昨日、見事なまでに風邪をひき、年都が38度超えてたかもしたです。
一昨日「ラピュタ」見ていた時から、ちょっと寒気があったんですが、とりあえず上着はおって見ていたんですけど、段々頭痛が酷くなってきて。。。
今朝起きたらもう頭ガンガンどころじゃない(--;) 薬飲んで寝た割には全然下がらず、結局殆ど何もできないまま空しく一日が終了。
そんな今日もあんまり体調良くないので、寝つつちょっとテレビ見つつ。
ぼんやりしてますので、感想も一言ずつですがとりあえず見た感想ちょっと。
『18if』:プレイしたことないんですが、スマホゲームのアニメ化作品で、スマホ同様一話完結オムニバスストーリーでした。
眠り姫症候群となって眠り続け、夢世界では不思議な力を行使している"魔女"達がいる。その全員が女性の中、なぜか主人公の月城 遥人はその病に落ちた女性の夢に入ることができる。そこで出会った妹が病にかかっていて、彼女を救おうとしている博士、そして謎の少女:リリーと共に、病の魔女たちを救い出し、眠りから覚まさせる、というストーリーでした。最後は実は遥人は現世では昏睡状態に陥った人物であり(病気ではなく事故で)、最後はこの病を起こした要因である「イブ」と共に神の世界(つまりリアルでは死亡した)に向かい終了となりました。
一話ずつ完結ですが、結構涙をそそられる作品もあったり、笑い話的なものもあったり。人間の弱い部分を巧みについてくるところをどう克服するか。現代人の悩みへの応援のようでした。タイトルの18の意味がいまいちアニメではわかりませんでしたが、それ以上に気になったのが、キャラデザが後半に行くごとにどんどん崩れていって、最終話2話は、一コマごとに輪郭やら頭身まで変わって、正直見ているのがきつかった これだけは残念でした。
『バチカン奇跡調査官』:ミステリー小説のアニメ化でした。バチカンに日々送られてくる奇跡が本物かどうかを科学的に見極める調査官、平賀とロベルトのコンビが現地に赴き事件を解決する―――というストーリーでした。
奇跡調査と言いつつ、ほぼそこで起こる殺人事件の解明がお仕事でしたね。科学の達人:平賀と解読マスターのロベルトがいれば、ほぼ警察の出番はなし(笑) まぁ彼らに逮捕権限はないので最終的には警察と同行でしたけれど。でも奇跡と事件を双方から科学的に解き明かすという観点は、今まで見たことなかったので、すごく面白かったです。理屈好きな人には向いているけど、奇跡というものはほぼ感性によるものなので、信仰深い人には気持ちが落ち込むかも。嫌な伝承とかが科学的に解明されるのはありがたいですけれどね。ミステリー好きな人は新たな感性が加わって面白いと思います。
『地獄少女 宵の伽』:こちらも3シリーズ目ですね。人の恨みを代わって晴らすお嬢こと地獄少女:あい。彼女に依頼された恨みを晴らし、地獄へ送る。このパターンは全く変わりないんですが、回を追うごとにあまりにも人間の汚い部分が暴露されて、加害者が苦しみを思い知らされながら地獄へ向かうのをみると、なんかすっきりする。「水戸黄門」みたいに「最後は正義が勝つ」みたいなパターンですが、決して正義でも勝者でもない。だって依頼した人間も地獄に行く決まりですから。それでも恨んだ相手を地獄に送りたくなるくらい、現在(昔もかもしれませんが)陰湿で酷いものが多いですよね。地獄より生きているときの方がもっと地獄。・・・昔はお寺とかでお坊さんが子供たちに「こういうことをすると地獄へ落ちるよ」みたいな道徳を教えていたようですが、現代の人にはなかなか通じないですよね。リアルに目を向けなきゃいけないものが多すぎて。想像が働かない。でもこうした作品を通して「へぇ~」で終わらず、ちょっと真摯に受け止められるといいなぁ・・・。
『時間の支配者』:中国の漫画原作のアニメ化です。時間を食べる計という存在を倒すために存在するクロノス。そこに所属するヴィクトと霧。弟と兄かと思えるこの二人は実は親子で、父親のヴィクトは時間を食われ、10代後半くらいの年齢になってしまっている。父の時間を取り戻すにはヴィクトの時間を食った計を倒さねばならない。それを追ってヴィクトと霧、やがて自称ヴィクトの妻:ミーナとクロノスの命で行動を共にするブレイズが加わり、一行は計を倒す旅を続ける―――というストーリーでした。
