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僕が12歳で中学校の寄宿舎に入った時、上級生は5学年いて、それなりの通過儀礼(またの名はシゴキ)は体験した。今の世なら、マスメディアに取り上げられるようなことまでね。
この映画を観ての驚きは、お洒落スマート文化かと思っていたフランスの大学でも、そんな文化があるんだね、ということ。しかもかなりエグい通過儀礼。
両親とも獣医で、家族はストリクトなベジタリアンの家に次女として生まれ、獣医になるべく両親の母校に入学した娘。上級生には姉もいる。
新入生への荒々しい伝統行事の最中に、肉を口中に入れられる。
それからというもの、肉食に対するアペタイトが
抑えきれなくなるストーリー。
でもそれは、主人公個人のサガではなく...
重く、生々しい作品。鑑賞した日から、見た目で肉と判別できる物を受け付けなくなっています。
このままベジタリアンでいくべし?