんですが、基本的にギャグというかほのぼのというか、あまりストーリーに深刻さがない(笑:いい意味で)ので、お気軽に見ていましたv特に団長さんは黙って戦ってりゃカッコいい美少女なのに、美少女とコスプレに弱い当たり、なんか自分を見ているようで、妙な親近感がありました(笑)距離無しのところとか^^; でも何のかんの言って、戦いの中でみんなそれぞれ欠点だった部分を克服して戦ってきているので、人間的成長のドラマもありました。まだまだ戦いは続きそう(というかエンドレス。)ですが、バトルより団長の行動に手を焼きそうで、皆さん苦労が絶えませんが、仲良くやっていって欲しいものですw
『からくりサーカス』:藤田先生の名作がここで完全アニメ化されました。
主人公は2人。いじめられっ子の才賀勝は、父親である大手家電メーカー"サイガ"社長・才賀貞義の死により180億円の遺産を相続。これによって異母兄弟から命を狙われていたところを奇病のゾナハ病を患っていた加藤鳴海と「しろがね(エレオノール)」に助けられる。しかし、叔父の才賀善治に誘拐された勝を救出した鳴海は爆発に巻き込まれ、切断された片腕を残して行方不明となる。 その後、鳴海はしろがねのギィに助けられ、記憶を失いつつもゾナハ病に侵された子供たちを守るため、笑い病であるゾナハ病の根源となるウイルスを撒き散らすオートマータとの戦いに出向く。一方勝はエレオノールと中町サーカスに籍を置きながら、鳴海の行方を探す。やがて勝は自分の出征の謎を知るため、一人黒賀村に向かう。そこでギィから修行を受けながら才賀に繋がる秘密を知る。その頃鳴海もゾナハ病が発症した理由を知る。全ての根源であるフランシーヌを倒すため、仲間の犠牲の上にようやくフランシーヌの下に辿り着くが、目の前のフランシーヌは偽物のオートマータだった。ゾナハ病をなくすために本物のフランシーヌを倒そうとする鳴海。そして勝はそのフランシーヌに偏愛し、彼女を笑わせるためにゾナハ病のウイルスを作ったフェイスレスの入れ物として作られた器だった事実を知る。だが記憶をダウンロードされそうになるも自我でそれを追い出し、勝はフェイスレスを追う。一方鳴海もエレオノールと再会。だが記憶の無い鳴海はエレオノールもオートマータと思い込み、彼女の存在を許そうとしなかった。そこに執拗にエレオノールを追い求めるフェイスレスがオートマータを使い、エレオノールと共に宇宙に出ようとするが失敗。エレオノールは勝に救出される。だがゾナハ病を治す方法はフェイスレスしか知らない。鳴海は宇宙に行きフェイスレスからその手段を聞き出そうとするが、エレオノールが鳴海に想いを寄せていることを知る勝が代わりに宇宙へと上がる。最終決戦で勝は押されるものの、勝の言葉でようやく「愛情」の意味を知ったフェイスレスはゾナハ病の消滅にはエレオノールの歌が必要であることを教え、勝を脱出させる。ゾナハ病は無事に根絶し、鳴海とエレオノールは二人でサーカスを続ける旅に。そして成長した勝はかつての鳴海のように子供たちを救っていた―――というストーリーでした。
長編ですので簡単に書ききれないですが、一貫してテーマは「愛情」でした。無論恋愛もですが、それだけでなく家族や兄弟、友情、無償の愛、すべて含めてテーマは最初から最後まで同じ。複雑なストーリー展開にもかかわらず、非常にわかりやすかったのは、主軸が全然ブレて居なかったからだと思います。この辺り流石です。今から20年近く前の作品ですが、テーマが人間のもつ基本だったので、全然色あせていませんでした。ともすると若い人は「ウザい」とかいうかもしれませんが、結局そう言ってしまう人ってうわべだけの付き合いや感情だけなので、長続きしないし得るものもないかと思います。まさしくフェイスレスみたいに一方的に思うだけで、相手にも感情があることを認めないやつですね。最近ちょっと揉めたりすると、信じられないくらい相手を刺したり傷つけたりする事件が多いです。自分の意志に従わない者→排除、というところが駄々っ子以上に厄介。いつからそんな世の中になってしまったかわかりませんが、笑われても馬鹿にされても鳴海兄ちゃんみたいに真っすぐでいたほうが、人生充実しそうですし、人との関係が凄く強く結びつきそう。
そういう意味で、20年経った今、もう一度見直してみるのに、とてもいい作品だったと思います。最後の出演者全員のカーテンコールが、長い物語の終幕にふさわしく、涙しました(ノД`)・゜・。

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2019春アニメ最終回③

2019年06月26日 20時30分43秒 | アニメ
お陰様ですっかり回復
今日は珍しく有給だったので、お友達のSさんのお宅で、カガリちゃんと一緒に遊んできましたv
いや~半年たつとすっかりお姉ちゃんになってきて。子どもって成長するのがホント早い。イコールかもしたが年とるのも早いってことですが^^;
よく動くし、お母さんは大変です。ホント体力ないと母業はやれません。
介護も体力ですけどね
お子さんの様子見ながら、思いっきりヲタ話も満喫 種の話だけでなく、ゲームや他のアニメの話もひとしきり楽しんできましたv 面白いのは、年齢を重ねて来たり、子供ができてその子が大きくなるにつれ、視点も結構変わってくること。特に種なんか、17年前と現在でアスランの話をすると、考え方の違いが結構出てきて面白いです。親の考え方とかも見えてくるから、パトリックさんの立場になってみることもできるし、お友達と語り合ってみると自分と違う目線で話してくれるから、またわかりやすい。ヲタ友は大事です!