目的は上記の通りなんですが、アニメでは実際に計と戦った回数はそんなに多くなかったです。最初とヴィクトの過去にまつわる話の時くらいで。ヴィクトは見た目だけじゃなく精神的にも記憶も時間通りに食われたようで、冗談好きな弟の面倒を見る霧、という構図の方が多かった(笑) 実力的にはヴィクトのほうが上でしたけれど。で、そこにヴィクトしか見ないミーナが加わり、更に霧の面倒が増えると。。茶化すヴィクトと揚げ足取りのミーナに素直じゃない霧。この3人と全然違う「悪」を語る純粋無垢(笑)なブレイズさんが、ある意味お休み処でしたv あんまりチームプレイもなかったし、できたらそっちが見てみたかった。最終回でちょっとそれっぽくなりましたが、いわゆる「親子」というか「相棒」というか「けんかしているけれど実は相方のことは一番よくわかっている」という信頼描写があると嬉しかったです。アクションは文句なくすごかったです。
『RWBY』:アメリカで制作されたCGアニメです。以前から劇場で期間限定で公開していたもの3部作が今期TV初お目見え。
主人公のルビー・ローズ はグリムという謎の生命体を退治する存在であるハンターに憧れ、両親と同じくハンター養成所であるビーコン・アカデミーへ姉のヤンと共に入学する。そこで出会ったワイスとブラックともにチームを組むようになりリーダーに指名される。その一方ビーコン入学前から何かと因縁のある敵:ローマンとの戦いを繰り返すが、やがてローマンの後ろに存在する組織がアカデミー潰しにビーコンに襲い掛かる。そこでルビーたちは戦うもヤンは右腕を無くし、ブラックは行方不明、ワイスは親に連れていかれ、同じ生徒だったピュラは組織の一人シンダーに殺される。ビーコンは壊滅しヤンは戦えなくなる。ピュラ殺害を目撃したルビーは謎の力に目覚めるが、その記憶はない。しかしピュラや姉の敵を取るため、ルビーは他の仲間たちと共に出立した―――というところまででした。
見ていて本当に「アメリカだな」と思うところが多々あり。日本のアニメだと絶対あるのが「ガヤ」と「ナレーション」「BGM(効果音も含め)」なんですが、それが全然ないんですよ。他の町ゆく人とか車が通ってもその音がないし、解説なしに話が進む・・・アメリカの映画って確かにそうだなと。BGMはままありますが、普通にあるはずの生活音はない。最終回でナレーションは少しありましたけれど。でもだんだん見ていて慣れた(笑) そしてキャラクターのリアクションはまさにアメリカ!CGだしキャラクターもアメコミに比べると日本チックな感じですが、それでも動くと納得。ハリウッドっぽいです。でもアクションは時間をたっぷりとって丁寧に作られていましたし、ストーリー展開も息をのむようなところもあって、面白かったです。現在も続きが上映されているようなので、またTVでもいずれ放送されると思って楽しみに待ちたいと思います。
『信長の忍 金ヶ崎編』:5分アニメの神様:大地監督のパワー炸裂のギャグアニメ第2期でした。今回は有名なあの「金ヶ崎の退き口」をメインに構成されていましたが、相変わらず面白すぎ!(大爆笑) 内容自体は深刻なはずなのに、大地監督の手にかかればどんな有名武将もお笑いに。最近は信長さままでボケるようになってきたので、千鳥がボケられませんね。お陰様で武将さんへの親近感はめっちゃ沸きますが、記憶のされ方が全然立派じゃない(笑:「吐血」「とか「筋肉」とかetc・・・)。でもそれで覚えちゃったよ(≧▽≦)
今回唯一物足りないといえば、「最強キャラ:帰蝶さま」があまり登場しなかったことでしょうか。最強のボケキャラが居なかったのでちょっと寂しい(まぁ戦の話ですから登場しないといえばしないんですが)。
最終回でさみしい限りですが、今度は姉川の戦いがあるので、また時期を置いて放送してくれるのではと期待して待っています!
