落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

麻生内閣誕生

2008年09月24日 | 政治・外交
「なりたくてなったんじゃない」「相手の嫌がることは云わない、しない」とウジウジ暗い雰囲気がようやく晴れたのはよかった。
閣僚名簿を自ら発表し、選んだ理由も端的に述べ、リーダーシップをアピールした。
外交もおそらく麻生カラーを発揮しそうな感じで期待したい。

記者会見で印象深かったのは、当たり前のことだが、
「1つ、国民本位の政策を進めること。そして、官僚は使いこなすこと。3つ、まあ、いろいろ言っていくと、注文的にはありますが、国益です。省益ではない国益を担当。これが一番。国益に専念する。これが一番だと思っております。」 と言っている。シナ、朝鮮半島に向いていた福田内閣とは明らかに違うところと思いたい。

野党の反応は、相変わらず低次元のけなしで、曰く
「安倍内閣と似たお友達内閣」(菅代表)、
「どなたが(首相に)なっても同じことだ。(政治の)中身が変わるわけじゃない」(小沢党首)、
「麻生首相は『雲の上の総理』で、国民生活の困窮から最も対極にある人だ。自民党政治は賞味期限が切れたのにラベルを貼り替えた賞味期限偽装内閣だ」(福島瑞穂社民党党首)、
「国民生活が抱える問題の中で、何を重点に解決するのかメッセージが伝わってこない。論功行賞と親しい人を起用した」(国民新党の亀井久興幹事長)
等々

【麻生太郎新首相会見】2008.9.24 20:11 産経
(前略)
 --自民党総裁選を通じて政党間協議の必要性を訴えて、民主党の小沢一郎代表との対決姿勢を強めたと思うが、早期の党首討論など直接小沢代表とやりとりをかわすことをしようということは考えているか

「これはもう、前回幹事長やったとき。2回幹事長やりましたんで。前回幹事長やったときにも申し上げましたし、今回幹事長に就任した今年の9月にも同じことを申し上げたと思っております。少なくともいま参議院と衆議院がねじれた状況、これ世界中見れば、そういった上院と下院がねじれているという国は、ほかの国にもあります。しかし、そこらのそういう国々では、きちんと政党間協議がなされて、きちんと国民に真に必要なものについては政党間協議をなされて、そこそこの合意がなされている。民主主義が成熟していると思っておりますが、わがほうは、なかなかさような状況にはならないということが一番の今、国民から見て不満なところだと私はそう思っております。ぜひとも党首討論、または直接対話、いろんな方法があるとは思いますけども、本会議場でも委員会でもいろいろなところで議論ができるということは大事なところだと思いますが、少なくとも二大政党というものを目指して、この小選挙区制度を採用したわけですから、われわれとしては、そういったことを踏まえて、きちんとした対応がされるためには、僕は政党間協議、また党首討論というのはものすごく必要なもんだと思って、これはぜひ訴えていかねばならぬもんだと思っています」

麻生氏は国民の不満をよく把握しているのではないか、小沢氏は正々堂々と党首討論に応じ政策論争をやってもらいたい。