おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五
第二節
帝曰。余念其痛、心爲之亂惑、反甚其病、不可更代。百姓聞之、以爲殘賊。爲之柰何。
岐伯曰。夫人生於地、懸命於天。天地合氣、命之曰人。人能應四時者、天地爲之父母。知萬物者、謂之天子。天有陰陽、人有十二節。天有寒暑、人有虚實。能經天地陰陽之化者、不失四時。知十二節之理者、聖智不能欺也。能存八動之變、五勝更立。能達虚實之數者、獨出獨入。呿吟至微、秋毫在目。
語句の意味 2-2
化=カ。ケ。バける。姿を怪物・異物に変ずる。バかす。カえる→変。形を変える。心を変える。天地自然が万物を生じ育てる。化育。生滅させる。改める。形が変ずる。風俗が変わる。改まる。死ぬ。造物者の働き。
失=シツ。ウシナう。なくす。見うしなう。逃がす。とりおとす。死なせる。乱れる。ウせる。なくなる。過失。あやまつ。しくじる。ちがう。イツ。=佚。なくなる。それる。
理=リ。オサめる→治。整理する。さばく。処理する。処置する。玉をみがく。すじみちをつける。つくろう。修理する。区別する。飾る。オサまる。道義。道理。きめ。宇宙の本体。×気。理学。かかりあう。治の代用字。
聖智=透徹した智慧者。鍼灸医学大系
欺=ギ。キ。アザムく。だます。いつわる。
欺=天地間に起る不時の事変に遭遇しても、自分の行動を誤るようなことはない。鍼灸医学大系
存=ソン。ゾン。ある。現にある。生きながらえる。たずねる。とう=問。あらわれみとう。なぐさめる。ねぎらいとう。思う。たもつ。存在を保護する。保存。安らか。
存する者=心得ていること。鍼灸医学大系
八動=八風の変動のこと。<素問宝命全形論>「よく八動の変を存す。」。八風=①嬰児風・大弱風・剛風・大剛風・弱風・謀風・折風・凶風のこと。漢方用語大辞典。
八風=東・西・南・北・東南・西南・東北・西北の風邪、疾病を引き起こす原因となる。新・東洋医学辞書
八動の変=八節の風の変動の意である。八節とは、一年中の季節のかわり目ということで、立春・春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬・冬至の八つの節をいう。鍼灸医学大系
五勝=①五臓の精気が勝利を得ること。これより五臓の気の相勝を用いて治療を行う。たとえば、肺(金に属する)の病は脾胃(土に属する)を調補して治療する。いわゆる「土を培して金を生ず」である。
<素問至真要大論>「必ず五勝を先とし、その血気を疏し、それを調達せしめれば、和平に至る。」
②五行の相剋をいう。四季の五気に偏勝があると、その勝つところの臓を剋する。たとえば、春時、本気が偏勝すれば、脾臓を剋するなどである。
<素問宝命全形論>「よく八動の変を存すれば五勝こもごも立つ。」
<黄帝内経素問王冰注>「八動とは八節の風の変動を謂う。五勝は五行の気の相勝するを謂う。立つとは其の王する時に当るを謂う。変とは気至りて変易するを謂う。」
鍼灸医学大系 語句の解
王冰の注には「存とは心に存するを謂う。達とは明らかに達するを謂う。呿とは欠呿を謂う。吟は吟嘆を謂う。秋毫目にありとは細にして必ず察するを謂うなり。
八動とは八節の風の変動を謂う。五勝とは五行の気の相勝つを謂う。立つとは其の王する時に当るを謂う。変とは気至って変易するを謂う。
是の三者を知るときは則ち応効明著にして速かなることなお影響の如し。此れ皆神の独り出で独り入るなり。亦鬼霊能く召遣するに非ざるなり」とある。
立=リツ。リュウ。タつ。立ちあがる。起きる。波や煙があがる。あらわれる。神経がいらだつ。する。定まる。しっかりと動かない。作られる。立場が十分にできる。とげなどがささる。時期が来る。出発する。はじまる。あたる。用にたえる。声がよくとおる。湯がわく。なくなる。よくできる。神経がとがる。時が過ぎる。タてる。まっすぐにする。起こす。作る。作り定める。しめる「戸を立てる」。つきさす。役立てる。お茶を飲めるように用意する。続ける。タチドコろに。すぐに。枡目の単位、リットル。
鍼灸医学大系 語句の解
*そこで本文にいう「五勝更々立つ」とは「五行の相生相尅の変化に遭遇してもびくともすることなく、ちゃんと安定して対応して行く」という意である。王冰の「立つとは其の王する時に当るをいう」という解説は明確でない。
達=タツ。至る。通る。みぬく。しとげる。あまねく。俗世間にこだわらずに超越し、大局からみる。賢人「先達」。世間によく知られる。大通り。進める。よろしい。共通。ほしいまま。
*數=次々につなぐ動作のことで、つまり連なって起って来る変化の順序法則の意である。鍼灸医学大系
獨出獨入=「自信をもって行動する」という意である。鍼灸医学大系
呿=去に欠(きょ)に同じ。口を張ること。口を張って気を運ぶこと。あくびをすること。<霊枢本輸>「呿して欠することあたわず。」
吟= 。吟は俗字。ギン。ウタう。詩歌を歌う。詩歌を作る。虫や鳥が鳴く。ヨむ。諷誦。うめく。苦痛にたえかねて声をたてる。詩歌の題の一種。
秋毫=秋になって、先が細くなって、見えにくくなった獣の毛。少し。わずか。細い。
漢方用語大辞典、明解漢和辞典、鍼灸医学大系黄帝内経素問
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