落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

中国公船が日本の領海に侵入

2017年01月06日 | 政治・外交
新年明けは好天に恵まれ穏やかな3が日だった。
4日仕事始めというわけでもないだろうが、東シナ海では中国公船が日本の領海に侵入した。 先月26日以来だそうだ。
中国海警局4隻 尖閣沖の領海に一時侵入 1月4日 12時00分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170104/k10010828581000.html

4日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船4隻がおよそ1時間半にわたって日本の領海に侵入しました。4隻は、領海のすぐ外側にある接続水域を航行していて、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、4日午前10時すぎ、尖閣諸島の魚釣島の沖合で中国海警局の船4隻が相次いで日本の領海に侵入しました。
4隻は、およそ1時間半にわたって領海内を航行し、いずれも正午までに領海から出たということです。4隻は午後3時現在、南小島の南南東およそ33キロの日本の接続水域を航行していて、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは、先月26日以来で、ことしに入って初めてです。

外務省が中国に抗議
沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻が、日本の領海に侵入したことを受けて、外務省の金杉アジア大洋州局長は、東京にある中国大使館の公使に対し、「尖閣諸島は日本固有の領土だ」として、抗議しました。

中国は尖閣の歴史資料を提示しても取り合わない。
だが、中国側にほころびもある。
中国衝撃、尖閣漁船衝突 2016年8月15日(月)11時00分
遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5654.php

中国外交部(外務省)の華春瑩・報道官 Jason Lee-REUTERS
 11日に尖閣沖で起きた中国漁船とギリシャ貨物船の衝突により、中国漁民を日本の海保が救助したのを受け、中国の海警は何をしていたのかと中国のネットが炎上。面目丸つぶれの中国政府は日本へ謝意。衝撃が走った。

尖閣沖で衝突事故
 第11管区海上保安庁によると、11日5時頃、尖閣諸島沖の公海上で、中国漁船「○晋漁05891」(○:門構えに虫。みん)とギリシャ船籍の貨物船「ANANGEL COURAGE」が衝突した。日本の海上保安庁の巡視船は沈没した中国漁船の船員救助に尽力し、船員6人が救助され中国側に引き渡された。

 11日の中国メディアは、日本のメディア報道をなぞる形で、ただ単に文字で「中国側は謝意を表したとのこと」と、他人事のように書き、炎上するネットのコメントの削除に躍起になっていた。・・・・

南シナ海では周辺国の抗議も何処吹く風で、軍事基地を建設し既成事実の積み上げを行っている。いずれ尖閣もそうしたいのかも知れない。
遅まきながら日本政府はこのほど統合防衛戦略の策定にかかった。
間に合えばいいが・・・
尖閣有事へ統合防衛戦略、政府が今夏までに策定 2017/01/05読売新聞
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20170105-567-OYT1T50188.html

 政府は、沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との有事を想定し、自衛隊の対処方針を柱とする「統合防衛戦略」を今夏までに策定する方針を固めた。

 日中が衝突した場合のシナリオを作成する。自衛隊と米軍が連携して南西諸島防衛を強化するため、「日米共同作戦計画」の策定も並行して進める。日本周辺で軍事活動を活発化させる中国に対し、万全の備えを取るとともに抑止効果も狙う。複数の政府関係者が明らかにした。

 想定する尖閣有事は、「中国の漁業監視船と海上保安庁の巡視船が偶発的に衝突」「中国が監視船を一斉に送り込む」「中国海軍の艦艇が展開」「中国 空挺 部隊が尖閣上陸」といったシナリオだ。これに対し、領土・領海内の自衛権行使として、
〈1〉陸上自衛隊の地対艦ミサイルで離島に近づく軍艦をけん制
〈2〉航空自衛隊の戦闘機や海上自衛隊の護衛艦による対地射撃で敵を制圧
〈3〉陸自部隊を上陸させる――などの作戦を規定する。