『メイドインアビス』:漫画原作のアニメ化でした。
「アビスの大穴」と呼ばれる縦穴を進み、貴重な遺物を持ち帰る探掘家。その中でも一番の「白笛」と呼ばれる探掘家の一人だった母親を探しに最下層へ向かおうとする探掘家の卵のリコと、彼女に助けられた謎のロボットの少年:レグの二人の冒険物語。上層負荷による身体や精神への影響を受けながら第4層まで降りられましたが、そこで毒を持つ猛獣の攻撃を受けたリコが生命の危機に。それを見ていた慣れ果てのナナチに救われ、ナナチとともに第5層へ向かう―――という最終回でした。
まずすごいな、と思たのが背景の描き込み。とにかく細かいですよ!「穴」をテーマにした作品だからかと思うのですが、光の射し方や影の移り変わりとか、色遣いの細かさで時間の経過や場所の特徴が視聴者にすごく伝わってくる。そしてキャラクターの可愛さに反して、描写は際限なくエグイ。普通だったら絶対画面に見せない汚物(嘔吐とか失禁とか、あるいは生き物の内臓とか)や、肉体の骨折・流血なんかも絶対手を抜かない。・・・多分これを見せていなかったらこの探掘(冒険)の辛さや苦しさは伝わってこなかったです。「あー、行ったのね、着いたのね」くらいで。「こんな酷い思いをしてまで・・・」とキャラクターと一緒に潜っていく気分になれたのは、こうしたことを隠さなかったからだと思います。嫌な人にとっては辛かったかもしれませんが、リアリティを伝えることはとても大事かと。
ストーリーも容赦ないです。現実の厳しさを身をもって教えてくれたオーゼンさんやナナチの存在も貴重です。ミーティが亡くなった(消滅させた)シーンはもうボロ泣きでしたよ(ノД`)・゜・。 あんなに泣いたのって、多分フランダースの犬見た時以来じゃないかと思うくらい。
厳しさが沢山あるからこそ、優しさが身にしみてわかります。2期やって欲しいな~。単純に「冒険アニメ」じゃなく道徳アニメとしても役立つと思いますよ。
『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』:かなり以前に放送したカードゲーム原作のアニメ化の第2期シリーズ。今回は竜族の娘:ニーナが主役。
かっこいい男性に近づかれるだけで赤の竜に変身してしまうニーナ。首都でバッカスのところでやっかいになりながら暮らしているうちに、ある男性と知り合い恋をする。だがその男性こそこの国を圧政する国王:シャリオス17世だった。恋と非常に苦しむニーナだがやがて国王の暴君に虐げられてきた悪魔たちの代表:アザゼルが起こした反乱をきっかけに天界からも攻撃を受け、王都は混乱に陥る。しかしシャリオス17世の本当の目的は復活しつつあるバハムートを抹消することだった。やがて復活したバハムートが王都を廃土と化す。だが命を懸けてバハムートと戦うシャリオス17世にニーナも力を貸し、バハムートを打ち砕く―――というストーリーでした。
最初の方は暢気に笑える話というか、ほのぼのシーンが多くって「前回とは違ってお気楽展開だな~」と思っていたらとんでもなかったです(哀) アザゼルの反乱から始まってムガロ(エル)の覚醒と死、その母ジャンヌの悲しみと怒り、圧政を繰り広げるシャリオス17世、彼に従いながらも必死に間違いを説くカイザル、陰に日向に暗躍するファバロ。最終的にはシャリオスの目的はバハムートを倒し、のちの世に禍根を残さないという犠牲心による戦いだったことに神も悪魔も理解をしましたが、その代償が多すぎました。前作の主役だったカイザルが命を落とすし、まだ子供のムガロも殺され、シャリオスは視力を、ニーナは声を奪われました。それでも前向きに生きるニーナはやっぱり天性の希望を持っているいい子でした。最後はバハムートが復活したような…崩れ去ったのか…!?どっちとも取れない終わりだったのが歯がゆい。あれ以上もう暴れんで欲しいですね。