そして春アニメもちょっと語りつつ、サクサクと最終回感想。
『八十亀ちゃんかんさつにっき』:4コマ漫画原作のアニメ化でした。
主人公は東京都から愛知県に越してきた高校生:陣界斗。折角名古屋に来たので、名古屋名物や名所を見てみたい「名古屋のぼりさん」。そんな彼が出会ったのは、頭に名古屋名物エビフライ(本当は金のしゃちほこ)の髪留めをした同級生:八十亀最中。何とか彼女と仲良くなって、名古屋のあれこれを知りたい陣。しかし八十亀ちゃんの教えてくれる名古屋は、地元民しかわからないレアでローカルな代物だった―――というストーリーでした。
最近ブームの「地方自虐ネタ」漫画なんですが、私は何気に見たことあるの多かったですよ。「ミソカツ用のソース」とか、「かえるまんじゅう」とか、「米表」とか。動いているだけで、名古屋感を醸し出す八十亀ちゃんは特に問題ないんですが、いっそ主人公の陣の方が、無駄に「都会から来ました」風を吹っかけてくるので、こっちのほうが鬱陶しい(--;) デリカシーの欠片もないので、八十亀ちゃんや写真部の面々に、どんどんしつけしてもらいたいものです。二期決まっているそうなので、それまでに根性叩き直してこい。
『どろろ』:語る必要なし。手塚治虫先生原作の漫画が、なんと50年後の現在ついにアニメ化となりました。
時代は室町。醍醐の領主の長男として生まれた赤子は、この地への災いをなくすために、48体の魔物の像に生贄として差し出された。しかし一体だけ食い損ねたため赤子は生き永らえる。四肢も感覚器もないその赤子を寿海に拾われ、人工の四肢を与えられ、名を百鬼丸と付けられた。百鬼丸は魔神を倒せば自分から取り上げられた身体を取り戻せるため、一人魔人らを倒す旅に出る。その最中、山賊に追いかけられていたもう一人の主人公:どろろと出会う。身寄りのないどろろは、百鬼丸と共に魔物を倒す旅に出る。次々に各地を襲う魔物を退治して、自分の身体を取り戻していく百鬼丸。しかし、百鬼丸が生きていることを知った醍醐 景光は百鬼丸が生きている=供物が無くなる=魔人による土地の災いが起こることを案じ、百鬼丸の弟で跡取りである多宝丸が討伐に乗り出す。魔物と戦いながら、何度も多宝丸を退ける百鬼丸。だが多宝丸が魔人に願い出て兄の目を奪ったことで、百鬼丸は多宝丸と戦い、自分の身体を取り戻そうとする。だが百鬼丸は多宝丸を撃つことはなく、多宝丸はその心に触れ兄に目を返す。城は焼け落ち、二人の戦いを見届けた母は多宝丸を抱き、業火の中に消える。身体を取り戻した百鬼丸は、今度こそ自分の生き方を探す旅に出る。どろろは自分の父親が残したお金を元に国を立ち上げ、百鬼丸の帰りを待つのだった―――というストーリーでした。
一言―――「すげーカッコよかった!(≧▽≦)」
今から50年前の作品とは思えない程、リアリティに飛んでいましたし、アクションシーンも迫力があって、一切の手抜き無し。ストーリー展開も起伏に富んでいて、見事に毎回見入られました。手塚先生は医師だったこともあり、漫画には「命の尊さ」のメッセージがよく込められていますが、多分50年前って百鬼丸の様な身障者にはとても生きづらい世の中だったと思います。ストーリーでは「生贄」にされていますが、こうした障害を持って生まれた子どもって、特に跡取りの長男だった場合、凄く肩身が狭い思いをして生きている人多かったと思います。今でも新聞でよく賠償問題とか見かけますし。その中でただ一つゆるぎないテーマは「母の愛」ですね。どんな子であっても母親は我が子を愛する・・・まぁ正直、愛せない親もいるとは思います。相性の問題もありますし。でも、何も持たずどころか奪われて生まれた百鬼丸にとって、どろろの友情と母親の愛情だけは持つことができた。(あ、寿海さんも) でもそれがギリギリ彼が人間としての尊厳を保てたし、多宝丸に私憎で刀を下ろさなかった。
それと「生贄」って本当にあった風習で、何百人のために一人を犠牲にする天秤にかける行為は歴史の中でよくある行為だったと思います。国を守る立場だったら、もしかしたらそれを選ぶ覚悟でもない限り、国主はできなかったかもしれません。その覚悟も百鬼丸は悟っていた。だから父親にも最後は刀を下ろさなかった。 ・・・こうした倫理と冷酷な判断を決断させられる仕事は現在もあります。特に医師は、患者に治療方法が見つからなかった場合。それを報告しなければならない。こうした覚悟も含めて命を預かる職業をしているわけです。国主もそう、国民の命を預かっているわけですし。
自分の生きる現在と立場を置き換えてみても、リアリティに飛んだ凄い作品でした。どろろの考える新しい世の中は、まだ出来上がってもいませんが、それでも百鬼丸には彼女をいつか守りに来て欲しいです。どこを切っても見ごたえのある作品でした。
『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』:こちらはスマホゲーム原案のアニメk作品でした。
