25年ほど前から、父親と親交が始まったモンゴル人のBさんが、予て帰化申請をしていたが先月、家族揃って日本国籍となる。
Bさんは、北京放送の元アナウンサー、奥さんは中国系ベトナム人だった。
そして苗字は、わが一族の名前となった。一人娘は、モンゴル名 ソロンガちゃん(小2)、虹という意味だ。日本名は虹にちなんでナナ。僕の妹の命名である。
そのナナちゃんは8歳にして、4ヶ国語(モンゴル、日本、英、中国)を操り、幼くして自己のアイデンティティに懊悩することがあるそうだ。
家長のBさん、朗らかなインテリ。僕のことは早くも「アニキー」と呼ぶ。弟を持たないから新鮮であり、恥ずかしくもある。
父も自由に動けなくなった今、僕が親交を更に深める役目になったわけ。