『僕のヒーローアカデミア』:ジャンプ連載の漫画アニメ化第2期でした。
今回は雄英高校の運動会…といっても普通じゃない!大バトルの激戦と、『社会体験』と『期末試験』の3つが主なストーリーでした。
主人公の出久君がだんだん強くなってきましたね。心身ともに。でも今回は体育祭では出久君以上に轟君の葛藤と父を乗り越えるための成長、飯田君の兄のように戦う姿勢、そして爆豪くんと出久君の間にある亀裂と修復がテーマだったと思います。相変わらずヴィラン死柄木弔がなにかとオールマイトを倒すために邪魔しに来ますが、多分雄英高校のみんなが討ち果たすんじゃないかと・・・
前回までは割と個々の戦いというか主張が強かった気がしますが、みんながそれぞれ自分の中に抱える問題を乗り越えていっているので、今度は協調から共闘になっていくんじゃないかと思います(原作読んでいないのであくまで自己予想)。
もうすでに3期目が決まっているようなので、また続きみてみようと思います。
『戦姫絶唱シンフォギアAXZ』:こちらのシリーズも長いですね。4期目です。
今回はパヴァリア秘密結社という錬金術師たちによる「不完全(人間)を完全に仕立て上げる」という神に対抗しようとするアダムを中心とした組織が敵。完璧な自分たちが神にとっては面白みがない存在(成長がない)と言われたが故、人間たちを完ぺきにしてしまうために3人の錬金術師が先兵となって、奏者と戦うストーリーがメインでした。
途中キャラクターそれぞれの過去に抱えた心の傷を浮き彫りにされましたけれど、ちゃんとそれぞれが仲間の力を借りながら乗り越えていけました。最終的にはアダムに利用されただけだった錬金術師・サンジェルマン、プレラーティ、カリオストロも自分自身にちゃんとした目的があり、ただの操り人形ではなく己が目的の遂行に殉じました。今までのストーリー展開から、この3人も利用されていただけと気づいたときに、味方になるかな…と予想していましたが、それはなかった。お約束な展開になると思っていましたが、意外や意外でしたね。
今回のストーリーは実は第2期のマリアたちの話とつながっていましたので、途中なかなか思い出せなくて難儀(苦笑)しました^^;
あと最後で響が神の力に吸収されそうになったものの、見事にそれから脱し、ジェネレーション・エクスドライブを成功させてアダムを完全に討ち果たしました。けれど・・・この力、実は後天的に響が力を浴びてしまったが故に神の力に見初められましたけれど、実はその時未来ちゃんもいたんですよね。未来ちゃんは1期のときシンフォギア奏者に一時的になりましたが、指令の予想だとあの時だけではなくもしかしたらこの後も、彼女が善きにつけ悪しきにつけ、この物語のキーパーソンになってきそうですね。
―――ということで、次は第5期へ。放送とか制作予定については番組内では発表していませんでしたが、最終回を見る限り、完全に引っ張っているので、続編の発表も近いのでは…と思います。
一昨日「ラピュタ」見ていた時から、ちょっと寒気があったんですが、とりあえず上着はおって見ていたんですけど、段々頭痛が酷くなってきて。。。
今朝起きたらもう頭ガンガンどころじゃない(--;) 薬飲んで寝た割には全然下がらず、結局殆ど何もできないまま空しく一日が終了。
そんな今日もあんまり体調良くないので、寝つつちょっとテレビ見つつ。
ぼんやりしてますので、感想も一言ずつですがとりあえず見た感想ちょっと。
『18if』:プレイしたことないんですが、スマホゲームのアニメ化作品で、スマホ同様一話完結オムニバスストーリーでした。