主仏公は帝釈天と梵天の2仏。煩悩との戦いが激化している現世で釈迦如来の手助けをするため、相性の悪い二仏が現世に降臨。煩悩との戦いを行う―――はずだったが、殆ど下宿先の梵納寺における家事手伝いがメイン。しかも現世は非常に文明が進んでおり、最新の機械や言葉についていけない2仏。相性が悪かった帝釈天と梵天だが、他の仏の仲介もあり次第に軟化していく。一方、街では帝釈天のかつての相棒:阿修羅王の影が見え隠れしていた。阿修羅と帝釈天はかつて釈迦と梵天と考え方が合わず、彼らが善意でしたことによって一人の少女を死なせてしまったことを後悔していた。そこをマーラにつかれた阿修羅王は、マーラの手先として帝釈天たちとぶつかる。一方マーラは大日如来から奪った光環で力を溜め込み、一気に仏たちに攻撃を開始。しかし、釈迦の教えを悟った帝釈天と梵天が阿修羅を救出。そして釈迦も大日如来と共に、マーラを退ける。戦いののち、自分たちが本当に現世に招喚されたのは手伝いではなく修行のため、と悟った梵天と帝釈天は、それぞれの修行に向かうのだった―――というストーリーでした。
ゲームやったことがないので、いわゆる「刀剣乱舞の仏様バージョン?」と思っていたら、本家はちゃんとアドベンチャーゲームらしいですね。でも「推し仏」を使って戦うあたりはやっぱり「とうらぶ」ちっくw 流石に作ったりはできないようですが^^; ストーリーも煩悩との戦いがメインかと思いきや、ほぼ「家事手伝い」(笑) 多分「とうらぶ」の「花丸」バージョンみたいなものでしょう。修業とは日々の生活なり。日々これ修行・・・って、どこかの誰かのご説法で聞いたことがあるんですが、確かにずっとやっていたら家事の悟りを開けるかもしれませんw
京都や奈良に行くと、当然寺社仏閣に行きますが、十三仏やら二十八部衆やら五智如来やら、全然覚えられん(--;) 『シュラト』の時少し覚えたんですが・・・修業はまだまだ足りていないようです(-人-)←むしろ「修行」という名の「煩悩の固まり」。
『RobiHachi』:こちらはオリジナルアニメでした。
主人公のロビーは様々な事業に手を出しては失敗を繰り返し、借金だらけ。金貸しのヤンのところに何度も借り行くが、ついに返済期日が過ぎて取り立てがやってくる、その取り立てに来たのがハッチ。ハッチから逃げているうちにロビーは自宅にしている宇宙船で逃げるが、その時迷い込んでいたハッチも同行することに。CMで流れている「何でも願いが叶う『アカフクリスタル』のある『イセカンダル』に向けて、二人は道中様々なトラブル&しつこいヤンの取り立てに遭いながら旅をしていく。借金だらけのロビーが通り抜けられないはずの関所を何故か抜け、遂に『イセカンダル』にやって来るが、実は『アカフクリスタル』は模造品。いわゆる旅行者集めのインチキだった。それでも元々あったというアカフクリスタルが祭られていた場所はこじんまりと存在し、そこでロビーは小さな石ころだけを記念に持ち帰る。と、そこにやってきた月から農中艦隊。実はハッチは月の国の王子で、篭の鳥の生活に飽きて社会見学と称し面白いことを探してロビーについてきたのだった。関所もハッチが借金を返済していたため、イセカンダルに入国することができていたことが判明する。そこにヤン一味が現れ、ロビーとハッチは地球への直行ワープコースで一気に地球に逃げる。ところがその地球では宇宙人が巨大砲で地上を撃つまさにその瞬間、二人の乗った『ヒザクリガー』が砲口に詰まり、巨大砲は暴発。見事に二人は地球を救ったヒーローとなる。実はロビーが持ち帰った頃は「アカフクリスタル」の原石だった。旅の思い出としてハッチにそれを手渡し、ロビーは借金を返済するが、結局ヒーローブームは瞬く間に去り、またも借金生活に。そこに現れたのはハッチ。二人はまた新たな旅に出る―――というストーリーでした。
誰が見てもわかる通り『東海道中膝栗毛』のパロです。ヤジさんがロビーでハッチがキタさん。設定もヤジさんは借金とりから逃げるのにお伊勢参りを利用していったわけですが、そういう細かな設定も原作と似せています。ただしキタさんは陰間じゃないよw お伊勢参りことイセカンダルへの道中はもちろんオリジナルパロですが、何気に設定を寄せているので、十返舎一九を読んだことない人は一読してみたら面白いかと。案外江戸の人も現代も変わりないので、多分令和が過ぎてずぅ~~~~っと宇宙に行く時代になっても、きっと人間なんて同じ!と思います。基本は誰でも変わらんのよ(^^) ロビーのクズっぷりは真似しちゃダメw 
膝栗毛は割と高校の教科書とかにも掲載しているので、名前だけでも聞いたことある人は多いと思いますが、この番組見てから読んでも尚面白いと思います。BL少女は特に(笑) 
ちなみにかもした的には何が凄いって、ヤンさんこと杉田智和さんの演技っぷりですね。オカマというほどオカマじゃないんですが、もはや「愛v」という名の執念で、必死にロビーを追いかけている演技が秀逸でした あ、エンディングも好きですw 「銀さんが執念で土方追いかけている(中の人)」ように見るとまた不思議w にしても、日曜深夜は『消滅都市』でクールキャラのタクヤを演じていて、一晩立てば今度は執念深いオカマを演じ切るこの凄さよ 色々凄い尊敬しております。
『異世界かるてっと』:漫画原作のアニメ化です。原作、というか『角川文庫』から出版されている「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」の主な登場人物が同じ世界にやってきたら―――という寄せ集めパロです。
