おやじシンクロチームの奮闘記。フランス映画つづきだが。
シンクはthinkではなくsink。主人公はうつで2年間仕事をしていない。他の7名も私生活はsinkしっ放しのワケありびとばかり。
特に僕が食いついたのは、ロックンローラーへの夢を捨てられないオヤジ。当然離婚していて、違法駐車のトレーラー暮らし。高校生の娘とは、元妻が決めた時間しか会えない。だが、普段は娘の学校の食堂で働いているのだね。笑
コーチは飛び込み板の上で、タバコをふかしながら指導する。元はシンクロ女子デュエットの有名選手、そしてアルコール依存者。
恋人に振られ、途中コーチ業を続けられなくなる。
コーチが通うAA(アルコホリック アノニマス)ミーティング、かつて僕も通いました。
そしてこの作品では、さいごノルウェーに移動するのだが、人間同士のからみばかりでなく、北欧の息を飲む景色を見せてくれる。
昨年?からシンクロナイズド・スイミングはアーティスティック・スイミングと名前がかわったが、この映画はまさに中年以降の僕とシンクロしてしんみり。
全体は笑いどころ満載の作品。