眠り姫症候群となって眠り続け、夢世界では不思議な力を行使している"魔女"達がいる。その全員が女性の中、なぜか主人公の月城 遥人はその病に落ちた女性の夢に入ることができる。そこで出会った妹が病にかかっていて、彼女を救おうとしている博士、そして謎の少女:リリーと共に、病の魔女たちを救い出し、眠りから覚まさせる、というストーリーでした。最後は実は遥人は現世では昏睡状態に陥った人物であり(病気ではなく事故で)、最後はこの病を起こした要因である「イブ」と共に神の世界(つまりリアルでは死亡した)に向かい終了となりました。
一話ずつ完結ですが、結構涙をそそられる作品もあったり、笑い話的なものもあったり。人間の弱い部分を巧みについてくるところをどう克服するか。現代人の悩みへの応援のようでした。タイトルの18の意味がいまいちアニメではわかりませんでしたが、それ以上に気になったのが、キャラデザが後半に行くごとにどんどん崩れていって、最終話2話は、一コマごとに輪郭やら頭身まで変わって、正直見ているのがきつかった これだけは残念でした。
『バチカン奇跡調査官』:ミステリー小説のアニメ化でした。バチカンに日々送られてくる奇跡が本物かどうかを科学的に見極める調査官、平賀とロベルトのコンビが現地に赴き事件を解決する―――というストーリーでした。
奇跡調査と言いつつ、ほぼそこで起こる殺人事件の解明がお仕事でしたね。科学の達人:平賀と解読マスターのロベルトがいれば、ほぼ警察の出番はなし(笑) まぁ彼らに逮捕権限はないので最終的には警察と同行でしたけれど。でも奇跡と事件を双方から科学的に解き明かすという観点は、今まで見たことなかったので、すごく面白かったです。理屈好きな人には向いているけど、奇跡というものはほぼ感性によるものなので、信仰深い人には気持ちが落ち込むかも。嫌な伝承とかが科学的に解明されるのはありがたいですけれどね。ミステリー好きな人は新たな感性が加わって面白いと思います。
『地獄少女 宵の伽』:こちらも3シリーズ目ですね。人の恨みを代わって晴らすお嬢こと地獄少女:あい。彼女に依頼された恨みを晴らし、地獄へ送る。このパターンは全く変わりないんですが、回を追うごとにあまりにも人間の汚い部分が暴露されて、加害者が苦しみを思い知らされながら地獄へ向かうのをみると、なんかすっきりする。「水戸黄門」みたいに「最後は正義が勝つ」みたいなパターンですが、決して正義でも勝者でもない。だって依頼した人間も地獄に行く決まりですから。それでも恨んだ相手を地獄に送りたくなるくらい、現在(昔もかもしれませんが)陰湿で酷いものが多いですよね。地獄より生きているときの方がもっと地獄。・・・昔はお寺とかでお坊さんが子供たちに「こういうことをすると地獄へ落ちるよ」みたいな道徳を教えていたようですが、現代の人にはなかなか通じないですよね。リアルに目を向けなきゃいけないものが多すぎて。想像が働かない。でもこうした作品を通して「へぇ~」で終わらず、ちょっと真摯に受け止められるといいなぁ・・・。
『時間の支配者』:中国の漫画原作のアニメ化です。時間を食べる計という存在を倒すために存在するクロノス。そこに所属するヴィクトと霧。弟と兄かと思えるこの二人は実は親子で、父親のヴィクトは時間を食われ、10代後半くらいの年齢になってしまっている。父の時間を取り戻すにはヴィクトの時間を食った計を倒さねばならない。それを追ってヴィクトと霧、やがて自称ヴィクトの妻:ミーナとクロノスの命で行動を共にするブレイズが加わり、一行は計を倒す旅を続ける―――というストーリーでした。