ある時それぞれの世界に「謎のスイッチ」が現れる。各物語の主人公たちが誤ってそれを押してしまうと、主要人物全員が現代の学校で同じクラス(1年2組)として過ごすことに。納得いかないものの、ロズワールをはじめとする教師から、学校行事をいくつも与えられ、やる気はないがつい楽しんでしまう面々。最終的に体育祭で教師チームに勝てば元の世界に戻れる!最終起動兵器(※先生方チーム)を相手に初めてみんながタッグを組んで勝利!・・・のでしたが・・・「戻れる「かもしれない」といっただけだぁよv」(byロズワルド先生)で、結局このままの世界は続く。しかもまた転校生までやってきて―――というストーリーでした。
いわゆる「シャッフルパロ」なのですが、これはこれで結構面白かったです。「幼女戦記」以外はほぼ本編でもコメディ付きの物語なので、あんまり違和感なかったなw なんのかんのいってターニャも案外楽しんでいましたし(というか、転生前は現代の日本人だったので、馴染むの早かった:笑)。みんな主張することは本編と一緒なのですが、このメンツだと「このすば」と「Re」の主人公、スバルとカズマがフツーすぎて、全然目立たないw そして見かけ上一番人間じゃないアインズさんが一番の常識人(まぁこの方も普通に日本人(鈴木さん)だから)。多分本人たちは大変だったのでしょうが、見ているこっちは面白かったです。
『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』:こちらも「ストライクウィッチーズ」のパロです。概ね501部隊の日常生活を描いた作品でしたが、全キャラのそれぞれの個性がデフォルメされて表現されていて、それがギャグに繋がっているというもの。そして簡潔に言えば「本編同様、宮藤さんが一番苦労する」で話が通じる作品です。
最終的には坂本さんが作った刀を試し切りしただけで、敵施設が壊滅したので501部隊は「一時」解散・・・でもまた招集が来るんだろうな。
他の面々は戦いは凄いですが、日常生活では代替何処かに落とし穴が付いている人たちばかりなので、宮藤さんの苦悩はこの後も、また再度召集できっとずっと続く・・・頑張れ、宮藤!(ノД`)・゜・。



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2019春アニメ最終回②

2019年06月24日 20時06分26秒 | アニメ
土曜日「頭痛がして…」などここにも記載しましたが、その直後からどうにも身体もしんどくなってきて、(ちょっとヤバいかな…)と思いつつ体温計ってみたら38.2度。
流石にこれはいかんだろうと思って、風邪薬飲んで早々に寝たんですが、昨日は一日中起き上がれませんでしたorz
38.7まで上がってしまい、結局一日中寝ていることに。その間、神奈川の刃物男が捕まって、梶君が結婚して、なんか色々ニュースがあったんですね。知らない間に地球は回っていました^^;
ようやく今日は微熱程度におさまったので、薬飲んで何とか仕事に行ってきました。今日も早く寝なきゃね。
あので、アニメの最終回とかも流すように録画を見てました。「いだてん」は土曜の再放送だな。
『続・終物語』:以前劇場版でやってたもののテレビバージョンです。
高校卒業後のある日、鏡を見た暦は鏡の中の自分が変だと気づく。そして今まで出会った怪異の少女たちも皆な変。駿河のサルの腕が左腕になっていることとブラック羽川の発言から、暦は自分が「鏡の世界」に来たのではないかと予想。だが千石 撫子も八九寺 真宵も逆さではなく、年齢が変わっているなど「正反対」では説明できない状況も明らかに。斧乃木 余接の助力を経て忍に会いに行くと、彼女は吸血鬼ではなく人間だった。つまり吸血鬼になる前で反対世界ではないということ。駿河の家のお風呂で以前怪異があったことから、駿河の家に行くと、死んだはずの駿河の母が登場。「高校に鍵がある」というヒントを残し、暦が向かった直江津高校には扇がいた。しかし真逆の世界ではなく、実は暦が思い残していた世界だったことが判明。それを理解し受け入れて消化したことで、元の世界に戻る―――というストーリーでした。
この作品自体が結構言葉のロジックで構成されているので、小説を読んでみるのと動画で見てみるとまた雰囲気は変わるのですが、概ねすべての怪異の中心には暦君の意識があるので、自分自身に気づくことで解決することが多いんですよね。「物語シリーズ」はある意味登場人物のアイデンティティの獲得を「怪異」という不可思議な存在に置き換えて表現しているので、それを踏まえてみると、怪異の正体が良くよく見えてきます。この辺りの例え方が西尾先生らしいんですよね。小説にすると1巻なんですが、コンパクトでありながらちゃんと登場人物全員自然に網羅されているのも凄いところ。「物語シリーズ」は今なお新作が出ているので、またきっとシリーズで放送してきそう。楽しみでありつつ時系列が飛んでいるので、そこキープしながら続編楽しみに待ちたいと思います。
『消滅都市』:ゲーム原案のアニメ化でした。
