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黄帝内経素問 血氣形志篇 第二十四 第三節 語句の意味 2-2

2013-04-08 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 血氣形志篇 第二十四

第三節

 欲知背兪、先度其兩乳(間)、中折之。更以他草度去半已。即以兩隅相拄也。乃擧以度其背。令其一隅居上、齊脊大椎、兩隅在下。當其下隅者肺之兪也。復下一度心之兪也。復下一度左角肝之兪也。右角脾之兪也。復下一度、腎之兪也。是謂五藏之兪。灸刺之度也。

 

語句の意味 2-2

 

即以兩隅相拄也 鍼灸医学大系語句の解

本文の意味するところは、両乳の間を度って其の四分の一を切り取った残りのものを三つにおり曲げて、其の両隅を支えとめることである。

 

隅=グウ。スミ。かど。かたすみ。はずれ。品行方正なこと。

 

鍼灸医学大系語句の解

隅とは所謂すみで二つの線によって囲まれた部分である。したがって草を三折りにして両隅を拄すれば正三角形となり、三隅のものができることになる。

 

乃=ダイ。ナイ。スナワち。そこで。さて・これ。はじめて。ナンジ→汝。サキに。ノ、助詞。それがし=某。私。その=其。しかるに。ただ。口調の上で冠する文字。

擧=擧は旧字。挙。正字の文字が無い。キョ。アゲる。高くさしあげる。高くあげる。おし進める。とり立てて使う。取る。攻めとる。ならべる。ものを言う。子をそだてる。記録する。取りあげる。没収する。とり行う。アがる→上。高くなる。鳥が高く飛ぶ。行動。たちいふるまい。くわだて。コゾって。皆。

 

其一隅居上、齊脊大椎、兩隅在下。當其下隅者肺之兪也。復下一度心之兪也。復下一度左角肝之兪也。右角脾之兪也。復下一度、腎之兪也。是謂五藏之兪。灸刺之度也

鍼灸医学大系 語句の解より

以上の文章を図示すれば下図の如くである。灸刺の度なりとは、灸や刺針をするときの規準寸法であるという意である。(底辺の角がそれぞれ肺兪・心兪・肝兪・腎兪)

第5図 カネボウ漢方経絡と経穴より

参考 鍼灸医学大系第5図(訂正 右の肝兪は脾兪とします)

実際の兪穴は左右対称になっています。

詳細は 東京 春陽堂 代田文誌著 十四経図解 鍼灸読本 p13 p19参照

鍼灸医学大系語句の解

さてこの兪穴の取り方は、今日一般針灸家の取穴法とは異なっている。これについて王冰の注には次の如く述べている。

 霊枢經及び中こく(言へんに告)に咸(みな)云う。肺の兪は三椎の傍に在り。心の兪は五椎の傍に在り。肝の兪は九椎の傍に在り。脾の兪は十一椎の傍に在り。腎の兪は十四椎の傍に在りと。此の經をぬるに草にて量るの法を則ち之を人に度るに合す。其の初度両隅の下は、約するに肺の兪に当る(約するにとは要約するにの意)。再度の両隅の下は約するに心の兪に当る。七椎の両傍は乃ち膈の兪の位なり。此の經に左角は肝の兪、右角は脾の兪と云う。殊に中こく(言へんに告)等の經と同じからず。又四度は則ち両隅の下は約するに九椎に当る。九椎の傍は肝の兪なり。經には腎の兪と云う。末(未?)だ其の源を究めず」(「」の始まり不明)と。

 臨床により再検討すべき問題であろうと思われる。

 

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