目的は上記の通りなんですが、アニメでは実際に計と戦った回数はそんなに多くなかったです。最初とヴィクトの過去にまつわる話の時くらいで。ヴィクトは見た目だけじゃなく精神的にも記憶も時間通りに食われたようで、冗談好きな弟の面倒を見る霧、という構図の方が多かった(笑) 実力的にはヴィクトのほうが上でしたけれど。で、そこにヴィクトしか見ないミーナが加わり、更に霧の面倒が増えると。。茶化すヴィクトと揚げ足取りのミーナに素直じゃない霧。この3人と全然違う「悪」を語る純粋無垢(笑)なブレイズさんが、ある意味お休み処でしたv あんまりチームプレイもなかったし、できたらそっちが見てみたかった。最終回でちょっとそれっぽくなりましたが、いわゆる「親子」というか「相棒」というか「けんかしているけれど実は相方のことは一番よくわかっている」という信頼描写があると嬉しかったです。アクションは文句なくすごかったです。
『RWBY』:アメリカで制作されたCGアニメです。以前から劇場で期間限定で公開していたもの3部作が今期TV初お目見え。
主人公のルビー・ローズ はグリムという謎の生命体を退治する存在であるハンターに憧れ、両親と同じくハンター養成所であるビーコン・アカデミーへ姉のヤンと共に入学する。そこで出会ったワイスとブラックともにチームを組むようになりリーダーに指名される。その一方ビーコン入学前から何かと因縁のある敵:ローマンとの戦いを繰り返すが、やがてローマンの後ろに存在する組織がアカデミー潰しにビーコンに襲い掛かる。そこでルビーたちは戦うもヤンは右腕を無くし、ブラックは行方不明、ワイスは親に連れていかれ、同じ生徒だったピュラは組織の一人シンダーに殺される。ビーコンは壊滅しヤンは戦えなくなる。ピュラ殺害を目撃したルビーは謎の力に目覚めるが、その記憶はない。しかしピュラや姉の敵を取るため、ルビーは他の仲間たちと共に出立した―――というところまででした。
見ていて本当に「アメリカだな」と思うところが多々あり。日本のアニメだと絶対あるのが「ガヤ」と「ナレーション」「BGM(効果音も含め)」なんですが、それが全然ないんですよ。他の町ゆく人とか車が通ってもその音がないし、解説なしに話が進む・・・アメリカの映画って確かにそうだなと。BGMはままありますが、普通にあるはずの生活音はない。最終回でナレーションは少しありましたけれど。でもだんだん見ていて慣れた(笑) そしてキャラクターのリアクションはまさにアメリカ!CGだしキャラクターもアメコミに比べると日本チックな感じですが、それでも動くと納得。ハリウッドっぽいです。でもアクションは時間をたっぷりとって丁寧に作られていましたし、ストーリー展開も息をのむようなところもあって、面白かったです。現在も続きが上映されているようなので、またTVでもいずれ放送されると思って楽しみに待ちたいと思います。
『信長の忍 金ヶ崎編』:5分アニメの神様:大地監督のパワー炸裂のギャグアニメ第2期でした。今回は有名なあの「金ヶ崎の退き口」をメインに構成されていましたが、相変わらず面白すぎ!(大爆笑) 内容自体は深刻なはずなのに、大地監督の手にかかればどんな有名武将もお笑いに。最近は信長さままでボケるようになってきたので、千鳥がボケられませんね。お陰様で武将さんへの親近感はめっちゃ沸きますが、記憶のされ方が全然立派じゃない(笑:「吐血」「とか「筋肉」とかetc・・・)。でもそれで覚えちゃったよ(≧▽≦)
今回唯一物足りないといえば、「最強キャラ:帰蝶さま」があまり登場しなかったことでしょうか。最強のボケキャラが居なかったのでちょっと寂しい(まぁ戦の話ですから登場しないといえばしないんですが)。
最終回でさみしい限りですが、今度は姉川の戦いがあるので、また時期を置いて放送してくれるのではと期待して待っています!