主人公の運び屋:タクヤはある日、ユキという少女を救う。彼女は3年前消滅した街、通称「ロスト」から生還してきた人物だった。彼女の父から「ロストに来るように」というメッセージを元に、タクヤとユキはロストを目指す。だがそこにユキを狙う組織が二人を襲う。仲間たちの援助で何度も窮地を切り抜けたタクヤとユキ。やがて彼女を狙う組織は「ラクーナケミカル」という会社のタイヨウとツキという人物であることが判明。ユキの弟:ソウマがユキと同じロストで消えたを使って攻撃する力があり、組織は彼を利用していた。ソウマを退け、急きょ手を組むことになった奇術師:ヨシアキはある養護施設の出身で、ロストで兄を失っていた。その養護施設はタクヤが以前慶事だった頃、潜伏捜査をしていた場所であり、子供たちをラクーナケミカルの実験材料(ロストに行くと記憶をなくすため、その代替材料)としていたことが今になって明らかに。一方ユキとソウマの父:ダイチは実はタイヨウとツキと共に、平行世界のポータルをつなぐ研究のためにこの世界にきていたが、ここでダイチはユキたちの母と出会い、禁じられていたにもかかわらず結婚・二人の子を設ける。しかし違法を犯したダイチと二人は争いになり、それが引き金となってロストを生み出すこととなった。平行世界の転移を狙うタイヨウと、防ごうとするタクヤとユキがロスト内で対峙。ロストからこの世界を救い出すには、「ユキの強い思いで描く世界」が必要だった。ユキは以前タクヤと話し、夢見た世界を思い描く。それと同時に世界は構築され、同時に過去の記憶が消去されてしまう。タクヤとユキは互いを知らずに普通の平和な日常で生き始まるが、ユキの持っていたリボンをタクヤは彼女のクラス家の前にそっと結んでいくのだった―――というストーリーでした。
ゲームをやったことがなかったので、こちらが初見でした。多分RPGで敵と戦いながら真実にたどり着くのがゲームの趣旨だと思いますが、いわゆる「ミスリードの無い」ストーリー展開だったと思います。ただその分、雑味が少なかったので、もうちょい深さがあってもよかったかな。登場人物の人間関係も割と直線的な関りで、もう少し伏線的な部分があってもよかったかも。ゲームをプレイするともっと楽しい、という掴みの部分では相乗効果もとれる、いい作品だと思いました。
『真夜中のオカルト公務員』:漫画原作のアニメ化でした。
東京の各区には「夜間地域交流課」という課が人知れず設置されている。この課の仕事は、いわゆる「霊」や「悪霊」、「妖精」、「天使」、「妖怪」、「神」と呼ばれる存在:通称「アナザー」に関する自然の関係者への調査、アナザーの観察・監視、および時にアナザーに起因する現象に対し警察などの他機関と連携を取りながら対応するものだった。そのため、特殊な感知能力の高い人間だけが配属される。主人公の宮古新は新宿区の「夜間地域交流課」に配属され、同僚から実態を解説されながら初業務をこなすうちに、自身がアナザーの声を聞ける「砂の耳」という稀な特異性質を持つことが判明する。 これにより、今までは人間が持つ武力(お払いのお札や聖水等)で排除していたが、新の登場でアナザーと会話し、状況の打開や協力、共生方法などを新しく開拓するようになっていく。実は新は安倍晴明の末裔であり、ある意味転生者でもあるため、彼を慕うアナザーが集まってくることもあり、新は日々賑やかなアナザーたちに囲まれながらも、仕事をこなしていくのだった―――というストーリーでした。
今までも『夏目友人帳』とか『不機嫌なモノノケ庵』のように、物の怪とノン減の交流を描いた作品は多いですが、こちらは大人な上、公務員という立場で交流するので、また違った視点が新鮮でした。上記2タイトルは主人公が高校生ということもあり、損得度返しでメンタリティーな部分をクローズアップさせていますが、大人となると「大人の事情」というものが絡んでくるので対応が違う。特に都庁のお偉いさんみたいに「工期が遅れれば予算が間に合わない」という事情から、サクサクと物の怪を退治しちゃおうとする。多分子供とかが見ていると「これは酷い」と思うと思います。純真な目で見れば誰でも良心的な方から見てしまいますが、一時期公務員だった時を思い出すと、確かに皆さんの税金で動いていますから、これ以上現実世界の人間に迷惑かけるわけにはいかない、という心情も理解できます。その間にいる新君の葛藤も確かに判る。踏み込みすぎてもダメ、でもできる事なら双方納得する方向で、というあたりはまさに公務員の鏡ですw 見える相手だったとしても、声が聞こえない場合、確かに見た目の判断で決めてしまうことって多いと思います。価値観も違いますしね。一途になれない大変さが、この作品にはあるかと。物の怪に限らず、人間同士でも結構ありますからね。この際ですからやっぱり夏目隆君にも夜間地域交流課に入所してもらいたいです(笑)
『洗い屋さん 俺とアイツが女湯で』:漫画原作のアニメ化でした。
主人公の月島奏太は高校生でバレー部員、そして実家は銭湯。祖父は珍しく三助をやっているが、腰を痛めたため代打で奏太が三助を行うことに。バレないように三助の仕事をするが、そこに女子バレー部員たちが汗を流しに来た上、「痩身作用がある」との噂から三助を頼みだす。そこには幼馴染で想い人の結月葵もいた。身バレするかしないかのドキドキの中で、奏太は仕事を始める。何とか葵にバレなかったものの、部長の芽衣にはバレバレ。しかし葵も奏太のことが好きであることを知っている芽衣は、三助の奏太を利用し何かと葵に手を出させようとする。紆余曲折の事件の上、晴れて二人は両想いとなるのだった―――というストーリーでした。
