くるいむさし。〜限定の二文字に抗うことのできない僕のサガ。
見終わって正直なところ、疲れのみが残った。
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見終わって正直なところ、疲れのみが残った。
宮本武蔵の400人斬りと言えど、アクロバティックなアクションがあるわけではなく、斬り込んで来る刀をふり払って、剣で相手の頭を叩く所作が延々と続いて行く。
山﨑賢人目当ての方々は、肩すかしをもらうことになるでしょう。冒頭とラストに少し登場するだけだから。
見せ場という見せ場はないが、77分の長回しに、休む間もなく殺陣をし続けた坂口拓という役者は、怪物と言うしかない。
殺陣ができる役者を400人も揃えられる筈もなし。斬られて血しぶきをあげた役者が繰り返し出てくるのは、ご愛嬌である。
ただ、来たる場面で何かドラマチックなことがあるのか?の期待でまどろむ暇もなかったことは確かです。