池袋・新文芸坐2本立てで、1985年公開の2作品を観てきました。
嬉しい恥ずかしR18指定作品。
直近『スパイの妻』の黒沢清監督もピンクからスタートしたのです。
朝イチの回は『神田川淫乱戦争』約60分。タイトルを書くのも気が引けちゃうが、
グチャグチャなエロではなく、サッパリしたお色気作。一番の発見は、
制作に関わった若き日の周防正行監督が、ちょい役で出ていたこと。
エンディングのクレジットはなし。何と、黒沢清自ら出演者と制作スタッフ名を読み上げてオワリ。
正午からの回は、洞口依子デビュー作『ドレミファ娘の血が騒ぐ』。
ストーリーは大学が舞台だが、役者全員のセリフが、地に足がついてないと言おうとか、不思議系と言ったらいいか?
1985年の僕は30歳、あの頃の世相が思い出され心中で苦笑。
洞口依子の可愛らしさと、故伊丹十三の怪優ぶりが印象的。伊丹万作の子・伊丹十三が世に出た時は、一三
という名前だったような。
この日の新文芸坐は、作品の性質上かレディースシートが設けられていた。観客女性は1名。
R18作品とはいえ、この2作品程度のエロ感では、何も女子シートを設置せずともと、思うのだがね。