最近の美味しい展開エロアニメでしたね。年頃の男に三助なんて普通だったらあり得ないんですが、この設定がないと話が進まないので、妄想を絵に描いた感じですw まぁ、最後はめでたしめでたしで良かったのではないでしょうかw
『何でここに先生が!?』:こちらも難が原作のアニメ化でした。主人公は男子高校生4人で、それぞれのオムニバス恋愛コメディ。相手は全員女教師です。
主人公は特に普通だったり、強面でも心優しかったり、弟キャラだったり、しっかり者だったり。それに相対するのは恐れられている、内気、姉御肌、宇宙人(笑)タイプ。
それぞれのCPが、ありえないところで遭遇し、ありえない展開でエロに発展していく、というもの。ただえらい(?)のは、主人公たちはそこで決して狼さんにはならず、ちゃんと気持ちの手順を追っているところでしょうか。まぁえらいんじゃなくそれが普通!と言われればそれまでですが^^;
とりあえず全員両想いになったようですので、卒業して一人前になってから、ちゃんと付き合うがよろし。
『超可動ガール1/6』:漫画原作のアニメ化でした。
主人公のプログラマー:房伊田春人は2次元女子にしか興味のないヲタク。友人からは「フィギアに手を出してはいけない」と言われていたものの、自分が大好きだったアニメ「少女→惑星探査」のノーナがフィギュアとして発売されたのを機にそのフィギュアを購入してしまう。しかし、突然そのノーナが自立可動を開始。最初は自分の存在理由はあくまで惑星探査と疑わなかったノーナに、春人は自分が登場人物にいた「博士」を称し、ノーナに地球の探査を命令。それに従っていたノーナだったが、何故か春人が購入し始めたフィギアが次々と自立可動を始めるため、自分が妻と言って春人の世話に乗り出す。仲間たちと楽しく過ごすノーナだったが、再び自分の存在意義や、自分が主人公のアニメの最終回を見て、そこで死んでしまったもうひとりの自分を救おうと決意。DVDの世界に一人飛び込むが、実は春人までノーナを救うために世界に入り込んでいた。無事現世に戻った春人とノーナは、また賑やかな生活に戻る・・・そこにはもう一人のノーナもついてきていた―――というストーリーでした。
ヲタクの夢見る「フィギアが動いたらいいなv」をストーリーにしてみた感じですね。当然3次元なので良からぬ妄想も浮かんで来よう、と思うのですが、根っからの2次元の主人公は、あまりフィギアで悶えることはなかったですw 平面がいいのか。重症である(笑) ちなみに我が家にも種のフィギアがいっぱいいます。アスランに至っては7人もいますが、あれがみんな動いたら、相当グジグジいって文句つけられそうなので、動かなくていいです(きっぱり) 愛でてりゃいいんですよw それだけで幸せ(´∀`*)ウフフ
『女子かう生』:これも漫画原作のアニメ化でした。
仲良し女子高生3人が送る日常を淡々と描いた作品でしたが、何が凄いってセリフがないんですよ。つまり「息遣い」だけで、キャラの気持ちを演じ分けているので、声優さんが凄い!と思った作品でした。
内容はほぼ「あるある」でした。一度は経験したとか、見たことがある、というもの。なので共感力が試される(笑)懐かしい感じでした(ミニスカート以外・・・)
セリフはたった一つ。最終回最後の場面で「ただいま~」だけ。色々凄いアニメでした。
『ノブナガの幼な妻』:こちらも漫画原作のアニメ化でした。
主人公の織田信永は高校の社会科の教師。未婚だが夢はハーレムという教師にあるまじき野望をいていたが、ある日、自宅の蔵を整理していたところ、着物を着た少女が突然落ちてくる。彼女は「斎藤帰蝶」。織田信長の正室だというが、まだ14歳。それでも目的の子作りを果たすため、信永の傍にいようとする。ところがそれだけではなく、側室だった生駒吉乃、お鍋の方、慈光院、森蘭丸といった信長ゆかりの面々が、信永が触れたもので転生してきてしまう。彼女+彼らは信長に未練を残しており、それを叶えることで昇華していくことが判明。次々に試していく信永だったが、帰蝶はきっぱりと「今がいい」と言って、現世に残るのだった―――というストーリーでした。
ストーリー仕立てではあったんですが、モロ、エロ漫画で、女の子の胸とか全然隠さない・・・。↑の通り、今期かなりのエロ作品がありましたが、みんなしっかりと隠しているのに、この作品だけは包み隠さず。しかもBLもあり。一生懸命隠してきた↑の作品たちの努力が水の泡に終わった様なインパクトでした。そのおかげでストーリーが入ってこない。。。とりあえず帰蝶ちゃんはツンデレですが可愛かったです。

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2019春アニメ最終回①

2019年06月22日 17時56分33秒 | アニメ
暑かったり、急に雨が降ってきたり、まだまだ落ち着かない天気で、少々頭痛のかもしたです
今日は通院日だったんですが、何だか半分眠くてちゃんと行ってきたか覚えていない(笑) 薬はあるから多分行ってこられたのでしょう。