『メイドインアビス』:漫画原作のアニメ化でした。
「アビスの大穴」と呼ばれる縦穴を進み、貴重な遺物を持ち帰る探掘家。その中でも一番の「白笛」と呼ばれる探掘家の一人だった母親を探しに最下層へ向かおうとする探掘家の卵のリコと、彼女に助けられた謎のロボットの少年:レグの二人の冒険物語。上層負荷による身体や精神への影響を受けながら第4層まで降りられましたが、そこで毒を持つ猛獣の攻撃を受けたリコが生命の危機に。それを見ていた慣れ果てのナナチに救われ、ナナチとともに第5層へ向かう―――という最終回でした。
まずすごいな、と思たのが背景の描き込み。とにかく細かいですよ!「穴」をテーマにした作品だからかと思うのですが、光の射し方や影の移り変わりとか、色遣いの細かさで時間の経過や場所の特徴が視聴者にすごく伝わってくる。そしてキャラクターの可愛さに反して、描写は際限なくエグイ。普通だったら絶対画面に見せない汚物(嘔吐とか失禁とか、あるいは生き物の内臓とか)や、肉体の骨折・流血なんかも絶対手を抜かない。・・・多分これを見せていなかったらこの探掘(冒険)の辛さや苦しさは伝わってこなかったです。「あー、行ったのね、着いたのね」くらいで。「こんな酷い思いをしてまで・・・」とキャラクターと一緒に潜っていく気分になれたのは、こうしたことを隠さなかったからだと思います。嫌な人にとっては辛かったかもしれませんが、リアリティを伝えることはとても大事かと。
ストーリーも容赦ないです。現実の厳しさを身をもって教えてくれたオーゼンさんやナナチの存在も貴重です。ミーティが亡くなった(消滅させた)シーンはもうボロ泣きでしたよ(ノД`)・゜・。 あんなに泣いたのって、多分フランダースの犬見た時以来じゃないかと思うくらい。
厳しさが沢山あるからこそ、優しさが身にしみてわかります。2期やって欲しいな~。単純に「冒険アニメ」じゃなく道徳アニメとしても役立つと思いますよ。
『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』:かなり以前に放送したカードゲーム原作のアニメ化の第2期シリーズ。今回は竜族の娘:ニーナが主役。
かっこいい男性に近づかれるだけで赤の竜に変身してしまうニーナ。首都でバッカスのところでやっかいになりながら暮らしているうちに、ある男性と知り合い恋をする。だがその男性こそこの国を圧政する国王:シャリオス17世だった。恋と非常に苦しむニーナだがやがて国王の暴君に虐げられてきた悪魔たちの代表:アザゼルが起こした反乱をきっかけに天界からも攻撃を受け、王都は混乱に陥る。しかしシャリオス17世の本当の目的は復活しつつあるバハムートを抹消することだった。やがて復活したバハムートが王都を廃土と化す。だが命を懸けてバハムートと戦うシャリオス17世にニーナも力を貸し、バハムートを打ち砕く―――というストーリーでした。
最初の方は暢気に笑える話というか、ほのぼのシーンが多くって「前回とは違ってお気楽展開だな~」と思っていたらとんでもなかったです(哀) アザゼルの反乱から始まってムガロ(エル)の覚醒と死、その母ジャンヌの悲しみと怒り、圧政を繰り広げるシャリオス17世、彼に従いながらも必死に間違いを説くカイザル、陰に日向に暗躍するファバロ。最終的にはシャリオスの目的はバハムートを倒し、のちの世に禍根を残さないという犠牲心による戦いだったことに神も悪魔も理解をしましたが、その代償が多すぎました。前作の主役だったカイザルが命を落とすし、まだ子供のムガロも殺され、シャリオスは視力を、ニーナは声を奪われました。それでも前向きに生きるニーナはやっぱり天性の希望を持っているいい子でした。最後はバハムートが復活したような…崩れ去ったのか…!?どっちとも取れない終わりだったのが歯がゆい。あれ以上もう暴れんで欲しいですね。
