落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

旭日旗

2019年10月04日 | 政治・外交
韓国が何かにつけてイチャモンをつける一つに旭日旗がある。
これを韓国では戦犯旗と云うらしい。2010年頃からエスカレートしだした。
それまでは何ともなかったから、裏で何者かが焚きつける工作員がいるのではないだろうか。
「日本の歴史と日本精神を学ぶべき」
―旭日旗は自衛艦旗であり、主権国家日本の象徴であり、戦犯旗ではない―

http://www.jfss.gr.jp/home/index/article/id/1015

日本戦略研究フォーラム 会長・政治評論家 屋山太郎

 韓国は海上自衛の旭日旗を戦犯旗とみなし、2018年10月韓国で催す国際観艦式に「旭日旗」の掲揚自粛を求めてきた。日本は折れない形を示すため参加をとりやめた。
 艦隊でも陸上部隊でも友好国同士が共同訓練するのは当たり前である。訓練のおかげで練度が上がり、戦力も向上する。米国とそれぞれ同盟条約を結んでいるから、これまで共同訓練はしばしば行われてきた。

 旭日旗は自衛隊が出発してからのマークで韓国でも過去に問題にされたことはない。「戦犯旗」だという言葉が登場し始めたのは2010年代になってから。その後エスカレートする一方になった。
 日本の自衛隊にとって旭日旗は自衛艦旗であり、所属国を示す標識であり、国の主権の象徴だから、海自が参加するとなれば徽章なしで参加するわけにはいかない。現役の海自隊員も何千何万という卒業生もこの徽章を誇ってきたに違いない。「その徽章が戦犯旗を想起させるから、参加しなくていい」というのは、国際的にも受け入れられまい。

 こう思っている最中、たまたま9月20日のBS-TBSで「旭日旗の持ち込み問題・東京五輪でどうなるか」の番組が放映された。この中のパトリック・ハーラン(パックン)発言は許せない。ハーバード大学卒のお笑い芸人として売り出しているから、パックンの思想や考え方には注意を払わなかったが、日本のことを全く理解していないことに驚いた。

 パックンの認識は「日本はホロコーストをやったドイツと同等。したがって相手が嫌がっている旭日旗の持ち込みを禁止すべきだ」「そう我慢するのが日本人のおもてなしの心でしょう」

 日本とナチスを比べるのは米国人の通弊だが、日本兵は相手が民間人と分かってわざと殺すことはしない。真珠湾攻撃がうまくいったという「戦勝記事」を覚えているがそのトップ記事の下に「民間人68人が巻き添えになった」という記事が添えられていた。これが武士道の精神というものだ。戦争が深まるにつれて、市民をも戦争に巻き込むようになったが、アメリカ人のように原爆で広島市民を20万人、長崎で10万人というような殺戮はしなかった。パトリックは日本とナチスを同一視しているようだが、ナチスは市井に暮らす女性や子供まで600万人も殺したのである。日本は硫黄島の玉砕攻撃で多くのアメリカ兵を戦死させたが、日本軍はそれ以上の戦死者を出している。日本人は名誉のためにも死ぬ。その名誉の象徴である徽章を「おもてなしの心」で遠慮しろとは暴論だ。客船が難破して、いち早く船長が逃げ出す国とはお国柄が違う。日本人には譲れるものは何でも譲る潔さを持つ。しかし精神の問題は譲れない。

 メインキャスターの松原耕二氏とコメンテイターの堤伸輔氏がパックン案にうなずいていたのは最低だ。キャスターは日本の歴史と精神を深く知れ。
(令和元年9月25日付静岡新聞『論壇』より転載)
メインキャスター等が外人のお笑いタレントに同調して頷いていたとは、何とも情けない。
五輪でもどこでも大いに振り回して応援してもらいたい。
韓国は無理に五輪参加しなければいいだけの話。
インターネット上では友好国どころかすっかり敵国になっている。