記憶力がとんと落ちていますが、春アニメだけは見て、やや覚えてますw とりあえずサクサクっと感想を。
『さらざんまい』:今期のノイタミナ枠。幾原監督の最新作でした。
主人公の中学生:矢逆 一稀と久慈 悠と陣内 燕太は、ある日地元のカッパの像の前でケッピという河童と出会うが、帰ると間違えたことで怒ったケッピから、河童の姿に変えられてしまう。元に戻りたければ、カッパゾンビから欲望の権現「尻子玉を取ってくることで願いの皿に変え、元の姿に戻す。」と言われ、戦いに勝ち尻子玉をGET。銀のさら5枚か、金の皿だったら1枚で願いが叶うのだが、尻子玉を抜く時、その力のせいで一緒にいるメンバーに自分の欲望を共有するという副作用が出る。弟の怪我の負い目(本当は一稀の所為ではない)を負う一稀、犯罪者の兄と生きようとする悠、一稀に自分以外の誰とも仲良くして欲しくない燕太、秘めたる欲望を共有してしまい、それぞれが「みんな自分に幻滅したのでは」と思い、上手く距離が取れなくなってしまう。しかし、欲望の権現たるカワウソがレオとマブを使い、尚もゾンビを生み出してくる。皿が集まるにつれ、バレた以上、互いが自分の欲望を叶えようと必死になったところで燕太が皿を盗み出す。そこにレオが来て燕太が撃たれて皿を奪われてしまう。同じころ兄を殺された悠が皿を集めに来て、マブを助けようとするレオを殺してしまう。一稀は燕太の命を救いたく悠に願い出る。対峙する二人だったが最終的に燕太を救うこととなった。手下が居なくなったカワウソはついに自ら出撃。今度こそ自分たちの欲望ではなく、本当に仲間たちとの繋がり合いを求めた3人が尻子玉を抜き圧勝。ケッピは元の姿に戻り、3人は河童の姿の呪いが解ける。心を入れ替えた悠は少年院で罪を償い出所。誰もいないと思っていた悠の前に、彼とのつながりを求めた一稀と燕太が迎えに来た―――というストーリーでした。
幾原監督といえば、この独自のミュージカル仕立ての世界感と同性への慕思。相手への憧れ故にGLとかBLにちょっと足を踏み入れそうになったギリギリの感性の登場人物たちが活躍しますが、今期もご多分に漏れず、全開でしたw
でも、この憧れと嫉妬との曖昧な境界部分が非常によく表現されているんですよね。思春期のモヤモヤがまさにこんな感じ。みんな思春期になると、誰でも一つや二つ言えない悩みを持っていますが、その欲を押し通したい=けど、言えばみんなに退かれて繋がりが消える事への恐れ。この2者択一的な部分を非常にコミカルに描いていました。
最終的には「その欲も全て聞いて受け入れ繋がってくれるのが、真の親友」という、ある意味本当に金の皿をGETできました。よかったですねv ちなみにキャラ的にはレオマブの人気が凄かったですね!(笑) 奴らがやると本当にBLチックなんですが、二人もそれぞれ欲望を抱えていたけど、それは互いのためでした。悪役かと思っていたら憎めないキャラでしたね。みんな一味効いてて面白かったです。浅草行ったときは「さらざんまいっ!」って叫ぼうと思いますw
『BAKUMATSUクライシス』:乙女ゲームのアニメ化2期目。前回無限斎を倒し、一件落着と思いきや、まだ時辰儀が壊れていないことと、新たな2代目無限斎の誕生で、高杉と桂は時辰儀を探し続ける。だが時の流れの中で見た正しい世界では高杉が病で死んでしまうことを桂が知り、高杉より先に時辰儀お見つけ出そうと、独自で調査を進めていた。桂の動きを疑う高杉。そんな中2代目無限斎の隣に現れた森蘭丸の件で、新選組も無限斎を疑い始める。紆余曲折の末、時辰儀を手にしたのは坂本龍馬。正しい世を作ると高杉が死ぬことを聞かされた龍馬もまた時辰儀の使用に悩む。そんな中、ついに高杉達と新選組+スサノオ十二将との全面対決が勃発。その中で新選組近藤は無限斎の正体が土方であることを知る。土方を止めようとする近藤だったが、逆に追い詰められる。十二将を新選組と共に倒すと全員過去に飛ばされてしまう。そこは200年前の世界で、スサノオと一体化した土方が巨椋池へと侵攻する。そこを潰せば武士の世が終わらなくなる。新しい世を作るために高杉や新選組たちは土方と戦い勝利。しかし元の時代に戻るには、坂本の時辰儀が必要である。桂が高杉に事の死因実をようやく明かすが、高杉は「自分の運命は自分で切り開く」と一掃。200年後の龍馬がメッセージを受け取り時辰儀を使用。全員が元の時代に、そして正しい世の流れの中に戻ってきた―――というストーリーでした。
今回はどちらかというと時辰儀を探しながら、それぞれのキャラクターの、個別ストーリーがメインだった感じです。元々のゲームが推しを落とす(笑)のが目的なので、ある意味ゲームに近い作りになっていたと思います。
最終的には正しい歴史に戻った・・・ではなく、まだ幕末の手前で、これから色んな騒動が起こり始めるところに戻ったため、みんなそれぞれ以前の記憶がなくなりました。それでも多分高杉さんは思うままに生き抜くことでしょうね。歴史はまさに人が創り出すもの、であります。スッキリとした完結で良かったです。
『川柳少女』:少年漫画作品のアニメ化でした。