『僕のヒーローアカデミア』:ジャンプ連載の漫画アニメ化第2期でした。
今回は雄英高校の運動会…といっても普通じゃない!大バトルの激戦と、『社会体験』と『期末試験』の3つが主なストーリーでした。
主人公の出久君がだんだん強くなってきましたね。心身ともに。でも今回は体育祭では出久君以上に轟君の葛藤と父を乗り越えるための成長、飯田君の兄のように戦う姿勢、そして爆豪くんと出久君の間にある亀裂と修復がテーマだったと思います。相変わらずヴィラン死柄木弔がなにかとオールマイトを倒すために邪魔しに来ますが、多分雄英高校のみんなが討ち果たすんじゃないかと・・・
前回までは割と個々の戦いというか主張が強かった気がしますが、みんながそれぞれ自分の中に抱える問題を乗り越えていっているので、今度は協調から共闘になっていくんじゃないかと思います(原作読んでいないのであくまで自己予想)。
もうすでに3期目が決まっているようなので、また続きみてみようと思います。
『戦姫絶唱シンフォギアAXZ』:こちらのシリーズも長いですね。4期目です。
今回はパヴァリア秘密結社という錬金術師たちによる「不完全(人間)を完全に仕立て上げる」という神に対抗しようとするアダムを中心とした組織が敵。完璧な自分たちが神にとっては面白みがない存在(成長がない)と言われたが故、人間たちを完ぺきにしてしまうために3人の錬金術師が先兵となって、奏者と戦うストーリーがメインでした。
途中キャラクターそれぞれの過去に抱えた心の傷を浮き彫りにされましたけれど、ちゃんとそれぞれが仲間の力を借りながら乗り越えていけました。最終的にはアダムに利用されただけだった錬金術師・サンジェルマン、プレラーティ、カリオストロも自分自身にちゃんとした目的があり、ただの操り人形ではなく己が目的の遂行に殉じました。今までのストーリー展開から、この3人も利用されていただけと気づいたときに、味方になるかな…と予想していましたが、それはなかった。お約束な展開になると思っていましたが、意外や意外でしたね。
今回のストーリーは実は第2期のマリアたちの話とつながっていましたので、途中なかなか思い出せなくて難儀(苦笑)しました^^;
あと最後で響が神の力に吸収されそうになったものの、見事にそれから脱し、ジェネレーション・エクスドライブを成功させてアダムを完全に討ち果たしました。けれど・・・この力、実は後天的に響が力を浴びてしまったが故に神の力に見初められましたけれど、実はその時未来ちゃんもいたんですよね。未来ちゃんは1期のときシンフォギア奏者に一時的になりましたが、指令の予想だとあの時だけではなくもしかしたらこの後も、彼女が善きにつけ悪しきにつけ、この物語のキーパーソンになってきそうですね。
―――ということで、次は第5期へ。放送とか制作予定については番組内では発表していませんでしたが、最終回を見る限り、完全に引っ張っているので、続編の発表も近いのでは…と思います。