主人公の雪白七々子は、話すことが苦手で、代わりに短冊に川柳を書くことで自分の意思を伝える。その後、七々子と彼女が慕う毒島エイジは同じ高校に入学し文芸部に入部する。そして、文芸部の部長・片桐アマネ、エイジの姉貴分・大月琴、美術部員・矢工部キノ、占い師・花買タオと賑やかな学園生活を送る日々―――を描いた作品でした。
少年マガジンでこんなおっとりの女の子が主人公の漫画というのは珍しいです。でも、おっとり・・・ではなく、一途に毒島君を慕ったり、時には積極的に行動するあたり、決して引っ込み思案ではないと思いますが・・・。ヤンキーの毒島君は、七々子ちゃんがしゃべらなくてもちゃんとわかってくれるし、気持ちも汲んでくれるいい人です。ある意味理想のCPですよ。でも外見じゃなく、ちゃんとその人の真の姿を見ることができる七々子ちゃんもいい子です。見ていてほのぼのできるCP&ストーリーでした。
『みだらな青ちゃんは勉強ができない』:こちらもマガジン連載の漫画原作のアニメ化でした。
主人公は高校生堀江青。自身の名前がみだらな行為から名づけられているため、その言葉の意味を正しく理解してからは自身の名前に絶望し、名付け親である父親を憎んでいる。そのため、大学進学後は父親からできるだけ遠く離れて一人暮らしをしたいと願っているが、父親は有名国立大学に進学することを条件に出したため、青は遠い地方の国立大学に合格すべく、クラスでは女子も含めて誰ともつるまず青春を犠牲にする覚悟で勉強に取り組んできたのだった。 しかし、クラスメイトで、女子の人気も高い木嶋拓海だけは、何かと青に積極的に声をかけていた。青は官能小説家である父の影響で元々エロに関する知識だけは豊富だったため、「男は性欲の塊、野獣」という先入観から異性を毛嫌いしており、木嶋のことは「リア充」と勝手に決めつけて特に毛嫌いしていたが、青は木嶋から告白され、それからというもの青は木嶋のことが頭から離れなくなる。終いには勉強に身が入らなくなるほど木嶋との卑猥な妄想を爆発させるようになり、突き放したり、心配したりと不可解な行動に自分でも悩み始める。最終的に木嶋くんとキスまでに至ったが、その分勉強に身が入らず、模試でAを取っていた志望校判定がEになるほど成績は急落した―――というストーリーでした。
父親が酷過ぎで(苦笑)、青ちゃんにはお気の毒・・・としか言いようがありませんが、いわゆる「頭でっかち」になりすぎて、現実に行動できなくなるパターンですね。おかげで性格も少々こじれているのですが、リアルでいたら多分「面倒くさい女」認定だと思われる青ちゃん、木嶋君が一途でいい人で良かったですよ。多分遊びでしか女を考えていない男だったら、さっさと置いて行くでしょうが、本気で青ちゃんの事しか見ていない人だからこそ、こうして気長に見守ってくれる…ある意味「本当の愛情」を選別できているのかも。
なかなか勉強と恋愛を両立させるのは難しいですが、青ちゃんには行為だけでなく「ピュアな男心」も勉強していって欲しいものです。はい。
『ひとりぼっちの〇〇生活』:こちらも漫画原作のアニメ化でした。
極度の人見知りで、登校でも人と会わないようにしてきた主人公の一里 ぼっち。唯一小学校で友達だったかいちゃんから「自分は別の中学に行くが、同じクラスの子全員と友達にならなければ絶交」と言われ、回避するために友達作りを実行しようとする。しかし自己紹介では緊張で嘔吐。また言葉をかわせば失神と、見るも当てられない惨憺たる状況に。唯一前の席であるなこちゃんに声をかけ、友人OKをしてもらえるが、友達作りが人の命令によるものと知ったなこに無視されてしまう。そこで助けてくれたアルと友人となり、機嫌を直したなことも復活。更に忍者に憧れるソトカとも子弟関係から友人となる。少しずつ友人を増やしていくことができたぼっち。しかし相変わらずの人見知りで、2年生に進級しても自己紹介でまたも嘔吐。友人になって欲しいと告白知れば失神の日々を繰り返すのだった――というストーリーでした。
リアルでも現在LINEとかのおかげで、人の顔見て話せない子が実際多いんですよー(--;) 人見知りでもないのに、人の顔色読んだり伺ったり全然できない。社会に出たら、絶対困ることだらけだろうな~と思うのですが、それはさておき。
この主人公のぼっちちゃんは、かなり重症の人見知りです。ここまで極端な子は現実にはいないでしょうけれど、人見知りの原因は恐怖心だけではなく、話方もちょっとアレ。幾ら素直でも「仲良しの友達に「クラス全員と友達にならないと絶交」と言われたから」と素直にクラスメイトに話せば、結局「自分の事を好きになってくれたわけではなく、人の指示でか!」と反発されるのが目に見えるのに、それが判らない。→相手に嫌われる→怖くなってまた話せなくなる、の泥沼パターン。
要は「自分自身がない」のですね。自分に少しでも自信が持てると、こういう発言はなくなってくるでしょうが、ぼっちは其れすらもまだないので。まぁこれだけ面倒見の良い友達ができたので、助けられながら少しでも成長していって欲しい・・・そして単なる漫画&アニメじゃなく、リアルでこうなりつつある世界なので、少しでも人の顔見て話そう。スマホの顔ばかり見てないで。と思います。

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